太田忠司のレビュー一覧

  • 大怪樹 新宿少年探偵団

    Posted by ブクログ

    新宿中央公園に突如として現われた謎の巨大樹。物語は佳境へと突入。宿少、大鴉博士、紅天蛾が入り乱れた決戦の果ては?

    0
    2009年10月04日
  • 宙 新宿少年探偵団

    Posted by ブクログ

    新宿少年探偵団シリーズ完結篇。果たして蘇芳は敵だったのか?そして4人が生まれた意味とは何だったのか…?すべてが明らかになる瞬間が訪れた。

    0
    2009年10月04日
  • 狩野俊介の記念日<新装版>

    Posted by ブクログ

    愛知県出身作家で同郷ということで、新刊をとりあえず取り上げておきます。最近、お会いする機会もありませんが、若かりし頃は、毎週末に集う同人仲間として、楽しませてもらいました(笑)この作品自体は、シリーズものもでありますので順番に読んだ方がいいのですがが、その他の作品ととも、本格推理派も十分に唸らせていただけます。

    0
    2009年10月04日
  • 大怪樹 新宿少年探偵団

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イカロスと名乗る若者がマッドサイエンティストの力を借り、新宿を覆い尽くさんばかりの巨木・ユグドラシルを生む。人を殺し栄養分とするユグドラシル。そんな中、壮助の祖父・羽柴翁や警察関係者が動き出し、更に大鴉博士と紅天蛾もユグドラシルを目指す。

    阿部刑事がゲテモノ班をクビになったり、新宿少年探偵団の秘密やら蘇芳の動きやらドンドン盛り上がって行く。

    0
    2025年11月29日
  • まぼろし曲馬団の逆襲 新宿少年探偵団

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再来日したガートランド。今回は大鴉博士と交渉を持つために、囮のオパールを持っての来日。首尾よく大鴉博士との交渉は決裂。オパールを盗んだ紅天蛾は新宿少年探偵団と対決。更にまぼろし曲馬団からの予告状が…。ガートランドはゲルマ19号と手を組むことに。ゲルマ19号の配下のセレン達と少年探偵団との対決。

    大鴉博士と紅天蛾が再登場。良いキャラで好き。
    新宿少年探偵団の面々や阿部刑事も色々変化があって、クライマックスに向けて盛り上がってきた。

    0
    2025年11月26日
  • 鬼哭洞事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    27年前に消えた母と妹を捜すと言う依頼。しかし依頼人佐方康之は翌日死亡した。佐方の恋人・桐谷珠恵からの依頼で佐方の父・朋也に会うため鳶笊村を訪れた野上と俊介。
    鬼哭洞の中に作られた屋敷。村で行われる神楽の最中に何者かに殺害された朋也。鬼哭洞や神楽の取材の為に村を訪れていた推理作家・烏丸孔明の推理。

    徳間書店から東京創元社へ出版社が変更。前作から10年くらい経っているので、色々過去の事件のおさらいっぽいのがあったりする。今回は事件現場が鳶笊村なのでアキや高森警部ら警察関係者の出番が少ないのが残念。
    俊介は烏丸との推理で、探偵としての正しい姿に悩んだりして今回も辛そう。終章ではちょっと明るくて良

    0
    2025年11月11日
  • ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を

    Posted by ブクログ

    いわゆる安楽椅子探偵ものでしょうか。

    県警捜査一課の『氷の女王』こと、京堂 景子警部補。容赦のない言行と、卓越した捜査能力で、捜査一課の中でも、恐れられる存在。

    しかし、ひとたび家に帰ると年下の旦那さん・新太郎さんにデレデレの毎日。
    このギャップに思わずニヤリですね。

    今回は各小説の冒頭にショートストーリーが。なんと、これが伏線なんですね。

    ・白い恋人たち
    ・小さな喫茶店
    ・雨にぬれても
    ・バードランドの子守唄
    ・夏の日の恋
    ・華麗なる賭け
    ・僕の歌は君の歌

    どれも味わい深い7篇です。
    最後に、全体の伏線が回収されます。
    なんと、そういうことか。

    0
    2025年11月08日
  • 鬼哭洞事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    27年前に消えた母と妹を捜す男は、依頼の翌日死亡した。
    彼の故郷を訪ねた俊介は、謎の神楽ともう一人の"名探偵"に出会う―
    夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。
    彼は27年前に家を出ていった母親と妹を、父に内密で探しているという。
    手掛かりは写真一枚のみだが、野上は調査を引き受ける。
    だが翌日、康之は死体となって発見された。
    彼の出身地・鳶笊村へ向かった野上と助手の狩野俊介は、洞窟内にある奇妙な邸に住む、余命幾ばくもない村の実力者と会う。
    彼こそは康之の父だった――
    隣村に伝わる謎の神楽、佐方家の財産をめぐる確執、そして衆人環視

    0
    2025年11月03日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

    Posted by ブクログ

    和菓子の表紙に惹かれて読んでみた
    美味しさと美しさを追求する主人公の真っすぐさが気持ちいい。
    餡の迷宮。90点のものを作り続ける。
    とても興味深い世界。
    自分の中で和菓子ブームが到来した。

    0
    2025年10月30日
  • 新宿少年探偵団

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    退屈な暮らしに倦んだ羽柴壮助、神崎謙太郎、夢野美香、七月響子、4人の中学生。アイドルに憧れる美香がスカウトされ、友達ではないからと相談を受けた3人が同行した3人が面接の場で遭遇したθと呼ばれる物体と髑髏王と名乗る怪人物。
    危機を救った謎の外国人に誘われ「蘇芳」と名乗る少年と出会い「少年探偵団」を結成することに…。

    4人があまりにも個性的過ぎて、中学生に見えない…。特に七月は…。「髑髏王」の狂気な感じや蘇芳のふてぶてしい感じは良いキャラだった。

    0
    2025年10月24日
  • 幻竜苑事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    10年前に両親を殺した犯人を捕まえて欲しいと大金を抱えて石神探偵事務所を訪れた少女。数日後、少女の叔父・遠島寺重義が嫌疑を晴らして欲しいとやってきた。更に遠島寺が経営する「幻竜苑」に怪人物が現れ…。

    紅梅のオムライスとか朝食とか良いな。夏休みで野上の元にやってきた狩野俊介。まだ小学生だけど、本人も良い子だし周囲にも支えられている感じが良い。初期の長編は事件の展開も面白くて好き。

    0
    2025年10月05日
  • 月光亭事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名探偵・石神法然の事務所を引き継いだ探偵・野上の元に狩野俊介が弟子入りした翌日、町で最大の豊川病院の寛治院長が妻を騙している「道師」と名乗る男の正体を暴いて欲しいと依頼が…。友人として豊川邸を訪れた野上たち。導師が奇跡を起こすと宣言した零時に突如停電。庭にある庵「月光亭」に寛治の妻が床に打ち付けられた状態で現れる。

    ちゃんと大人な探偵の野上さんとまだ12歳の俊介の関係が良い感じ。高森警部や部下たち警察関係の人たちのキャラも良いし、楽しく読める良いシリーズ。

    0
    2025年10月04日
  • 予告探偵 木塚家の謎

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    罪ある者は心せよ。
    すべての事件の謎は我が解く 摩神尊

    予告状の文面が、死ぬほど格好いい。
    久しぶりに読んだら、初めて読んだ高校生のときに、死ぬまでに一度は言ってみたいと思ったのを思い出した。
    謎を解くと予告する摩神が不遜でとてもいい。
    やはり探偵はこうでなくてはと思わせる謎の説得力がある。
    謎を解く摩神とそれに巻き込まれる木塚を結ぶ線は何を指すのか。
    病と評する彼は観測して見守ることで、事件の謎だけに向き合わなくて済むのかもしれない。
    「君は木塚の家に生まれたことを、感謝するべきなんだよ」と笑う摩神が何故かとても優しく思えた。


    「摩天楼の摩、神仏の神、尊重の尊、すなわち、天に届かんとす

    0
    2025年10月01日
  • 未来製作所

    Posted by ブクログ

    いろんな未来の形があって、わくわくするなあ。どの話もなんか、ちゃんと未来なのに、あったかくてやさしくて、環境が変わっても人々の心の感じは変わっていないようで、手を伸ばせば届きそうな、なつかしいような、現実味があった。

    0
    2025年09月30日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

    Posted by ブクログ

    お菓子について、科学的に説明する主人公が素敵でした。
    この主人公の理解の仕方、とてもいい。そういう人間でありたい

    0
    2025年09月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    Posted by ブクログ

    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

    0
    2025年09月17日
  • やっぱりミステリなふたり

    Posted by ブクログ

    いわゆる安楽椅子探偵ものでしょうか。
    捜査一課の『氷の女王』・京堂 景子警部補と、専業主婦(主夫)でイケメンの新太郎。

    事件捜査では、氷のように厳しい捜査官ですが、家に帰るとデレデレの景子さんのギャップ(豹変ぶり)が、面白いですね。

    事件解決に悩む景子さんから聞いた捜査情報を元に、明晰な頭脳から的確なヒントを提示する新太郎さん。

    今回は、
    ・皮肉な夕食
    ・死ぬ前に殺された男
    ・公園の紳士
    ・右腕の行方
    ・善人の嘘
    ・昭和レトロな事件
    ・容疑者で京堂新太郎
    の7篇。

    そして最後の話では、新太郎さんが容疑者に。
    果たして、真犯人は?

    0
    2025年09月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    Posted by ブクログ

    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

    0
    2025年08月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    Posted by ブクログ

    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

    0
    2025年08月13日
  • 奇談蒐集家

    Posted by ブクログ

    奇談を求める男の元にやって来る人々。
    自分の影に襲われる、鏡から出てきた少女、水色の魔神、夜の子供。語られる奇談の謎は、解き明かされ別の顔を見せる。
    それが興醒めとならずに、新たな奇談へと繋がる扉ともなるのが面白い。
    すべては奇談のために。

    0
    2025年07月21日