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Posted by ブクログ
おもしろかった!!
龍くんと名古屋グルメのこのシリーズ、ここまで読んできて本当によかった!!
5巻目にして太田忠治さんの集大成を見た! と思わず感涙にむせびそうになりましたw
以前、太田忠治さんのインタビューで、
「この年齢(80代)になったから、一度は、戦争について自分なりに整理しておきたいと思うようになった」
とおっしゃっていて、今回、
太田忠治さんなりの、これが戦争への始末か、と感無量。
今回、龍くんは、戦後の闇市から発展してきた名古屋西口の歴史をたどる。
一面焼け野原から復興してきた時代と、現在の名古屋駅西口の状況は、ぜんぜん違うようで似ている。
リニア新幹線が通るのは決まっているけれど、予定は未定。でもそのために、土地の買い占めが進んでいて、再開発という呼び声だけが大きく、空廻りしている。
そんななかで、龍くんは、自分の将来と「喫茶ユトリロ」の行く末にひとつの結論を出した。
その覚悟にもグッと来たが、しかし、恋愛は自分の意志で進めたほうがいいぞ、龍くん(笑) きみはめっちゃいい子だけれども、じーちゃんばーちゃんひーばーちゃんに嫁まで決められないようにw
そしてとにかく、ひいばあちゃんが、めっさかわえぇ♡
しかも祖父母の世代よりもフレキシビリティが高く、実はITリテラシーも高そうw
今回、ひいばあちゃんの長い淡い初恋の始末のお話しでもあり、じんわりとステキな読後感でした。
Posted by ブクログ
『名古屋駅西喫茶ユトリロ』シリーズの五作目ですね。
主人公龍(とおる)の成長物語を通して、名古屋名物と謎解きを楽しませてくれるシリーズです。
今回の謎は、曾祖母の千代が入院して、龍が看病していた時に、千代が寝言で『河童さん、踊ろまゃあ』と言った、意味の解明になる。
そこから、名古屋の歴史に迫る事に………?
そして、『喫茶ユトリロ』を営む祖父もまた、入院してしまう。
『喫茶ユトリロ』の存続が危ぶまれるなか、龍はある決心をすることに………?
太田さんの主人公は、自分のやっている事が正しいかどうか逡巡する。石橋を叩いて渡る性格をみせるが、龍もあれこれ迷う。周りの助けを借りながら、答えを見つけ出そうとする物語構成が、楽しい。
また、雫さんというヒロインとの恋愛の行方も気になる作品です。
読後感で、物語は一応の終着をみせているので、続編は分かりませんが、太田さんの名古屋愛あふれる作品なので続きが気になるところですね(=^ェ^=)
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