太田忠司のレビュー一覧

  • 忌品<新装版>

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    ネタバレ

    「スケッチブック」みたいなことは本当にあるんじゃないかと思ってしまう。
    「携帯電話」みたいな話も好き。

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    2015年11月02日
  • 夜想曲

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    十分、話は伝わります。
    ただ、少年のような雰囲気の主人公が表紙だったので、意外に(苦笑)大人な主人公に驚きました。

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    2015年10月07日
  • 夜想曲

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    雪永の妻の名前がラスト近くまで明かされないのはそういうことかあ。
    なんとなく○月にしては強引さがないなとは思っていたけれど、年をとったせいかなと思っていたらそういうことでしたか。
    だったらカフェ開店とか当然だなあ。
    個人的には「雨だれ」が好み。
    オルゴールが流れるおしゃれなカフェに行ってみたい。

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    2015年10月03日
  • 夜想曲

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    【収録作品】小犬のワルツ/木枯らし/別れの曲/英雄/雨だれ/夜想曲
    *妻の存在感と夫婦関係がいい。静かで繊細な空気を纏った連作。久々に雪永鋼に出会えて嬉しい。

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    2015年10月03日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    大倉崇裕「怪獣チェイサー」がよかった。自分、MM9シリーズみたいな怪獣に関する架空の職業について書かれた小説が好きなのかもしれない。プロフェッショナルは格好良い。

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    2015年09月30日
  • もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか?

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    京堂景子と新太郎夫婦による安楽椅子探偵モノのミステリ第2弾。今回は40ページ程度の作品8本からなる連作ミステリとなっている。
    文章のノリが肌に合わないのは1作目と変わらず。京堂景子の描写も,「こんなやついるか?」と思えるキャラクターなのも変わらない。そういった欠点はあるが,8つの短編はエンターテイメントとして十分楽しめるデキ。
    ミステリとしてのデキは1作目の方が上だったように思うが,「熊犬はなにを見たのか?」など,トリックらしいトリックはないが,軽いエンターテイメントとして楽しめ,読後感も非常によかった。
    1作目同様,寝る前に読んだり,出勤途中に電車で読むには最適な作品。★3で。

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    2015年09月23日
  • ミステリなふたり

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    ネタバレ

    2015年に名古屋テレビでテレビドラマ化された太田忠司の連作ミステリ。現在はTVK(テレビ神奈川)で放送されており,関東圏でも見ることができる。ドラマの方はさておき,ミステリの方は,軽いエンターテイメントとしてなら十分楽しめるデキ。
    愛知県警捜査一課の刑事京堂景子は,どんな凶悪犯も必ずあげる敏腕刑事だが,夫の新太郎の前では普通の女になってしまうというアリガチな設定。1作あたり30ページ程度の軽いミステリながら,作者の太田忠司が星新一ショートショートコンテスト出身ということもあり,短編として安定したデキの作品が続く。
    文章は,やや軽く,ユーモアミステリ風にしたいのだと思われるが,肌に合わなかった

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    2015年09月23日
  • ミステリなふたり

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    謎云々より、京子さんと新太郎くんのやり取りが好き。京子さんの仕事と家とのギャップがいい!
    どうもこういう「男に負けず仕事のできる女」系の話は好きなのだが、京子さんのキャラはたまらない。
    出会って付き合いに至る話もたまらない。
    正直ミステリ部分より面白かったです。

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    2015年09月08日
  • セクメト

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    ネタバレ

    サスペンスと言うのか最近流行の警察小説と言うのか。
    まあ、とは言え割と社会派からはそれてる気もするし、
    フィクション要素がかなり高く、何とも言いようがなかったりもする。
    アクション小説と言うジャンル分けでも良いかなあとかも思う。
    まあ、ジャンル分けよりも本編の話。
    太田忠司にしては娯楽要素が高くて、それなりに重い話を描いてるんだけど現実味が殆どない感じ。
    終わってもその感覚はぬぐえなかったなあと言うのが正直な印象。
    そして、これ続編があるみたいなんだけど、これ以上こういうのを続ける感じなのかなあ。

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    2015年08月22日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    またまたシリーズ3作目。今回はさらに続くってパターンでした。話が大きくなって来ました。話が幽霊の話なので、真面目に推理する訳じゃないけど、どんどん広がってる感じです。まあ、無藤君は成長してるとは思いますが。

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    2015年06月13日
  • 目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い

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    目白台サイドキックの2作目。太田さんのシリーズは結構好きなものが多いんだけど、このシリーズは私にはイマイチだなあ・・・ でも、3作目も読んでみようっと

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    2015年04月25日
  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    こちらはサイドキックでもサッカーは関係なし。
    キャラは面白いけど、生かしきれてないかなあ~
    まあ、次作もとりあえず読んでみよう

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    2015年04月18日
  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    軽くてスラスラ読める。ミステリーをあまり読まない私のような人はわりかし楽しみながら読めると思う。
    帯には文系と理系の不思議な相棒と書かれているが、本巻はさほどそれぞれの得意分野で協力しながら事件を解決した感じではない。
    ただ、それぞれの人の掛け合いが面白い。

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    2015年04月08日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    2013年に刊行された「怪獣文藝」の続編として、怪獣と怪獣が跋扈する世界をこよなく愛する映像作家(監督)と小説家による持ち前のセンスを生かして書き上げた怪獣短編小説で構成したアンソロジー集の第二弾。
    前作が怪異な世界観をメインテーマに据えて構成したミステリー、ホラー色の強い怪奇小説作品集としての仕上がりは≪怪獣小説≫を期待した読者の評価が二分した結果を踏まえ、今回はより具体的に怪獣の暴れまわる事件に焦点を当てたビジュアル的なストーリー展開の作品で構成されている。映像でストーリーを読ませる映画監督による文章表現と、文章を用いてビジュアルをイメージさせる小説家の双方が「怪獣」をテーマにした競作は≪

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    2015年11月05日
  • 裁く十字架 ――レンテンローズ

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    こっちが眠る竪琴よりも先だったらしい。サブタイトルじゃなくて、番号を振ってくれないものか……。

    短編? 三つ?

    話によって物語の中心人物が異なる。
    中心人物は必ず事件を発端にした謎の中にあり、その謎を解く為に行動を始める。そこに助言者(多分シリーズ主人公)が現れ、助言を与える。
    最終的に謎解きは、シリーズ主人公が勤めることになる。が、このシリーズ主人公は明らかにNOT人間である。要するに人外。

    これまで読んだ感じによると、どうにも被害者的立場にある中心人物もまた、罪を抱えて事件の発端を担う、という感じになっているらしい。完璧な被害者はだから存在はしない?

    だから……あれかな? 物語的に

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    2015年03月05日
  • 眠る竪琴 ――レンテンローズ

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    面白くはあったが……。
    ミステリ的な観点で言うなら、これもまた「良くあるタイプ」であり、反面ファンタジー要素が織り交ぜられているので「例を見ない」ものになるのかもしれない。
    探偵役がいて(しかし本物の探偵ではない)それに助言する人物達と、彼らが構えている店(本拠)があり。
    謎が存在し、それを説き――というのがミステリ要素で、しかしながら最終的な謎解きが人外によって行われる――ところがファンタジー?
    良く判らないな……。
    が、読みやすい。それ程文章も難しいものではないし、横文字名がそれ程多くはないので、名前が覚えられなくて困る、ということもなかった。

    短編? 三話――だったかな? 収録。
    眠る

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    2015年03月05日
  • 奇談蒐集家

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    ネタバレ

    奇談蒐集家 恵美酒とその傍らに控える 氷坂。古びたバー「strawberry hill」へ奇譚が持ち込まれる連作短編集。

    最後にどんでん返しということだったけど、結構最初からそういうイメージで読んでいたので普通に読み終わったかな。

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    2015年02月18日
  • 奇談蒐集家

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    分類が良く判らないが……。

    奇談を収集する収集家の出した広告に、応募して話をする人達の、その奇妙な実体験の話?
    ――は長い前振りで、実はその奇談収集家の方が……というラストどんでん返しの話。

    この物語の面白いのは、広告には多額の報酬が着いてくるのだが、話をしに来る人間の殆どが、その報酬を求めていない、ということだろう。
    奇談の内容そのものは、じっくり読んでみるとあまり奇談とは思えないことが判る。話の最後に必ず謎解きがあるのだが、解かれる前に大体予測が出来る。最初から疑ってかかれば。
    問題は、最後の奇談。
    盛大な前振りとも言って良い奇談達のラストに、本当の奇談があったんだよ、と。

    短編のよ

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    2015年02月14日
  • 奇談蒐集家

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    奇談を集める金満家・恵美酒一と性別不明の従者らしき人物・氷坂のもとへ数多の人が奇談をもち、それを売りに来る。
    新聞広告の「求む奇談」の文字にひかれ、集まる奇談を不可思議な二人組(主に氷坂)が、「奇談でもなんでもない」と説明して現実に戻してしまう話。
    この2人の方が不思議だろ、と思っていたら、結末、案の定2人は奇談として完成されてしまった。
    大枠の仕掛けは面白いし、結末も解説通り現実と幻想の世界を地続きにしてくれたので満足。
    ただ、一個一個の短編の後味が昔の少女ホラーコミックのようだし、安楽椅子探偵ものだと仕方ないのかもだけど、氷坂の説明だけでは少し強引に感じられる部分もあった。(そのために結末

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    2014年12月08日
  • 星町の物語 奇妙で不思議な40の風景

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    久々にショートショートの物語を読んだ。
    怖い話もあれば、笑える話もある。
    それらがひとつの町にまとめられている。
    ショートショートは短い中にたくさんのものが詰め込まれていて、通常よりも想像力を掻き立てる。

    2014.11.8

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    2014年11月08日