山田蘭のレビュー一覧

  • カササギ殺人事件 下

    購入済み

    めちゃめちゃ面白い

    もともと作者の方が脚本担当されていたドラマ(名探偵ポワロの初期と刑事フォイル)が面白くて大好きで、ミステリー小説を出されていたと知って早速購入したのですが、めちゃめちゃ面白かったです。味わってじっくり読むつもりが先が気になってあっという間に最後まで読んでしまいました。解決編の伏線の回収が気持ちいいです。また作中作のクリスティー愛溢れかえっている雰囲気もさすがでした(名探偵ポワロのドラマがもう一度観たくなりました笑)

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    2021年11月19日
  • ガリバー旅行記

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    1.目的
     これまで知っていた小人の世界だけじゃない旅行があることを知り、読んでみたくなった。

    2.得られたこと

    表紙の真ん中にLaputaって島がある。

    島の中心に回転する磁石が内蔵されている飛行島だ。

    なんと限られた範囲なら自由に移動ができるのだ。

    ジブリの「天空の城ラピュタ」の原案だ。

    ガリバー旅行記がこども向けじゃない理由がよくわかった。

    小人の島、巨人の島、空飛ぶ島、馬の島などの生活を通じて、人間の愚かさにフォーカスしていく。

    多様性を考える上で大切なことが描かれていた。

    日本も若干登場するのが興味深い。

    3.アイデア

    ダイバシティをテーマにするときに引用したい

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    2020年06月19日
  • カササギ殺人事件 下

    購入済み

    一粒で2度美味しい

    読み終えてビックリ
    この本はミステリー好きなら出会えて良かったと思える作品です。
    小説トリックと言えばいいのかな
    下巻を読み始めたら誰もが「なに?なに?なにー?」となるのではないでしょうか。
    最近は過激な内容で後味の悪いミステリーが多い中、宝石のような小説だと感じました

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    2020年06月04日
  • ガリバー旅行記

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    ジブリの中でも好きな作品、ラピュタのモデルはガリバー旅行記、と聞いて一度読んでみようと手にとった1冊。おなじみの小人の国の話だけでなく、ラピュタも、なんと日本も出てくるし、こんなにシリーズがあったのかとワクワク読みました。でも読んでみるとラピュタの原作はつまんない国だなとか、小人の国はかわいい国じゃなかったのかとか、ヤフーの由来はこの旅行記だったのかとか、いろんな発見もあった1冊でした。今の社会を外から見るとどう見えるか、という視点を与えてくれる大きな作品ですね。読めてよかったです。

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    2019年06月29日
  • ガリバー旅行記

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    子供の頃に絵本で読んだ「小人の国」と「巨人の国」。
    その感覚でワクワクして読むと、痛い目に遭いますf^_^;
    これは
    オブラート1枚にしか包んでいない風刺物語です。

    第4章に出てくるフウイヌム国は
    「理想郷」として書かれていたワケですけれども
    「理性のみが存在する世界」=「真の理想の世界」となり得るのか、
    というのは、甚だ疑問。
    このあたり、後世のディストピア小説に繋がる気配アリ。

    ちなみに
    同じく第4章では
    引きこもりヤフーが出てきます。
    そういう点も含めて
    現代に通ずる問題提起が全編にわたって散りばめられており、
    やはり、名作と言われる何かを持っているな、という印象を受ける1冊です。

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    2018年10月08日
  • ガリバー旅行記

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    ☆☆☆間違いなく名著☆☆☆
    ジョナサンスウィフトの想像力やばすぎ。極めて個性的で天才的な想像を文章に変換してこの一冊を創ってくれたことに、感謝の意を表したい。。。
    フウイヌムの存在でヤフーが持つ悪徳が浮き彫りになる。傲慢、怠惰、醜さを再認識させられた。そしてまた、ヤフーの存在でフウイヌムの持つ良徳が明らかになる。「名誉、正義、誠実、節制、公共心、忍耐、貞節、友情、博愛、忠誠」を認識した(武士道に通ずるところがあるなあ)。悪徳と良徳の2つを認識させられたことが特に心に残った。

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    2016年02月19日
  • マーブル館殺人事件 上

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    ネタバレ

    自分的に、このシリーズはとっかかるまでが大変で、やっぱ登場人物が多くなるし、ミステリを併読している感じだからかな。それに慣れるとめちゃくちゃ面白くなる。下巻へ。

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    2025年12月01日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    下巻もニヤニヤしながら読み終えた。
    スーザンの最後の台詞につっこんだ人、
    めちゃくちゃいそう。

    この複雑なスタイル、多すぎる登場人物、
    そんなに何回も騙されませんよ!と用心しつつも、
    オセロの盤がきれいにひっくり返されるように見事に騙され苦笑い。

    あ、でも
    現実世界でスーザンを陥れた人物は
    わかりましたよ。
    え、みんな気づいてたって?
    うーん、自慢にならないか。。

    物語の途中、事件が起こり
    ああ、もうピュントの続き読めないのかー!
    と思った場面で現れた救世主には拍手を送った。
    読者を楽しませる術を知ってる
    すごい作家さんだ。

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    2025年11月27日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    2つの物語の人物比較とモノグラム。
    いろいろな思惑が隠されていて、謎解きが楽しく進んだ。

    しかし、禍根はここまで残るシリーズならではだ。
    スーザンの人間臭さがいい味出してる。
    なにより、ハッピーエンドで良かった。

    第4弾もあるとのこと。スーザンは幸せなままでいられるのだろうか・・・ちょっと心配。

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    2025年11月27日
  • マーブル館殺人事件 上

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    ホロヴィッツの新作。
    編集者スーザンが活躍する
    “一粒で二度おいしいシリーズ”(作中作品がいつも素晴らしい)。

    アティカス・ピュントの続編を書くことになった若手作家をスーザンが担当することに。
    彼は何やら複雑な一族の問題を抱えており…。

    わー。
    スーザンがまたもや危ない状況に陥りそうな雰囲気がぷんぷん。
    気になる台詞満載で、
    あとで見返すことができるよう、付箋を付けておく。

    さあ、下巻へいざ!

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    2025年11月24日
  • 死はすぐそばに

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    今までで一番面白かった。
    シリーズとしてのよさを活かしながらも、
    毎回違う攻め手でくる。
    それにしても、主役クラスの一部の悪をそのままにしておくのが不思議。
    最後にすっきりするのだろうか。

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    2025年11月24日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    作中作として登場する古い時代を舞台にした王道ミステリーと、現代の殺人事件をリンクさせたストーリーは圧巻でした。楽しめました。
    どこが繋がってくるのか最後までわかりませんでしたが、ラストはキッチリとピースがはまったようです。ただ、コレはちゃんとオリジナルの英語で読まないとわからないかもしれないと思いました。散りばめられたヒントの数々は、翻訳された言葉では中々気付かないように感じました。
    しかしそんな事は些細な事のようで、後半の展開はコレぞミステリー、大満足でした。

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    2025年11月20日
  • 死はすぐそばに

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    初ホロヴィッツ作品
    表紙のデザインきっかけでしたが、
    最後までひねりがあって面白いミステリーでした
    こんな家のコミュニティがあったら覗き見てみたくなってしまいそうな、

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    2025年11月16日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    登場人物が多すぎて誰が誰だかわからなくなるのが難点…
    だけどどうなっていくのか全然想像ができなくて興味深い。

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    2025年11月12日
  • 死はすぐそばに

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    満足した。
    物語、キャラクターにすんなり入り込めた。
    慣れ親しんだシリーズということもあるが、
    ストレスなく聴けた。
    トリック、結末、展開、○。

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    2025年11月10日
  • マーブル館殺人事件 上

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    はいはい、今回も気持ちよく翻弄されました。

    死んだ作者の代わりに続編を書くと
    売れなかったミステリ作家が言い出して
    またスーザンが編集者として関わることに。
    だが、その作品には作家自身が
    過去に経験した事件への匂わせがあり…。

    相変わらず作中作の『ピュント最後の事件(仮)』が
    いかにも英国風ミステリで楽しい!
    この中に現実のほうの事件のヒントが
    あるとか、もう、考えないことにして楽しむ。

    そしてこちらも相変わらず
    現実の世界線で登場するキャラはどうもねぇ。
    スーザンにしたって、わりと毎回ひどい目にあうが
    結構、自業自得な気も。

    それを知っていても、あまりある謎解きと
    それぞれの解決編を

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    2025年11月06日
  • カササギ殺人事件 下

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    ネタバレ

    さて、下巻を読む段で私は一旦スローダウンしました。

    劇中劇の外枠、アティカス・ピュントの最新作を扱う編集者の世界に戻って来ています。

    早くアティカス・ピュントの事件の結末が知りたいのにとウズウズしていると、物語の展開は私の思いもよらない方向に展開していきます。

    ・・・
    個人的には、結論はややしりすぼみ的に感じましたが、下巻の展開にはゾクゾクきました。この下巻の展開、まさか上巻と…という、ここですよ、ここ!!! 

    これは面白い。

    ・・・
    ということで、2019年本屋大賞翻訳小説部門の第一位作品を堪能させて頂きました。

    ちなみに、英語のオリジナルですが、分冊されておらず一冊です。翻訳に

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    2025年11月05日
  • カササギ殺人事件 上

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    ネタバレ

    2019年の本屋大賞翻訳小説部門で堂々の一位を獲得した本作。

    多くの方がブログにレビューを掲載し、いいなあー、読みたいなあー、と思っていました。

    翻訳版は高くて買えなかったのですが、近所の新古品の本屋さん(洋書)でもなかなか入荷がなく、地団駄を踏みつつ同じ作家さんの本でも何か読めないかと新古品の本屋さんのリストを見てみると、殆どYAっぽいものばかりで、食指が動かず。

    そして今般、ようやく「♪本を売るなら~」でおなじみの中古量販店で値ごろ感が出てきまして、私の手の届くお値段で購入できたという次第です。

    驚き、というか、すごいなあ、というか、これは驚嘆という単語がお似合いな作品であったと思

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    2025年11月05日
  • マーブル館殺人事件 下

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    犯人は、予想通りだった。
    でも、ガッカリしなかった。

    スーザンの親友の立場で読んでいる自分。
    本に惹き込まれるってこういうことなんだ、って感じたぜ。

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    2025年11月02日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ハピエンはいいけど、そのジョブチェンはなぁ。。。というところでの星4
    事件そのものはとても面白かったです。
    作中作のエンディングがおいおいおい、って感じだったから余計にまさかーそうくるかー、と思いました

    2025.11.1
    199

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    2025年11月01日