太田忠司のレビュー一覧
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【紹介】愛知県警捜査一課・京堂景子は二十九歳、どんな凶悪犯も必ずあげる美貌の刑事。彼女の夫・新太郎は二十一歳、ハンサムで家事なら何でもこなし捜査中の景子を得意の名推理で支える気鋭のイラストレーター。恋人気分の抜けない夫婦二人を待ち受ける密室殺人、不可能犯罪、ダイイングメッセージなど難事件の数々。軽妙にして洒脱な傑作ミステリー。―――――【感想】読みやすさはライトノベル級!単純明快な人間関係、多すぎる謎もなく、フーダニット(誰が殺したかがメインの作品の事)の基本をしっかりと踏んでおり、キャラが映えています。初心者さんにおすすめ!こんな奥さん欲しいナァ。―――――※ここでの☆は「初心者に対する読み安さ」を評価しています※
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ある日突然イップスでクリームが絞れなくなってしまったパティシエ陶子。その日から彼女からの時は止まってしまった。休職の間、陶子は知り合ったライター小瀬の「思い出のオムレツ」の取材に同行する。そこで出会った人との関わりが、彼女をちょんと押し、少しずつ歩を進めてゆく。それぞれのオムレツと共に。
元通りにはならない。そのことを受け入れた陶子のこれからは、以前よりも楽しい。
労務課の蒲田さんの毅然とした対応が素晴らしい。そのおかげで陶子はきちんと休職できている。
今作はパティシエが主人公なのにテーマがオムレツ、と言うのがちょっとポイントなのかも?
太田忠司さん初読み。それ以前にミステリー作家さんだということを知らなかった。男性作家さんの描く女性パティシエだが、読んでいて全く違和感なし。ミステリーではないが、各章にちょこっと残される謎がしっかり解決するのはミステリー作家ならでは。そして小瀬の謎も。
オムレツと言えば、ホテルのモーニングで、フライパンで焼けたそばからトマトソースを掛けて手渡してくれるイメージ、かな。卵3個のオムレツはコレステロール高そうだな‥ -
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老舗ホテルでも注目を集める、前途洋々の
若手パティシエ田城陶子。そんな彼女が突然、
ポッシュ(絞り袋)が扱えなくなってしまう。
局所性ジストニア(一般的にはイップス)
であると診断され、やむ終えず休職する陶子。
以前取材を受けた小瀬に、取材に同行しない
かと誘われた陶子は、様々な人の人生や過去の
記憶に触れるうちに自身と向き合うことに。
「局所性ジストニアってね、すごく残酷な病気
なんだよ。そのひとが一番大事にしていること、
人生をかけてやっていることができなくなるんだ
から」
小瀬が陶子に言った言葉。
はっきりとした原因も分からない、治療法も無い。絶望的な状況の中で彼女を救ったのは、出会った
人達が作るオムレツ。このオムレツたちが本当に
美味しそうで、オムレツの奥深さを堪能。
オムレツにレモンと蜂蜜で作ったジャムに
塩麹を少量混ぜたソースをかける‥?
どんな味なんだろう、ワクワクしてくる。
巻末にはプレーンオムレツと豆腐オムレツの
レシピが載っていて、ぜひ作ってみたい。
辛い場所から少し離れて違う世界を見ることで、
また始めてみようかと思わせてくれる
そんな温かい作品だった。 -
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ネタバレタイトル通りオムレツがたくさん出てくる本だけどそれだけではない。
オムレツを通して、主人公の心の再生を描く物語だった。
ある日突然手が動かなくなるということは、
特別な才能がなくたって恐ろしいこと。
しかし、自分にはこれがある!と自分の全てとも言えるようなことをする時だけ、手が動かなくなるというのは言葉にできない苦悩があるはず。そんな局所性ジストニアという病気と向き合い、自分の本当にしたいことと向き合う陶子。彼女は自分にできることをしながら、動かすことのできる手で、できなくなった作業の練習をするという道を選ぶことができた。
しかしそこに至るには、いろんな理由で何かを諦め、けれどそこからまた道を選んできた先駆者の話をオムレツとともに聞いてきたからだ。
小瀬と出会えたことは、陶子にとって幸運だろうなと思う。
オムレツという料理に、登場人物たちの様々な想いが込められている本作。希望であり、思い出でもある。この本が、私にとってのオムレツになるといいなと思った。 -
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太田忠司さんの日常の謎エンターテイメントストーリーですね。
『名古屋駅西喫茶ユトリロ』シリーズ七冊目です。
リニア新幹線の開通に合わせて、名古屋駅西の開発が進む中、龍はレトロ喫茶店ユトリロを会社組織にして社長に就任する。
ユトリロをどうするかも課題だが、フリーペーパーの取材も引き続きと忙しい。そんな中、ユトリロに謎解きが持ち込まれる……?
そして、東京にいる雫との関係は………?
目次
第一話 志の田うどんとちょっとしたすれ違い
第二話 ココイチと遺すべきもの
第三話 たこ焼きと一番言いたいこと
太田忠司さんの名古屋愛が溢れるこの作品は、ますます物語の広さを増していく。
最後に、雫から「私と結婚して下さい」と告げられる龍。
次作が楽しみですね(=^・^=)