観光亡国論

観光亡国論

右肩上がりで増加する訪日外国人観光客。京都、富士山をはじめとする観光地へキャパシティを越えた観光客が殺到し、交通や景観、住環境などでトラブルが続発する状況を前に、東洋文化研究家アレックス・カー氏は「かつての工業公害と同じだ」と警鐘を鳴らす。本書はその危機感を起点に世界の事例を盛り込み、ジャーナリスト・清野由美氏とともに建設的な解決策を検討する一冊。真の観光立国を果たすべく、目の前の「観光公害」を克服せよ!

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観光亡国論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2020年には年間4000万人の訪日外国人
    観光客を目標としている日本。

    その目論見はコロナで外れてしまいまし
    たが、それを別としてもあちこちで
    観光客だらけの状況を見て「このままで
    日本は大丈夫なのか?」と感じた人は
    多いと思います。

    何よりその観光地の受け入れるキャパシ
    ティと訪問者数が釣り

    0
    2020年08月04日

    Posted by ブクログ

    観光分野に実際に取り組んでいる方には、
    書かれている内容は極めて当たり前の指摘だと思う。
    ただ、何度もカー氏が指摘されるように行政の「時代遅れの観光政策」については処方箋がいくつあっても足りないのは現実。
    この本を読むべきは、行政関係だったり政治家の皆様。

    0
    2019年08月06日

    Posted by ブクログ

    昔、旅行会社にいたものとしては耳が痛い。
    でも同時に団体旅行の限界を感じていたのも事実。
    もっと個性豊かな内容の旅行がしたい!

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    日本の景観に詳しく、古民家を改修した宿泊施設経営や地域再生コンサルタントをしているアメリカ人による、日本の観光業に対しての問題点と提言をまとめたもの。著者は、アメリカ人でありながら日本に40年以上も住み、欧米人の視点で日本を評価できる人物である。論評は鋭く、勉強になった。渡辺京二先生の『逝きし世の面

    0
    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    空き家問題が進む日本で、古民家再生を軸にある種「ドラスティックにないやり方」で観光需要を満たす戦略を選んだ著者。
    海外の主要旅行地が、その社会のあり方や住民たちに対しての意図せぬ範囲までの影響に反発し指針を変えていった中で
    今後の日本社会を恒久的に下支えすべき観光事業の視座は、コロナを契機に改めて考

    0
    2021年10月11日

    Posted by ブクログ

    基幹産業が重厚長大型から観光のようなサービス型に転換するという大きなパラダイムシフトの中で、国、地方がどう対応していくべきかの指針になるような一冊。個人的に、国内外問わず地方への観光客が増えれば、例え爆買い中国人とかであっても、その地方の経済が潤うと思ってたけど全くそうではないことを知って、今までの

    0
    2020年09月19日

    Posted by ブクログ

    インバウンドが2000万人を突破、今年は3000万人を上回る、2020年には4000万人だと、浮かれている間に、国内の観光名所は大変なことになっているようです。
    たとえば京都。
    既に清水寺や二条城といった超の付く名所だけでなく、京都駅南側のお寺や神社でも、今は人で溢れ返っています。
    伏見稲荷大社は、

    0
    2019年04月10日

    Posted by ブクログ

    観光におけるオーバーツーリズム等に警鐘を鳴らす良書。
    大型バスによる量的なものではなく、質が高く地元に金を落とす観光の在り方というのはごもっとも。
    政府は2020年に、年間4千万人の訪日旅行客を目指すというが、それだけの数が来日しても対応できるのか。既に都内では外国人観光客でごった返しているのに、こ

    0
    2019年04月08日

    Posted by ブクログ

    アレックス・カー氏の著書はもう何冊か読んでいるので、既視感がある記述も多いんだけど、何度読んでも納得できる指摘が多い。

    文字だらけ(禁止文言だらけ)の観光地や電線だらけの町並みは、見ていて気持ちがいいもんじゃない(東南アジアなみにカオスになるとあれはあれで面白い 笑)。

    〈商店街が観光地されるこ

    0
    2021年04月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    はじめに
    第1章  テッィピング・ポイント~「立国」が「亡国」になるとき
    第2章  宿泊
    第3章  オーバーキャパシティ
    第4章  交通・公共工事
    第5章  マナー
    第6章  文化
    第7章  理念
    おわりに

    <内容>
    40年来、日本で日本文化を研究し、徳島県の祖谷の古民家や京都の古い町家

    0
    2019年03月26日

観光亡国論 の詳細情報

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