山田蘭のレビュー一覧

  • カササギ殺人事件 上

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    かなり読み応えのある作品でした。ジャンルは本格ミステリで、アティカス・ピュントシリーズを手がけたアラン・コンウェイの原稿を読み進める作中作という体裁をとっている。アティカス・ピュント曰く、犯人が分かったようなので、もう終盤のような気もするが、下巻にて今後の展開を期待したい。

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    2025年05月21日
  • ヨルガオ殺人事件 上

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    カササギ殺人事件の続編で、事件から2年後の話。
    クレタ島でホテル経営をして暮らしていた元編集者のスーザンの元へ、ある裕福な老夫婦が訪ねてくる。スーザンが編集に携わった名探偵アティカス・ピュントシリーズの一作「愚行の代償」に8年前に起きた殺人の真相が描かれていると連絡してきた彼らの娘が、そのまま消息を絶ってしまったという…

    カササギ殺人事件の内容はほとんど覚えてなかったけど面白かった記憶があるので続編を読んでみましたが、前作からの登場人物が主人公なのでカササギ殺人事件の記憶があるうちに読んだ方がよかったかも。
    スーザンが事件の関係者一人一人に話を聞いていく場面の合間に恋愛関係のうだうだが挟まっ

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    2025年05月14日
  • カササギ殺人事件 上

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    小さな平和な村で起こった凄惨な出来事から始まり、そこから複雑に絡まり合った事件を余命わずかの探偵ピュントが解決に向かっていくさまが面白い。
    ドイツ人のアティカス・ピュントがイギリスで探偵として活躍するという歴史的な背景含めて面白い。

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    2025年05月13日
  • その裁きは死

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    やっぱりー・・・ワタシには向いてないと実感。
    どうにもいちいちの描写がうっとおしいと感じてしまう。
    読み進めていくうちに早々に犯人はわかってしまったし。
    ・・・こんな時間にのくだりのところで犯人は子供だとわかってしまった。

    この作家が好きな人には申し訳ないと思う。

    よく最後まで読み切ったという感想でごめんなさい。

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    2025年04月25日
  • カササギ殺人事件 下

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    うーん、微妙・・・
    上巻では楽しめたんだけど、率直に書くと肩透かしかな・・・
    この本の中の本?ちょっと残念な結末だった。
    サー・マグナスの役割って何だったのかな?
    生まれてきた息子に危険を感じる母親というのもなんとなくしっくりこなかった。

    さらには下巻の主役である編集者の行動にもなんとなく違和感があった。

    ただ、確かに一気読みしちゃったんだけどね。

    あくまでも個人的な感想なんだけど、ちょっと残念だった。

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    2025年04月13日
  • 死はすぐそばに

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    テムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。昔の英国の村を思わせる敷地で住人たちが穏やかに暮らす――この理想的な環境を乱す新参者の被害者に、住人全員が我慢を重ねてきていた。誰もが動機を持っているといえる難事件を前にして、警察は探偵ホーソーンを招聘するが・・・。

    今回も面白かったけど、序盤でホーソーンが期待通りの結末ではない、という意味がどういうことなのか、最後のシーンで明らかになってあ、そういうことかと。ホーソーンの元相棒について知りたすぎて首を突っ込むアンソニーですが、怪しげな組織と接触することに。結局ホーソーンが過去に

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    2025年03月31日
  • カササギ殺人事件 上

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    出す本出す本、各種ミステリーランキングで上位に支持される作家さん。期待を込めて読み始める・・が、なんか普通?

    ポアロを思わせる探偵さんに、イギリスの田舎が舞台ではあるけれど、日本にもありそうなそうなウエットな人間の集まりと本音を語らない登場人物たち。物語はさしたる盛り上がりもないまま淡々と進んでいく。

    ところが下巻を読みはじめると、ガラッと雰囲気が変わる。上巻はほぼまんま作中作。すっかりその前提を忘れて読んでました(別に隠されていたわけではない)。俄然と面白くなってきました。

    下巻を読み終えた時は評価がアップしそうな予感がしてます。

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    2025年03月29日
  • ポピーのためにできること

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    ネタバレ

    SL 2025.3.22-2025.3.26
    地の文がなく、ほとんどがメールやテキストメッセージで構成されている。
    なので序盤は何が問題で、解決すべき事件が何なのかさえよくわからなくて混乱するが、だんだん実際の人間性や関係が見えてくると面白くなってくる。
    イッシーの不気味さは怖すぎる。特にラストのメール。

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    2025年03月26日
  • 殺しへのライン

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    ネタバレ

    島で開催される文芸フェスという舞台と導入が良かった。
    面白かったけど、一番大きな謎とされていた右手が拘束されていなかった理由がトリックなどに関係していたわけではなかったことが少し残念に思ってしまった。
    アンソニーは相変わらず良いキャラで楽しかった。

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    2025年03月24日
  • アルパートンの天使たち

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    終盤の展開を「手に汗握る」とするか、「バタバタしている」とするかで評価が分かれると思う。
    個人的にはやや無理矢理感を感じた。

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    2025年03月23日
  • ポピーのためにできること

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    ネタバレ

    ポピーの件は最後そうなるだろうなと想像ついた。
    犯罪事件が本の半分すぎてもはなかなか起こらないがメール等のいろいろな資料で人間関係のごたごたを自分で想像するのは面白かった。
    この本の主役は誰がなんといってもイッシーだ。
    知り合いには絶対になりたくない。重すぎるし面倒すぎる。でも自分では一番の友達と思っても相手はその他大勢だと思ってるってイッシーは重すぎるけどあることだよなあと思った。最後のイッシーのメールが実は一番怖いかも。

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    2025年03月20日
  • アルパートンの天使たち

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    ネタバレ

    この形式は好きだし、ぐいぐいと読める。
    けど、今回はちょっと、詰め込み過ぎというか…ラストに向かってのカタルシスはあまりなかった。
    でも、この形式は楽しい。

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    2025年03月17日
  • ナイフをひねれば

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    ネタバレ

    推理小説としては面白かった。子供の頃にしてしまった、イタズラでの殺人事件が関係していたのだけど、少年のお兄さんと友だちがたまたま同じところにいたのは不自然だと思った。

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    2025年03月16日
  • メインテーマは殺人

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    初めての海外ミステリー。日本語が読みにくく感じたが、だんだん慣れてきたので読むスピードも途中から上がってきた。それでも拾いきれなかった内容などもあり、スカッとという感じにはなれなかった。ホーソーンが気になる。

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    2025年03月14日
  • 死はすぐそばに

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    ホロヴィッツ最新作ということで期待して読んだが、今ひとつ。この事件は本にしない方が良いと自ら小説内で書いてあるように消化不良気味かな。

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    2025年03月08日
  • 死はすぐそばに

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    ネタバレ

    ホーソーンから「書いてはいけない」と言われていた過去の事件に踏み込み、さらには元相棒の犯罪?まで暴き立てて…。
    さて、この後、いったい、どうするつもりなんだろうか…。

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    2025年03月02日
  • ポピーのためにできること

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    膨大な量のメールのやり取りから、有力者一家の隠された秘密を探っていく。文章がほぼメールなので、世界観を楽しんだり共感したりする要素はなし。推理するのが好きな人には良いと思います。

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    2025年03月01日
  • ナイフをひねれば

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    ネタバレ

    今回は、全ての証拠が犯人は作者でもあるホロビッツであることを示している、という状態からスタート。読者はそんなことはありえないと思いつつページを捲ることになる。最後の解決はちょっと盛り過ぎかな。

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    2025年02月17日
  • メインテーマは殺人

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    "カササギ殺人事件"よりまわりくどい言い回しが多くて少し読みづらいなと思い、何とか最後まで読みきったというところ。
    最後はホーソーンの人間味が見えてきたので、次作を期待して読みたい。
    ミステリーとしては面白かったけど、少し物足りなさを感じた。

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    2025年02月08日
  • メインテーマは殺人

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    「カササギ殺人事件」「ヨルガオ殺人事件」と読んできたアンソニー•ホロヴィッツの別シリーズ。事件をとくのは元刑事のダニエル•ホーソーン。ホーソーンから、事件に同行して自分を主人公とした小説を書かないかと言われたホロヴィッツは、優秀だが偏屈なホーソーンと二人三脚で事件を追ううちに、少しずつ事件そのものに巻き込まれていく…。

    著者自身がワトソン役になり、ホームズ役と行動を共にした"語り手"になる…というパターンの作品は久しぶりに読んだ気がします。謎解きの過程は破綻がなく、ピタリとはまる展開は見事です。
    ただ、やはり、原語(英語)でないと説明できない部分がある。推理ものはそのあた

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    2025年01月31日