犬と鬼 知られざる日本の肖像

犬と鬼 知られざる日本の肖像

1,430円 (税込)

7pt

4.0

美しい自然、練磨された文化遺産、高度な技術、優秀な教育制度……。世界をリードするような新文明を築こうとした日本は、1990年代に失速した。明治維新、敗戦を超え、「近代化」を推進してきた日本は、本質的に「近代化」で失敗した。「有能な官僚制度」に誘導された土建国家は、伝統日本を破壊してしまった。この国の問題は、慢性的・長期的なもので、日本をこよなく愛する著者が怒りと悲しみを込めて警告する。

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犬と鬼 知られざる日本の肖像 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月04日

    日本文化をこよなく愛する筆者だからこそ書ける、日本への厳しい批判が並びます。
    出版は20年以上前ですが今読んでも刺さる部分がかなりあります。つまり日本は中々変わることが出来ていないというのが実感出来ます。

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    Posted by ブクログ 2020年11月22日

    隣の町に立派な多目的ホールができたら、オラの町にも造ってほしい。民間ベースでは、採算がとれない話でも、一度動き出した箱物事業は、誰にも止められない。まるで、太平洋戦争に突き進み暴走する軍部のように。
     この本が書かれたのは、約20年ほど前だが、ここで警鐘が鳴らされた事は、さらに悪化している。東海村の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月22日

    <目次>
    プロローグ
    第1章   国土~土建国家
    第2章   治水・治山~災害国家
    第3章   環境~ステロイド漬けの開発
    第4章   バブル~良き日々の追憶
    第5章   情報~現実の異なる見方
    第6章   官僚制~特別扱い
    第7章   モニュメント~大根空港
    第8章   古都~京都と観光業
    第9章...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月29日

    長年日本に住んできた米国人による、これはなかなか面白い日本社会論である。
    本書のスポットは特に日本の行政(官僚)を中心とした社会・経済・環境破壊の動きに向けられており、ここでは「ビューティフル」と日本文化を褒め讃えるのではなく、ひたすら「異常さ」を追究している。
    明治以降、とりわけ戦後において日本式...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月02日

    日本の魅力を発信するアメリカ人による、日本の問題点をした本。日本のバブル後の失われた20年に起こった日本の課題を指摘している。断片的な事象もって日本の官僚組織を批判したり、一部の意見をもって日本の特性と断定したり、分析・評価に説得力のない点が多いが、外国人から見た当時の一面としては、参考になる。経済...続きを読む

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