山田蘭のレビュー一覧

  • ヨルガオ殺人事件 上

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    読者にフェアなミステリーだったので満足です。

    素人が探偵行為をすることに対しての、事件関係の対応が現実的だなと思いました。
    そう思うと、他のミステリーは素人探偵に対して寛容的過ぎる?
    赤の他人がプライベートのことまで立ち入ってくるのに。

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    2024年12月28日
  • カササギ殺人事件 上

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    圧巻の一言
    「続きが気になりすぎて読む手が止まらない」が上質なミステリーへの賛辞だとしたら、それを遥かに超えて「この世界をずっと楽しみたいから読み進めたくない」とすら感じてしまう最高のミステリー
    上巻が終わった時点での感想は「これ下巻いる?あと50ページぐらいで終わるくない?」
    下巻の1ページを読んだ時点の感想は「なにこれ下巻で足りる?」
    とにかく上巻と下巻の二つの世界の絡まりが絶妙
    間違いなく現世最高のミステリー

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    2024年12月23日
  • アルパートンの天使たち

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    超★5 地の文が一切ない!ノンフィクション作家を疑似体験できるミステリー #アルパートンの天使たち

    ■あらすじ
    犯罪ノンフィクション作家のアマンダは、18年前のカルト集団が犯した殺人事件の取材を行っていた。カルト集団「アルパートンの天使たち」の大天使ガブリエルは逮捕されていていたが、事件に巻き込まれた少年少女2名と新生児1名は行方不明になっており、真相は明かさらないままだった。

    アマンダは当時の関係者に聞き込みを続けるうち、つじつまが合わない事実が浮かび上がってくる。過剰に隠蔽された事件の真相とは…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    超★5 おもろい!

    地の文が一切ない、全編メッセンジャー

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    2024年12月17日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    面白かった。
    前作カササギ殺人事件もとても面白かったので、続編も読みたくなりました。
    前作のその後からスタートするので、先にカササギ事件は読んでおいたほうがいいですね。

    前作は先に劇中劇のアティカスピュントの話からスタートでしたが、今回は先に実際の事件が起きてからいざ劇中劇が始まる展開。

    相変わらず読みやすくて頭にはいってきやすい。
    上巻読んだけどまったくどういう展開になるのかわからないな。早く下巻読みたい

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    2024年12月03日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    正直言って面白すぎる。

    前作であるメインテーマは殺人がそこまでハマらなくて、本作を読むまで1年くらい期間が空いていたけど、もっと早く読めばよかった。

    「この時点で、私はすでに手掛かりを3つ見逃し、2つ読み違えていた」

    この1行がとても粋な読者への挑戦状なんだよね。「あなたは見抜けていますか?」って

    そこの章をもう一度読み返して考察するんだけど、真相を知ったときは「やられた!!」と叫ばずにはいられなかった。

    フェアプレーで騙されるほど悔しくて爽快なものはない。

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    2024年10月04日
  • 死はすぐそばに

    匿名

    購入済み

    良い…好き…

    大好きなホーソーンシリーズ5作目。
    これまでに比べて緊迫感のあるシーンや、ホロヴィッツがドジを踏むシーンはあまり無かったものの(特に「ナイフをひねれば」はあまりに面白すぎた!)、
    今作は趣向が異なっていて、これはこれで楽しめました。

    ホーソーンとホロヴィッツのやりとりが少なくて、これを一番の楽しみにしていたから、
    正直途中までは、う〜んと思ってしまうこともありました。
    が!それ以上にエモいシーンがあったので、結果満足ですw

    とあるキャラがすごく良かった。好きだ…。
    ますますホーソーンを好きになりました。
    彼に振り回されるホロヴィッツも可愛いw

    ホーソーンについての掘り下げや、ホーソーンと

    #アツい #エモい #切ない

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    2024年09月17日
  • ナイフをひねれば

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    作品名を出すと両作品のネタバレになってしまうので伏せるけど、クリスティーのある1作品といくつかの重要な点がすごく似ていた。

    ある一言で「あれ?」と思って、謎解きのシーンでやっぱりあの作品と同じだったとわかった。
    でも謎解きのシーンではっきりわかったので、犯人当てには繋がらなかったんだけど(^_^;)

    そもそもホロヴィッツ作品は毎回犯人探しを全く考えないで読んでいる。
    考えても絶対に犯人が当たらないし、犯人当て以外の部分もすごく面白いから。

    クリスティーの「ノンシリーズ」みたいに、ホロヴィッツ作品なら多分誰も殺されなくても十分楽しめる。
    それだけ登場人物の描き方に魅力がある。

    ホロヴィッ

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    2024年09月02日
  • その裁きは死

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    『ホーソーン&ホロヴィッツ』のキャラクターが好きだなーと思ったら、私の大好きな古畑任三郎と今泉に似てる部分があるからだ。

    鋭い観察眼、変人だけど憎めない、私生活は一切見せず秘密めいている古畑任三郎みたいなホーソーン。ホーソーンは闇が深そうだけど。

    いつも損な役回りで、翻弄されて気の毒なんだけど、困ってる姿がなんだかお茶目な、今泉みたいなホロヴィッツ。
    『刑事フォイル』の撮影シーンの2人が最高だった笑
    2人とも前回よりもキャラクターの個性が魅力的になっていて、この2人のやりとりが面白い。
    ホーソーンがホロヴィッツのことを「相棒!」と呼ぶのが好き。頼りにしてなさそうに見えるけど、信頼し

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    2024年08月27日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    やっぱり面白いな〜。
    今回も『カササギ』同様にホロヴィッツ作品とアラン・コンウェイ作品の2つが楽しめる。(どっちもホロヴィッツだけど^_^;)

    今作はホロヴィッツ作品からはじまる。
    スーザンがその後どうしているか気になってた。
    やっぱりそうなるよね〜と思いながら、前回で登場人物を把握しているのでホロヴィッツ作品も面白い!

    どいつもこいつも怪しくて、これこれ〜と自分の好きなタイプでニヤニヤしてしまう。
    真面目なスーザンの妹まで怪しくて、すごく気になるけど下巻までお預けだ。

    やっとスピルバーグ監督が出てこないと思ったら、今度はアラン作品の方で巨匠が出てきた笑
    もうここまで毎回有名映画監督が出

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    2024年08月17日
  • 殺しへのライン

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    ネタバレ

    今作もいいぞー。こりゃ分からんわ。ちゃんと手がかりは出してあるのに、綺麗に誘導されました。思い返せば提示されたある手がかりには、その後触れていないのに、それを怪しいと思うこともなかった。ホロヴィッツ、流石ですね。物語も退屈する所もなく愉しかったです。

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    2024年08月08日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    ホーソーンシリーズの2作目。実直で手強いと評判の弁護士が殺害された事件を追う、ホーソーンとホロヴィッツのコンビ。

    かなり前半でホロヴィッツは「この時点で私は手掛かりを3つ見逃し2つ読み違えていた」と書く。そこからその見逃しと読み違えが錯綜し、他の情報や余計な横やりなんかも入ってきて…後半の謎解き部分でもどんでん返しがあっての結末。なるほど、してやられた!確かに怪しいやろコイツ…。

    と真犯人を充てるところは当然面白いのだが、それ以外もなかなかに面白い。ホーソーンが読書会、それも斑の紐?とか、エゲツない手法でホロヴィッツをはめようとする女警察官とその部下とか、洞窟探検事故に隠された真実とか…。

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    2024年06月14日
  • その裁きは死

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    ネタバレ

    アンソニー・ホロヴィッツ作品を読むのは3作目。これまた最高に面白かった。(この人の本にハズレは無さそうだ。)

    犯人像や、英語ネイティヴで無いと一部面白味が感じにくいところなど、エラリー・クイーンの「Yの悲劇」に通じるものがあった。(雰囲気はクリスティへのオマージュだそうだが。)

    昔の洞窟の事故が殺人の動機に絡んでいるのは間違いない、と誰もが分かっているのに、犯人が絞り込めないまま、最後の犯人当てに突入して、すべての伏線が一気に回収される、という展開はミステリー読み冥利に尽きる。

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    2024年04月21日
  • 殺しへのライン

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    ネタバレ

    ・あらすじ


    ・感想
    実は1.2作目を読んでないんだけどこれから読んでも大丈夫だった。
    同作者の他作品であるカササギやヨルガオは作品の湿度が高い感じがするんだけど、こっちはアンソニのちょっと間抜けな感じが可愛くて、そのおかげ?でちょっと雰囲気が違って面白かったな。
    犯人は分からなかったけど!
    ホーソーンはやなヤツだけど嫌いじゃない。色々謎が多そうで気になるやつだった。
    これから1.2作目を読みたい。

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    2024年03月03日
  • ナイフをひねれば

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    ホロヴィッツ&ホーソーンシリーズ4作目。

    今回はホロヴィッツが容疑者になる設定でドキドキ。
    グランショー警部の胸糞が過去一悪い。笑

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    2025年04月09日
  • ポピーのためにできること

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    久々にワクワクするけどミステリーを読んだ。
    フェミとシャーロットと一緒に謎解きをしてる感じがとても楽しい。メールのやり取りで物語が進んでいく構成は最初戸惑ったけど、キャラクターを掴んで行ったらグイグイ読めるようになった。
    結局アフリカでどんなことがあったんだ、という謎は少し残りつつも、読後感はスッキリ。

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    2023年03月25日
  • ポピーのためにできること

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    [きみたちにはなんの予備知識もない状態で同封の書類を読んでもらうのが最善と考えている。さて、これを読んできみたちはどう考えるかな?]
    冒頭、弁護士のタナーが実務修習生の2人に送ったこのメッセージから始まるこの物語。犯人探しミステリーであり読者への挑戦状でもある。書かれている大半が事件をめぐる関係者たちのメールやメモ、新聞記事やSNS投稿などで構成されていて、修習生2人と一緒になって事件を追っていく体験ができて本当に面白かったです。
    ミステリー好きな方にはすごくオススメだと思いますd('∀'*)

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    2022年11月01日
  • ガリバー旅行記

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    これは面白かった。

    有名な、小人の島への旅行記から、いろいろな島へ辿り着き、そこで暮らすという話で、旅行記の体をとっているため、まるで本当にそんな国がどこかにあるような気がしてくる。

    そして、それらの国での生活や文化を通して、人間社会の矛盾や問題が痛烈に批判されている。

    最後に出てくるヤフーへの嫌悪感がそのまま自分に返ってくるところなど、とてもよく出来ている。

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    2022年10月27日
  • カササギ殺人事件 上

    購入済み

    最高に面白いミステリー

    登場人物たちそれぞれの思いが渦巻く上巻、すぐに読み切ってしまいました。早速下巻を読みたいと思います。

    #深い

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    2022年10月23日
  • ガリバー旅行記

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    面白い本でした。先日のビブリオバトルでご紹介頂いた本。紹介されなかったら読まなかったと思います。ありがとうございました。

    ガリバー旅行記は「小人の国」を描いた童話として知られていますが、実際は大人向けの4編からなる連作小説です。
    小人の国のリリパット渡航記、巨人の国のブロブディンナグ渡航記、空中に浮かぶ島を持つラピュタ等の渡航記、馬が人間を支配するフウイヌム渡航記の4本。どれも「おとぎの国」とは程遠い国であり、それぞれの国でガリバーはひどい目に遭います。

    作家のスウィフトが生きたイギリスは名誉革命(1688年)の直後。国王の権限が制限されて、新たな勢力争いと権謀術数が渦巻く時代です。スウィ

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    2022年05月10日
  • カササギ殺人事件 上

    購入済み

    実に素晴らしい

    としか言いようがない。
    描写が丁寧で目の前に浮かぶようだ。

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    2022年04月02日