太田忠司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太田忠司の連作ミステリ作品『奇談蒐集家(英題:All For a Weird Tale)』を読みました。
太田忠司の作品を読むのは初めて……愉しみです。
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求む奇談、高額報酬進呈(ただし審査あり)。
新聞の募集広告を目にして酒場に訪れる老若男女が、奇談蒐集家を名乗る恵美酒と助手の氷坂に怪奇に満ちた体験談を披露する。
シャンソン歌手がパリで出会った、ひとの運命を予見できる本物の魔術師。
少女の死体と入れ替わりに姿を消した魔人。
数々の奇談に喜ぶ恵美酒だが、氷坂によって謎は見事なまでに解き明かされる!
安楽椅子探偵の推理が冴える連作短編集。
解説= -
Posted by ブクログ
死刑が廃止された日本。高額な報酬に釣られて最後の死刑囚となった麻倉玲一という男のインタビューをすることになったフリーライター。外界から遮断された島にある民間の刑務所に赴き、麻倉玲一の話を聞くことになる。
まず設定が突飛。死刑が廃止されているのに死刑囚は存在する。制度の運用開始日より前に決まっていれば当然なのだけれど。
自分が起こした事件について語るような話かと思ったが、タイトル通り終盤からまったく違う話になった。主人公が島まで呼ばれた理由、刑務所にいる人間たち、最終的に繋がったので個人的には読後感は悪くなかった。ただちょっと非現実的な話だなと思った。