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大好きだった土地の想い出、忘れることのできない言葉、建築への目覚め、鋭く研ぎ澄まされた感性、数々のプロジェクトに込められた想い。既存の枠組みに果敢に挑戦する創作姿勢は、いかにして形づくられたのか―。隈研吾の思想と行動の原点、独創をつらぬく精神の歩み。そして、新たな建築哲学。
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Posted by ブクログ
建築の境界性の話から始まり、こだわり、反建築、など、場所にまつわるエピソードを通じて、隈研吾の哲学、原点に触れられる本。最後、隈研吾の建築には境界がない、と評される話に至るまで興味深い。 傘を組み合わせたドームは見てみたいと思った。どんな構造になっているんだろう。建築には詳しくないけど、いろんな建...続きを読む物を見に行ってみたいと思わせる力が隈研吾の作品にはあると思う。アオーレ長岡とか、太宰府のスタバとか、現地で見てみたい。
『三低主義』に続けて読んだ。この本の中で語られていたエピソードの大元の部分がじっくり書かれている。 物を作る人の、子供のころの経験、環境、かかわってきた人たちが 直接間接に影響していることを知るのは面白い。 同時に、建築の世界の概要を簡単に知ることもできる。 隈研吾の手による建物を、いろいろと見に行...続きを読むってみたい。
月並みですが、子供のころ持っていた感覚を忘れず大事にしないとなあと思いました。 「生物にとって、世界というのはまず地面であり、床だからです。… そのせいか、今でも人のはいてる靴が気になります。この人はどう世界とつながっているか、どう自然と接続しているかが、靴を通じてわかってしまうからです。…その意...続きを読む味で建築は靴に似ています。大地と身体を仲介するからです。」 いつ行っても季節の匂いのする農家の「ジュンコちゃん家」いいなあ。
全ての建築は犯罪。 中でも個人住宅はもっとも犯罪性が強い。 個人の欲望やエゴを物質を通じてリアライズする。 お金をかけて、資源を消費し、エネルギーを消費しなければ作れない。結果として、一つの場所を占有し、環境を変えてしまうのが建築の宿命。
人間は日記を書いたり、写真を撮ったり、ツイートしたり、昔から痕跡を残すことに必死になる生物なのです 人間の身体は床に触れないわけにはいかない。人間には質量があり、質量には重力がかかる 確かに靴を変えると、自分と世界が変わったような気分になります
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