山田蘭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作で、否応なしに巻き込まれてしまった素人探偵スーザンが、今回は自ら乗り込んでいく、大好きで大嫌いな作家・故アランの後始末をつけるため。このおっさん(架空の人物だけどさ)、何百万もの人々に楽しいひとときを与えたのと同時に、身近な人間を含めた何人を、不幸のどん底に陥れただろう。こんなクズの存在は、フィクションの中だけにしてもらいたいものだ。
最後の警視正の災難は、代理復讐だったのかねー。オマエがすること? とも思うけれど、奴なりの後始末をつけたのかも。
ともあれ、スーザンが幸せになってよかった。続きが読みたい、ドラマ化してほしい!(2023-12-15L)
待望のドラマ版を観終えました!
前 -
Posted by ブクログ
今回は舞台劇の役者をはじめ演出家、その「マインド・ゲーム」を書いた脚本家のアンソニ・ホロヴィッツがなんと毒舌家の劇評家のハリエットの殺害容疑で逮捕されてしまうという窮地に。
もちろん救ったのは元刑事で今は私立探偵のホーソーンだけどね。
凶器から髪の毛のDNAからパーカーに着いた桜の花びらからその家に向かって歩く姿も防犯カメラに映っていたし。
すべて証拠はアンソニーをさし示すものだったけど、みんなに嫌われていて(夫と娘にも)全員が容疑者で最後まで犯人が誰のなか見当もつかなかった。
話しは過去に遡り、寄宿学校の嫌われ教師が殺害された罪を主犯格として負わされた気の毒な少年が名前を変えて今は役者になっ -
ネタバレ 購入済み
あ
面白かったです。ミステリーがふたつあって倍楽しめた気がします。始まりが不穏だったのでいろいろあったけど主人公の編集者さんがハッピーエンド?でよかったです。
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『カササギ殺人事件』の続編と聞いて、「続編って言っても、アラン・コンウェイは死んじゃったし、どうやって?」と思っていたら、そう来ましたか。
それ自体もクオリティの高い作中作品が、作中世界で展開する事件の手掛かりとなる、というややこしい構造は今回も活きており、しかも巻末解説によると、第3作も構想されているとか。単純に考えても長編推理小説2作分の手間が要るのだから、普通の2倍は売り上げないと採算が取れないコスパの悪いシリーズ――とか、みみっちいことを考えてはイケナイのでしょう。何はともあれ、間一髪の所でスーザンの危機を救った後で彼女への変わらぬ愛をさらりと言える、アンドレアスがひたすら格好いい。 -
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ネタバレなんとなく読み始めたら止まらなくなった
5時間で読み終わった。
アガサクリスティーの作品や、宮部みゆきの『理由』を読んだ時と同じ感覚で読み進めてとても面白かった。
舞台はイギリスの街でアマチュア劇団を主催する一家の孫娘ポピーが難病にかかったことから始まる。ポピーの病を治すために、一家が大規模な募金活動を始めることで、物語が動き出す。
メールや手紙の形をとってたくさんの登場人物の心理描写や状況が描かれていくのが面白い。誰が死ぬのか?中心人物は誰なのか?明かされないままどんどん話が進んでいく。
人が死ぬのがかなり後半になってからなのに、中弛みを感じる部分は少なかったのは途中に散りばめられた謎の -
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前半部分はあまりにもたくさんの登場人物と何だかよくわからない断片的な資料の山がしんどく読み進めるのに時間がかかったが、後半に事が起こり推理パートに入るととても面白く、グイグイ引き込まれた。
推理パートは、優秀な弁護士見習いコンビが謎解き挑戦状の出し主である弁護士へ向けて、資料に基づいて導かれるいくつかの仮説とその論拠を提出するという形式で進んでいき、仮説に至るまでの途中式もわりかし丁寧に書いてくれるので、謎解き音痴の自分にとっても分かりやすく親切で良かった。これがあるので、前半部もあまり肩肘張らずスルスル読んでしまっていいかも。
ラストがヤバすぎて笑ってしまった。最高。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ“〈21世紀のアガサ・クリスティー〉・・だと・・?”
てな感じで、触れ込みに惹かれて手を出した本書。
イギリスのとある田舎町。地元の目有力者でアマチュア劇団も主宰するマーティン・ヘイワードから、彼の孫娘・ポピーが難病に罹ったことが告げられます。
高額な治療費を工面するために、劇団員たちが中心となって募金活動を開始しますが・・・。
いわゆる“地の文”がなく、関係者達がやりとりする、メールやメッセージ、チャットなどの“テキスト資料”のみで構成されています。
最初のうちは、多すぎる登場人物紹介のページを何度も見返しながら、“何を読まされているんだろう・・”と思っていましたが、ある程度関係性がつか -
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髄芽腫を患った二歳の少女の治療費を集めるため、募金活動を始めたヘイワード一家。彼らが主宰する劇団の人たちや友人たちも大々的に協力し、順調にいくかに思えた募金活動だが、そこにつけこむ怪しい輩が現れたり、協力する人たちの中でも意見の食い違いが出たりして、不協和音が目立ち始める。そして、やがて起こる事件。その謎を膨大な量のメールやテキストから読み解くミステリです。
まず、すべてがメールやテキストといった情報の断片からできているところが大きな特徴。もちろんそこには各人の主観が大きく関わっているため、事態を正確に把握するのはなかなかに困難です。誰も彼も思わせぶりなことばかり匂わせてるし。嘘つきばっかりだ -
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ネタバレ現代版クリスティーとの触れ込み。
解説は攻略本の霜月さん、訳者はホロヴィッツ担当の山田蘭さんなので、出版社としてそれなりの気合いの入れよう。
そして「このミス2023」では3位、「本格ミステリベスト10」では1位を獲得。
とある町の市井を実質的に牛耳り、アマチュア劇団を主宰する一族の長マーチン。
孫娘のポピーが難病と診断されたことにより未認可薬品を投与するための義援金プロジェクトが始まる。
アフリカ帰りのサムはきな臭さをかぎとり、個人的な忠告や調査をするのだが、どうにも探られて欲しくない事情がありそうな。。。
いや、確かにすごい一冊。
一部SNSでの相互やり取りがあるが、ほとんどがメールや -
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ホーソーン&ホロヴィッツのシリーズ第3作。
今作の舞台は英国領チャンネル諸島のオルダニー島。
一応二人の共作という形で落ち着いた著作『メインテーマは殺人』の
プロモーションの為、島で初開催される文芸フェスに招かれる。
フェスには一癖も二癖もある作家たちが集まり、島の空気はどこか不穏。
そんな中、フェスのスポンサーであるチャールズ・ル・メジュラーが
自宅の隠れ家で殺害された状態で発見される。
椅子に座らされ、両足と左手はテープで固定されていたが、
右手だけは自由という不思議かつ謎の体勢。
そして喉にはペーパーナイフが突き刺さっていた。
さっそく今回も著作のネタのために捜査に加わるホーソーンとホ -