隈研吾のレビュー一覧

  • 日本人はどう住まうべきか?

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    だましだましでいくというのは、つまりグレーゾーンを大きく取るということ。「受け身で考えるのが得意」な日本人が、強い理想・意思をもってグレーゾーンの中仕事を進めていくというのは、なかなか大変な気もします。
    住まうことの流動性に関しては、感覚的にはとても馴染みます。(自分の意に反してそこに住まい続けるという事はかなりしんどい。)

    今まで楽しく対談してきたけど、何やらお題をもらっているからそろそろまとめなくちゃならんね、という雰囲気にちょっと笑いました。

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    2012年10月06日
  • 新・都市論TOKYO

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    <汐留> 誰もリスクを負えないので分譲してコマギレとなった再開発

    邪魔な電通本社ビルによって海風が通らないなど悪評高い


    <丸の内> 働くだけの街ではなく住んだり遊んだりできるよう三菱が仕切った再開発

    復元される三菱一号館
    古いビルを壊して古いビルを作る矛盾


    <六本木ヒルズ> 400人にも及ぶ地主を説得し用地を確保  貸しビル業の限界を強行突破した森ビルによる再開発

    天才が発想した円環構造の街


    <代官山> 大地主朝倉家と建築家槇文彦のタッグによる「余裕」の再開発

    猿楽塚やHIGASGIYA 裏通りも魅力


    <町田> リアリティのJRとファンタジーの交錯する街の再開発

    郊外

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    2012年09月03日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    まちづくりや建設業界にも現代日本人の共通構造が垣間見られる。震災復興やこれからの日本のまちづくりに「だましだまし」の知恵は必要不可欠かもしれない。医療も「負ける医療」の時代到来か。

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    2012年08月19日
  • 新・都市論TOKYO

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    建築家によくありがちな抽象的な話もあるけれど、都市開発の経済の面も書いてくれているから建築から遠く離れた私には興味深く読めました。
     都市デザインの話も面白かったけれど、デベロッパーやゼネコンの思惑渦巻くところとかの話が面白かったです。
     汐留、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、代官山、丸の内、そして町田。何故か町田。それぞれの土地の履歴書みたいな感じで。
     町田にビビッと反応している隈さんだけれど、中国への接近を正当化するためのブラフかと。
    建設業界の仕事をわけわけする体質が旧時代的だといわれているけれど、その体質が世界一の施工管理技術を守っているとも言えるので、
    一番売りにできるところをスポ

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    2012年07月30日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    当たり前のように感じていた生活や考え方にアメリカ式が染み込んでいることに驚いた。
    それが全部悪いとは思わないけれど、ちょっと見方を変えなきゃな、と思わせてくれた本。
    こっちと日本で参勤交代とかサバティカルな生活は理想だなあ。
    ラオスは少し憧れるけど、今の私に石油なしの生活が耐えられるかな...

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    2012年07月26日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    建築って結構アバウトなんですね。気が軽くなりました。
    現場主義、原理主義じゃなくて、というのに共感。
    あと、カトリックの学校って、やっぱりいいのかな。娘にきちんと教育を受けさせよう。

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    2012年07月12日
  • 新・ムラ論TOKYO

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    隈さんの考えがちょっぴり鼻につく箇所があって、理解を難しくさせる表現もあるが、こういうのは概して建築家固有の性癖なので、仕方がない。総じて、各ケーススタディを丁寧に論じており、都市におけるムラ的な居場所の重要さが理解できる。特に小布施の取り組みは、超一流を使いこなし、真の意味でのマネジメントを実施した事例として理解した。

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    2012年06月23日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    養老さんと隈さんの対談をまとめた一冊。震災を受けてこの手の題材は多数出版されているなか、この二人の対談に興味があり、一読。

    震災、エネルギー問題から、都市計画、高層マンション、経済問題まで様々な事柄が「住まう」という視点から語られている。
    対談形式なので読みやすく、共感し、学ぶことが多い。

    特に自分自身が最近考える住宅の私有という感覚についての考察がよかった。(とは言え、私有を問題視している隈さんがスーパーハイスペックの住宅、間違いなくエネルギー依存している住宅を作っているんだからそこは切り離していいのかという疑問はある)

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    2012年05月21日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    建築においても、いかに頭の中が、経済に支配されているか考えさせられる。郊外一戸建、分譲マンションetc。
    サラリーマン的発想では思い切った建物や、長い視点での都市計画はできない。
    実体験として、“わかり”ながらみながら物事をすすめることの大切さ、逆に頭の中だけ、パソコンの中だけで仕事する怖さがわかる。
    ユートピアは危険としながらも、大きな夢があるからこそ、現場という複雑でやっかいなものと折り合いをつけてゆく、勇気と活力が与えられる。
    この本は、住まうことにも多様性や、流動性がもっと許容する社会があってよいといってくれている気がする。

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    2012年04月22日
  • 新・ムラ論TOKYO

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    「村」というものを単に地方の小規模経済圏としてではなく、建築を初め、そこでの生活や社会構造といった観点から考察している。

    そもそも、なぜ「村」を「ムラ」と表記しているのかだが、これは著者が戦前の都市化する社会以前から存在していた村に対し、戦後、村が都市化を経て、再び村化したものをムラと定義している。

    ムラの事例として、
    下北沢
    高円寺
    秋葉原
    小布施
    を挙げている。

    アメリカ型の住宅政策で都市化してしまった日本社会は、未来に対して「再開発」という選択肢しか考えられなくなっているが、このシステムがすでに自壊してきていることに、誰もがうすうす気付いているはずである。
    だが、誰もが見て見ぬふり

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    2012年04月15日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    負ける、だましだまし、というあたりがキーワードの、まさにこの二人らしい展開です。モンゴルのパオの中が公共空間、外がプライバシーの守られる場、という視点。それはそこでは当たり前でも、日本では驚くのです。そうした発想が、日本のヘイソクカンを打ち破れるかなと期待します。もちろん養老氏の参勤交代論で締め。

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    2012年03月28日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    ネタバレ

    面白いです。
    今の自分達の考えが「振れ幅が大きく」なってることにも気がつくし、だましだましって「グレーゾーン」でもあると解釈すると、それを排除しようとしてた昨今。「アッ」と思うところ満載の本でした。

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    2012年03月15日
  • 新・ムラ論TOKYO

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    様々な都市計画のあり方について紹介されていて勉強になった.
    ただ,建築家という職業の人にありがちな偏見みたいなものが少し気になった.

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    2011年11月16日
  • 新・ムラ論TOKYO

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    吉祥寺、高円寺、秋葉原、小布施を取り扱った珍しい構成。
    大規模の開発が起こる東京に目を向けるのではなく、自然発生的に、小さい塊の連鎖が都市を構成して行くダイナミズムに目を向けた内容。
    大資本がうごめくトップダウンの東京と、カオスと言われる所以のボトムアップがうごめく東京。
    対話形式なので読みやすいと思います。相変わらず隈さんの本質を見抜く所が凄いと思う。

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    2011年11月12日
  • 新・ムラ論TOKYO

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    「空間の商品化」の限界という視点が共感できる。地縁・血縁など便利な社会になる中で断ち切ってきてしまったつながり・かかわりをどう結びつけるか。場所に密着したムラにはそんな可能性があるのかもしれない。

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    2011年10月05日
  • 新・ムラ論TOKYO

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     シリーズというわけでなないのでしょうが、前書 『新・都市論TOKYO』があります。こちらは大規模開発の町がトピックであったので好みではなくざっと
    目を通しただけでしたが、本書は下北、高円寺、秋葉原、子布施といった、住みやすそうな町ランキングにあがってきそうな町が語られていて好感でした。
     エリートが計画する大規模開発にではなく、地に足が着いている人たちが主役になっている町特集でしょうか。
     隈研吾がいう「ムラ」がどんなものか。成長し続ける町、TOKYOに求められているものは? とか、秋葉原をちょっと知りたい、という興味がある人はぜひ読んでみて。いろんなヒントがありそうです。

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    2011年08月23日
  • 新・ムラ論TOKYO

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    都市開発は面白いと思う。
    ただ理論と実践を混同させる、という基本的なミスをしてはいけないと思うけれども…。

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    2011年08月04日
  • 新・都市論TOKYO

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    ヒルズに行く度感じるなんとなくぞっとする空気とか、
    おしゃれで洗練された都市だけどどこにいっても個性が無い感じとか、
    再開発後の都市への違和感は誰もがかんじる事なのだろうなー。
    ま、その違和感含めて結構好きだけども。
    そのへんについての色々な事情とかも少しわかったのでよかった。
    これを踏まえた上でその都市たちをまた歩いてみたいな。
    二人の対話がいちいち辛口で面白かったですw

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    2011年03月31日
  • 新・都市論TOKYO

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    ★日本の都市計画の限界。それは分かっているのだが‥★隈研吾流れで。現代の日本の都市開発は巨額の資金を必要とするためにリスク管理が最大のポイントとなり、収益性を高めるために容積率を上げ都市としては成立しない、と指摘する。これを「経済的に開くと空間的には閉じる」と表現。その稀な反対例が、朝倉家が自身の資金だけで30年もの長い月日をかけ、優れた坊ちゃん建築家である槇文彦に設計させた代官山だという。これは「経済的に閉じる(自己資金で完結する)と空間的には開く」とする。ただそれも、そのユートピアが皮肉にも呼び水となって代官山アドレスのような巨大開発も引き込み、やはり街を凡庸にしてしまうとのこと。金融とデ

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    2010年10月10日
  • 新・都市論TOKYO

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    [ 内容 ]
    景気回復の実感はいまだ薄い。
    にもかかわらず、東京では空前の大規模再開発が進行中だ。
    林立する高層ビル、変貌する街の風景。
    これは、本当に"東京の再生"につながるのだろうか?
    「都市は失敗の集積にほかならない。
    失敗を重ねた都市ほど偉大な都市だ」と語る建築家が、二一世紀TOKYOを象徴する、五つのスポットを巡った。
    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。
    そこに見えてきたのは、どんな「失敗」と「未来」の姿だったのか。

    [ 目次 ]
    都市開発の手法を概観する
    第1回 汐留―悲しい「白鳥の歌」が響き渡る二一世紀の大再開発
    第2回 丸の内―東京の超一等地に三菱

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    2014年10月26日