隈研吾のレビュー一覧
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建築家・隈研吾氏が、建築家に興味を持つ10代へのメッセージとして綴った本です。小学時代の生い立ちから、中学、高校、大学での経験を特に詳しく語った、自伝的な内容となっています。
タイトルから子供向けかと思い、読むのをためらっていましたが、大人でもまったく違和感なく、興味を持って読める本でした。
表現...続きを読むPosted by ブクログ -
新国立競技場のコンセプトを創造する過程を、幼年期からの様々な経験をベースに記載したユニークな著書だ.コンクリートと金属での建築から、日本の感性をふんだんに取り入れた木材を中心とする構成を押し通す、強固な意思を感じる著述が多数見られて、非常に楽しめた.10種類の日本人が住む10酒類の住宅という切り口で...続きを読むPosted by ブクログ
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近現代の社会と建築との関係を、著者自身の経験から語る一冊。
建築の知識が全くなくても、大変面白く、興味深く読むことができた。
建築がこんなにも社会に影響を与えてきたものだったのか、政治的な面をもったものだったのかと思った。Posted by ブクログ -
オオバコシステムによる近代化 閉じ込めて効率化
ITで閉じ込めなくても効率的に自由に
建設産業の江戸時代におけるサムライ化
一定の評価を得た芸術家はコラボして違う地平に飛ぶ
世界の中心都市 ジャック・アタリ
=クリエイター階級が新しい発見への情熱を燃やす場所
バブル期の東京はなれなかった
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「だましだまし」に生き抜く。「だましだまし」の建築。日本の風土、日本人の生き方に合うのは今よりも少し肩の力を抜いたものなのかもしれない。
わたしには養老先生と隈さんが想像する社会がとても魅力的に感じた。
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今や飛ぶ鳥を落とす勢いの隈研吾さん。東京には彼の建築が次々に建てられている。
この本ではそういった大きなプロジェクトではなく、小さなものローカルなものへの関り、そして若き日の挫折が語られる。隈さんへの印象が変わった本。Posted by ブクログ -
2時間くらいで読み終わってしまった。筆者の体験談が面白い。そして、建築の側から資本主義を眺める視点が、他の著者には無くて、面白かった。建築系に進みたい人は一度読んでみたらいいんじゃないだろうか。Posted by ブクログ
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いちばん印象に残ったのは、岡山の限界集落の話。「NHKの番組で岡山の高齢者だけの限界集落を取り上げていたのね。75歳以上の人だけが住んでいる集落が、岡山には720ほどあるそうなんです。…それで俺が思うには、限界集落が720もあるということは、そこがいかに住みやすいよい場所か、ということですね。…限界...続きを読むPosted by ブクログ
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グローバルからワールドワイド、効率と拡大から自由と小さなものの多様性にこそ魅了がある。小さいからこそ、外を上手く取り込もうと目が向かう。
東京の街の多くが魅了を失ったのは既存のシステムにもたれ掛かり、変わろうとしなかったから、また既得権益を守るために変えさせなかったことが大きい。
ローンによる土...続きを読むPosted by ブクログ -
東京の都市論。街をどう見るのか?
隈研吾と清野由美が対談し、歩きながら感じたままを話す。
こうやって都市を見るかと、面白い視点が与えられた気がした。もっと、都市には、物語が埋め込まれていると思った。
汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。
都会に立つ高層ビルは、オフィイスビルが多い。
汐留のダメ...続きを読むPosted by ブクログ -
好きな建築家は?と聞かれたら間違いなくあげる一人。
新国立競技場でさらに有名になった隈研吾さんの建築家人生を振り返りながら、原点を知ることのできる一冊です。
なんであんなに「木」にこだわるのか?という最大の謎も「なるほど!」という確かな納得感を得ることができました。笑
ちなみに環八沿いにある「...続きを読むPosted by ブクログ