隈研吾のレビュー一覧

  • 日本人はどう住まうべきか?

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    「だましだまし」に生き抜く。「だましだまし」の建築。日本の風土、日本人の生き方に合うのは今よりも少し肩の力を抜いたものなのかもしれない。
    わたしには養老先生と隈さんが想像する社会がとても魅力的に感じた。

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    2021年01月08日
  • 変われ! 東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市

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    今や飛ぶ鳥を落とす勢いの隈研吾さん。東京には彼の建築が次々に建てられている。
    この本ではそういった大きなプロジェクトではなく、小さなものローカルなものへの関り、そして若き日の挫折が語られる。隈さんへの印象が変わった本。

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    2020年12月15日
  • ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)

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    2時間くらいで読み終わってしまった。筆者の体験談が面白い。そして、建築の側から資本主義を眺める視点が、他の著者には無くて、面白かった。建築系に進みたい人は一度読んでみたらいいんじゃないだろうか。

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    2020年12月07日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    いちばん印象に残ったのは、岡山の限界集落の話。「NHKの番組で岡山の高齢者だけの限界集落を取り上げていたのね。75歳以上の人だけが住んでいる集落が、岡山には720ほどあるそうなんです。…それで俺が思うには、限界集落が720もあるということは、そこがいかに住みやすいよい場所か、ということですね。…限界集落とか言って問題視する前に、どうしてそういう生き方こそ奨励しないのかね、と思って。」

    東日本大震災後、1年以内に書かれた日経ビジネス連載のまとめなので、端々に生き方や暮らし方の再考が提言されている。コロナ禍の現状に置き換えても違和感がないので、本質的な議論がなされていたのだと感じる。暮らしを歴史

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    2020年10月27日
  • 建築家、走る

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     変わったタイトルの本ですね。今回の東京オリンピック開催にあたっての新国立競技場の設計者としても有名な著者の自伝的エッセイです。
     建築家に至るまではオーソドックスなキャリアを辿り、主な経歴や実績だけを辿ると順風満帆のようにみえる著者の半生は、それこそ「走り回った」山あり谷ありの様相だったようです。

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    2020年09月13日
  • 変われ! 東京 自由で、ゆるくて、閉じない都市

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    ネタバレ

    グローバルからワールドワイド、効率と拡大から自由と小さなものの多様性にこそ魅了がある。小さいからこそ、外を上手く取り込もうと目が向かう。

    東京の街の多くが魅了を失ったのは既存のシステムにもたれ掛かり、変わろうとしなかったから、また既得権益を守るために変えさせなかったことが大きい。

    ローンによる土地・家屋の私有は足かせになる。ローンを組んだサラリーマンはそんな自分たちを肯定するためにサラリーマンの価値観を正義として世の中全体に押し付けてきた。その気持ち悪さとそれがまだ続いているのを感じる。住宅ローン減税は既存のシステムの延命にすぎない。

    住宅、特にマンションの一階のつくられ方がまちの魅了を

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    2020年08月15日
  • 東京 TOKYO

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    ネタバレ

    東京とその周辺の隈建築を情緒感溢れる写真と場所の歴史や物語とともに紹介。図面がなく、写真も部分的なものしかないので一つ一つの建築をじっくりと理解したり味わったりすることは難しいが、その建築が建つ街の空気感のようなものを感じられる。『変われ!東京』といっしょに読むと互いに補完し合っていて良いかも。

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    2020年08月09日
  • 点・線・面

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    ネタバレ

    20世紀、ヴォリュームの拡大を至上主義
    コンクリート空間の中に閉じ込める

    木造、線の建築
    カディンスキーとジェームズ・ギブソン

    石の基本は点だが
    積み上げると重たいボリュームになってしまう
    自然素材が表面の薄い石や木の化粧や記号に堕ちてしまった20世紀

    石の美術館
     石に隙間
     ビアンコ・カラーラ
      大理石を6mmにして嵌め、光を通す
     ビエトラ・セレナ
      apple storeの床
     点の積み上げでは経験が基準
     19世紀後半に
     コンクリートや鉄のフレームの線になって計算可能に

    コンクリート
     点を面にジャンプさせる

    バラツキ
     きらめきとリズムに

    市松模様
     一枚ずつの小

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    2021年01月04日
  • 建築家、走る

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    初めて読ませていただきました、隈研吾さん。面白かったです。特にコンクリートをキーワードに展開するアメリカの文化史。戦後の日本の復興の裏側に流れるアメリカ思想を、建築というレンズを通してクローズアップし、とってもわかりやすく説明してくださっています。そして、そのモダニズムに対する氏のアンチテーゼ的な建物。紹介された地方の建造物に足を運びたくなるのは、私だけではないはず。死ぬまで訪れたい場所がいくつも追加されてしまいました。

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    2020年05月29日
  • 建築家、走る

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    清野由美が隈研吾から聞き取り、書かれた本なので、
    話し言葉がメインになっているので、わかりやすい。
    隈研吾の本音がよく出ていて、面白い。
    確かに、隈研吾は、世界を駆け巡っている。
    建築家としての世界的にブランドが確立されている。
    日本人の建築家のブランド力はすごいが、常に現場に行き
    ナマに話し合うという姿勢を崩していないのは重要だね。
    「コンクリートに頼ってできた、重くて、エバった感じの建築が大嫌いだ」
    「エラい建築家が作った、エライ建築」ということをはっきり言う。
    現在では、隈研吾が エライ建築家になっているのだが。
    弱い日本に生まれざるを得なかったがゆえに、悩みや迷いがある。
    結局は、建築

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    2020年03月30日
  • 新・都市論TOKYO

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    東京の都市論。街をどう見るのか?
    隈研吾と清野由美が対談し、歩きながら感じたままを話す。
    こうやって都市を見るかと、面白い視点が与えられた気がした。もっと、都市には、物語が埋め込まれていると思った。
    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。
    都会に立つ高層ビルは、オフィイスビルが多い。
    汐留のダメダメ感は、なんとなくわかるものがある。
    統一性やコンセプトがなさすぎると思う。
    それは、ある意味では、機能的で、味気ない空間と言える。
    とりわけ、東京駅から丸の内の界隈は、息が詰まりそうな空間である。ビジネスの戦場という殺伐感があるかなのか。
    街並みに感じる「風情」を削ぎ落としたというか、喪失した空

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    2020年03月18日
  • ひとの住処―1964-2020―(新潮新書)

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    好きな建築家は?と聞かれたら間違いなくあげる一人。

    新国立競技場でさらに有名になった隈研吾さんの建築家人生を振り返りながら、原点を知ることのできる一冊です。

    なんであんなに「木」にこだわるのか?という最大の謎も「なるほど!」という確かな納得感を得ることができました。笑

    ちなみに環八沿いにある「東京メモリードホール(M2)」については一切触れていなかったなあ。。。(Googleで「隈研吾 環八」と検索したら、隈研吾建築事務所のホームページには実績としては掲載されていました。)

    どこかのインタビューか本に、あの物件は自分の実績として抹消したいと言っていたような記憶がしていたので、あえて触れ

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    2020年02月20日
  • 建築家、走る

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    建築に全く疎いのですが、新国立競技場をデザインした人ということで、手にとってみる。

    建築家、走る。
    この題名が、本文を読むと、競走馬としての建築家、実際の土地と物を見に世界中をタフに泥くさく走り回る著者をうまく表せているなと思った。

    バブル崩壊後の日本での建築需要が減り、建築家もなかなか世知辛い話だけど、その中でいかに自分の求めていくものを見つけるか。この人の作った建築物をカラー写真で見て、さらに現地に行きたくなりました。歌舞伎座や石の美術館とか、能楽堂とか。
    反ハコモノ、反コンクリート、土着の繋がり、人が、素材が、土地が見えるもの。そこにしかそこでしか生み出せないもの。美しい古び方。限ら

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    2019年09月24日
  • 小さな建築

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    ・「小さな建築」の楽しみを書くつもりが、いつの間にか「小さな建築」という基準で建築史を書き直したような本になった、とあとがきに書かれている。まさにその通りの内容だろう。
    ・大きな建築に対する危機感を感じられる。
    ・レゴブロックを大きくしたものに水を入れ、それを組み合わせることによる構造体というアイデア。

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    2019年08月12日
  • 建築家、走る

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    建築(家)の歴史と変遷、現場での在り方、などなど。コンペと違って弱音のような部分もそのまま語り下ろし、というコンセプトもあってかリアルさが良い。
    中国での作品「竹の家」の話一つとっても、設計費の具体的価格から、素材がカビやすいという弱点から、OKが出た理由には材料費の安さが見込まれていたんじゃないのかとか、割に合わない値段を提示されて開き直る心づもりができたという話とか、うーん率直だなー。と。笑

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    2018年12月17日
  • 日本人はどう住まうべきか?

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    コンクリートのマンションの小綺麗な部屋に住まわせ、時間や規則の拘束などにガチガチに縛り付けるように、小学生の息子を育てています。どのエピソードも納得なのですが、頭が痛いです。。。
    本当にいつから日本はこんな窮屈な世間になってしまったんだろうと思いながら、そのスタイルから抜けられないー

    隈健吾さんの考え方については非常に共感できますね。私たちは大手ゼネコンより、地域や自然、未来的な思考ができる方を応援したいです。

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    2018年09月13日
  • 新・都市論TOKYO

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    古い本だけど、著者がそれぞれの街をよく知っている感じが良かった。知っている場所について書くべし。と改めて思った。
    まぁ知ってると思ってはいけない、みたいな話に最後なるのだけれど。パラダイスなき今、ストレンジャーを気取ってもいられない気がする。

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    2018年08月05日
  • なぜぼくが新国立競技場をつくるのか 建築家・隈研吾の覚悟

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    受け身で戦う。プロジェクトの進め方の鍵として、軸が見つかるまで徹底して聞き役に徹する姿勢にに共感。建築の在り方は地域や環境に密着したもの、そのための木の役割は大きい。

    紀元前ローマ時代に征服地から連れてこられたバラバラな人々をまとめるために、アウグストゥスは大理石でローマ都市を築き統合を成し遂げた。

    紀元前に、建築という先端技術が社会を変えたことが、隈研吾さんは複雑化した現代社会で木こそがそのメディア的役割を担えるのではないかという。

    オリンピックに向けた完成が楽しみになってきました。

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    2017年01月14日
  • 高校生と考える世界とつながる生き方 桐光学園大学訪問授業

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    「私は この小説を書くときに、読んでくださる人が小学六年生までの漢字を読む力があれば読んでもらえるものと思ってこの作品を書き始めました」
    と「氷点」を書いた三浦綾子さんがいってらっしゃいました。

    この本の中で出張授業をされる先生たちは
    もちろん、その道のプロフェッショナルの方たちです
    そして、聴いている対象者たちは 中学生、高校生たち
    その語り口が そのまま 一冊の本にまとめられました

    その「語り口」を読んでいて
    冒頭の三浦綾子さんの言葉を思い起こしたのです

    本当の専門家は
    ただ感心させるだけでなく
    それなら 僕も(私も) 何かやってみよう
    そんな気にさせてくれる方なのです

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    2016年07月05日
  • 建築家、走る

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    大好きな隈さんの建築は、徹底した現場主義からできている。世界中でこれをやってるんだからすごいおじさんだ。

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    2016年06月21日