山田蘭のレビュー一覧

  • ポピーのためにできること

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    メールやテキストといった事件の資料のみで構成されており、読み手である自分も一緒に事件を推理する感が新体験だった。
    かなり分厚い本だが、苦にならず読むことができた。

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    2023年03月27日
  • ポピーのためにできること

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    ネタバレ

    “〈21世紀のアガサ・クリスティー〉・・だと・・?”
    てな感じで、触れ込みに惹かれて手を出した本書。

    イギリスのとある田舎町。地元の目有力者でアマチュア劇団も主宰するマーティン・ヘイワードから、彼の孫娘・ポピーが難病に罹ったことが告げられます。
    高額な治療費を工面するために、劇団員たちが中心となって募金活動を開始しますが・・・。

    いわゆる“地の文”がなく、関係者達がやりとりする、メールやメッセージ、チャットなどの“テキスト資料”のみで構成されています。
    最初のうちは、多すぎる登場人物紹介のページを何度も見返しながら、“何を読まされているんだろう・・”と思っていましたが、ある程度関係性がつか

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    2023年03月01日
  • ポピーのためにできること

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    髄芽腫を患った二歳の少女の治療費を集めるため、募金活動を始めたヘイワード一家。彼らが主宰する劇団の人たちや友人たちも大々的に協力し、順調にいくかに思えた募金活動だが、そこにつけこむ怪しい輩が現れたり、協力する人たちの中でも意見の食い違いが出たりして、不協和音が目立ち始める。そして、やがて起こる事件。その謎を膨大な量のメールやテキストから読み解くミステリです。
    まず、すべてがメールやテキストといった情報の断片からできているところが大きな特徴。もちろんそこには各人の主観が大きく関わっているため、事態を正確に把握するのはなかなかに困難です。誰も彼も思わせぶりなことばかり匂わせてるし。嘘つきばっかりだ

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    2023年02月08日
  • ポピーのためにできること

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    予想外の展開でとても面白い! ひたすらメールを読んでいる時にはどんな事件がここから起こるんだろう、事件はまだか事件はまだかとワクワクしながら読み進めることができる。 ただ登場人物が多くて最初大変。

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    2023年02月05日
  • ガリバー旅行記

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    いろんな小人、巨人、ラピュタなどの島を巡ることを通して、自分が暮らしていた世界と全く異なる世界を垣間見る。英国人の悪習は高貴で誇れるものかと思いこんでいたが野生のヤフーと本質的に変わらないことを感じ、自分の家族ですらヤフーにしか思えないと嫌悪感を覚えていく。
    旅を通して、陳腐な言葉でしか表せないが、新しい価値観、哲学を生み出す。

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    2022年11月10日
  • 殺しへのライン

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    ホーソーン&ホロヴィッツのシリーズ第3作。

    今作の舞台は英国領チャンネル諸島のオルダニー島。
    一応二人の共作という形で落ち着いた著作『メインテーマは殺人』の
    プロモーションの為、島で初開催される文芸フェスに招かれる。
    フェスには一癖も二癖もある作家たちが集まり、島の空気はどこか不穏。
    そんな中、フェスのスポンサーであるチャールズ・ル・メジュラーが
    自宅の隠れ家で殺害された状態で発見される。
    椅子に座らされ、両足と左手はテープで固定されていたが、
    右手だけは自由という不思議かつ謎の体勢。
    そして喉にはペーパーナイフが突き刺さっていた。
    さっそく今回も著作のネタのために捜査に加わるホーソーンとホ

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    2025年08月23日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    期待を裏切らない 前回同様に小説の中にまた小説がある構造で、外国人の名前を覚えるのが苦手な私としては普段より読むのに時間がかかってしまうけど、ストーリーはしっかりしているし、ちゃんと意外性もあり、読んで後悔はしないと思う。

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    2026年01月12日
  • カササギ殺人事件 下

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    上巻の時にわたしの推理を書きましたが、盛大に外してしまいました。さて、本作は上巻と下巻では全く印象が違います。 前半ののんびりとした印象から一転した展開に、驚かされました。でも、あんまり書きすぎるとネタバレになってしまうのでやめておきますが、翻訳小説とミステリーが好きな方におすすめです。

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    2025年12月21日
  • ガリバー旅行記

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    ジョナサン・スウィフトが59才の頃に出版されたもののようですが、当時のイギリスへの政治や文化に対する少し皮肉の効いた批判的な姿勢という大人な観点を、お伽の国でのアドベンチャーという子供の視点を出発点として描いているのが、随分と器用な文才だと思いました。

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    2022年01月30日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    まさかのカササギ殺人事件の続編。
    あの傑作の続きが読めるなんて予想すらしていなかった。

    元編集者のスーザンは前作『カササギ殺人事件』での壮絶な体験を経て、
    今は恋人のアンドレアスの故郷、ギリシャのクレタ島で暮らしていた。
    アンドレアスと共にホテルを経営していたのだが、その雲行きはだいぶ怪しい。
    そんな彼女の元に、イギリスから裕福な夫妻訪れスーザンにある依頼をする。
    彼らが所有するホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけた
    ──そう連絡してきた直後に娘が失踪したというのだ。その本とは名探偵アティカス・ピュントシリーズの『愚行の代償』
    それは、かつてスーザンが編集したミステリだった。

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    2025年08月18日
  • ガリバー旅行記

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    ネタバレ

    物語や童話で題材にされているような小人や巨人の国に流れ着いた主人公がそこで過ごし生き延びていく話でした。

    かなり文の量があり1ページを読むのに時間がかかりましたがなんとか読めました。

    生々しい表現があった部分はあまり楽しく読めませんでしたが、主人公の発見や機転には驚かされました。

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    2021年11月07日
  • ガリバー旅行記

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    子供向けのガリバー旅行記しか読んだこと無かったので色々と衝撃的だった
    スウィフトは社会で生きていくのつらかったのかなとか思った
    綺麗なことばかり起こればいいけどそうはいかない

    自分だけが全然違う生き物として扱われる世界で暮らすことになったらどうしよう…と妄想が広がる
    全然違う立場や環境から普段の自分やその周りを見るって面白い

    あと、ヤフーの下りで家畜人ヤプーを読みかけで放置してるのを思い出したので近々ちゃんと読むかも

    随所で読者を煩わせないために省略って言ってくるけど、別に煩わせてくれていいけど?ってなった

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    2021年10月17日
  • カササギ殺人事件 下

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    2022.7.24
    どちらかというと下巻の方が読みやすくてすいすい読める。
    なんか似てるな〜と思ったら、やっぱりアガサクリスティーのオマージュだった。

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    2026年01月13日
  • ガリバー旅行記

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    結構な文章量だが、冒険記としては世界的な傑作ということもあり楽しめた。著者の生きた時代背景(イギリス)を知っていると、より理解が深まると思う。

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    2021年05月30日
  • メインテーマは殺人

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    単純に面白い 作者が自分に本当にあったことを具体的に書いているせいか、ストーリーとしてはフィクションなのに、凄くリアルに感じる。

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    2026年01月12日
  • メインテーマは殺人

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    ネタバレ

     ある老婦人が、自分の葬儀の手配をした日に殺害される。自分の葬儀の手配をした日に、たまたま殺害されるなんて偶然があり得るのか。この老婦人の死の真相は何か。この謎に、元刑事で、警察の相談役という立場の「名探偵」ダニエル・ホーソーンが挑む。著者のアンソニー・ホロヴィッツは、イギリスを代表する作家で、テレビ番組の脚本も手掛けている彼が、ホーソーンのワトソン役という形でこの殺人事件に関わる。「メインテーマは殺人」の特徴は、ユーモアとフェアプレイ精神、そしてメタ的な手法の3点だろう。犯人の意外性もあるのだが、ミステリを読み慣れていると想定内に感じる程度。とはいえ、非常に丁寧に描かれた作品であり、この丁寧

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    2025年06月10日
  • カササギ殺人事件 上

    nao

    購入済み

    最近海外ドラマのノベライズ版なの?という感じ本をミステリーとして読まされガッカリするパターンが多かったので、ちゃんとした?ミステリー小説で本当に良かったです
    でもこういうのを読むと、クリスティやドイルは凄いなーと改めて思いました
    いつ読んでも面白いですもんね
    このカササギ〜が同じランクにいられるかはまた別の話かなと上から目線で思いました

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    2019年09月27日
  • ガリバー旅行記

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    何故今になってガリバー旅行記を改めて読んでみようと思ったのか全く覚えていないのだが、絵本しか知らなかった私がそのイメージで気軽に挑んでいい本ではなかった。絵本の筋書きは本当になぞっただけで、全く子供向けではない。読み終えた今ではむしろ、なんでここだけ抜粋して絵本にした?という感じ。
    旅行記と名のつくように、主人公があらゆる国(もちろん架空の国)を渡航した記録なのだが、国を巡っていくにつれて文章全体が厭世的になっていく。最初は旅行記らしく、その国の政治や風土、慣習など詳細に記しているものの、ページを捲るにつれて政治や科学への言及が多くなり、遂には人間の愚かさや醜さについての記述が対話文のまとめと

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    2019年03月08日
  • ジャングル・ブック

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    ジャングル少年の生い立ちを描いた物語かと思いきや、短編集でした。しかも、主人公たるモーグリが出てくるのは、7編中最初の3編だけ。とりあえずまず、この構成にびっくり。でも、全体的に結構楽しめる内容のもので、特に不満はなし。動物と交流できる人とか、動物目線の物語とか、今でこそ当たり前の手法だけど、当時はまだ新しかったのかな。児童書としても出版されているような物語だけに、ノーベル賞受賞作家の手によるものとはいえ、難解さはなし。2も買ったけど、読めるのはいつになることやら。

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    2018年11月13日
  • ガリバー旅行記

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    童話にも出てくる、リリパット国やラピュータの話。原作の中で語られる摩訶不思議な旅行記は、読むのも辛い人間風刺が盛りだくさん。この内容でよく出版できたなぁと思うほど強烈な風刺、批判を渡航記にしている。フウイムヌ帰国後、著者は人間に対して絶望しており、馬と話す日々となるという描写はとてもショッキングだ。

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    2018年10月04日