隈研吾のレビュー一覧

  • 新・ムラ論TOKYO

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    都市開発は面白いと思う。
    ただ理論と実践を混同させる、という基本的なミスをしてはいけないと思うけれども…。

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    2011年08月04日
  • 新・都市論TOKYO

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    ヒルズに行く度感じるなんとなくぞっとする空気とか、
    おしゃれで洗練された都市だけどどこにいっても個性が無い感じとか、
    再開発後の都市への違和感は誰もがかんじる事なのだろうなー。
    ま、その違和感含めて結構好きだけども。
    そのへんについての色々な事情とかも少しわかったのでよかった。
    これを踏まえた上でその都市たちをまた歩いてみたいな。
    二人の対話がいちいち辛口で面白かったですw

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    2011年03月31日
  • 新・都市論TOKYO

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    ★日本の都市計画の限界。それは分かっているのだが‥★隈研吾流れで。現代の日本の都市開発は巨額の資金を必要とするためにリスク管理が最大のポイントとなり、収益性を高めるために容積率を上げ都市としては成立しない、と指摘する。これを「経済的に開くと空間的には閉じる」と表現。その稀な反対例が、朝倉家が自身の資金だけで30年もの長い月日をかけ、優れた坊ちゃん建築家である槇文彦に設計させた代官山だという。これは「経済的に閉じる(自己資金で完結する)と空間的には開く」とする。ただそれも、そのユートピアが皮肉にも呼び水となって代官山アドレスのような巨大開発も引き込み、やはり街を凡庸にしてしまうとのこと。金融とデ

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    2010年10月10日
  • 新・都市論TOKYO

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    [ 内容 ]
    景気回復の実感はいまだ薄い。
    にもかかわらず、東京では空前の大規模再開発が進行中だ。
    林立する高層ビル、変貌する街の風景。
    これは、本当に"東京の再生"につながるのだろうか?
    「都市は失敗の集積にほかならない。
    失敗を重ねた都市ほど偉大な都市だ」と語る建築家が、二一世紀TOKYOを象徴する、五つのスポットを巡った。
    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。
    そこに見えてきたのは、どんな「失敗」と「未来」の姿だったのか。

    [ 目次 ]
    都市開発の手法を概観する
    第1回 汐留―悲しい「白鳥の歌」が響き渡る二一世紀の大再開発
    第2回 丸の内―東京の超一等地に三菱

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    2014年10月26日
  • 新・都市論TOKYO

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    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田、北京などの都市の特徴が相互比較により分かりやすく説明されています。建築家の視点と一般的な視点の違いも楽しめます。

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    2010年04月05日
  • 新・都市論TOKYO

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    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田、それぞれの都市についての考察と批評が書かれている。私の気になる分野。
    バイト先のある汐留が、けちょんけちょんに言われてたのが、ちょっとショックだった。
    都市開発は、どの企業が行うかで変わる。JR沿線の都市がリアルで、私鉄がファンタジー。両方にまたがる都市の町田がおもしろい、という考え方は、専門家ならではで、おおーと思った。私の家から一番近い町田の魅力に、気付けてなかったな。

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    2009年10月04日
  • 新・都市論TOKYO

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    都市開発を建築家の視点で見ると、かように興味深い事実があるのですね。個々の建築意匠を見るのは好きでしたが、確かに新橋から電通へと歩くと様々な建築が並んでいます。ミッドタウンを訪れたときの印象は、緑、空間、曲線でした。丸の内OAZOは少し無機質な印象が残ります。建築を見て歩く以上にその背後にある事実を楽しむことができました。面白い本です。

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    2009年10月04日
  • 新・都市論TOKYO

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    汐留、六本木ヒルズ、ミッドタウン…。東京を中心に再開発という名のもとに高層ビルが乱開発されている昨今を、建築家の目線で見るとどう映るか、という本。
    対談形式なのでスラスラ読める。著者の考え方に同意するかどうかは別としても、街が好きな人にとっては普通に面白い本だと思う。ちなみに個人的には結構この本の主張と考えが近い、けど町田って・・・w

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    2014年02月19日
  • 新・都市論TOKYO

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    汐留・丸の内・六本木・代官山・町田の5都市を

    建築家の隈研吾が語る本。



    この本では、汐留・丸の内・六本木という

    にょきにょきとした21世紀の開発に対して、

    代官山の「ブランド化」したユートピア的開発イメージや、

    町田の「リアル」なのか「フィクション」なのか

    なんだかよくわからない開発イメージを対比させている。



    この本で学んだ視点は「リスクマネジメントと都市空間」



    汐留の「細切れ街区」や、丸の内の「あんこだけ超高層」は

    短期的なリスクは回避できそうだが、

    果たして都市のストックとなるのだろうか?



    六本木ヒルズはミッドタウンが出来た今、

    開発の個性で生き残る

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    2009年10月04日
  • 建築家になりたい君へ

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    建築家が身近に感じられる、、のか?
    建築家は、小さいパーツが組み合わさって壮大なスケール感になってるかもとは思ったけど、やはりすごいと感じた。他の建築家の名前が挙がってたり、設計や施工の知識、日本建築界への疑問もあったりで、学びになった。

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    2025年09月24日
  • 大宮エリーの東大ふたり同窓会

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    やはり東大は頭一つ抜けていて、人物的にも面白い人が多い印象。
    なるべく自由で、様々な人材を輩出する最高学府であってほしい。

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    2025年09月05日
  • 建築家になりたい君へ

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    ネタバレ

    隈研吾のざっくりとした経歴とどのようにして建築と向かい合ってきたか、彼なりの考えをある程度知ることができた。印象に残ったのは建築物にはその建築家の思想や時代背景を象徴する場合が多いということ、建築だけができても意味がなく、謙虚で、好奇心旺盛、周囲に気遣える“普通の”人間であることが大事だということである。名高い著者だからこそ説得力はある一方で、著者自身が“ひねくれもの”と言っていた所以かもしれないが、他を下げて自分を高める、どうだすごいだろといわんばかりの文章が目立った。また隈氏は一部の建築家の悪い部分である芸術として建築を求めるあまりにクライアントの要望に応えられず失敗するケースを非難してい

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    2025年04月04日
  • 日本の建築

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    著者が見た日本の建築史という体裁をとっていますが、個人的には著者の建築家として振り返りと、考え方 (思想) の整理、再表明であるように感じました。
    民藝批判、若かりし頃の自己批判、モダニズム批判、等々、著者の考え方に興味のある方にはお勧めできるかと。

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    2025年01月14日
  • 建築家になりたい君へ

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    色々な建築物や作者に喧嘩を売ってて面白い笑
    資本主義を搦めたモダニズム批判!
    建築に思想、時代、社会が現れるなど考えたこと無かった!

    「ペストの結果中世のゴチャゴチャした建築を不潔で不衛生だと考える様になり、白い壁や木などを用いたのは衛生思想の転換の結果として考えられる。」

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    2024年11月19日
  • 隈研吾 オノマトペ 建築 接地性

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    ある意味ときの人である建築家の本。
    メンテナンスまで考えた建築を作らないと真のサステナブルではないです。
    一時のアートであれば考える必要はないですが…

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    2024年10月27日
  • 建築家になりたい君へ

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    16タイプの結果が建築家だったので、読んでみた。
    14歳に向けて書かれているので読みやすく、近代建築史もわかりやすい。

    平易な言葉で語りかけるような文体で、隈研吾の気さくな人柄が滲み出てた。
    そして、何気に大御所建築家をディスってるのがおもしろかった!

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    2024年08月28日
  • 日本の建築

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    著者の隈研吾は現在日本で1番有名な建築家
    特に国立競技場の設計以降はその地位を確立したと思う。
    そんな彼が建築会の和の巨匠、大家などと言われることに抵抗があり、この本を角に立ったと初めにで書いている。
    日本の建築において海外の影響などはとても強く受けていることもよくわかる。
    しかしその反面、海外の有名建築家が日本の家屋からインスピレーションを得て、世界の名建築を生み出していると言うこともここで紹介されていた。
    日本は建築や設計の面では、世界のトップグループに入る国だと思った

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    2024年05月04日
  • 日本の建築

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     隈研吾。いまさら説明は不要であろう。「和の大家」(本人は強く否定)が論考する日本建築の伝統。注目する建築家として挙げたのが、藤井厚二、堀口捨己、吉田五十八、村野藤吾、レーモンド、ぺリアンの6名。特に「小さな建築」を標榜し、「増改築の達人」とも称される村野藤吾を熱く論じている。西欧的な時間概念に対する辛辣な批判者として再発見されるべき存在。普段は明かされることのない多忙な建築家の思考回路が読み取れて興味深い。アルヴァ・アアルトも「小さな建築」の大家として少しだけ触れられている。

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    2024年03月07日
  • 建築家になりたい君へ

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    建築家とはどんな仕事か、なんとなく想像がつきつつも読んでみると、やはり他業種を知るのは楽しいなぁと感じさせてくれた。
    中高生向けで読みやすいことに加え、隈研吾が建築した建物ももちろん多数紹介されているので、実際見てみたいという気にもなる。

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    2023年12月30日
  • 建築家になりたい君へ

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    高校生向けなだけあって、建築の知識がなくてもとても読みやすかった。筆者のポジショントークな部分も感じるが、普段建築とは馴染みのない自分でも新たな気付きや視点を得られたと思う。

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    2023年12月26日