山田蘭のレビュー一覧

  • 死はすぐそばに

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    歴代のホーソーンものでも最高に好きかも
    あの古典ミステリ作家が好きなら、あーあれだと思う展開、に加え、オチは更にひとひねりあって最高です

    あと島田荘司の斜め屋敷が出てくるのもポイント高い

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    2025年11月14日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ネタバレ

    イギリスの作家、言わずと知れたアンソニー・ホロヴィッツのアティカス・ピュントシリーズ第二弾。まさかの『カササギ殺人事件』の続編。

    このシリーズは順番に読むことを強くお勧め。
    『カササギ殺人事件』が未読なら、あらすじも読まない方が良い。それくらい何も言えない作品。

    なのでまさかの続篇にも驚いたが、一度で二度美味しい前作同様の仕掛けが、どのタイミングで入ってくるか楽しみにしながら読めた。

    これまで読んだホロヴィッツ作品では、驚き度やミステリとしての良さは他作品の方が上かもしれないが、総合的にはこの『ヨルガオ殺人事件』が一番。高品質という言葉がこれほどまでに合う作品はないかなぁと。三作目の『マーブル館』も好評そうなので楽しみ。

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    2025年11月02日
  • ナイフをひねれば

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    ホーソーンシリーズ4巻目!
    今のところ、これが1番おもしろかったです。
    あらすじを読んだときから期待していましたが、期待を上回るストーリーでした。
    最初から最後まで、ページをめくる手が止まりませんでした。

    今回は、現代社会の「今」を感じる場面が印象的でした。読者に訴えかけるような内容になっているのも、とても良かったです。
    また、アンソニーとホーソーンの関係がどんどん掘り下げられていく感じがあり、
    ますます目が離せなくなったな!と思いました。

    次巻、そしてこれから出版されるであろうシリーズも、とても楽しみです。

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    2025年11月01日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    ネタバレ

    詳細な感想は下巻で。

    四年近くぶりにこのシリーズを読んだが、ホーソーンシリーズより好きかもしれない。非常に良い。
    そして、ここでくるか!というね笑

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    2025年10月28日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    本編の中に入れ子となる小説があり、その中に前日譚となる小説がある。それぞれが本格的なミステリとなっていて、非常に盛りだくさん。

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    2025年10月26日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    ネタバレ

    ・作中作と実際に起きた殺人事件とのリンクを探していく、という主人公スーザンの追体験を楽しめる作品であり、これは探偵役がいわゆる「素人探偵」である作品の特権であると感じた。本作が読者に対して「フェア」に手がかりを配置する上でも重要な役割を果たしている。
    作中作で、本物のミステリ小説よろしく表紙、帯にあるような煽り文、献辞等も挿入されていることを新鮮に感じたが、それが謎解きに一役買っていてかつ手がかりが巧みにカモフラージュされていることに感嘆した。ミステリにおけるセオリーである「『違和感』が気のせいである』ことなんてない」という感覚を自身で体験できたのも嬉しい。全て謎が解かれた今、改めて『愚者の代償』を読み直し、キーワードを彼女のように辿っていくのも一興だろう。
    その一方で、物語の真相の一端を占めるキーワードの意味に、原書でなら種明かしの場面の前に気づけたかもしれないとも思った。原書でキーワードを再び追ってみるのも良いだろう。
    「謎解きミステリほど再読の喜びが少ない形式もないだろう」とスーザンは作中で述べているが、今作からは再読の楽しみが大いに見出せそうだ。

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    2025年10月16日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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     8年前にとあるホテルで起きた殺人事件と一冊のミステリー小説の事件、この二つの類似性に気づいた女性の失踪事件など、前作から面白さはそのままで新しいアプローチが展開されていて終始続きが気になってしまった。詳しい感想は下巻で。

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    2025年10月10日
  • 死はすぐそばに

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    常にウェルメイドな現代本格ミステリで楽しませてくれる、安心・安定・信頼の作家ホロヴィッツのホーソーンシリーズ5作目。
    今回は趣向を変えて、過去の事件を扱っている。

    高級住宅地の嫌われ者が殺され、住人たち全員に動機があるという設定から、地道なアリバイ崩しが展開されるのかと思いきや、現在と過去を行き来しながら、あまりに早々と明かされる犯人、謎の有能な相棒、怪しい組織など、かなり盛り沢山の内容になっている。

    そしてシリーズ随一のトリッキーな真相の後の、今後にも影を落としそうな苦い結末。
    素晴らしい作品だが、おそらく次作は更にこれを超えてきそうな予感。

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    2025年08月27日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    前作「カサザキ殺人事件」からだいぶ経っていたから、人間関係があまり思い出せなかったが、全く問題なくのめり込めた。
    一作品で二作の推理小説が読めるとは!こな作者の才能に感服。
    作中作品の方が気になる!!

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    2025年08月23日
  • 死はすぐそばに

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    たまにドラマで出演者が副音声で解説したりしますが、その小説版。その構成をよく思い付くなぁと思うし、ご近所トラブルをここまで読み応えある物語にできる作者に感服です!

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    2025年07月31日
  • その裁きは死

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    面白かったです!犯人当てをやりたい人にとっては、このホーソーンシリーズはうってつけだと思います。並行して現れる謎、きな臭い過去、理解不能な犯行の証拠などが、上手く回収されて一つの真実に辿り着くのが気持ちいいです。目くらましの回収も巧みで、とにかく完成度が高いです。突飛なトリックやどんでん返しではない、古き良きスタイルです。

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    2025年07月12日
  • ナイフをひねれば

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    ホーソーンシリーズ4作目。
    今回はワトソン役のホロヴィッツに殺人容疑がかかり、タイムリミット付きの捜査になる。なかなか面白く読めた。

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    2025年06月21日
  • ナイフをひねれば

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    ネタバレ

    ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの4作目。
    相変わらず、文中に隠されているヒントをきちんと組み込めば、犯人も動機もしっかり判明するはずなのに、最後の伏線回収で圧倒される。俺みたいなヒネてないミステリー読者ってコスパ良いわぁ。

    ホロヴィッツ作品なので本格ミステリーの醍醐味は言わずもがな。この作品の面白みは、イギリス好みのちょとヒネ(くれ)ったユーモアが満載されていること。ホロヴィッツ(ややこしいけど登場人物の方)のダメっぷり、被害者になる演劇評論家のクソっぷり、コケにされる警察官のイヤみっぷりとやり返されるカタルシス。

    シニカルなオモロい描写に引き込まれているうちに、重要な手がかりを読まされているという…ホロヴィッツ(ややこしいけど書いている方って書くと余計ややこしい)はだから油断ならない。

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    2025年06月01日
  • アルパートンの天使たち

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    ネタバレ

    面白かった。
    メールやチャット、音声の書き起こし、小説や脚本の一部がまとめられている形式。
    その分、どれが情報として大事なのかわかりにくかったが、最後まで読めば全部必要だったなと感じる。

    途中からほんとにオカルトありきなのか?と疑うようになったので、最後の種明かしが面白かった。しかし、毎朝の電話はもうちょっと伏線欲しかったな。説明が唐突に感じたけど、前フリあったけ?読み落としでるかも。

    真相については、なぜ赤ん坊が必要だったのか?を考えるとしっくりくる。しかし、ストーリーとしてはそこらへんがぼかされていてうまかった。なぜ?よりも赤ん坊は誰?どこへ行ったのか?をアマンダが追っているので、読者もそっちに気をとられる。うまい。

    真相を守るための死人が多い。ガブリエルより悪質では?そこらへんの断罪は感じなかったけど。エリーも結局は口をつぐむことにして、記録だけ残した結論。
    委ねられてもなあって感じ。

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    2025年04月03日
  • アルパートンの天使たち

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    犯罪ノンフィクション作家のアマンダが過去に起きたカルト教団集団自殺「アルパートンの天使事件」の謎を追う。
    地文はなく、アマンダが集めた証拠や証言、チャットでの会話記録、SNSやニュースの記事など様々な資料をもとに事件を追っていく。
    読んでいて自分もアマンダと共に事件を追体験しているような気分になるのが面白い。
    証言者の食い違いや一緒に事件を追っていた同じく作家のオリヴァーの変貌、次々起こる事件の真相に関わる者の死など目が離せない展開が続く。
    伏線回収は見事!スッキリしたーと思ったら衝撃のラストが待ってました

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    2025年03月24日
  • アルパートンの天使たち

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    群○象をなでるかのごとき、≪アルパートンの天使たち≫怪事件に触れた人々の証言。この事件を題材に本を書こうと取り組むアマンダは、そんな人々の話から象を特定し、その中の自分が必要な情報を探しだそうとする。犯罪ノンフィクション作家としての伝手や手法を駆使して。
    つまり、集英社の紹介文「事件から18年、巧妙に隠蔽されてきた不都合な真相を、犯罪ノンフィクション作家の「取材記録」があぶり出す。」どおり。

    アマンダ自身が嘘やらはったりやらを噛まして立ち回る人物なので、他人の嘘やはったりも敏感に嗅ぎ分ける。そんなアマンダがその辺をくみ取りしながら、謎を解いていく過程が読みどころ。
    また、同じ事件を追うオリヴァーとは昔の因縁があるようで、それが何なのか知らずにはいられない。さらにアマンダ自身の家庭の問題も。
    ミステリー読者のさがを刺激される。

    事件の真相に迫るアマンダの身に危険が及ぶかもしれないというサスペンス付き。

    文字起こしのコメント文で、気の利いたことを言って笑わせたり、真面目にアマンダを心配したりするエリーを気に入り、エリー口調がうつってしまった。実は黒幕だったらどうしようなんて思いながら読んだ。

    最後にアマンダは、なぜあのような行動を取ったのか?など、誰かと話したいことがいくつもある。

    とってもおもしろくて、読んで後悔はないけれど、ああいう書き出しの作品は要注意だ。あまり自分好みではない結末が待ってるものだと学んだ(ほら、『カササギ殺人事件』もそうだったじゃない。『カササギ殺人事件』は愛読書だけど)。

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    2025年03月05日
  • アルパートンの天使たち

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    ネタバレ

    「ポピーのためにできること」の作者、ジャニス・ハレットの本邦二作目。好みのストーリーだったので「ポピー…」を飛ばして今作から読んでみた。

    18年前にカルト教団の中で起こった陰惨な事件「アルパートンの天使たち」。その事件録を作るために、作家のアマンダは関係者たちへインタビューを行うが、超常現象としか考えられないことや、関係者たちの証言の違い、果てはインタビューを行った関係者の死亡事故があり。。。

    いわゆる、証言や証拠書類だけで構成される作品。ジョセフ・ノックスの「トゥルー・クライム・ストーリー」もだが、この形式の小説はほぼ登場人物の会話だけでできているため、厚さの割に非常に早く読める。
    ホラー要素、サスペンス要素、ミステリ要素があり、特にホラー要素が強めで、着地点が最後の最後まで読めない。

    連続して読むには辛い形式の作品だが、たまに読みたくなるのも事実。作者のジャニス・ハレットはこの形式の作品しかないようなので、次作もぜひ出版してほしい。

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    2025年02月25日
  • ナイフをひねれば

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    面白かった!
    ずっとどこに連れて行かれるのか。
    まさかの展開の予感がちりばめられており、はらはらしっぱなし。

    事件そのものは、冒頭の方に起こる。そこからの調査、探偵パートがメイン。過去に起きたことが1つずつつまびらかになるたびに、まさかまさか、と点と点が繋がる不穏な気持ちよさ!

    ラストに向けた謎ときの爽快感は過去いちかもしれない。

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    2025年02月13日
  • ポピーのためにできること

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    「やっほー!」がこわい。。(笑)

    地の文がなく、すべてメールとメッセージアプリ、供述調書や新聞記事など、膨大なテキストで構成されたミステリ。こういうの好き!

    登場人物も多く、しかも翻訳ミステリのためかなかなか名前を覚えられず……好みはわかれるかも。
    そして、いろいろなやりとりから徐々に事件の全貌が見えてくるスタイルなので、それを冗長に感じる方も少なくないかもしれません。
    が、わたしはその全てが好みだったので、とても楽しめました。だんだん登場人物の名前、関係性やキャラクターが、一覧を見ずともわかるようになってきて、何が起きているのか、このあと起こるのか、ページをめくる手が止まらなかった。
    ページ数は多いけれど、できたら一気読みできる時間があるときに読むのがおすすめ。

    ある女性の人物像が、リアルというか、「いるいる〜(汗)」という感じでゾッとした。
    個人的には、結末の意外性を楽しむよりも、見えてくる過程を楽しむタイプのミステリかなと思いました。恩田陸『Q&A』が好きな人は好きだと思う。

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    2025年02月02日
  • アルパートンの天使たち

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    とにかく面白い。
    700ページ以上もある本なのに、1日であっという間に読み切りました。
    登場人物が多く、情報も多いので、
    ついていくのが大変ですが、かじりついて読む
    価値あります!

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    2025年01月06日