太田忠司のレビュー一覧

  • 鬼哭洞事件

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    ネタバレ

    27年前に消えた母と妹を捜すと言う依頼。しかし依頼人佐方康之は翌日死亡した。佐方の恋人・桐谷珠恵からの依頼で佐方の父・朋也に会うため鳶笊村を訪れた野上と俊介。
    鬼哭洞の中に作られた屋敷。村で行われる神楽の最中に何者かに殺害された朋也。鬼哭洞や神楽の取材の為に村を訪れていた推理作家・烏丸孔明の推理。

    徳間書店から東京創元社へ出版社が変更。前作から10年くらい経っているので、色々過去の事件のおさらいっぽいのがあったりする。今回は事件現場が鳶笊村なのでアキや高森警部ら警察関係者の出番が少ないのが残念。
    俊介は烏丸との推理で、探偵としての正しい姿に悩んだりして今回も辛そう。終章ではちょっと明るくて良

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    2025年11月11日
  • ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を

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    いわゆる安楽椅子探偵ものでしょうか。

    県警捜査一課の『氷の女王』こと、京堂 景子警部補。容赦のない言行と、卓越した捜査能力で、捜査一課の中でも、恐れられる存在。

    しかし、ひとたび家に帰ると年下の旦那さん・新太郎さんにデレデレの毎日。
    このギャップに思わずニヤリですね。

    今回は各小説の冒頭にショートストーリーが。なんと、これが伏線なんですね。

    ・白い恋人たち
    ・小さな喫茶店
    ・雨にぬれても
    ・バードランドの子守唄
    ・夏の日の恋
    ・華麗なる賭け
    ・僕の歌は君の歌

    どれも味わい深い7篇です。
    最後に、全体の伏線が回収されます。
    なんと、そういうことか。

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    2025年11月08日
  • 鬼哭洞事件

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    ネタバレ

    27年前に消えた母と妹を捜す男は、依頼の翌日死亡した。
    彼の故郷を訪ねた俊介は、謎の神楽ともう一人の"名探偵"に出会う―
    夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。
    彼は27年前に家を出ていった母親と妹を、父に内密で探しているという。
    手掛かりは写真一枚のみだが、野上は調査を引き受ける。
    だが翌日、康之は死体となって発見された。
    彼の出身地・鳶笊村へ向かった野上と助手の狩野俊介は、洞窟内にある奇妙な邸に住む、余命幾ばくもない村の実力者と会う。
    彼こそは康之の父だった――
    隣村に伝わる謎の神楽、佐方家の財産をめぐる確執、そして衆人環視

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    2025年11月03日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

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    和菓子の表紙に惹かれて読んでみた
    美味しさと美しさを追求する主人公の真っすぐさが気持ちいい。
    餡の迷宮。90点のものを作り続ける。
    とても興味深い世界。
    自分の中で和菓子ブームが到来した。

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    2025年10月30日
  • 新宿少年探偵団

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    ネタバレ

    退屈な暮らしに倦んだ羽柴壮助、神崎謙太郎、夢野美香、七月響子、4人の中学生。アイドルに憧れる美香がスカウトされ、友達ではないからと相談を受けた3人が同行した3人が面接の場で遭遇したθと呼ばれる物体と髑髏王と名乗る怪人物。
    危機を救った謎の外国人に誘われ「蘇芳」と名乗る少年と出会い「少年探偵団」を結成することに…。

    4人があまりにも個性的過ぎて、中学生に見えない…。特に七月は…。「髑髏王」の狂気な感じや蘇芳のふてぶてしい感じは良いキャラだった。

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    2025年10月24日
  • 幻竜苑事件

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    ネタバレ

    10年前に両親を殺した犯人を捕まえて欲しいと大金を抱えて石神探偵事務所を訪れた少女。数日後、少女の叔父・遠島寺重義が嫌疑を晴らして欲しいとやってきた。更に遠島寺が経営する「幻竜苑」に怪人物が現れ…。

    紅梅のオムライスとか朝食とか良いな。夏休みで野上の元にやってきた狩野俊介。まだ小学生だけど、本人も良い子だし周囲にも支えられている感じが良い。初期の長編は事件の展開も面白くて好き。

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    2025年10月05日
  • 月光亭事件

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    ネタバレ

    名探偵・石神法然の事務所を引き継いだ探偵・野上の元に狩野俊介が弟子入りした翌日、町で最大の豊川病院の寛治院長が妻を騙している「道師」と名乗る男の正体を暴いて欲しいと依頼が…。友人として豊川邸を訪れた野上たち。導師が奇跡を起こすと宣言した零時に突如停電。庭にある庵「月光亭」に寛治の妻が床に打ち付けられた状態で現れる。

    ちゃんと大人な探偵の野上さんとまだ12歳の俊介の関係が良い感じ。高森警部や部下たち警察関係の人たちのキャラも良いし、楽しく読める良いシリーズ。

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    2025年10月04日
  • 予告探偵 木塚家の謎

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    ネタバレ

    罪ある者は心せよ。
    すべての事件の謎は我が解く 摩神尊

    予告状の文面が、死ぬほど格好いい。
    久しぶりに読んだら、初めて読んだ高校生のときに、死ぬまでに一度は言ってみたいと思ったのを思い出した。
    謎を解くと予告する摩神が不遜でとてもいい。
    やはり探偵はこうでなくてはと思わせる謎の説得力がある。
    謎を解く摩神とそれに巻き込まれる木塚を結ぶ線は何を指すのか。
    病と評する彼は観測して見守ることで、事件の謎だけに向き合わなくて済むのかもしれない。
    「君は木塚の家に生まれたことを、感謝するべきなんだよ」と笑う摩神が何故かとても優しく思えた。


    「摩天楼の摩、神仏の神、尊重の尊、すなわち、天に届かんとす

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    2025年10月01日
  • 未来製作所

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    いろんな未来の形があって、わくわくするなあ。どの話もなんか、ちゃんと未来なのに、あったかくてやさしくて、環境が変わっても人々の心の感じは変わっていないようで、手を伸ばせば届きそうな、なつかしいような、現実味があった。

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    2025年09月30日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

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    お菓子について、科学的に説明する主人公が素敵でした。
    この主人公の理解の仕方、とてもいい。そういう人間でありたい

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    2025年09月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日
  • やっぱりミステリなふたり

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    いわゆる安楽椅子探偵ものでしょうか。
    捜査一課の『氷の女王』・京堂 景子警部補と、専業主婦(主夫)でイケメンの新太郎。

    事件捜査では、氷のように厳しい捜査官ですが、家に帰るとデレデレの景子さんのギャップ(豹変ぶり)が、面白いですね。

    事件解決に悩む景子さんから聞いた捜査情報を元に、明晰な頭脳から的確なヒントを提示する新太郎さん。

    今回は、
    ・皮肉な夕食
    ・死ぬ前に殺された男
    ・公園の紳士
    ・右腕の行方
    ・善人の嘘
    ・昭和レトロな事件
    ・容疑者で京堂新太郎
    の7篇。

    そして最後の話では、新太郎さんが容疑者に。
    果たして、真犯人は?

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    2025年09月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

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    2025年08月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • 奇談蒐集家

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    奇談を求める男の元にやって来る人々。
    自分の影に襲われる、鏡から出てきた少女、水色の魔神、夜の子供。語られる奇談の謎は、解き明かされ別の顔を見せる。
    それが興醒めとならずに、新たな奇談へと繋がる扉ともなるのが面白い。
    すべては奇談のために。

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    2025年07月21日
  • ミステリなふたり ア・ラ・カルト

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    久しぶりにこのシリーズ読んだけど、なかなかいいよね。かたひじ張らないミステリで。

    2965冊
    今年193冊目

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    2025年07月15日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    子供向けのホラー短編集。
    好きな作家さんがいたので購入しましたが、サクッと読めて、怖さもほどほどで期待通りでした。
    「青いコップ」「よあるきのうた」がお気に入りです。

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    2025年07月10日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8

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    2025年06月17日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは河童と踊る

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    『名古屋駅西喫茶ユトリロ』シリーズの五作目ですね。
     主人公龍(とおる)の成長物語を通して、名古屋名物と謎解きを楽しませてくれるシリーズです。
     今回の謎は、曾祖母の千代が入院して、龍が看病していた時に、千代が寝言で『河童さん、踊ろまゃあ』と言った、意味の解明になる。
     そこから、名古屋の歴史に迫る事に………?
     そして、『喫茶ユトリロ』を営む祖父もまた、入院してしまう。
     『喫茶ユトリロ』の存続が危ぶまれるなか、龍はある決心をすることに………?

     太田さんの主人公は、自分のやっている事が正しいかどうか逡巡する。石橋を叩いて渡る性格をみせるが、龍もあれこれ迷う。周りの助けを借りながら、答えを

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    2025年05月03日
  • ぐるぐる、和菓子

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    読み始めたとき、主人公の余りの理屈っぽさに、何?この人が和菓子?ん?と思ったのですが……

    実直な主人公涼太。理屈っぽいのに、言っていること、考えていることは的を得ていて、憎めないキャラ。
    そんな彼と出会い、涼太に影響を受けながら奮闘する、製菓学校の仲間たち。
    自分が何をすべきか、自分とは何なのか、自分を見つめ、考え、作り続ける。
    和菓子、洋菓子、パン……と進む道は違っても、叱咤激励しあえる仲間に出会えることって、何て素敵ことなんだ!と。
    コンテスト出場の際には、なんだかうるっとしました。

    涼太の境遇は有り得ないくらい豪華な?設定でしたが、とても眩しく、羨ましいストーリーでした。

    ラスト。

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    2025年04月30日