太田忠司のレビュー一覧
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太田忠司さんが20年前から執筆されている藤森涼子シリーズのオムニバス本。
この本を編集された方のコメント(はじめに・解説)のおかげで、藤森さんが私たちと同じ時間を共有し、同じ年を召されていることを知りました。
(主人公が探偵になるまえの20年前には、バブルがはじける前で、冬は毎週末にスキーをしていました。そうです・・・。)
だいぶ以前に読んだ小説のダイジャストでしたので、今回も楽しめるのか、読む前は不安だったのですが、そして(?)、その不安を後押しするかのように読み出すとストーリーも思い出していったのですが、それでも展開にハラハラして、一気に読んでしまいました。
今回初めて藤森シリーズを -
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阿南シリーズ3作目。
今作の舞台は石川県。阿南の仕事はコンビニ店員に変わっている。自分の勤務先のコンビニに強盗が押し入り、その犯人を諭して自分の金を貸したことから、再び探偵まがいの失踪人調査の依頼を受けることになる。
相変わらずの、自分をとことんまで律した孤独な生き方の主人公。でも、コンビニの同僚と会話したり、事件で関わった女の子のことが気になってみたりと、前作よりちょっと社会性が出てきたかな。女の子に振り回されている阿南が可愛く思えてきたり。
最後まで読んで、再び最初のページを読むと、ああ、なるほどと思います。シリーズの中では今作が一番好き。 -
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交通事故で唯一の肉親である父を喪い、天涯孤独となった甘栗は
父の探偵事務所と共に、父が最後にやり残した探偵の仕事を引き受けることになった
無事に依頼をこなせてホッとしたのもつかの間
平穏に日常を過ぎる彼の目の前に、戦車が立ちはだかった……
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甘栗探偵2巻目
前巻もだけど、タイトルがとても素敵だと思う
今回も甘栗が引き受ける探偵の依頼は「人探し」
持ち前の推理力・洞察力を発揮して、
トントンと手がかりを掴んでいく甘栗だったけど
事態はシロノワールほど甘くはなかった
依頼主の関係から幾度となくきな臭い雰囲気になり
ちょっとハラハラした
しかし、甘栗のクールで大人びた様子はなんだか見ていて安 -
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読みごたえがあった…!
のにも関わらずすらすら読めてしまうのは、太田さんの文章力!
「関係」を書く小説って、どうしても感動するほうこいうに持っていきがちだが、この太田忠司の「Jの少女たち」はその手の感動はない。感動して終わり、というのは確かに心に響くかもしれないけれど、その感動が得られた時点で終わってしまうのだ。物語の終わりとともに、共感した部分、突きつけられた自分の甘さも、同時にほとんどの部分が完結してしまうのだと思う。
「Jの少女たち」ではそうではなくて、もちろんステレオタイプ的な親子関係だったりが登場して、子どもの側から自分が親に抱く不信感や苛立ちなどに共感する場面もあるのだが、もっとこ -
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タイトルに甘栗とあって
しかもイラストがミギーさんならば、自分に不買の選択肢はなかった!
世界で一番好きな食べ物は甘栗です。
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ある日、交通事故で突然、唯一の肉親である父親を亡くし
天涯孤独の身となった高校生、甘栗晃。
探偵だった父の事務所の整理が一向に進まずにいるところに
その小さな依頼主が現れて……
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文章がスッキリしていて、とても読みやすかった。
ページ数も多くなく、さっくりと繰れる。
周りの同級生より、少しばかり老成している甘栗少年の
時々見える寂しさがなんとも堪え難く。
刺々しくなりきれないところがいじらしく。
独りになった彼が大人になるまで見守りたい。
そう思わせて -
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太田さん2冊目だが、これは面白い…!ライトノベルの軽さなのだが、そこに軽ハードボイルド(冒険小説)の要素が加わり、また雰囲気が太田さん特有のハードボイルドさを壊さずに、それが決してライトノベルへと貶めないのが絶妙だ。
ただそのこだわりのせいで達観しているとはいえ普通の高校生の一人称が「私」という一般的なハードボイルドの世界観を踏襲しているのが少し鼻についた。(<と思ったら一冊目の方にそこらへんのことが言及されていた(追記2012.4.18)ご都合主義というか、作り物めいているのも気になったが、まあ面白いから許してしまえるのだ。
「金貨とエルム」が置いていなかったためこの「甘栗」シリーズ2冊目の