あらすじ
愛知県警捜査一課に君臨する京堂景子警部補は、絶対零度の視線と容赦ない舌鋒の鋭さで“氷の女王”と恐れられている。そんな彼女が気を許せるのは、わが家で帰りを待つ夫の新太郎ただひとり。日々難事件を追ってくたくたになって帰ってくる彼女を、主夫として家事もこなす彼が料理とお酒でもてなしてくれる。そうして夕食を終えて一日の疲れもすっかり癒された頃、景子が事件の悩みを話すと、新太郎が鮮やかに解き明かしていき――。旦那さまお手製の美味しい料理と名推理が、今夜も京堂家の食卓を彩る。デザートまで取り揃えた安楽椅子探偵譚9編。/解説=大矢博子
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Posted by ブクログ
おいしそうな料理が登場する小説が好きだ。
お腹がすいてしまうのが難点ではあるが、登場人物がおいしそうに、幸せそうに食事をしている場面を読むと、こちらも幸せになる。
「ミステリなふたり」のシリーズは、読みやすくて、景子さんも新太郎くんもカッコかわいくて、お料理に幸せしか感じず、楽しく読めて大好き。
Posted by ブクログ
ミステリなふたりの四作目。
相変わらずの軽い感じで良い。
京堂新太郎の作る料理は美味しそうだし。
京堂景子の氷の視線に耐えていた、女性の鑑識官が気になる。
なんせ職場の男どもは全員氷づけになってしまうから。
女性鑑識官、公休日に囮捜査に飛び込んでしまうが、
(囮が京堂景子!)
今後も活躍してくれると嬉しい。
Posted by ブクログ
凄惨な殺人事件の捜査に、いかにもうまそうな料理の描写が入る。アンバランスなところが良いのか、サクサク読めてしまう。仕事では氷の女王たる景子が、新太郎の前ではデレデレ。妙にコミカルで、ミステリーであることを忘れさせる。
シリーズ3作目であることを知らずに購入してしまったのだが、違和感なく読めた。先行2冊も買ってしまうな、これは。