太田忠司のレビュー一覧
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ネタバレ本屋で前面に押し出されており、徳間文庫大賞受賞というのと、表紙の煽りの「このラストは革命的!騙された!!」という一文に騙せれたくなり購入。
一章ごとの展開は面白くて350ページほどのページ数を感じることなく一気に読み終えた。
麻倉玲一というキャラは大物感が出ていて良かったし、結果的には煽り文通り騙される事になったのだが、目的の為の手段がいささかそこまでするの?という現実味があまりなくて、ラストのオチ自体は大きな威力は無かったのかなと。
ただ次はどうなる?という展開のストーリーは面白かったし、死刑執行後の展開にはスリルがあった。 -
ネタバレ 購入済み
士官学校生の恋は
ヤンが士官学校時代。同級生の恋バナをキャゼルヌ少佐にしたことから不穏な話に…キャゼルヌ夫人がまだキャゼルヌ少佐と交際中、名探偵さながらに謎を解く話。 -
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狩野俊介シリーズ。実はまだ一冊も読んでいなかったのですが、問題はなかったと思います、たぶん。というよりこれでまた読みたい本がいっぱい増えてしまった印象かも。
探偵事務所に持ち込まれた人探しの依頼と、その矢先に殺されてしまった依頼人。さらに訪れた奇妙な屋敷で起こった殺人事件。加えてその家に代々伝わる神楽の謎といい、探偵対決といい、ミステリとして美味しい要素がてんこ盛りです。あ、あと猫好きにも嬉しい!
あくまでも人間に寄り添おうとする俊介と、冷徹な論理で真実だけを求める烏丸。烏丸のやり口にはかなり腹が立つ面もあるけれど、「探偵」としてはどちらのスタンスも間違ってはいないと思うんですよねえ。だからこそ、烏丸を認め、ある意味自分も同類だと自覚しつつ揺らいでいる俊介の葛藤が痛々しいながらも頼もしく思えました。残酷な事実が次々に明らかになるこういう事件こそ、ある程度の優しさを持つ探偵が必要だと思うのです。彼はきっといい探偵になる……って、もうなってるのかもしれませんが。
あ、でも烏丸、実際にいたら腹が立つけれど、キャラとしては魅力的なので。スピンオフ、ありですよ。 -
Posted by ブクログ
古今東西の絵画を題材に2名の作家がショート・ショートを「競作」する。つまり一枚の絵に付き、2名それぞれが物語を作る。
これを作家ならではの特権に留めず、ペアを作ってチャレンジしてみるのもありかも笑 田丸氏・太田氏どちらの話がタイプか各章探っていくのも良いけど、それらを参考に「自分ならどんな物語にするか…」と思索にふけるのもまた違った楽しみ方になる。
各話の感想を書きたいが、ショート・ショート故に踏み込むと即ネタバレになっちゃうから、いつも通り掻い摘んでいく。
フランティシェク・クプカ「静寂の道」:元から不思議な構図やから、話を考えるのも楽しそう。『収穫される者』ではコズミックホラーっていう世界観に惹かれた。後半は少しぶっ飛んでいたけど、その辺の描写を丁寧にして尺を伸ばせばもっと面白くなり得る…はず!
ムンク「吸血鬼」: 自分みたいに血液が苦手な人は2作とも注意した方が良い、何ならこの章だけスキップしても良いかも。『吸わせ屋』に関しては鳥肌と悪寒が止まらなかったが、視点はユニークだったと思う。人って何かに魅入っちゃう(/魅入られちゃう)と、こんなにもどっぷりハマって沼化していくのかー。(素知らぬ顔)
月岡芳年「猫鼠合戦」:絵画自体は「鳥獣戯画」を想起させる。そのせいか2作ともコミカルな仕上がりだった。太田氏の『戦の始末』は、昔話みたいでオチもしっかりしている。せっかくだから田丸氏の『猫の悩み』と一緒に歌舞伎化してくれないかな笑 『猫の悩み』は落語テイストが入っており、トリに持ってきたら絶対ウケる笑
ルネ・マグリット「光の帝国Ⅱ」:太田氏の話はシリアスな面持ちのものが多い印象だったけど、『夜の町』は不思議な程に馴染んだ。あんな風に捉えたら、死も恐いものでなくなるのかも。不覚にもホロリと来た。
元ネタの絵が「光の帝国」なのに、両氏は夜と暗黒で絵の街を書き表している。それらのどこに光を見出すのかを、"鑑賞"する上でのTIPSとしておきたい。
上記の他にも絵画6作品が登場する。(↑も含め、全体的にSF・ファンタジー要素が強かった)
あとこれは巻末で判明したことだが…
実際ショート・ショートコンテストなるものが開催されていたようで、受賞作品も本書に掲載されていた。
一枚の絵からも十人十色の解釈が生じると、より確実に立証されている。 -
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「奇談蒐集家」っいうネーミングのみで購入!^^;
短編7編。
「求む奇談!高額報酬進呈。ただし審査あり」に釣られてくる人の奇談語りという形で進む。
でも、「本当に不思議な話なんて、そうら簡単に出会えるものじゃない」とか言って、謎解きを始める。
全てこんな感じで、奇談ではなくなる…
審査に引っかかって、お金貰えん…
お金要らんし、喋らせて〜!って人もおったけど。
ただし、最後の話を除いてはになる。
奇談とは言いながら、ミステリーになるのかな?謎解かれるから。
途中で、流れ的に、最後に何かあるんやろな?ってのは感じるし、そうならんと、面白ないやんと思ってた。
何があるかは分かってないけど(^◇^;)
奇談と言いながら、ミステリー。ミステリーと思いきや奇談って感じて、結構良い感じ〜
解説に
「幻想の現実化=現実の幻想化」
って言葉が納得できる(^-^)v