太田忠司のレビュー一覧

  • 星町の物語 奇妙で不思議な40の風景

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    ショートショート。長編も書く作者のショートショートを初めて読みました。巻頭のイラストと照らし合わせながら。あっという間に読めちゃいます。

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    2016年06月21日
  • 奇談蒐集家

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    【春の薄曇り】

    華やかさはないし、特段気持ち悪くもない。立って歩いて走ってと徐々にくる。また読むことがあるかと聞かれたらないけど、それでもうん。ないか。

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    2016年05月02日
  • もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか?

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    ライトなミステリ短編集。シリーズ二作目らしい。一作目は未読。
    事件はかる〜く解決するわけですが、状況設定が特殊で、魅力的な謎が多い。
    解説が西澤保彦さんというのも、この作品の雰囲気と合っているように思う。

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    2016年04月21日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    連作短編でした。前回でひと段落したと思ったら、また新たな幽霊に出会って話が進んで行く…前作よりさらに幽霊色が強まっていました。これはミステリなのだろうか、とすこし悩みつつも、おもしろいからまぁいいかなと。北小路さんが活躍してました。南塚さんは控えめです。安楽椅子探偵のよう。無糖くんは体を張ってて大変そうだなぁと…しかし、まゆちゃんとフラグが立っていてニヤニヤしました。まゆちゃんがかわいかったです。この二人の関係にも注目したいです。
    もうすこし、ミステリらしいミステリが読みたいと思いました。また次がありそうな感じなので次も読もうと思います。

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    2016年04月03日
  • 銀扇座事件(下)<新装版>

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    上巻のオワリには、どうなるかと思ったが、本書を読んで納得。
    しかし、最後の最後がイマイチだったので、★3つだな。

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    2016年04月01日
  • 銀扇座事件(上)<新装版>

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    非常に後味の悪いオワリ方だったが、下巻を読んでなるほど。
    本書読んだ方は、必ず下巻も読んで下さいな。

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    2016年04月01日
  • 目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い

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    話はおもしろかったんだけど、なんとなく、首をひねりたくなるような話でした。
    前回で明らかになったからか、オカルトというか霊的なものを今回は強く出してきましたね。その辺はすごくワクワクするからいいんですが、ちょっとずるいよね、と。北小路さんが地味に活躍してました。前回から続いていた妹の存在は解決しましたが、こんな終わりでよかったのか。チートでした。これ続きがあることにすこし驚きました。でも、キャラクターは魅力的なので、もっと活かしてくれるような話が読みたいです。北小路と南塚の相棒感のある話とか、過去話とか無藤くんの過去や特徴を活かした話とか…キャラの設定が活かしきれてなくてもったいなさを感じるか

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    2016年03月27日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    目白台サイドキックシリーズ、3作目。

    前2作は、実は序章だったのかな。今作からは幽霊設定を前面に出し、いわゆるゴーストバスターとしての活躍が本格的となる。前2作で感じていた幽霊オチの中途半端感が無くなった分だけ、今作は面白く読めた。まだまだ裏に何やら怪しげな動きが垣間見える気もするけど、今後のお楽しみということで。

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    2016年02月16日
  • 目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い

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    目白台サイドキックシリーズ、2作目。

    オカルトを混ぜたミステリもありだとは思うのだが、肝心なところをオカルトにしてしまうと、ミステリとしてはケチをつけたくなってしまう。キャラがもともと浮世離れしている分、事件の本質は文字通り地に足つくものであってほしかったかな。事件を御大層なまでに飾り立て、相当の大物を巻き込んでいるだけに、最後のフワッとした締め方が気になってしまった。今作はともかく、あの動機では前作の被害者があまりにも気の毒。

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    2016年02月15日
  • レストア~オルゴール修復師・雪永鋼の事件簿~

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    主人公がうつ病の探偵で、しかも治療を受けているというのは斬新でした。うつに悩む姿がとても切迫していて苦しかったです。ゆるやかに進むオルゴール修理の仕事と日常はミステリとしては少し物足りなさを感じました。でも、最後のお話でのまとめがとってもあたたかかった。泣きそうになりました。終わり方にすこし物足りなさを感じましたが、続編があるのですね。睦月の兄たちがどうなったのかとか気になります。

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    2016年02月14日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    シリーズ3作目。短篇連作。ミステリーより幽霊退治がメインになって、また新たな敵が?無藤君と赤尾さんが?

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    2016年02月14日
  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    目白台サイドキックシリーズ、1作目。

    完全文系探偵刑事と完全理系名家当主のコンビ+彼らに振り回される若手刑事による推理ミステリ。キャラは軽いけど、上手く作ってあって楽しく読めた。ただ、ネタバレを読むまでもなく、名家当主の北小路クンの秘密は早々に勘付いたし、犯人も結構早い段階で何となく、、、。どちらも分かりやすく仄めかされていたのでワザとかな?しかしながら、やっぱり事件の解明には犯行方法も重要だけど、動機も重要なわけで、シリーズの肝とは言え、大事な動機の解明を次に持ち越されると消化不良感が残ってしまうのが残念なところ。

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    2016年02月12日
  • 狩野俊介の事件簿<新装版>

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    シリーズ2作目の短編集。どの短編も殺人は起こりませんが、国語には暗号、理科には物理トリック、数学にはパズルといったタイトルに因んだネタが盛り込まれていてなかなか面白いです。
    また、俊介が周りの人物との絆を深めながら成長していく姿も読みどころの一つになっているので、満足感を得られる作品になっていると思います。

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    2016年01月21日
  • クマリの祝福 セクメトII

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    セクメトシリーズ、2作目。

    セクメトそのものの設定をほとんど覚えてなかったのだけれど、文章中に多少説明があったので何とか思い出しながら読めた。今回はサイコパスという精神病質の人間について。サイコパスと言えば、猟奇殺人犯という言葉がどうしても出てきてしまうけど、ちょっと認識を間違えてたかも。漫画的ではあるけれども、終盤、ミステリ的などんでん返しもあり、ホラーっぽい余韻もあって、上手くまとまってたかと。

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    2016年03月31日
  • 星町の物語 奇妙で不思議な40の風景

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    とても読みやすい短編集だった。中には腑に落ちない作品もあったが、全体的に楽しめた。
    星新一さんの短編集も読みたくなった。

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    2015年12月24日
  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    新感覚のミステリー
    語り部で無能な助手の無藤と同じ目線で
    真実が見えている(らしい)南塚の言動に
    振り回されるのでした

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    2015年12月12日
  • 奇談蒐集家

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    ネタバレ

     「strawberry hill」というバーにいる「恵美酒 一」という人物は、奇妙な話「奇談」を集めている。奇談には高額の報酬が支払われる。ただし、審査が行われる。
     恵美酒のもとには様々な奇談が持ち込まれるが、助手である氷坂は「さて、どうでしょうか」という言葉の後に、意外でブラックな真相を解き明かす。奇談と思われた話に論理的な解決を与える、安楽椅子探偵ものの連作短編集である。
     恵美酒のもとに持ち込まれる奇談は全部で7作。以下、各話の概要と真相を紹介する。
    ● 自分の影に刺された男
     「自分の影」を恐れる男が、自分の影に襲われたという話。真相は、主人公が鈍感で後輩に自分の影を恐れると話して

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    2016年10月30日
  • 予告探偵 西郷家の謎

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    ネタバレ

    大戦の傷跡がまだ深く残る1950年12月,300年以上続く由緒ある旧家,西郷家に「すべての事件の謎を我が解く」という手紙が届くところから物語が始まる。骨格は,古き良き時代の本格ミステリ風の雰囲気。探偵役の摩神の登場の仕方が,自分が謎を解くという手紙を送りつけるというものである辺りは,古典的な本格ミステリのパロディっぽい雰囲気も醸し出している。しかし,真相はその斜め上をいくもの。ちょっとした伏線はあるが,最終段階で舞台が火星であること,使用人が火星人であることなどが明かされる。SF的設定を入れたミステリであり,1950年というのは火星歴の話。東京から疎開というのは,地球から火星に疎開してきていた

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    2015年11月14日
  • 奇談蒐集家

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    自ら体験した不思議な話を募集するという新聞広告を目にしてバーを訪れた人々が、奇談蒐集家を名乗る男とその助手に体験談を披露する連作短編集。蒐集家の意にかなった話であれば高額報酬が支払われるということだが、幻想的な謎はいつも助手の手によって現実的に解体されてしまい…
    誰にも信じてもらえない不思議な謎として抱え込んできた出来事を解明されてしまった人々は、より苦い現実と向き合わねばならない場合もあるが、一つ一つの話も面白いし、ラストでそれまでの話を回収する流れもお見事。「冬薔薇の館」 なんて真相も十分奇談だと思うけど。

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    2015年11月09日
  • 狩野俊介の冒険<新装版>

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    狩野俊介シリーズの第一短編集。殺人事件を扱った短編は一つしかなくやや小粒な感は否めませんが、町丸々一つが消えてしまうという【加古町の消失】や、間違い電話一つで殺人事件を未然に防ごうとする【雨天順延の殺人】など一編一編異なった趣向が凝らされていますし、シリーズならではの優しい感じが心地良く、魅力的な一冊に仕上がっていると思います。
    ベストは【硝子の鼠】。日常の謎としてはなかなか高レベルだと思います。

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    2015年11月04日