太田忠司のレビュー一覧

  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    フリーライターの克也は、ある死刑囚に依頼されて、ある離島にある拘置所に招かれた。そこは死刑が廃止された近未来、終身刑を言い渡された人たちが集まる所である。その死刑囚は、死刑が廃止される前の最後の死刑囚である。その死刑囚が告白本を出すということで、取材に来た。次々と告白する殺人に至るまでのストーリー。しかし、新たな殺人事件が発生する。


    後半までは、死刑囚の殺人日記といいましょうか、数多くの殺人を犯した死刑囚が、どのようにして犯行に及んだのかが書かれています。
    自分の家族や関係者の親族といった殺人事件を各章ごとに紹介しています。

    死刑囚・麻倉のキャラクター性が、スタイリッシュでカッコ良さが際

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    2021年04月30日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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    ショートショートということで読みやすく、それでいて絵から醸し出される不思議な雰囲気の話が素晴らしかった。
    いい美術館巡りになりました。

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    2021年04月24日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く

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    今回も、おいしそうなものがたくさん♪
    色々あっても、喫茶ユトリロが健在で嬉しい。
    台湾ミンチやなごやんって初めて知ったけど、これもおいしそう。しかし、台湾ミンチが赤い靴に化けたら衝撃だよねー。
    ノブタカ・ジョブスというのがかなりつぼだった。
    なごやんの話の事件はかなり深刻だし、龍の進路もまだまだ先行き不透明だけど、真摯に向き合えば先は明るいと信じたい。
    ってことで、きっとこのシリーズも続編があるはず。
    楽しみに待とう。

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    2021年03月27日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    いわば二次創作なので読もうか迷っていたのですが、店頭で見かけちゃったのでつい買ってしまった…(笑)
    正伝外伝の新しい供給がないので列伝に手を出してしまうのも致し方ない…が、やはり二次創作なのでイマイチイメージ違うなぁというのもあり、その辺の嫌いな方は読まない方がいいのかな。

    執筆されてる作家さん全員を知ってるわけではありませんが著作を読んだことのある方もいて、それぞれの個性が出るものだなぁと。
    石持浅海さんの描くオルタンス嬢がすごくすごく碓氷優佳さん(石持氏の作品のヒロイン)っぽかったです(笑)。オルタンス嬢を探偵役に持ってくるところが上手いなぁと。

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    2021年02月14日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    様々なジャンルに関する名言が読める。ラインハルトは、カッコいい。又、小説の世界でのタンクベッドなど想像力を大きくさせる面白い表現もあって楽しい。

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    2021年01月04日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    銀河の歴史がまた一ページ。

    公式アンソロジーというものが好きなので、有無を言わずに入手。オーベルシュタインの安楽椅子探偵などと聞いたら読むしかなかった。しかしそれ以上に女装して演劇するヤンにびっくり。しかもミス・マープルもびっくりな安楽椅子探偵がもう一人いらしたという。1となっていますが、ぜひ続けてほしい企画。

    「竜神滝の皇帝陛下」ギャグですか。ヒルダとエミールに対して一生懸命になったとき、途端に面白い超天然陛下になるラインハルト様の魅力がたっぷり。思わず吹き出してしまうくらい。

    「士官学校生の恋」名探偵オルタンス・ミルベール。未来のキャゼルヌ夫人が華麗に推理を披露する物語。相変わらずヤ

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    2020年12月27日
  • 銀河英雄伝説列伝1

    購入済み

    あくまで原作に忠実な作品集

     ミステリーものが主体で、一個だけ艦隊戦ものがあります。中には少しひねりすぎた感じのもあるけどおおむね原作の世界を再度楽しめる良作だと思います。

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    2020年12月07日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    ユリアン「・・・」
    ヤン『どうしたんだい、ユリアン。そんな浮かない顔をして』
    ユ「て、提督。この報告書を読まれましたか?」
    ヤ『あぁ、なかなか良く出来てるじゃないか。何か不満でもあるのかい?』
    ユ「そりゃ、ヤン提督は活躍が報告されてますけど、僕は、言え、私の事はどこ
    にも書かれてないんです。不公平じゃないですか!」
    ヤ『そうは言うけどね、ユリアン。あのキルヒアイスやロイエンタール、
    ミッターマイヤーについても書かれていないよ』
    ユ「で、でも提督。あのオーベルシュタインなんて、大活躍じゃないですか」
    ヤ『確かに。ユリアン、君は何歳だい。今回報告されているのは、それなりに
    年齢を重ねている人の昔話

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    2020年11月10日
  • 建売秘密基地 中島家

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    平成13年に初版で買ったまま積読山に埋もれていましたが、この度ようやく発掘。
    『3LDK要塞 山崎家』がいつ出てくるか不明のため、先に読む。

    いや、本気で真面目にばかばかしい。(ほめてます)

    普通の小学6年生の中島龍彦は、リストラされて便利屋を起業した父の手伝いで近所の伊呂波城へ行く。
    時代錯誤なくらい物々しいお城の中で言われたことは、建売の龍彦の家とこの城を交換しろということ。
    断ったがためにお城の地下牢に閉じ込められた龍彦と父の八郎だが、そこで龍彦は重大な秘密を知ることになる…のはまだ序の口で、次々に明らかにされる世界の秘密、宇宙の秘密。
    何と壮大な物語であることよ。
    そしてなんと卑近

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    2020年10月05日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ

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    作者お得意の名古屋もんのライノベ。寿がきやは関西にも多いし、一時よく食べてた時期もあったので懐かしい。殺人とか警察が絡まない話なのでそれもいい

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    2020年07月11日
  • やっぱりミステリなふたり

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    景子さんと新太郎くんの2人の関係が素敵すぎる!そして舞台が名古屋なのも土地勘あるおかげで面白い。ずっと頭の中では景子さん=菜々緒でイメージしてたけど、ドラマでは松島花だったんだなー。軽く読めるミルテリとして最適。

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    2020年06月29日
  • 予告探偵 木塚家の謎

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    まだ事件も起こっていないのに、いきなり謎を解くと予告状を送り付ける魔神尊とそのへっぽこ助手の木塚が幾つかの事件を鮮やかに解決していく。はあ、予告?なんと魔神には予言能力があるのだ。ただ、どんな謎かは分からない。とんでもミステリーのようではあるが、推理は結構まともだ。戦後すぐの話もあるし、月への移住が実現している2135年の話もあるので、あれれという感じになる。実は、魔神と木塚にはある秘密があったのだ。太田忠司は、いろいろなタイプの主人公を考えるなあ、大したものだ。

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    2020年06月22日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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    ゴッホ、モネなどの10の名画をテーマにし、二人の作家がショートショートを競作。

    ショートショートと美術ものという好きなものが組み合わさった一冊で、面白くないわけがない。お二人の物語も面白いし、もとになった名画にも興味がわく。

    太田さんのほうは、ゾワッとしたり、ほっこりしたり。好きなのは、クプカ「静寂の道」の「収穫される者」、ルネ・マグリット「光の帝国Ⅱ」の「夜の町」。
    田丸さんのほうはユニークでクスクスと笑えるものが多い。好きなのは、シャガール「サーカス」の「鉄の曲芸師」、ルネ・マグリット「光の帝国Ⅱ」の「闇の住人」。

    ショートショート熱が再燃しそう。

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    2020年06月15日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる

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    DAGANE!というウェブ雑誌の「名古屋飯再発見」という記事のモデルにスカウトされた鏡味龍が、編集者の平野里央と取材でいろいろなものを食べまわるうちに、その人柄のよさ、お節介さでトラブルを解決していく。ところが、編集者の里央がなかなか難しい性格で、どうも過去に何かをかかえているようで…。龍も医学部で学ぶことに迷いが出てきて…。太田忠司、うーんなかなか上手いなあ、読ませるよなあ。ほっこり温かい話だが、龍君、いい子過ぎかなあ。

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    2020年06月01日
  • 未来製作所

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    武漢ウイルス蔓延により、はからずも数多の余剰時間が出来まして。
    ひさぶりに本でも読もうかなぁ?と。
    でも?いきなり中長編はなぁ?と。
    ぢゃあ!星新一先生!てのも短絡。
    アンソロジーやショート集を読みたいな?と本著に出会い、田丸雅智さんをはじめショートショートの旗手の方々にも出会いました。

    ワンルーマー
    Dogcom
    工場散歩
    山へ帰る日
    鞍の上で
    天文学者の受難
    ラプラスの兄妹
    砂漠の機械工
    ドルフィンスーツ
    つなげる思い

    田丸雅智先生もですが、特に松崎有理先生の書に好感を覚えました。
    峠も越えた感有る武漢ウイルス。
    あと少しの?のんびり期間?

    数多の書籍を楽しみたく思います(=´∀`)

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    2020年05月18日
  • やっぱりミステリなふたり

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    素敵な夫婦です。新太郎君がやっぱりすごいです。短編ですが一つの結論が出てからさらに展開されるところがいいです。

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    2020年02月05日
  • 甘栗と戦車とシロノワール

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    青春とハードボイルド。混ざらなそうな二つの要素がうまく混ざっていて一気に読んでしまいました。

    表紙の絵とのギャップがまた良い味出しています。

    男は多くを語らず。
    かっこいいです。

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    2020年02月04日
  • 夜想曲

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    広義のミステリーかな。謎はない。いわゆるエンターテイメント、一般小説か。前作「オルゴール修復師」の続編にあたる。主人公のレストア(オルゴール修復師)雪永鋼は、鬱病がやっと軽度化してきたところで、人と関わるのは苦手なはずなのだが、将来の優しさのためにいろいろと他人の厄介ごとに関わらざる得なくなってしまう。読者としては、人と関わることで鬱病が悪化しなければいいなと思うと同時に、雪永も関わった人も両方納得する形で、いろいろな事件を終結してほしいなと思ってしまう。でも、そこはちゃんと解決してしまうんだよね。あたたかい気持ちになる物語だ。

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    2020年01月17日
  • やっぱりミステリなふたり

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    ネタバレ

    京堂夫婦の活躍をまた楽しむことができて大満足。
    トリックが割と凝っているのに短編でさくっと纏まっているのがこのシリーズの強み。
    しかも、毎回新太郎君が作る料理が美味しそうで美味しそうで。
    今回もそういったお得感が素晴らしかったです。
    「何故そういうトリックを使ったのか」その必然性を考えていくのが本当に楽しい。
    毒殺が2編あるけど、それぞれでちゃんと毛色が違うのもいい。
    びっくりしたのは、新太郎君が危うく容疑者になりそうだった話。
    もしかして京子さん大ピンチかと心配したけど、逆にいつも以上のスピード解決劇だった気がする。
    本当に夫大好きですね、京子さん。
    そこがまた普段とのギャップ差があって好き

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    2019年09月08日
  • ミート・ザ・ジャンパーズ!

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    明日への希望がもてる小説~
    そして、老人へのエールである!

    「悔いが残らないほうを自分で選べ」

    一気読みです!
     がんばれ青春
     がんばれ老人
     がんばれ名古屋人

    【本文より】
     「あのバンドは俺の拠り所だった。勘当が解けて家に戻っても結婚して子供ができても、孫ができても、ドラムを叩いてきた」
     「DIMEがなくなると聞かされたとき、あのときと同じだと思った。シルビーがジャンパーズを辞めようと言い出したときとな。だが、ひとつ違っていることがあった。ジャンパーズは確かに今も俺の拠り所だ。だがもうそんな拠り所は本当に必要ではなくなっていたんだ」
     「歳を取ったからだ。何かを拠り所にして自分を

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    2019年06月09日