新・都市論TOKYO

新・都市論TOKYO

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

景気回復の実感はいまだ薄い。にもかかわらず、東京では空前の大規模再開発が進行中だ。林立する高層ビル、変貌する街の風景。これは、本当に“東京の再生”につながるのだろうか? 「都市は失敗の集積にほかならない。失敗を重ねた都市ほど偉大な都市だ」と語る建築家が、21世紀TOKYOを象徴する、5つのスポットを巡った。汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。そこに見えてきたのは、どんな「失敗」と「未来」の姿だったのか?【目次】都市開発の手法を概観する/第一回・汐留 悲しい「白鳥の歌」が響き渡る二一世紀の大再開発/第二回・丸の内 東京の超一等地に三菱の「余裕」がどこまで肉薄するか/第三回・六本木ヒルズ 森稔の執念が結実した東京の蜃気楼/第四回・代官山 凶暴な熊に荒らされる運命のユートピア/第五回・町田 「郊外」かと思っていたら「都市」だったという逆説/対話篇・そして北京/あとがき

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新・都市論TOKYO のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東京の、それぞれの箇所の独特な雰囲気を言語化してくれる。建築に疎くてもへーってなる。
    隈研吾ってやっぱり面白い人なんだよなー

    0
    2020年03月28日

    Posted by ブクログ

    建築家隈研吾とジャーナリスト清野由美が東京の汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田と北京について議論を交わす。日本の都市、経済、建築における課題を語っている。

    0
    2013年07月19日

    Posted by ブクログ

    六本木ヒルズ、ミッドタウン、シオサイト、表参道ヒルズ、町田。

    建築家家の視点で観たTOKYO案内。

    とても面白い。

    10/01/01-01

    0
    2010年05月02日

    Posted by ブクログ

    金融手法の発達・外部経済環境の変化と街のデザインとの関係が興味深かった

    面白かったくだり
    ・証券化の発達により、創造性のある芸術家ではなく、リスクの少ないブランドとしてエスタブリッシュされた建築家が求められる
    →世界の大プロジェクトは少数のブランド建築家が独占、プロジェクトが大きくなるほどデザインの陳腐化が進む
    →とりわけ地価が高い東京の再開発プロジェクトで一番大事なのはリスク分散。創造性よりもリスク分散が建築家には求められる

    ・歴史的な建物が残されると、その対価として街が超高層化する(容積率緩和のテクニック)ex.丸の内
    ・代官山(経済的に閉じて空間的に開かれている)と六本木ヒルズ(経済的に開き空間的に閉じている)の対比
    ・森稔社長の、肥大化した金融資本と実態をつなごうとする挑戦
    ・汐留:バブル崩壊後という不況下→大区画を一括して開発するリスクを負える企業がいない→11街区に分割されて分譲→悲劇
    ・隈さんの北京開発プロジェクト

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    また東京ですけど。
    建築家隈研吾氏とジャーナリスト清野由美氏の街歩き中の対談を掲載した本。

    現在の東京の再開発地区(汐留、丸の内、六本木)を中心に代官山、町田、北京と飛んで話は展開されます。再開発に関する論考は、現在の経済事情、不動産と金融の関係、どうしてもテーマパーク化していく開発を、社会学的な話も含めてわっかりやすく切ってくれていると思います。

    個人的には「ブランド化する建築家」という単語にグッと来た、あー、そう言えば良かったのねと。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    汐留、丸の内、六本木、代官山、町田について、それぞれの街の成り立ちや特徴が紹介されています。

    ・汐留は、不況期に切り売りされて統一感の無い街。
    ・丸の内は、働くだけでは街としての価値が上がらないので、仲通りの仕掛けで商業的に成功した街。三菱グループの力を感じる街。
    ・六本木は、森稔のアーバンニューディール政策でできた街。オフィス、ホテル、商業、シネコン、テレビ局、広場、庭園を複合。
    ・代官山は、地主の朝倉家と建築家槇文彦の余裕が感じられる街。
    ・町田は、JRのリアルと私鉄小田急のバーチャルが入り交じった街。

    0
    2022年04月13日

    Posted by ブクログ

    東京の都市論。街をどう見るのか?
    隈研吾と清野由美が対談し、歩きながら感じたままを話す。
    こうやって都市を見るかと、面白い視点が与えられた気がした。もっと、都市には、物語が埋め込まれていると思った。
    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。
    都会に立つ高層ビルは、オフィイスビルが多い。
    汐留のダメダメ感は、なんとなくわかるものがある。
    統一性やコンセプトがなさすぎると思う。
    それは、ある意味では、機能的で、味気ない空間と言える。
    とりわけ、東京駅から丸の内の界隈は、息が詰まりそうな空間である。ビジネスの戦場という殺伐感があるかなのか。
    街並みに感じる「風情」を削ぎ落としたというか、喪失した空間。
    しかし、三菱地所の本社が、実に目立たないところにあるのも、日本の奥ゆかしさなのだろうか。
    六本木ヒルズは、森美術館に行くだけで、あまり感じなかったけど芸術家の経営者が、作ったという言い方は、面白いかもしれない。確かに、そのビルのフォルムは、存在感があり、異様な雰囲気がある。
    代官山は、槇文彦というサラブレッドが、代々の地主と噛み合って、時間をかけたまちづくりになったというのを見て、一度行ってみたい。
    町田も、一度も行ったことがないので、街を見に行こうと思う。

    渋谷、青山、品川、秋葉原などについても、二人で歩いてみて、新たな視点があると面白いな。
    肩の力を抜いて、建築に興味を持つきっかけにはなる本である。

    0
    2020年03月18日

    Posted by ブクログ

    古い本だけど、著者がそれぞれの街をよく知っている感じが良かった。知っている場所について書くべし。と改めて思った。
    まぁ知ってると思ってはいけない、みたいな話に最後なるのだけれど。パラダイスなき今、ストレンジャーを気取ってもいられない気がする。

    0
    2018年08月05日

    Posted by ブクログ

    都市計画という分野はなじみがなかったが、具体的な地名をあげながら、隈研吾の講義が聞けるというお得な内容。実際に自分で汐留を歩いた時の違和感は、この本を読んで納得した。注文点は2点。対象の地図を書いてほしい。その方がより理解が深まる。もう一点は隈研吾の聞き手のおばさんが何かと偉そうなこと。逆にそれをうまく受容している隈健吾のふところの深さが感じられた。

    0
    2015年08月08日

    Posted by ブクログ

    <汐留> 誰もリスクを負えないので分譲してコマギレとなった再開発

    邪魔な電通本社ビルによって海風が通らないなど悪評高い


    <丸の内> 働くだけの街ではなく住んだり遊んだりできるよう三菱が仕切った再開発

    復元される三菱一号館
    古いビルを壊して古いビルを作る矛盾


    <六本木ヒルズ> 400人にも及ぶ地主を説得し用地を確保  貸しビル業の限界を強行突破した森ビルによる再開発

    天才が発想した円環構造の街


    <代官山> 大地主朝倉家と建築家槇文彦のタッグによる「余裕」の再開発

    猿楽塚やHIGASGIYA 裏通りも魅力


    <町田> リアリティのJRとファンタジーの交錯する街の再開発

    郊外かと思うけどそこから出なくても全 部済む的な街ひなびた方にはラブホとかちょんのまとかあるな


    <北京> シナの再開発

    空前の建築ラッシュに沸き混沌としているがエネルギーが充満している



    建築家と素人による対談集である

    上記の"街"に行ったプロと素人 プロが語り、素人がつっこむ形式

    鋭いつっこみなので、さまざまな街づくりについてよく理解できる地図がついてないからGoogleストリートビュー見ながら読んだつけたほうがいいな(笑)

    0
    2012年09月03日

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