山田蘭のレビュー一覧
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ネタバレカササギ事件パートは昔ながらのイギリスのミステリーらしい上質なシルクの様な小説で、現実パートは現実らしく世知辛いミステリー。長年一緒に働いた人のあばらをけるジジイなんてみたくなかったね。
上質な小説であったことは間違いないが、帯にかいてあるように21世紀翻訳ミステリベスト第一位は言い過ぎな気がする。いや、他に何があるかと言われると海外ミステリー読んでないので答えに窮するんだけど、もっとあるやろと思う。
タイトルの頭文字のアナグラムはよくできてるなと思いましたが、名前は流石に無理だったのか日本語で読んでるとちょっとむずかしいですね。 -
Posted by ブクログ
前作、『カササギ殺人事件』から、2年後。
クレタ島で、恋人のアンドレアスとホテル経営を
しているスーザンの元に、英国から来たホテルの
元経営者夫婦が訪れ、夫妻はスーザンに、
失踪した娘のセシリーを探して欲しいと依頼。
前回、犯人に殺されかけて、あんな目に遭って
少しは懲りたのかと思っていたのに、スーザンは
全く懲りてない。
かつて彼女が編集した、名探偵アティカス・ピュントの小説『愚行の代償』の中に、8年前に起きた殺人事件の真相を見つけたと言って失踪した娘を探してくれなんて、いかにも怪しそうな依頼を、探偵でもないのに報酬目的で受けるなんて、本当にどうかしている。
アティカス・ピュントシリーズの『 -
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ネタバレ
読み終えて最初に残ったのは、アレックス、ジェイミー、アンナの三人は、最後まですれ違ったままだったのかな、という感覚。三人それぞれの気持ちが一方通行で切ない。
全体がアレックスの視点から語られることで、二人の内心や、語られなかった出来事が読者の想像に委ねられているのがいい余韻になった。
両親を戸惑わせないように顔色をうかがっていた幼少期のアレックスに、そのままの自分を受け入れてくれた親友との出会いがあり、さらに強烈な印象を放つアンナが現れる。隠者を匿うよう押し切られて、忘れられない夏を過ごした。それがアンナの誕生日に終わり、三人は同じ秘密を抱えたままバラバラになる。
少年期にジェイミーと再会 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人に勧められて、手に取った本。
初めは、登場人物の把握に時間がかかって読み進めるのが大変だったが、
あらかた把握し終え、2つ目の事件が起きた頃にはさくさくと読み進めることができた。
住民皆が、それぞれそれなりに殺人に及ぶ動機はありそうで、誰が犯人なのか考えながら読み進めるのが面白かった。
上巻ということで、この巻は事件パートといった感じ。
下巻でピュント探偵の華麗な推理が披露されるのが楽しみ。
余命少ないピュント探偵の身体がどんどん弱っていく描写が辛かった。
残される助手の子のことも考えてしまう。
どうにかして、下巻では奇跡的に探偵の病気も治ってほしい。…無理かな。 -
Posted by ブクログ
「カササギ殺人事件」からこの本を読んで、
大丈夫なんだろうかと思ったが、
案外、大丈夫だった。
フリーランスの編集者、スーザン・アイランド
(女性)が主人公で、劇中劇の中では、もちろん
名探偵のアティカス・ピュントが主人公。
二重構造のミステリーは今作も。
「カササギ殺人事件」の最後では、殺されかけた
スーザン。今回もまた殺されそうになる。
自宅を荒らされ、飼い猫のヒューゴも殺されそうになり‥この人、なぜ懲りないのだろう。以前も
あんな目に遭ったのに‥そう、いつも一言多い。
それが性分なのだろうけど。もちろん、スーザンを殺そうとしたあの男が一番悪い。でも、犯人の手掛かりを得るために、収監先に -
Posted by ブクログ
小説の世界に浸ったまま下巻に入ると、途端に「え、こういう展開!?」
もしまだ全く内容をご存じないのであれば、私の駄文などここで読むのをやめて本編に移られた方がいいかもしれない。
そして―。
消えた結末。
ピュントとアラン。それぞれがそれぞれの場所で死と向かい合う。
あちこちにちりばめられた手がかりかもしれない種、謎。
忘れていたけれどいかに多かったことか。
その回収とともに明らかになってゆくのは、探偵とその作者の複雑な関係。
確かに編集者が怒っても不思議はない。
フィクションと現実の2層構造。読書経験多くはないけれど、今回のは楽しめました。