山田蘭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズものに手を出してしまった。ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの楽しみ方を完璧に教えてくれる一冊という感じだった。
緻密に隠された伏線と読み手にもフェアで驚きはあるけれど突飛すぎない結末で楽しかった。文章も読みやすく、ホーソーンのキャラクターがとてもいい仕事をしている。
登場人物は少し多めだけど、役割がはっきりしている分混乱はしなかった。
古典ミステリーと近年の読みやすく感じる本とのいいとこ取りのような作品。
強いて言えばちょっと長い。ちょっとここ読み飛ばしてもいい?って思うような描写がちらほらある。でもそういうところにこそ大事なことが書かれていたりもする。
一から読み直して伏線を味合うには少し長すぎるところだけが残念だけど、次作以降も楽しみ。追いつきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカササギ事件パートは昔ながらのイギリスのミステリーらしい上質なシルクの様な小説で、現実パートは現実らしく世知辛いミステリー。長年一緒に働いた人のあばらをけるジジイなんてみたくなかったね。
上質な小説であったことは間違いないが、帯にかいてあるように21世紀翻訳ミステリベスト第一位は言い過ぎな気がする。いや、他に何があるかと言われると海外ミステリー読んでないので答えに窮するんだけど、もっとあるやろと思う。
タイトルの頭文字のアナグラムはよくできてるなと思いましたが、名前は流石に無理だったのか日本語で読んでるとちょっとむずかしいですね。 -
Posted by ブクログ
前作、『カササギ殺人事件』から、2年後。
クレタ島で、恋人のアンドレアスとホテル経営を
しているスーザンの元に、英国から来たホテルの
元経営者夫婦が訪れ、夫妻はスーザンに、
失踪した娘のセシリーを探して欲しいと依頼。
前回、犯人に殺されかけて、あんな目に遭って
少しは懲りたのかと思っていたのに、スーザンは
全く懲りてない。
かつて彼女が編集した、名探偵アティカス・ピュントの小説『愚行の代償』の中に、8年前に起きた殺人事件の真相を見つけたと言って失踪した娘を探してくれなんて、いかにも怪しそうな依頼を、探偵でもないのに報酬目的で受けるなんて、本当にどうかしている。
アティカス・ピュントシリーズの『愚行の代償』に
ヒントがあると言われ、自分が編集を担当した
本を読み直すスーザン。ここから、アラン・コンウェイの小説、作中作の、『愚行の代償』が始まる。
登場人物の誰もが怪しく、上巻の時点では
まだ犯人の目星はついていない
(でも、あの人かも‥?)
今、BSで、この『ヨルガオ殺人事件』が
放送されており、読みながら、放送も楽しんで
観ている。でも、先に読み終わりそう‥
とにかく、続きは下巻で♪