隈研吾のレビュー一覧

  • 小さな建築

    Posted by ブクログ

    本書で述べる「小さい建築」とは、人間の手で扱える程度の小さな単位・ユニットで構成され、設営・撤去が比較的容易な建築を指す。本書で紹介されている例は殆どがpavilion(仮設建築)であり住むことはできないが、「織る」「もたれかかる」等の方法を採用することにより、強度のない部材で実験的な建築を実現している。

    0
    2016年05月15日
  • 建築家、走る

    Posted by ブクログ

    世界に誇る日本の建築界第四世代の旗手・隈研吾が、直近の大作「歌舞伎座」に取り組んだ際の苦労や、20世紀の建築界の潮流と21世紀の建築の目指すべき方向について、自伝的に語った、聞き書きによる作品である。2013年に出版され、2015年に文庫化された。
    著者は、建築に関わる人類史を大きく変えたのは、1755年に発生し5~6万人もの死者を出したといわれるリスボン大地震で、こうした災害から人類を守るために「対災害システム」としての「文明」が大きく発達し、その中核を担ってきたのが「建築」であるという。即ち、中世において人の命や人生を規定していた「神」に代って、「科学」という新しい知恵を用いて強い建築を作

    0
    2016年01月11日
  • 建築家、走る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    建築は景気先行きの先端に関与する。読み物としても面白かったが、表紙の神楽坂ラカグの建築は人に優しくなくて好きではないので☆四つにした。

    0
    2015年10月11日
  • 建築家、走る

    Posted by ブクログ

    隈研吾さんが肩を並べ語りかけてくるようなインタビューベース卜エッセイ。予算百万の案件を半ば投げやりにやった、とか、利き手を怪我してかえって開放感を得た、みたいな話がよかった。隈さんの建築、いやそもそも建築自体をなんにも知らない人でも、近代建築代表作やご本人の建築を写真つき時代背景解説つきなので楽しく読めます。

    0
    2015年08月14日
  • 日本人はどう死ぬべきか?

    Posted by ブクログ

    建築家が対談相手なので、海外国内の土地建物や、国内の建築計画のエピソードに絡めて、人の死を考える本です。

    0
    2015年03月15日
  • 新・都市論TOKYO

    Posted by ブクログ

    都市計画という分野はなじみがなかったが、具体的な地名をあげながら、隈研吾の講義が聞けるというお得な内容。実際に自分で汐留を歩いた時の違和感は、この本を読んで納得した。注文点は2点。対象の地図を書いてほしい。その方がより理解が深まる。もう一点は隈研吾の聞き手のおばさんが何かと偉そうなこと。逆にそれをうまく受容している隈健吾のふところの深さが感じられた。

    0
    2015年08月08日
  • 新・都市論TOKYO

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの通り、現在の都市、都市開発について論じた本。
    納得感のある話がたくさんあった。
    <メモ>
    ・都市の巨大化は資金獲得の手法を激変させ、資金調達のテクノロジーが飛躍的に発展した。複数の主体から調達しなければならなくなった。一人のクライアントが建築家のデザインを評価して設計を依頼するという古典的関係性は過去のものとなった。顔の見えない複数の投資家から集金するために必要とされるのは、創造性の芸術家ではなく、すでにブランドとしてエスタブリッシュされた建築家。投資家は芸術品に対しては投資しないが、ブランドに対してならば割高でも安心して投資する。都市のイメージを決定するほどに重要な大プロジェクトで

    0
    2014年12月02日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    二人の対談が純粋に面白かった。
    震災以前は、建築は津波に対してはノーマークだったのには驚いたが、100パーセント安全なんてものはないから、「だましだまし」やるというやり方が、きっと一番必要な姿勢なのだろう。
    国策としての都市計画も大切かもしれないが、個々人が気持ちよく生活できる環境というのが何よりも大切だ。戦後の都市計画が、環境をダメにしたのであれば、これからはもう少し長い目で、企業も国も考えてほしい。
    建築、解剖学に著者なりの共通点があったのも興味深かった。

    0
    2014年10月22日
  • 僕の場所

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全ての建築は犯罪。
    中でも個人住宅はもっとも犯罪性が強い。
    個人の欲望やエゴを物質を通じてリアライズする。
    お金をかけて、資源を消費し、エネルギーを消費しなければ作れない。結果として、一つの場所を占有し、環境を変えてしまうのが建築の宿命。

    0
    2014年09月15日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最適解を足していくと「合成の誤謬」というやつが乗じますよね 自然災害の少なさ、規模の小ささは、自然への畏怖の勘定を失わせ、人間を傲慢にする。現場主義を衰退させる 忘れてならないことが一つある。現場主義の大前提は夢が存在することである 

    0
    2014年08月11日
  • 小さな建築

    Posted by ブクログ

    だまされて家というゴミを買わされている。
    住宅の大きさが人を不幸にする。
    その不幸はリーマンショックに繋がりアメリカ文明の限界を示した。

    ばっさりと評する部分が印象に残ります。

    自然に依存する弱さが生物の本質であり、自分ひとりで扱える大きさが面白い。
    建築的道具ならフスマとか障子とか移動式の畳とか。
    臓器より細胞単位、というものの見方。

    薄っぺらな表面に貼り付けるだけの意匠は大嫌いで、構造と意匠が一体化していて、構成している単位が小さい方が良いとか。

    原宿にあるパイナップルケーキ屋さんの建築の意匠兼構造はこの様な考え方がありそうですね。
    木の構造アイデアの大元は飛騨職人の千鳥が発祥だっ

    0
    2015年10月15日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    隈さんを知ったのは何だったかな?
    何かのTVなのは確か…で、養老先生との対談本だから、即買いしてやっと読み終えた。

    だましだましやる…またしても名言だ! もう一つ、人は適応力が優れてあるから悪い環境でも適応してすぐ馴染んでしまう。

    勉強になりました。

    0
    2014年01月06日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    どの場所に対してもカンペキな建築というのは、そもそもムリ。だからと言って諦めるのではなくて施主とデベロッパーがアイデアを出しながら納得できるものを建てることは可能。しかし今の分業制の建築方法では、責任の所在がどこにあるのか不透明で誰が何を求めた建築物なのかがよくわからない。

    (隈)津波から命を守る建築物といったら「地下」シェルター。土地の上の建物で地震にも津波からも逃れられるカンペキなものを求めるから問題が難しくなる。
    だったら「だましだまし」の思想で、とりあえず津波から命を守るために「地下」に逃げ込める設備を作る。津波の表面は波の力が強いけれども、下はわりと弱い。

    ・ユートピア主義→どん

    0
    2013年10月20日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    「バカの壁」の養老孟司氏と建築家隈健吾氏の対談集です。

    普通のおっさん的風貌の隈氏にはいつも親近感を感じますが、建築家ですので当然建築や都市計画への思考は深く、そこに養老氏の思考と絡まれば、単なる住まいや住み方のテーマから一気に飛躍しそうでなかなかしない感じがとても読みやすかったです。

    隈氏の建築家としての個性があまり出てこないのは養老氏の懐の深さだと感じました。

    大規模建築を独り歩きさせず、人目線から建築を見つめ直す視点は、その前提として、人間的な思考を繰り返してこそ得られるものだと感じました。

    あまり専門的になり過ぎず、難しい言葉も少ないので一気読みできました。

    0
    2013年10月16日
  • 小さな建築

    Posted by ブクログ

    今…誰しも東日本大震災と無縁ではいられない。
    本書は、次のように語りはじめられる…

    ―建築をゼロから考え直してみようと思った。
     きっかけは東日本大震災である。あらためて歴史を振り返ると、
     今まで気がつかなかった、重要なことに気がついた。
     大きな災害が建築の世界を転換させてきたという事実である。

    これまでの災害と建築の変遷を整理し、本書の目的をこう云う…

    ―自分という弱くて小さな存在を、世界という途方もなく
     大きいものにしなやかにつなぐ方法を探す。

    つまり、これまで大型、強固、集中の一途をたどった建築を
    人の身体にとって適した、小さな単位として見直してゆく…
    その具体的な方策が、

    0
    2013年09月23日
  • 新・ムラ論TOKYO

    Posted by ブクログ

    建築家・隈研吾さんとジャーナリスト・清野由美さんが、TOKYOに残る個性的な街を歩いて、新たにできつつある”ムラ”について論じている。ムラとして登場するのは、下北沢、高円寺、秋葉原、そして小布施。

    個性的な街が生まれたのは、歴史的経緯と周辺地域とのバランス、あるいはそこに街を形成するようなキーパーソンが存在していたから。現代の都市再開発はそのような個性や独自性をなるべく見出さない形で、経済効果や効率性を突き詰めてつくられているので面白くないのは当たり前です。

    それでもムラというコミュニティが根強く存在しているのは、日本人の精神性にフィットした粘着質な考え方が根強いからであり、宗教観や社会論

    0
    2013年09月16日
  • 小さな建築

    Posted by ブクログ

    建築の専門的なことは難しかったが、筆者の作品の意味がよくわかる本だったとおもう。実際にこの目でみたい。また、現代建築までの歴史の記述に関してはとても勉強になった。カーンやイームズの名前を久しぶりに聞いたのでこれを機にまた調べてみようかな。

    0
    2013年07月12日
  • 小さな建築

    Posted by ブクログ

    建物の最後は悲惨、住宅ローンは政府の策略!インフラに頼らない動的な建築を可能にするには~

    建築家ってこんなこと考えながら仕事してるんだ…。全く専門外の新書を読むのも、意外に楽しい!

    0
    2013年05月13日
  • 日本人はどう住まうべきか?

    Posted by ブクログ

    脳と虫の専門家と建築の専門家の雑談という感じ。
    現代建築がどこに向かっていくのか、住居と人間の関係の変化など考えさせられる内容がたくさんありました。

    養老さんは昔からファンでしたが、隈さんにもかなり興味が湧きました。

    0
    2013年05月12日
  • 小さな建築

    Posted by ブクログ

    視界(思考のフレーム)がちょっとだけワイドに広がる読書ができた!

    そのような読書体験こそ読書の醍醐味。

    よってとてもいい本。

    0
    2013年04月03日