山田蘭のレビュー一覧
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小説の世界に浸ったまま下巻に入ると、途端に「え、こういう展開!?」
もしまだ全く内容をご存じないのであれば、私の駄文などここで読むのをやめて本編に移られた方がいいかもしれない。
そして―。
消えた結末。
ピュントとアラン。それぞれがそれぞれの場所で死と向かい合う。
あちこちにちりばめられた手がかりかもしれない種、謎。
忘れていたけれどいかに多かったことか。
その回収とともに明らかになってゆくのは、探偵とその作者の複雑な関係。
確かに編集者が怒っても不思議はない。
フィクションと現実の2層構造。読書経験多くはないけれど、今回のは楽しめました。 -
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下巻では「愚行の代償」を読み終えることができ、その後にヨルガオ殺人事件の真相へと続きました。後半になればなるほど、ページをめくるのが早くなった感じです。
作中作の「愚行の代償」は、ひとつの作品として充実していて、探偵アティカス・ピュントに魅せられました。
ヨルガオ殺人事件自体は、後半に次々と思いもよらない真実が明かされ驚かされました。
本の中に自分にしかわからない遊びや皮肉を入れ、事件の真相を隠すというアラン・コンウェイという作家を作り出した、アンソニー・ホロヴィッツ、すごい作家です。
今、放送中のBSドラマは、細かいところまでじっくりみて楽しめそうです。
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『カササギ殺人事件』の続編。
あれから2年後。アラン・コンウェイの「愚行の代償」を読んで、8年前の殺人事件の犯人が別人だと気づいた娘が失踪した。娘の両親が本の編集者だったスーザンを訪ね、その本を紐解き謎を解くことを依頼するところから、物語は動き出しました。
『カササギ殺人事件』で鍛えられたせいか、この作品の方が読みやすかったです。多くの登場人物の名前を確認しながら、スーザンと共に頭の中の整理をしている感じでした。
前作と同じく作中作も楽しめる、贅沢さです。今、BSで放送中なので、本と同時進行で楽しんでいます。でも、気になるので先に読み終わりそうですね。
と、いうわけで下巻へ······。 -
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わたし(スーザン)が、この小説(『カササギ殺人
事件』)の結末部分が無いと騒いでいるところから
始まる下巻。
上巻の『カササギ殺人事件』の犯人が誰かと
いうところから始まると思っていたので
少々驚く。
原作者のアラン・コンウェイの自殺、
彼の自殺を疑うスーザンは、彼の周りにいた
人達から話を聞いて回る。
何、この面白さ〜!!!!!!
下巻を読み出してから、頁を捲る手が
止まらない。上巻で鍛えられた(?)せいか、
するすると読めるー!
(ああ、ネタバレしたくなる)
調べていくうちに、アラン・コンウェイの
性格の歪みは、幼少時の父親による厳しいしつけが
原因の一つだと、彼の妹から聞かされる。
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ネタバレなるほどねー!
これは確かに面白い!上巻があそこで終わったということは、原稿の後半がない!で犯人当てする!という流れなのだろうなとはちょっと思ったのだけれど、作者も死んでいて、しかも物語とリンクしていって……となると面白い!上巻の犯人当てもやるのかなと思ったけれど、そちらは原稿が見つかるから犯人当てが無かったのがちょっとだけ残念かも?私の読解力がないだけかしら、どちらもやってたのかな。主人公も探偵ではないから仕方ないか。ただの編集者なんだよ、も本人が言ってたから当然なのかもしれませんが。
アンソニー・ホロヴィッツさんは男性だから、最近読んでいる女性作家さんの話と感覚が全然違うのが、好みの違いと -
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「2019年に本屋大賞翻訳小説部門 」第1位
「このミステリーがすごい!2019年版」第1位
「週刊文春ミステリーベスト10 2018」第1位
「ミステリーが読みたい2019年版」 第1位
「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位
なんと五冠達成の名作ミステリー。
名探偵アティカス・ピュントのシリーズ第九作め。ドラマ化もされています。
小説は1955年の7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀から始まります。そして受難が続きます。家政婦の死、空き巣、準男爵の死···。登場人物の誰もが何かありそうで、細かいところも逃さないように読んでいきました。名探偵ピュントの -
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ネタバレ■舞台設定が面白い
閉ざされた住宅地という空間、図面付きの挿絵によるわかりやすい位置関係、犯人は内部の人間でしかあり得ない、という舞台設定が面白く、ワクワクする。
■「挑戦」の作品
アンソニー・ホロヴィッツは常に挑戦する作家だなあというイメージがあるが、今作は特にそれを強く感じた。
①三人称視点
シリーズ5作目にして初めての三人称視点であり、挑戦している感が伺える。
②密室殺人
今作は密室殺人も扱われており、さらに挑戦している感が伺える。
③物理トリック
ここへ来て、「物」を利用したトリックが登場し、さらにさらに挑戦している感が伺える。
ただ、この物理トリックについては、「録音機能を使いま -
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『カササギ殺人事件』のときには気づかず、『メインテーマは殺人』のときには強く印象に残った、徹底的な公平さ。
今作のフェアっぷりも突き抜けていた。
あれだけ必要充分な情報を提示していて、冗長にならず、かつ謎解きの余地を残すって、すごい。
加えて今回は、物語内の作家アラン・コンウェイの人となりを知ってから彼の著作に触れているので、読んでいて感心するやら寂しくなるやらだった。
アティカス・ピュントの誠実さとかなしさを生み出した作家の内面。創作物と同じであれというのは勝手極まりない願望だけど、その、例えば優しさとか誠実さとかの解像度の高さを、実生活に利用しない理由は何だろうと思う。何もかもが解ってし -
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ネタバレ4.5
作者の次回作であったアルパートンのほうから先に読んでいたので、ある程度予想は付いてたけど、途中で見てしまったネタバレ感想でわかっちゃって萎えたりもした。
自分が悪い。
キャラが多くて把握に時間がかかったが、メインキャラが固定され、それぞれみんなやりたい放題やり始めた時が楽しかった。
みんなポピーにかこつけてやりたい放題。
原題がアピールで邦題がポピーのためにできること。良い邦題だ。
イッシーヤバいと聞いてたけどヤバかった。
最後は依存先を見つけたよで、まるで読者に向かってくるような勢いがあって良かった。
というか読んでて誰が死ぬとか考えもしなかったので、サムが死んでびっくり。