太田忠司のレビュー一覧

  • ぐるぐる、和菓子

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    ガリレオみたいな理屈っぽい理系男子が
    製菓学校に通う話。
    学園ドラマかと思う青さ。
    本人以外も説教みたいな話が多くて
    なんだか理詰めで疲れてしまう

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    2024年05月04日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    死刑が廃止された日本。高額な報酬に釣られて最後の死刑囚となった麻倉玲一という男のインタビューをすることになったフリーライター。外界から遮断された島にある民間の刑務所に赴き、麻倉玲一の話を聞くことになる。
    まず設定が突飛。死刑が廃止されているのに死刑囚は存在する。制度の運用開始日より前に決まっていれば当然なのだけれど。
    自分が起こした事件について語るような話かと思ったが、タイトル通り終盤からまったく違う話になった。主人公が島まで呼ばれた理由、刑務所にいる人間たち、最終的に繋がったので個人的には読後感は悪くなかった。ただちょっと非現実的な話だなと思った。

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    2024年05月01日
  • ぐるぐる、和菓子

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    ランチの煮魚を食べながら、その作り方を科学的に検証してしまうほどの理系大学生・涼太。変わり者の彼が出会ったのは、あまりに美しい和菓子だった。
    主人公の涼太は理屈っぽい所がありますが、とても真っ直ぐな人で、その真っ直ぐさが周りの人に良い変化をもたらしていく様子がとても良かったです。和菓子作りを通して、製菓専門学校の仲間達と切磋琢磨していく姿にやや物足りなさを感じましたが、ほっこりとした気持ちになれる作品でした。

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    2024年03月17日
  • 月光亭事件

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    狩野俊介シリーズの一巻。
    メインの登場人物にスレた性格がいないので、読みやすく反感を抱くことなく読み進められた。
    事件自体はちょっと間延びした印象。
    俊介が大人びているところと幼さが混ざり合っているのに最近ではあまり見ない「純朴な少年」な気がする。
    解説にもあったように父子三代の物語だと思った。

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    2024年02月27日
  • 遺品博物館

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    遺品博物館の学芸員、吉田・T・吉夫。故人との生前の契約により、遺品を選定しに遺族のもとを訪れる。
    名前からして怪しさ満載の吉田が、仕事完遂のためとはいえ、粛々と、しかし容赦なく、故人と遺族の秘密をはからずも暴いてしまうストーリーは、せつないものや救いもあれば、後味の悪いものもある。様々な、人間の業を見せつけられる。

    面白かった、こわかった、考えさせられた、いろいろな感想があふれてくる物語だった。

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    2024年02月18日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

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    2021年刊。タイトルからして、ミステリーかな?とも思ったが全く違った。幼児体験でおはぎが大好きになり、大嫌いになってしまった主人公。超絶理系頭で秀才だが、偏った認知癖もある。そんな主人公が、アンコの美味さに再覚醒し、年下と仲間や生涯の師と仰げそうな人物と出会ったり。そんな中で究極のアンコを求めて迷宮への探検人生を進み始める……のだが。最終段階でバタバタと設定が足し込まれ、え?あれ?という間に完結。え?終わったの? 続編を書くつもりなのかな?……的な、半端な終わり方で消化不良。なので減点させて頂きました。

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    2024年01月26日
  • 僕の殺人

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    15歳の僕。5歳の時に母の自死、父の階段転落事故からの植物状態という事件の後、それ以前の記憶を失っていた。
    「君はいったい誰なんだ。」
    事件を知る男の問いかけにその解答を探し始める。
    太田さんのデビュー作とのこと。
    謎めいた書き出しと思わせぶりな記憶障害。この少年が犠牲者で加害者でトリックそのもので記録者を担う。
    1993年ノベルズが底本の再販。
    驚くようなトリックや精神疾患は使われず、それらの役割をすべて少年に担わせたストーリーをおもしろく読みました。
    語り部が15歳の少年だからちょと甘めの文章かな。

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    2024年01月08日
  • 和菓子迷宮をぐるぐると

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    テレビドラマでやってた「フェルマーの料理」っぽい話の和菓子版。それなりに面白い話なんだけど、主人公があまりに面倒な人だし、サブキャラの寿莉のネガティブ発想が嫌いなんだよなあ。読んでて鬱陶しいし・・・

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    2024年01月03日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    日本で死刑が廃止されてから二十八年。日本に生存する最後の死刑囚・麻倉玲一は、離島の特別拘置所に収容されていた。
    フリーライターの熊沢は、麻倉の取材のために拘置所があるその島・木菟啼島へ向かう。
    「自分は人の命をジャッジする」と嘯く麻倉に嫌悪感を抱きながらも、熊沢は彼の犯した殺人の詳細を聞くこととなるが……。


    タイトル通り、「信頼できない語り手」ものかつ、孤島で起こる事件を描いたクローズドサークルミステリー。
    日本最後の死刑囚の告白という魅力的なテーマで、作中で語られる麻倉の犯した殺人事件も理解が出来ない人間の話を聞いているようでなかなか楽しいです。私は最初の事件が不条理で好きでした。
    ラス

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    2024年01月01日
  • 未来製作所

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    移動とものづくりというコンセプトの未来と言われて読むと、特に目新しさも感じずに読んでしまうけど、ショートショートとしてはおもしろく読める。

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    2023年11月26日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ

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    名古屋の喫茶店文化になじみや興味があれば、すごく入りやすいし面白いと思う。
    シリーズものらしいのですが、今作で初めて読みました。この1冊だけでもしっかりまとまっていて、読み心地がよかったです。

    レトロな喫茶店が舞台ですが、主人公は休学中の医大生なので、お話の内容は青春でした。
    名古屋めしがたくさん出てくるので、食べたくなりますね。

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    2023年10月07日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    久しぶりに太田さんのシリーズ物以外を読んだ。読み易く、さらっと読めた。個々の場面では面白いんだけど、全体としては何だったんだろうって感じ・・・

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    2023年09月25日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ

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    名古屋めしがでてきて食べたくなる。
    名古屋にいったことないがないが、いってみたくなるかも。連作日常系短編ミステリ。生き死ににかかわる話もないので気楽に読める。暇潰しによむのに丁度良かった。

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    2023年09月09日
  • 麻倉玲一は信頼できない語り手

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    死刑制度が廃止されたため最後の死刑囚となった麻倉と彼の自伝を書くため雇われたライターの話。もう正しくタイトル通り、何ならあれもこれも信頼できなくなる。麻倉の掌の上で踊らされてた。

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    2023年07月30日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ

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    ユトリロの世界もコロナ禍
    納屋橋饅頭食べたくなった
    どこかで酒蒸し饅頭でも買ってこようか

    話の主軸はミステリから龍くんの進路にシフトしていた
    とりあえずは一段落か

    立浪が監督になったんだぞ 応援しないでどうする
    そうだそう思ってたんだって思い出した

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    2023年07月08日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く

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    前2冊とは違い、各章ごとにヒロインが変わる
    視点人物はヒロインで、龍は第三者として関わってくる
    全4章の小説の3章目にありそうな趣向で構成された3冊目
    マンネリしてもよさそうなところだけどしっかり面白かった
    サクサク読めていい

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    2023年07月07日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ

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    【収録作品】第一話 どて煮と見通せない将来/第二話 天むすと少しばかりの転機/第三話 納屋橋饅頭と優しい詐欺師/第四話 イタリアンスパゲッティと意外な誘い/第五話 味噌カツと新たな一歩

    他人のことなら無責任に応援できる。仕事を続けている祖父母と曽祖母がいて、常連客のいる店(先は見通せないながらも継ぐ気になれば継げる)があり、アルバイトもそこそここなす器用さがある休学中の医大生。進むべき道に迷うのはいいけどね…… 恵まれてるよとひがみ根性が顔を出す。

    ようやく進む方向を決めたらしい。

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    2023年07月04日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは美味しく食べる

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    ネタバレ

    話として1冊目より深みが増して面白かった
    おこしもん、生せんべいと名古屋めしというには??なものが題材になっていたけど、あまり食べ物ばかりに話の主軸が行くよりこれくらいの扱われ方が好み

    明壁さん退場で、代わって出てきた平野さんは読んでいて痛かった
    こういうハリネズミみたいな人いるよなぁ
    南部食堂でのきしめんは自分内解像度が高すぎて口がきしめんになった

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    2023年07月04日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ

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    日常の謎のお仕事、ご当地グルメ、青春ミステリーですね。
    名古屋に特化した人情成長物語です。
    「喫茶ユトリロ」シリーズ四作目です。

    主人公の鏡味龍は、医大生だが、自分は医者に向いていないのではとのトラウマに悩み、休学中。祖父母の経営する「喫茶ユトリロ」を手伝いながら模索する。
    食べ物への興味が尽きなく、喫茶店経営に関心持つが、にえきれない。そんな龍のもとに様々な依頼が寄せられる。
    五話の短篇連作物語です。

    太田さんの本の主人公は、自分にたいしての蟠りをかかえて苦悩しながら、謎解きをして、人々のふれあいの中で、自分を見いだしていく手法が多いですね。
    有る意味で、悩みが共感できる部分もあります。

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    2023年06月29日
  • 名古屋駅西 喫茶ユトリロ

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    地元特設コーナーで購入
    ライトなミステリーですっきり
    ちょこっとお腹が空く

    読み終わってから和菓子迷宮と同じ作者と気付いた
    隙間時間にさらっと読むのに丁度いい

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    2023年06月19日