山田蘭のレビュー一覧

  • その裁きは死

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    個人的には1作目より少し劣る。とはいえ面白かった。面白かったけどやっぱり長いと感じてしまうのはまだ慣れていないからなのかなあ。
    古典的なミステリーと現代的な設定の良いとこ取りで楽しめているけど、これは次作以降もある種パターン化されたような物語で続いていくのかな?ちょっとさすがにホーソーンに巻き込まれすぎてトニーが酷い目にあいすぎていて、もう少し報われてほしいな……

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    2026年09月20日
  • メインテーマは殺人

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    自分の葬儀を手配した日に殺害された夫人
    ダイアナ・クーパーの死の真相を追う、元刑事の
    ホーソンと作家のホロヴィッツ自身のコンビ
    推理小説。『カササギ殺人事件』より複雑な構造
    ではないはずなのに、やや読みづらかった。

    前半はやや冗長。とはいえ、随所にヒントを
    散りばめながら、10年前の夫人の事故の
    真相や、夫人の息子ダイアン・クーパー(彼も
    殺害される)の過去を突き止めた辺りから伏線が
    一気に回収されていくのは面白かった。

    犯人は意外な人物。ただ動機が理解しづらい。
    ダイアン・クーパーに自分の人生を狂わせられたとはいえ、あまりにも現在の自分の境遇を他人のせいにしすぎなのではないのか。しかも、口止めのためにホロヴィッツを殺そうとするなんて‥

    ホーソンとホロヴィッツ、ホームズとワトソンの
    ような名探偵コンビを期待していたのに、何か違った。こんなに登場人物の誰にも好感を持てないのも珍しい。
    続編「その裁きは死」では、もう少し彼らに
    好感を持ちたいが、どうだろう。

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    2026年09月20日
  • マーブル館殺人事件 下

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    2割くらいは自分で謎を解けた気がする。シリーズ通して全く学習しない主人公にはほとほと呆れる。続編も執筆するそうなので、それは楽しみ。

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    2026年09月19日
  • 命取りのエピソード

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    設定が相変わらず上手い。シリーズも中盤なのかホーソンの過去に踏み込んでいて、なるほど、と思ったが、単純な謎解きに専念した方が面白いかも、とも思った。せっかく設定が面白いんだからもう少し派手な内容でも。。。ただ面白さは変わらず。

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    2026年09月19日
  • カササギ殺人事件 下

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    久しぶりに翻訳物のミステリーを読みました。しかも比較的新しい作品。

    作者のアンソニー・ホロヴィッツは「名探偵ポアロ」等のTVドラマの脚本も手掛けただけあって、アガサ・クリスティのミステリーを彷彿とさせつつ、そこから更に趣向を凝らしたストーリーが楽しめる。

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    2026年09月10日
  • マーブル館殺人事件 上

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    ちょっと読むの面倒くさくなる部分もあるんだけど、そういうところに重要なヒントが隠されてるんだよな〜、と思いつつある程度流し読みしてしまった。上巻時点ではまだ大きな事件は起きてないように見えるけど、実はもう始まっていたりして…。下巻読みます。

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    2026年09月07日
  • ナイフをひねれば

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    今作もワトソン役のホロヴィッツが不憫な目にあって可哀想になってくるけど、素っ気ない探偵役がちゃんと助けてくれる関係性がやっぱり良い。 全員が被害者を嫌っていて、調べが進むほど「殺されても仕方ない」と思えてくるのも皮肉。犯人当てもワクワクしたし、最後のホーソーンの完璧すぎる根回しには思わず笑ってしまった。10巻までは構想があるようなので次も楽しみ。

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    2026年09月03日
  • タンポポ時計

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    ノスタルジーを想起させる展開が非常に雰囲気が良く物語に引き込まれる。解説にもある通り時代背景と原書の発表の年とか政治背景も予備知識として入れおくと話の理解の助けになるかと。でも話が長すぎなのは気になる。

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    2026年08月24日
  • カササギ殺人事件 上

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    ネタバレ

    作中小説として出てくる名探偵アティカス・ピュントシリーズの9作目がどんどん進んでいく上巻。非常に評判の良いミステリーなので読んでみていますが、今のところはまだ評価できないという感じ。もちろん探偵に追い付けてはいないですよ。

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    2026年08月16日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    作中作、今回はいらなかったなあ〜なんて、
    思ったけれど、失踪したセシリーが、
    『愚行の代償』を読んで、犯人が分かったと
    言っていたなら仕方ないか。まさか、
    『愚行の代償』の最初の献辞に、全ての謎を
    解く鍵があったとは思いもしなかった。

    アンソニー・ホロヴィッツは、嫌な人間を描くのが天才的に上手い。犯人はあの人だったが、全く同情出来ず、被害者であるフランク・パリスにも全く
    同情出来なかった(元はと言えば、このゲス男が
    一番悪い)さらにアラン・コンウェイの性格の
    悪さが、これでもかと描かれており、笑ってしまった(あの性格の悪さがミステリーを面白くさせている?)
    今回、スーザンは、散々だった。
    事件に関連する人物達に、話を聞いてまわるが、
    やたらと敵意をもたれ、依頼主の夫妻からは
    事件解決後、「あなたはアラン・コンウェイよりも
    大きな痛手をわたしたちの人生に残していきました」と恨み言を言われる。それでもめげない彼女のタフさに感心してしまう。
    アンドレアス〜! 頼りない男だと思っていたら、スーザンが一番危険な時に、颯爽と現れ、
    彼女を助けた、かっこいい!
    ‥‥それなのに、『マーブル館殺人事件』では、
    スーザンと別れてしまうのね‥
    BS放送の「ヨルガオ殺人事件」は、8/24に
    最終回が放送される。

    なんだろう‥⭐︎3になってしまった。
    インパクトから言うと、『カササギ殺人事件』の方が上かもしれない。

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    2026年08月12日
  • マーブル館殺人事件 上

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    カササギ、ヨルガオに続く3作目。これまで同様の作中作が肝。下巻を読まずにはいられないよう、今回もしっかり構成されている。下巻次第では、この上巻も星5つになるかも。

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    2026年08月11日
  • マーブル館殺人事件 上

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    またしても、読む順番を間違えてしまったらしい。

    本来ならば、「カササギ殺人事件」→「ヨルガオ殺人事件」→「マーブル館殺人事件」と読むのが筋らしいけど、まあ、いいかと思いながら読んでみる。

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    2026年07月28日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    (上下一緒の感想)
     再読して感じることは、この作品は作中作も含めて、いくつもの予備知識がいることである。伏線が張られていても、その予備知識がないと参考材料にはならない。従って、主人公だけが、推理の材料をつなげることができることになる。前作『カササギ』は、最後の方で出てくる伏線で、犯人は推測可能であるが、この作品では読者が推理するのはかなり困難であろう。ミスディレクションのための記述が多く、物語としては面白く、訳者のおかげで最後まで楽しめるとは思う。翻訳はとても読みやすく、この訳者の文章力はとても優れていると思う。

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    2026年07月24日
  • ヨルガオ殺人事件 下

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    (上下一緒の感想)
     再読して感じることは、この作品は作中作も含めて、いくつもの予備知識がいることである。伏線が張られていても、その予備知識がないと参考材料にはならない。従って、主人公だけが、推理の材料をつなげることができることになる。前作『カササギ』は、最後の方で出てくる伏線で、犯人は推測可能であるが、この作品では読者が推理するのはかなり困難であろう。ミスディレクションのための記述が多く、物語としては面白く、訳者のおかげで最後まで楽しめるとは思う。翻訳はとても読みやすく、この訳者の文章力はとても優れていると思う。

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    2026年07月24日
  • 殺しへのライン

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    読んでも読んでも人が死なないので、誰かが殺されるのを待ち侘びながら読んだ。登場人物それぞれの素性や背景が明かされていく過程は面白かった。

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    2026年07月21日
  • カササギ殺人事件 上

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    これだけ大絶賛されていなければ上巻は読み切れなかったと思うほど、ごく平凡なミステリー。
    下巻でどう展開されるのか期待。

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    2026年07月14日
  • カササギ殺人事件 上

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    編集者スーザンが、人気作家のアラン・コンウェイの最新作である『カササギ殺人事件』の原稿を
    読み始めるところから始まる。

    『カササギ殺人事件』
    1950年代のイギリスの架空の田舎町で
    起こった、パイ屋敷の家政婦メアリの
    事故死と、パイ屋敷の主人、マグナスの
    殺害事件。村人の全員に動機があり、複雑に
    絡み合った人間関係の中から、真相解明に挑むのは、名探偵アティカス・ピュント

    アガサ・クリスティへのオマージュ、
    上巻で、色々と伏線を張っているんだろうと
    思いながら読んでいると、最後の辺りから
    だんだんと面白くなってきた。

    正直、上巻は「無の境地」で読まなければ
    頭に入って来ない。
    登場人物が多すぎる‥
    もしかしたら海外ミステリーは、私には
    合っていないのだろうか‥などという邪念は
    捨て、ひたすら読み進めるべし!

    期待を込めて下巻へ

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    2026年07月10日
  • マーブル館殺人事件 下

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    ネタバレ

    ずっと読みたかったけどやっと読めたー。
    シリーズの中ではあまり自分の中で盛り上がらなかったかも?
    終盤になって一気に色々動き出した感じでそこはよかった。
    スーザンとイアンはなんだか相性が良さそう。
    このままうまくいくといいなあ。

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    2026年06月26日
  • ナイフをひねれば

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    シリーズ第4作。
    なんというか、ここへきて作品の方向性が変わってきたように思える。
    全員から話を聞くというアガサ・クリスティ的スタイルはこれまでと変わらないが、全体として物理的要素より「動機」つまり「心理」を重視した作風に変化しているように思える。
    この変化の仕方は、エラリー・クイーンを思い起こさせる。

    犯人に関しては「え!なるほど!」となったし、過去の事件云々のくだりも良いと思うが、物理的な面での描写や事実関係の描写が若干雑なように感じられる。
    例えばタバコの件は「そんなもんわかるかい!w」となったし、桜も「まあそう言われればそうだけど」、ナイフも「もうちょっと何かほしかった」という感じで、更なる綺麗さ、納得できる描写がほしかったと感じてしまった。

    前作を読んだ時と同様、やはり第2作『その裁きは死』が神すぎただけに、どうしても比較してしまっている自分がいる。

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    2026年06月10日
  • 殺しへのライン

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    う~ん微妙。
    シリーズ第2作『その裁きは死』があまりにも神だったため、どうしてもそれと比較してしまった、というのもある。

    犯人が誰かはともかく、「なぜか」「どうしてそうしたか」についていまいち納得できない、情報として薄すぎる、というのが大きい。
    ホーソーンが提示した「今回の事件はその部分がわかれば全体がわかる」について、もっと綺麗でスッキリとした、それでいて気づかなく、「あ~なるほど!」となるような解法であってほしかった。

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    2026年06月08日