太田忠司のレビュー一覧

  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    長く書きためられた一連の作品を、
    最初から一気に読み上げるのは、
    凝縮された「時」を、
    タイムマシンに乗って駆け抜けているような楽しさがある。

    一方、新しくシリーズが立ち上がる瞬間に立ち会えるのも、
    また違った興奮があって楽しい。
    次々と展開されていくであろう作品に
    期待で胸がふくらむ。
    できれば、長くこのシリーズが続きますように。

    この本は、まさにそんな感じの本だ。
    この著者の作品は前から好きだったのだが、
    今回は、また丁度良い軽さとミステリー配分の絶妙な作品に仕上がったいる、と私は思う。

    そして、全くもって、だまされた。

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    2013年06月12日
  • 予告探偵 木塚家の謎

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    「予告探偵 木塚家の謎」
    予告状を勝手に送りつけては謎を解くと宣言し、木塚を連れ回す探偵・摩神尊。しかし、摩神と木塚の間には、数奇な運命が存在する。


    摩神尊とは如何なる人物か。まずは、傲慢不遜である。何せ、見ず知らずの人にいきなり予告状を送りつけるのだ。それも、幸福を予告するのではなく、「罪ある者は心せよ」と脅迫にもとれる不吉な謎解き予告をする、さらに、彼自身どんな謎を解くのか、分かっていないのだ。全く傲慢不遜の枠では収まらない男と言える。


    しかし、次に挙げねばならないことは、頭は大層切れるということだ。探偵としては、申し分ない頭脳明晰ぶり。それに、相手を良くも悪くも引き付ける性質も相

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    2012年12月26日
  • 探偵・藤森涼子の事件簿

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    しまった、読んじゃったよ!
    この本は、この探偵シリーズのダイジェスト版、
    良いとこ取りだったらしい。

    あ~、かなり面白そうなシリーズなのに、
    先に読んじゃったよ・・・。
    順番に読み進めて行きたかったのに、
    面白かったがゆえに、かなりショック。

    人間の醜さをかいまみさせながらも、
    後味が悪くない。
    甘いと非難されればそれまでだが、その甘さも私は好きだ。

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    2012年12月18日
  • 宙 新宿少年探偵団

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    ネタバレ

    まさかの真犯人(?)が、宇宙だったとは!

    神々の暇つぶし(笑)じゃあないが、意外
    ではあったけど、良い終わり方でした!
    初めの頃のお約束怪人モノから、こんなラスト
    を導く作家ってスゴイ!

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    2012年05月12日
  • 天国の破片

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    ハードボイルド風に感情表現をなくそうとはしているが主人公の人間臭さが好きです。

    不器用な男の優しさが滲みでてて非常に好感が持てる一作です!

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    2011年12月01日
  • もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか?

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    職務中は「鉄の女」と呼ばれる美人警部補、でも夫の前ではデレデレの可愛い妻・景子と、それを世界でただ1人知る、イラストレーターでありながら名推理で妻を助ける、料理上手でクールな夫・新太郎。
    前作同様ラブラブな2人にニヤニヤが止まりませんでした。事件の数だけ愛がある(笑)

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    2011年10月31日
  • 銀扇座事件(下)<新装版>

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    あまりに上が衝撃的結末だったので読むのが怖かったんですが、なるほど。そりゃ違うわな。いつもの皆で安心しました。ボリュームたっぷり今までのシリーズで一番面白かった。やっぱりカラクリ仕掛けなんてないほうがよっぽどいいね。
    あの女優は上のがよっぽど素敵だったけど。下巻のがある意味では人間らしいな。

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    2010年08月04日
  • 久遠堂事件<新装版>

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    狩野俊介シリーズ

    アキの知り合いの家庭教師から失踪した父を探して欲しいとの依頼。父親の残した仏像を完成させた兄との会談。3人の姪たち。靖に懐く少女。テングの仮面をかぶった怪人物。襲われる家族たち。納戸に逃げ込み消えたテング。代わりに飛び出した失踪した父親の遺体。

     2010年4月24日再読

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    2010年04月24日
  • 銀扇座事件(上)<新装版>

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    狩野俊介シリーズ

    銀扇座で行われる百嶋美也子の復帰公演。美也子の元に送られる脅迫状。護衛を依頼される野上。殺害された共演者・水越。そして美也子の付き人・泉子。武井刑事を中心とする捜査。最後に殺害された中垣弁護士。俊介が導き出した真犯人。

     2010年4月23日再読

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    2010年04月23日
  • 夜叉沼事件

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    狩野俊介シリーズ

    俊介の担任・松永先生から兄を誘拐し殺害した犯人をつきとめて欲しいとの依頼。犯人から送り付けられた指。夜叉沼の幽霊が教えた被害者の遺体。夜叉沼の伝説。夜叉沼の藤内不動産の別荘。別荘のかけらた「藤内利明」の表札の秘密。別荘で見つかった浮浪者の遺体。

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    2010年03月02日
  • 月光亭事件

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    狩野俊介シリーズ

    豊川医院の院長からの依頼。自分の妻を騙す「導師」と名乗る男の正体を暴けとの依頼。招待された屋敷で起きた密室殺人事件。殺害された妻・信子。3人の娘の名前・春子、夏子、冬子に隠された秘密。殺害された執事・滝田の知った秘密。

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    2010年02月28日
  • 怪人大鴉博士 新宿少年探偵団

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    本を読んで、何を楽しむかは人それぞれですが 、楽しみ方の一つとして、普段の生活では体験できないような、不思議なことを経験するというのがあると思います。

    普通の中学生達が、推理小説のような、不思議な事件に巻き込まれるこのお話。
    読み終わる頃にはきっと
    誰も傷つかなくて、誰も悲しまないなら、私も、こんな冒険がしてみたい。

    きっと、そう思うことでしょう。

    そして、少年探偵団を作りたいと思った時には、
    一緒に作りませんか?(イタミ)

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    2014年05月02日
  • ミステリなふたり

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    本格ミステリだが、軽妙な感じがたまらない。
    安楽椅子探偵のダンナと、凄腕刑事の年上奥さんが主人公。
    最近、続編が出たらしいので買う予定♪

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    2009年10月04日
  • 五つの鍵の物語

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    内容(「BOOK」データベースより)
    とある場所にひっそりと佇む“五つの鍵の博物館”。収蔵されているのは、曰くありげな鍵が描かれた5枚の絵。見るものを選ぶその不思議な絵が語りはじめる―。幻のルイ十六世の鍵を求めて訪れた館で出会う意外な鍵(『十七世の鍵』)。「眠り男が、やってくる。そのときまで保管されたし」。不思議な手紙と同封されていた銀色に光る小さな鍵(『眠りの鍵』)。ほか全五編の鍵をめぐる物語。美麗イラストと珠玉の短編のコラボレーション。

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    2009年10月04日
  • ミステリなふたり

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    刑事の奥さんと、イラストレーターで主夫の夫、のお話です。
    短編集になっていて、ページをめくって確認して…などという
    頭を使ったような推理ものではありません。
    何せ、私が気づけるような軽い感じですからw

    ひとつの事件がかなり短いので、読みやすくていいと思います。
    ただ『じっくりコトコト殺人事件』は、煮込み物がない日に
    読む事をものすごくお薦めします(笑)

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    2009年10月07日
  • 銀扇座事件(下)<新装版>

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    下巻を読んでびっくりしました・・・

    まさか上巻、すべて原稿・フィクションだったなんて((((゚д゚;))))




    上巻ラストで本気で泣いた私としては、安心したような…まんまとだまされてショックなような・・・(ー□ー;
    安心2割、ショック8割ですわ。


    確かにおかしいと思ったんだよな、上巻読み終わった後に
    「なんで下巻があるのかな??」
    ってさ!!!!
    そこで気が付けばよかった( ;´・ω・`)



    上巻と照らし合わせながら読むとさらに面白い!!

    太田作品はやっぱりクオリティ高い!!!
    いい意味で裏切られました、オススメです(*^^)v

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    2009年10月04日
  • ミステリなふたり

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    仲良し夫婦ものがたり。ごはんがおいしそう。おこる事件はグロイ、そしてロジカル。夫婦のいちゃいちゃ加減がかわいい

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    2009年10月04日
  • ミステリなふたり

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    【紹介】愛知県警捜査一課・京堂景子は二十九歳、どんな凶悪犯も必ずあげる美貌の刑事。彼女の夫・新太郎は二十一歳、ハンサムで家事なら何でもこなし捜査中の景子を得意の名推理で支える気鋭のイラストレーター。恋人気分の抜けない夫婦二人を待ち受ける密室殺人、不可能犯罪、ダイイングメッセージなど難事件の数々。軽妙にして洒脱な傑作ミステリー。―――――【感想】読みやすさはライトノベル級!単純明快な人間関係、多すぎる謎もなく、フーダニット(誰が殺したかがメインの作品の事)の基本をしっかりと踏んでおり、キャラが映えています。初心者さんにおすすめ!こんな奥さん欲しいナァ。―――――※ここでの☆は「初心者に対する読み

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    2009年10月04日
  • 狩野俊介の記念日<新装版>

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    おすすめミステリー。昭和の香り漂う世界設定が切ないくらいステキ。ただ、全巻揃えるのは今となってはムズカシイかも。もったいない・・・。

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    2009年10月04日
  • 新宿少年探偵団

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    SFとハードボイルドとファンタジー足して割ったような作品ですが、個人的にはかなり面白かったです。シリーズ物で全9冊なんですが、最後はなんともいえない終わり方でしばらくは本読もうと言う気にならなかったっす(笑)これは面白い!!

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    2009年10月04日