太田忠司のレビュー一覧

  • 奇談蒐集家

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    奇妙な話を収集する酔狂な主人と美麗なその助手が、やり取りからおかしな話を幻想から現実につなげていく…という流れで数話続いていく。一つ一つの話が短編と成り立っていて、まあ面白いな、と思っていたら、最後の一作読み始めて、アレ?となり、あ、そういうことか!!!と。推理小説チックなところから、実は問題解決ではなく新たな謎への入口だったという感じで面白かった。

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    2020年03月01日
  • やっぱりミステリなふたり

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    【収録作品】皮肉な夕食/死ぬ前に殺された男/公園の紳士/右腕の行方/善人の嘘/昭和レトロな事件/容疑者・京堂新太郎

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    2019年10月22日
  • 予告探偵 西郷家の謎

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    最後の最後のオチには確かにちょっとびっくりしたけど予想を大きく外れる事はなく。それも描写が丁寧だったからある程度は想像がついたんだろうなぁ。ミステリとしてはオーソドックス。

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    2019年10月05日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる

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    チャランポランだと思っていた宣隆叔父さんのうなぎ云々の話しには なるほどなぁととても納得した。
    龍くんのとても繊細だけどしっかりと芯の通った性格、好きだなぁ♪

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    2019年07月13日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる

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    【収録作品】第一話 きしめんと誰にでもある逆むけのこと/第二話 雑煮と言葉にしなかったこと/第三話 おこしもんと壊れてしまった思い出のこと/第四話 生せんべいと道の途中で迷うこと/第五話 ひつまぶしと正しく生きていくということ

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    2019年04月19日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ

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    名古屋情報満載の一冊!愛知県出身の私にとっては「分かる〜分かる〜」と楽しく読み続けていけた♪名古屋弁もいいねぇ(笑)続編も読もう!!

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    2019年04月18日
  • 奇談蒐集家

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    『自分の影に刺された男』『古道具屋の姫君』『不器用な魔術師』『水色の魔人』『冬薔薇の館』『金眼銀眼邪眼』『すべては奇談のために』の7話。

    【求む奇談! 自分が体験した不可思議な話を話してくれた方に高額報酬進呈。ただし審査あり】という新聞の募集広告を見て、バーを訪れる人々の体験談。
    各短編に共通する人物が、広告主である恵美酒とその助手(?)氷坂。
    読み進めると、ちょっと違和感があるのですが、そのオチといえるのが最終話の『すべては奇談のために』。
    で、結局、あの2人は何者!? という感じもしますが、そこは、ホラ、「奇談」なのでねw

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    2019年04月16日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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     結果はお読みのとおりである。読者それぞれが優劣を決めていただいても善し、ただ素直に書き手が違うと一枚の絵でもこうまで違う物語が生まれるものかと楽しんでいただくのも一興である。僕はとても楽しんだ。

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    2019年03月23日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    東雅夫さん編集ということで手に取ってみたら、有栖川有栖さんや山本弘さんといったミステリ畑やSF畑の方も書いていて驚いた。
    んだけど、アンソロジーの傾向として、「怪獣はあるもの/対峙するもの」として描かれていて、絶対的に抗えない存在という畏怖感には欠けていて残念だった。前作がそういったものらしいので、気にしておこうと思う。

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    2019年03月04日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる

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    おいしい名古屋飯が出てきて楽しい。
    思えばシロノワールもこの作家さんの作品で知ったような。
    実在のお店も登場してて、行ってみたくなる。
    作中に登場のインディアンスパゲティ。
    カレースパは、うちで2日目のカレーとかで食べてたなー。
    生せんべいが食べてみたい!
    事件の謎は、日常の謎で、特筆すべきことはないかな。
    でも、グルメ小説と思っているので♪

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    2019年03月03日
  • ミステリなふたり

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    安定のアットホームな方の太田忠司作品。(^^
    事件の焦点が家庭的なあれこれに関わるアームチェア探偵ものの短編集です。
    推理小説として面白いのは間違いないのですが、印象に残るのは探偵役の奥さん(刑事)の肉食ぶり。(^^;
    ま、具体的なあれこれが書いているわけではないのですが、いくら何でもと思わないでもない。(^^;

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    2019年01月19日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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    絵画をテーマにしたショートショート競作集。落ちで勝負するタイプではなく、読ませる小説ばかり。太田さんのほうが優勢かな…。元の絵画も載ってはいるがモノクロなのが惜しい。

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    2018年12月22日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ

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    大学に通うため、祖父母の所に同居している主人公。
    祖父母が経営する喫茶には常連さんがいて
    小さな事件がやってくる。

    日常ミステリーでいいのか分かりませんが、その方向。
    しかも主人公が解決しているわけではなくて
    巻き込まれて大学の先輩が解決してくれるという。
    そして作中が名古屋のため、名古屋名物が
    毎回でてきます。
    お腹が空いている時にはつらい話です(笑)

    第2話のエビフライですが、情報ってすごいな、と。
    それをいうなら5話目も、ですが。
    薀蓄を喋って楽しめる場所もありますが
    確実に料理ではないかと。
    美味しければそれでいい、と思います。

    男のようにかっこいい先輩ですが、最後の最後に
    驚き

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    2018年12月07日
  • 奇談蒐集家

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    頭の中でビジュアルが笑うせぇるすまんで再生されていました。どの話も面白く読みました。奇談を解き明かしていくのがパターンとなっていますが、そのお決まりのパターンが最終話だけ違うので、どういうオチか気になって読み切りました。続編があれば読みたいです。

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    2018年11月20日
  • 探偵・藤森涼子の事件簿

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    「求む、バカな人」という求人に惹かれ探偵事務所の一員となった涼子の短編五作の傑作選。はじまりの二十八歳、三十五歳、探偵を辞め清掃のバイトをし結婚の話も出ている三十七歳。ボクササイズに通い探偵事務所の所長となっている四十二歳の話が犯人に負けない様子等格好良い。良い意味で癖のないシンプルさが滑らか。

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    2018年10月13日
  • ミステリなふたり ア・ラ・カルト

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    夫婦のじゃれあいが二巻よりは一巻に近い多さのようにはじめ感じた。飽きる前に引っ張ることなく解決され次の話が始まる、コンパクトに纏まった軽快さの魅力は、全巻を通じているかも。今回は新太郎の作る程好いお洒落さと身近さな和洋の料理の数々も楽しかった。景子に憧れる鑑識女性にきゅんとした。

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    2018年10月13日
  • もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか?

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    事件そのものは全く残らないのに、サクサクと軽快に語られる幾つもの事件とその解決が妙に楽しい。京堂夫妻のキャラクターも一巻と同様なのに、むしろ胸焼け防止のようにやり取りは少し薄められて、且つ不思議とマンネリはしない。匙加減が絶妙なんだろうなあ。

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    2018年10月12日
  • さよなら、と嘘をつく ――沙之里幽譚

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    少年少女向け。面白いが類似作品が多いのも事実。結末も想定内で物足りなさを感じた。
    あらすじ(背表紙より)
    引っ込み思案の少女、千蔭は、女優を引退した母親と、地方の片田舎、沙之里に引っ越すことに。ある日迷い込んだ丘で、千蔭は大木“サノキ”を見つける。そこで出会った白い着物の少女、チヨから「成仏できない幽霊を、あの世に送るお手伝い」を頼まれた千蔭。“サノキ”はこの世とあの世を繋ぐ木だった。訳アリな幽霊たちと遭遇し、チヨと絆を深め、沙之里を愛し始めた千蔭だが…。涙の後に衝撃が!恐くて切ない青春ファンタジー!

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    2018年10月08日
  • 未来製作所

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    鋭いオチやどんでん返しはないですが、とても読みやすい佳作短編集という印象。
    もっと読んでみたいと思った作家さんが見つかりました(^^)

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    2018年09月12日
  • 奇談蒐集家

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    ネタバレ

    謎を解き明かすのが主旨なので、どんな不思議な話でも種があるのは分かるが、ちょっと簡単すぎる。特に最初2つあたりは顕著。
    後半はやや良くなった感じ。

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    2018年08月29日