山田蘭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の葬儀を手配したその日に、資産家の老婦人が自宅で絞殺されるという衝撃の事件から始まるミステリーです。
元刑事のホーソーンと、作者本人であるアンソニー・ホロヴィッツが凸凹コンビを組んで真相を探ります。
この小説の最大の魅力は、作者自身が語り手として登場するメタ構造。取材から執筆までの過程が物語に織り込まれていて、「これ本当にあった話?」と錯覚するくらいリアリティがあります。
ホーソーンは頭が切れて観察力抜群だけど、とにかく冷たくて偏屈。
情報をほとんど明かさない彼に振り回されるホロヴィッツの姿がコミカルで、まるで現代版ホームズとワトソンのような掛け合いが軽快に物語を盛り上げてくれます。
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Posted by ブクログ
今やすっかり大家となった感のあるホロヴィッツ。出す作品出す作品評判がいいみたいなので期待して読み始めた。期待に違わず面白かった。
典型的なハウダニットものだが見事に作者の術中にハマり騙された。地名や街路名が本物なのでgoogle earthでストリートビューしながら楽しめたのも雰囲気が味わえて良かった。
本作はホーソンと作者自身がワトソン役で活躍(迷走?)する第一作とのこと。二人のチグハグぶりと、ホーソンの偏屈な上に人をコケにするそっけなさ(意識して演じてる?)、ホロヴィッツのいい意味で常識的で、お決まりのワトソン役がマッチして名コンビとなっている。シリーズ化されているので今後の展開が楽しみ -
Posted by ブクログ
編集者スーザン・ライランドが、名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズを巡る謎に翻弄されるシリーズの第三弾(すでに紛らわしい)。前作『ヨルガオ殺人事件』で幸せを掴んだかと思われたスーザンだったが、作者ホロヴィッツはそんな結末を彼女に与えてはくれなかった。
恋人アンドレアスとうまくいかず、クレタ島を引き払ってロンドンへ戻ったスーザンのもとへ、ある依頼が舞い込む。作者アラン・コンウェイの死によって完結したあの〈アティカス・ピュント〉シリーズの新作を担当しないかというのだ。しかも、なぜかほぼ新人の若手作家エリオット・クレイスが書くことが決定しており、版権も押さえてあるという。どことなく不安を覚えるス -
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Posted by ブクログ
ホロヴィッツが書いた劇を酷評した劇評家が殺された。
逮捕されたのはホロヴィッツ。
自分を救ってくれるのはホーソーンしかいない。
ホーソーンとホロヴィッツシリーズ第4弾。
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シリーズの中で一番読みやすかった。
スピード感もあったように感じる。
どこまでも貧乏くじを引いてしまうホロヴィッツが気の毒で、でもホロヴィッツ自身が書いているからこそ面白く読めてしまう。
『カササギ殺人事件』のことがちょいちょい出てくるのでワクワクが一層掻き立てられる。
そして、読みながらずっとクリスティの『象は忘れない』が頭をチラチラよぎった。
クリスティの匂いがするのはうれしい。
ホロヴィッツ作品をやめられないところで -
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