太田忠司のレビュー一覧

  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    わかりやすくてあっという間に読めました

    私は最後のどんでん返しより、その過程のそれぞれの章の内容の方が好きだなぁ

    ちょっと出来すぎな感じもするけど

    死刑制度廃止とか書いてあるから
    社会派の濃い内容だったらどうしようかと思ったけど
    ちゃんとバッチリ
    ミステリーでした

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    2022年09月24日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く

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    ユトリロシリーズの中でも一番好きかも。ちょっと悲しいお話もあったし、墓場まで持っていくはずの話を暴くとか悩ましい場面もあったけれど、どれもなんとか丸く収まってよかった。

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    2022年07月19日
  • 銀河英雄伝説列伝1

    ネタバレ 購入済み

    士官学校生の恋は
    ヤンが士官学校時代。同級生の恋バナをキャゼルヌ少佐にしたことから不穏な話に…キャゼルヌ夫人がまだキャゼルヌ少佐と交際中、名探偵さながらに謎を解く話。

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    2022年06月26日
  • 鬼哭洞事件

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    狩野俊介シリーズ。実はまだ一冊も読んでいなかったのですが、問題はなかったと思います、たぶん。というよりこれでまた読みたい本がいっぱい増えてしまった印象かも。
    探偵事務所に持ち込まれた人探しの依頼と、その矢先に殺されてしまった依頼人。さらに訪れた奇妙な屋敷で起こった殺人事件。加えてその家に代々伝わる神楽の謎といい、探偵対決といい、ミステリとして美味しい要素がてんこ盛りです。あ、あと猫好きにも嬉しい!
    あくまでも人間に寄り添おうとする俊介と、冷徹な論理で真実だけを求める烏丸。烏丸のやり口にはかなり腹が立つ面もあるけれど、「探偵」としてはどちらのスタンスも間違ってはいないと思うんですよねえ。だからこ

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    2022年06月19日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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    古今東西の絵画を題材に2名の作家がショート・ショートを「競作」する。つまり一枚の絵に付き、2名それぞれが物語を作る。

    これを作家ならではの特権に留めず、ペアを作ってチャレンジしてみるのもありかも笑 田丸氏・太田氏どちらの話がタイプか各章探っていくのも良いけど、それらを参考に「自分ならどんな物語にするか…」と思索にふけるのもまた違った楽しみ方になる。
    各話の感想を書きたいが、ショート・ショート故に踏み込むと即ネタバレになっちゃうから、いつも通り掻い摘んでいく。

    フランティシェク・クプカ「静寂の道」:元から不思議な構図やから、話を考えるのも楽しそう。『収穫される者』ではコズミックホラーっていう

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    2022年05月01日
  • もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか?

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    いわゆるアームチェア探偵のジャンルでしょうか?

    女優以上に美人で、人も羨む美貌ながら、一瞥で人を竦ませる『鉄の女』・経堂景子警部補。

    しかし、家に帰れば、デレデレの可愛い妻。
    それを知る唯一の男、料理上手なイラストレーターであり、主夫の新太郎。

    ヌイグルミはなぜ吊るされる、など8篇の短編集。
    どれも短いですが、面白い作品ですね。

    どれもこれも、新太郎の推理が冴えますが、それを明かさぬ展開も、面白いですね。

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    2022年04月23日
  • 奇談蒐集家

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    「奇談蒐集家」っいうネーミングのみで購入!^^;
    短編7編。
    「求む奇談!高額報酬進呈。ただし審査あり」に釣られてくる人の奇談語りという形で進む。
    でも、「本当に不思議な話なんて、そうら簡単に出会えるものじゃない」とか言って、謎解きを始める。
    全てこんな感じで、奇談ではなくなる…
    審査に引っかかって、お金貰えん…
    お金要らんし、喋らせて〜!って人もおったけど。
    ただし、最後の話を除いてはになる。
    奇談とは言いながら、ミステリーになるのかな?謎解かれるから。
    途中で、流れ的に、最後に何かあるんやろな?ってのは感じるし、そうならんと、面白ないやんと思ってた。
    何があるかは分かってないけど(^◇^;

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    2022年03月26日
  • 鬼哭洞事件

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    久しぶりの狩野俊介君。11年振りの新作。無事、お帰りなさい。でも、いろいろ名探偵として悩むことが出て来てるんだね。成長を感じる。第1作から30年と云う事だが、私が最初にこのシリーズを読んだのは27年前。なんか歴史を感じるわ。今回の作品の舞台、なかなか面白いなあ

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    2022年02月27日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    ネタバレ

     一応きちんと騙された。それは間違いない。最初に、信頼できない語り手だと明かされたことに。
     最後に明かされる「ナゾ」が、これで満足かと言われると、満足はしにくいか。
     頭で作ったような作品に感じる。頭で作ったことを忘れさせてくれるほどは、熱いものは感じないのは仕方ない。
     

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    2022年02月06日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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    同じ絵画をモチーフに、太田忠司さんと田丸雅智さんがショートショートを書くという、おもしろいスタイル。
    全く違うスタイルになることもあれば、どこか同じ匂いを感じる作品になることもある。
    趣向も作品自体も楽しめるものだった。

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    2022年01月14日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

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    主人公の涼太くん、理系男子で理論派で、お友達にいたら少し面倒くさい奴なんでしょうが、なんか憎めない。
    まわりの女子友も、みんな良い子ばかり。
    青春だな〜^ ^

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    2021年12月25日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

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    六歳の時に小豆餡のトラウマになった涼太が大学生に成ってデパートで出会った和菓子で不思議な出会いをする。
    大学院進学を変更して専門学校に通う事になる所から物語が始まる⁉️
    青春、成長物語ですね

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    2021年12月10日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    クローズドサークル、孤島、信頼できない語り手、作中作。ミステリの要素ぶち込みまくり!これだけの要素を入れてそんなに長くないページ数でまとめてるのがすごい。「弟切草」とかのサウンドノベルゲームプレイした気分。

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    2021年10月28日
  • やっぱりミステリなふたり

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    シリーズ5作目だが、これもサクサク読める。7作収録。どれもさすが、太田さん、短く、でも料理も盛り込んでうまくまとめてる。本格的にキー局でドラマ化希望。深夜でいいからさあ・・・

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    2021年10月28日
  • ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

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    1枚の絵画から紡がれる小気味良い物語に心を奪われた。

    自分も1枚の絵を題材に何か書いてみたいなぁなんてふと思った。

    特に気に入った絵画はルネ・マグリットの「光の帝国II」とそれをもとに書かれた2つの作品。どちらも暗闇の街を巧みに利用した話だった。

    特に太田忠司さんの「夜の町」にはひかれた。知らない道、知らない方向へと足を向ければ、自分もいつか、暖炉の前に揺り椅子のある家に辿り着けるかもしれない。そんな微かな希望を抱きつつ、この辛く世知辛い人生をなんとか生き抜いていく。その先にいる、老婆といつか出会えることを夢見て。

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    2021年10月23日
  • 奇談蒐集家

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    短編集となっているので、とっても読みやすかったです。
    自分の影に刺された男の話や水色の魔神など、どれも不思議だけど、事実は意外なことだった!

    「世にも奇妙な物語」とかで実写化してほしい話ばかりでした。
    また続編とか出ると嬉しいなぁっと思います!

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    2021年07月12日
  • やっぱりミステリなふたり

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    3作目よりも今作はおいしそうな料理の描写が少なかったような?でも事件の背景やストーリーはこっちの方が好きだった。

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    2021年06月14日
  • ミステリなふたり ア・ラ・カルト

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    読み終わってからこれがシリーズ3作目だと知った。。景子のキャラクターがあまり好きじゃないけど、料理は美味しそうだし、話も面白かった。

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    2021年06月09日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    そうきたかぁ〜と久しぶりに思わされたミステリ。

    『屍人荘の殺人』とはまた違う驚きがあった。
    しかし死刑制度廃止とか、なかなか日本では難しそうな題材をネタにしたものだ。

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    2021年06月05日
  • まいなす

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    那須舞。英語読みするとマイ・ナスは、飛魚中学の中学生である。ある日、特に仲の良いでもない茅香に、近くの「時渡りの祠」へ連れて行ってほしいと頼まれる。過去から未来へタイムスリップした人がいるという言い伝えの祠跡には、男子中学生が倒れていた…。

    標的とする年齢層が中学から高校生くらいだろうか。言葉遣いも易しめで、あまり引っかかることもなく読める作品である。

    厄介事に巻き込まれやすい舞、変な友人に頼み事をされたり、事件に巻き込まれたりと、偶然の部分は多いものの、主人公の気持ちは作中ずっとほとんど晴れない。だからといって、ウジウジと自問自答を続けるわけではなく、どんどん前に進んでいくスタイルは、中

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    2021年06月04日