隈研吾のレビュー一覧
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ネタバレふたつのオリンピック。
20世紀から、人は家を持てるようになった。
チャーチル「建築信仰」 吉田茂へ
オリンピック、新幹線、首都高速、代々木体育館
万博
スイス館 木のような入れないパビリオン
武士道
海外参入障壁、ミリ単位の精度の国産コンクリート建築
抽象性、安藤忠雄
ザハ
オブジェクト指向
コルビュジエ
コンクリートと鉄とガラス 世界のどこでも手に入る
新国立競技場
世界の大御所しか応募できない
大成建設 長岡市役所「土間」でコラボ
木でスタジアムをつくる、木の明治神宮外苑に
低い47.4m、地面を掘る
新しい「国立」「国家」無数の小さく多様な物の集合
人が庇でつながる時代 -
Posted by ブクログ
隈研吾は、家を私有することに対して、否定的な意見を述べる。
しかし、その問題を解決する解を持っていない。
コーポラブティブ住宅によって、みんなで作ろうとするが、
結果私有であったために、それは失敗の要因だったとする。
彼の頭の中には、サハラ砂漠の中での住居のように、
簡単に建てられ、自然と境界線を置くことなく、私有しない
原始共産制のようなユートピアが、あるのかも知れないが、
現実的に 持ち家制度を 否定しても解決できない。
夢の中での、住処を模索しながら、都市ではなく
村ではない「ムラ」のイメージを掻き立てるが、
そこでも私有制を否定することはできなかった。
隈研吾は、自己矛盾に堕ちて、不満を述べて、吐き出し、小間物屋をしている。
20世紀は、多くの建築物が建てられて、都市となった。
そして、村が消えていった。それは、持ち家願望にあり、
持ち家を持たす金融システムが確立したからだという。
アメリカ型、集合住宅貸家型、中国の都市籍と農民籍の
3つのパターンは失敗して、村が破壊され、消滅した。
隈研吾の求める 青い鳥 ムラは、どこにあるのだろうか?
下北沢、高円寺、秋葉原、小布施を街歩きする。
下北沢の面白さが発酵して、昭和をなつがしがるムラ。
高円寺は ユルい感じで、男権システムの暴力から逃げて、
寛容性と慎み深さのあるムラ。
秋葉原は、ヘンタイ性を飲み込むことで、多層な欲望を飲み込むムラ
小布施は シティーボーイの目を持つ旦那様の作り上げるムラ。
結果としては、私有制を否定するものは見つけられなかった。結局 日本は サハラ砂漠ではないのだ。 -
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全体的にはすごく面白いんだけど、男性原理・女性原理みたいな話を持ち出すこと自体が、今やとても「おっさん臭い」し、とはいえそれについてすごく勉強しているというわけでもなさそうなので、中途半端で直感的な思いつきに過ぎないもののように感じる。
加えて、斜めからものを言ったりするのはもうやめたとこの本で言っておきながら、小布施での試みには結構斜に構えているように見える。自覚的なのかどうなのか(自覚的なら、「あえて皮肉めいたことを言うと」とでも言って欲しかった)。
隈研吾さんは基本的に好きだし、話も態度も面白いと思って注視しているが、こういうところはいただけないと思う。 -
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通常の建築はラーメン構造なり壁構造なり、依存されるモジュールと依存するモジュールからなる。リスボン地震以来、災害に遭うたびに人類は自然に負けない強い建築を作るべく「大きな建築」を作ってきた。それは依存されるモジュールの強度を高めるものであった。
この本で隈氏が提唱しているのは、殆ど単一のユニットからなる建築で、つまりモジュール同士が依存する/されるの構造を持っているのではなく、共依存する関係である。4つの章のうちでは「織る」がもっとも分かりやすいであろう。縦糸と横糸が互いに折り重なることで強度を生じさせている。これを3軸、4軸にすることで3次元に応用し、パビリオンだけではなく太宰府前のスターバックスのようなパーマネント建築を実現している。
思想としては、共依存する構造というのは民主主義らしさを表現している。また、モジュールから構成され、またモジュールに分解できる可塑性は、柔をもって剛を制すアプローチであり、坂茂氏の一連の紙管の仕事とともに21世紀の建築構造として興味深い。 -
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ネタバレ割と最近の著、有名なお二方の対談は
視点も面白くメカラウロコ、、、たびたび。
どうも、一生懸命な日本人は
なんでもやりすぎる嫌いがあるらしい。。。
傾斜度の大きな山肌、
国産の木を伐採して使った後
どうせ使うからと原生林を杉や檜に全て変えてしまった。
傾斜度の大きな山肌は
その土地にあった原生林を構成する木であるならば
大雨が降ろうと、崖崩れも早々起こらない
ところが根っこが粘らない杉や檜を
そんな土地に均一に植えてしまうと
あっという間に土砂災害が。。。
また風光明媚な海岸線に一斉に走らせた道路。
そんな道路をただただ眺めがいいと作ったおかげで
海岸線が破壊され砂浜が消えてしまうことも。
地形はどうやって形作られたか?
山から流れる川が作る土砂、堆積物
大きな海洋からの波、風にも作られた海岸線。
そこにはまっすぐに作ってしまうことで
今まで起こらなかった災害もおこったり、
今まで防がれていた自然からの大きな影響を
クッションのように遮っていた
なんともいい具合の地形をなくすことにもなったり。
人は長い間自然とだましだまし付き合ってきた。
制圧する力はないことを知っていたからだ。
また、今では珍しくもないコンクリート建築。
シャープで現代的なその工法は
手先が器用で真面目な日本の大工さんがいればこそ。
コンクリートは生真面目にベニア板を並べ、
コンクリートを流すが、
一旦乾いてしまえば、中に何が入っているのかわからない。
真面目な日本の大工さんの信用にかかってる。
どことは言わないが、、、
コンクリートの中にゴミが入ったり
鉄筋が少なかったり、、、
目には見えないからこそ、
人の信用の上に成り立つ工法なのだ。
お二人はもっと木を使った建築も!とも言っている。
実に興味深い対談でした。