【感想・ネタバレ】甘栗と金貨とエルムのレビュー

あらすじ

高校生の甘栗晃は、突然亡くなった父親の代わりに、探偵の仕事をすることに。依頼は、ナマイキな小学生・淑子の母親探し。――美枝子は鍵の中に? 謎めいたこの一言だけを手がかりに、調査を始めた晃だけど……!?

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Posted by ブクログ

前巻で父親(探偵)のやり残した仕事を果たした甘栗君。部活に励んでいたところ同級生の徳永から「小学校時代の恩師が行方不明のため見つけて欲しい」という依頼が。今回も面白かった。特に、主人公がある人物に啖呵を切る場面が格好いい。彼の芯の強さが出てます。名古屋グルメにシロノワールが登場。美味しいんだよね。また食べたい。

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2013年02月28日

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ハードボイルド(冒険小説じゃないハードボイルド)が苦手な人に読んでもらいたい!きっと苦手という意識が粉砕されるだろう。軽ハードボイルドなのに冒険小説にならないこのさじ加減が絶妙で、探偵小説・推理小説の要素も持ち合わせたストーリーなのになんて軽やかなんだ!ライトノベル的な世界観でハードボイルドを書くのならばどうしてもルパン的なドンチャン騒ぎは欠かせないと思っていた前提を覆された。
面白い。うん、満足。大満足な一冊だ。
太田ファンには嬉しい横のつながり(作品間の繋がり)があるようなので、そこもお得感があるのではないか。

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2012年04月07日

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突然亡くなった父の代わりに探偵業を引き受けることになった甘栗くん。依頼者は生意気な少女、淑子。依頼内容は母親探し。表紙の雰囲気が優しいタッチで女の子がとてもかわいらしいもんで、作中の淑子とのギャップに戸惑う。慣れてくるとあれもかわいいけど。甘栗くんが手探りでなんとか真相にたどり着いて終わり、かと思いきや、さらに明かされる真実。内容も充実していて、すいすい読めた。登場人物も面白かったので、続編も期待。

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2021年05月30日

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タイトルに甘栗とあって
しかもイラストがミギーさんならば、自分に不買の選択肢はなかった!

世界で一番好きな食べ物は甘栗です。



ある日、交通事故で突然、唯一の肉親である父親を亡くし
天涯孤独の身となった高校生、甘栗晃。
探偵だった父の事務所の整理が一向に進まずにいるところに
その小さな依頼主が現れて……



文章がスッキリしていて、とても読みやすかった。
ページ数も多くなく、さっくりと繰れる。
周りの同級生より、少しばかり老成している甘栗少年の
時々見える寂しさがなんとも堪え難く。
刺々しくなりきれないところがいじらしく。

独りになった彼が大人になるまで見守りたい。
そう思わせてくれる作品だった。

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2012年03月29日

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文庫化しての再読。前に読んだときの朧げな記憶以上に面白かったです。安心して読めるけど、決して驚きがない展開ではありません。殺人事件とかを追う訳ではない、ある意味本当の高校生探偵小説でした。

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2011年04月11日

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タイトルに惹かれて読んでみました。
高校生の探偵と小学生の女の子の依頼人。
面白そうでしょ。

舞台だけあって名古屋のコトがいろいろとかかれてますよ。

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2010年08月05日

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表紙とタイトルに惹かれて。まさか、名古屋が舞台だったなんて思いもしなかったので、嬉しいです。地元だと、作中に出てくる場所を思い浮かべて読めるのでニヤニヤしてました。『みのりや』ってあそこだな、とか。

甘栗くんが、半ば強引に人探しをさせられつつも、奮闘する姿は応援したくなります。人探しをさせたエルムちゃんも、幼いながらも強い意志を持った女の子でよかった。

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最後の残りわずかなページでもやもやが吹っ飛びました。釈然としなかったのは、そういうことだったのかと。

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2012年09月30日

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父親の突然の死によって、天涯孤独になってしまった少年が主人公。全てに対し超クールに対処しつつ、探偵であった父が最後に受けていた少女からの依頼を引き継ぎ、東奔西走するお話です。
失踪した母親の捜索依頼は、いろいろな因果が絡みつつ、次第に大きな事件に展開します。
主人公が超クールなので、感情移入しにくい面はありますが、大人と子供の狭間で揺れる葛藤、無力感、そんなところからちらりと熱さが覗き見えたりして、後読感は意外にさわやかでした。

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2010年06月06日

Posted by ブクログ

ふんわりというか、あったかいというか そんな本の雰囲気に誘われて購入。

名古屋が舞台のおはなし。
登場人物はここを通ったのかなぁなんて楽しめて、
本を読んでいる時は自分も冒険しているみたい。

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2010年05月02日

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主人公が冷めているというか達観しているというか…
大人になってからこのころを思い出すと、
ああああ。黒歴史ぃぃl!!!!とか思いそうな生活をしているなぁと思わなくもない。
久しぶりに死なないミステリーを読んだけれど、面白かった。
偶然なのか才能なのか、情報集めがさくさくといく。
読みやすくて良い。

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2010年03月27日

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カバー買いというかタイトル買いというかあらすじ買いしました。
要は、衝動買い。
おそらく自分は「高校生探偵」というフレーズに弱い気がしました。

人探しものって初めて読んだんですが、面白ですね。
しかしこの主人公、やる気があるのかないのか……妙に現実的な感じで却って面白いキャラだと思いました。

古屋が舞台の話しで、何度か行ったことあるので馴染みがありました。
ご当地ものの小説って馴染みある場所だと面白いですね。

続巻の「~と戦車とシロノワール」も読みたい。
早く文庫化しないかなー。

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2010年03月17日

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ネタバレ

ミステリと言うべきかハードボイルドと言うべきか……。
まあ、高校生なのでハードボイルドとしても似非な感じは否めないのだが……。
とりあえず、藤森探偵との繋がりが出て来たので、
この調子で行けば阿南なんかも出てくるのかもとか期待しちゃいます。
しかし、やっぱり、日本のハードボイルドって馴染まないよなあと思ったり。
原尞が別格って所だろうか。

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2014年05月29日

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名古屋小説。性別とか入替とか、わりと謎解きしないで読むタイプの私にも解けてたけどわざとだろうか。ともかく青春ミステリとして、甘栗はかわいらしくまっすぐ歪んでてこの先楽しみです。

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2014年04月09日

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少年探偵の軽いハードボイルドか。
主人公が若いだけに 必要以上にシニカルになりすぎす、また捜査活動もあくまで現実的な範囲に留まっているところが良くも悪くもリアリティか。但しそのせいでインパクト不足は否めないので星3つ。

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2014年02月02日

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ネタバレ

亡き父が最後に受けていた依頼を引き継ぐことになってしまった甘栗とその依頼人エルムの物語。

何故エルムの母親はいなくなってしまったのか。
何故父はエルムの依頼を受けたのか。
鍵の中、とは。

トリック(と呼んでいいのか)はすぐにわかるくらい、単純なもの。
探偵役の甘栗君はよくもわるくも基本スペックは平凡。けれど、周囲の助けと運により事件を解決へと導く。

同級の直哉や三ヶ日も個性的なので、学園ものも読んでみたいところ。
甘栗退学届出しちゃってるけど、まだわからないよね。

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2013年04月27日

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表紙のイラストに惹かれて買いました…中身は意外としっかり重めです。主人公の少年が大人びていて淡々としているので、あまり物語が詰まらずさらっと読めます。ちょっと私には感情の動きが合わないかなとは思いましたが…。でも次の巻も買ってしまう予感。

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2011年08月19日

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久々にジャケ買いというやつです。
テンポの良いストーリー展開、魅力的で愛しい登場人物たち、関わって行く過程での主人公の心の移り変わり。実際に自分がそこにいて、主人公と共に行動しているような気分を味わえました。こういう主人公私は好きだし、楽しかったけど、好み分かれそうなかんじですね。

ところで、最後のオチというかなんですが、デジャブ? みたいなのをかんじてその通りにいっちゃったので個人的にそれがなかったらもっと楽しかったのにと残念。はて、なんの作品だったろうか…。

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2010年04月06日

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最初は甘栗くんのキャラに馴染めず背伸びしてる感じがしんどかったけど、だんだん慣れてきたのかかわいく思えてきた。内容はちゃんとミステリで楽しかった。甘栗くんは高校に戻るのかしらん?次は絵を描くシーンとかあったらいいな。ころとか名古屋名物も食べたくなる。3

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2010年03月28日

Posted by ブクログ

「狩野俊介」、「新宿少年探偵団」に次ぐ太田さんの少年探偵もの。
やはりジュブナイル系がハマっているのか、読んでてもしっくりくる。

「甘くない」甘栗くん。ゆえに地の文が「私」なのかもしれんけどなぁ…。
変にハードボイルド然としなくても良い気がしたり。
周囲の面々の人間っぽさで中和されてるから、まいっか。

太田作品+ミギー氏の装丁で買ってみたけど、まずまずで良かった。
続編『甘栗と戦車とシロノワール』も読んでみよう。

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2010年03月27日

Posted by ブクログ

・淡々というか、あっさりと終わる
・話自体は簡単で、あまりミステリーを読まない私でもわかりやすかったです
・甘栗くんツンデレ?
・幼なじみとの関連性は、ある種の人々にウケが良さそう
・なんとなく続編読みたいかも、というなんともいえない印象
・最後の謎は、他の小説でそのネタを見たことがあってピンと来てしまいました。気付かない方が絶対面白い

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2010年03月25日

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