太田忠司のレビュー一覧

  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    かるーいタッチで読める。
    期待以上におもしろかった。
    まだまだ事件は続きそう。
    北大路さんをもっとクローズアップしてほしいなー。

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    2013年06月19日
  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    かなり変化球なミステリー。「伝説の探偵刑事と名家の若当主、最強の相棒ミステリ」という謳い文句ですが、2人ともあまり動かないので活躍してる感じがないのがちょっと残念かなぁ。
    探偵ものを期待すると、少し肩すかしをくらうかも。

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    2013年06月01日
  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    面白かったんだけど、キャッチコピー「相棒」の片割れの出番が少なすぎる。まあ、余り動き回れない理由はあることが最後に解るんだけど………それにしても、もっと見せ場を!
    私はその理系の方が好みなんです/笑。
    あと、その「理由」というのは、読者によっては受け入れられないかもしれません。
    私は物語が面白ければいいんでおk。

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    2013年05月31日
  • 甘栗と戦車とシロノワール

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    甘栗くんシリーズ第2弾。
    高校生探偵・新一、ならぬ、甘栗くんが頑張ります。

    この子も背伸びをしているのでしょうか、「私」という一人称を使っています。
    そこからも分かる通り(?)、とても真面目な子らしく、自炊もするし、予習もしたりします。
    (今どきの高校生ってこんなに真面目なのでしょうか?
     僕の時はそんなことはありませんでした。
     ・・・もしかして僕が不真面目過ぎたのか・・・?)


    物語は予定調和的にあっさりテーストですが、裏切られた事が2つありました。
    一つは、クライマックスの物語運び。
    そのグループが動きましたかぁ、という感じ。

    二つめは、「あの人」の出演の仕方。
    こっちはなぁ~・・

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    2013年03月17日
  • ルナティック ガーデン

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    太田さんのはどこか人にやさしい感じがするお話が多いので好き。

    月に庭をつくるためにやってきたエチカ。
    くる途中にとある誘拐を防ぐのだが、なるほど、そーゆー理由があったのか、と納得。
    迷惑ではあるけれど悪気はなかっとゆーことか。
    月からのメッセージ。
    ではなくかつて月にやってきたものからのメッセージ。
    正直外観は受け付けないが(足長的生き物は苦手)ストーリーとしてはありだと思う。

    最初の住人が倒れてたとこでは、てっきり殺人事件かと。
    閉鎖された空間での、ありえない殺人。犯人はだれなのか?
    観察眼のするどい庭師の活躍~!みたいな話なのかと思いきや、
    傷を負って、かたくなになっ

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    2012年11月20日
  • まいなす

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    あっとおどろく謎解きがあるわけではないが、過去を変える方法とは?周りのちょっとイラっとする人たちとの関係も変えてしまえる?面白く一気に読んでしまった。

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    2012年10月20日
  • まいなす

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    かなり久しぶりに読んだ本です。
    主人公の年齢設定が中学生なんで、中学生にも読めるような読みやすい内容だったと思います。
    タイトルのまいなすは主人公のあだ名で本人は嫌っているがそれを周りには言えない(たとえ友達であっても)その描写が昔の自分に重なるように思えました。
    このお話が言いたいのは、まいなすはマイナスではない

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    2012年10月16日
  • まいなす

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    太田 忠司 『まいなす』
    (2008年11月 理論社 / 2012年 9月 PHP文芸文庫)

    タイムマシンもタイムトリップも使わず、過去を変える方法とは何か?――
    那須舞は明るくしっかり者の十四歳。英語読みすると名前がMai Nasu=マイナスとなるのが密かな悩みだ。困っている人を見ると放っておけない舞は、不思議な伝説がある山で、倒れていた少年を助けるはめになる。だが「未来を見た」という少年が告げた予言をきっかけに、平穏な町に悪意に満ちた事件が連続する。予言は本当なのか? 不可思議な謎に果敢に立ち向かう舞の姿を描く、爽やかな青春ミステリー。

    主人公は特に際立った特殊能力もないごく普通の女

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    2012年10月01日
  • 甘栗と戦車とシロノワール

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    想像以上にハードボイルド。前作より、もっと事件がダークな方向に向かっています。やくざも絡んでるし。

    徳永くんが中学の頃、幅を利かせていたとは到底思えないほど、純粋。

    名古屋ネタは相変わらず豊富。シロノワールが食べたくなりました。まだ、一回しか食べたことがない……。あと、放課のこと、他の地域ではどう呼んでいるのか知りたいです。

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    2013年04月10日
  • 探偵・藤森涼子の事件簿

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    太田さんの作品の雰囲気って、なんだか好きなんですよねぇ(^^)
    読んでいて疲れないし(^^;
    藤森涼子シリーズの短編集でした。読んでから知りました( ̄▽ ̄;)


    さておき、短編集が主人公の年齢順に並んでいて、読んでいて話しと話しの間に何があったのか想像がついて、なかなかに面白かったです。
    説明チックでなくて、普通に読んでいて台詞とかから推測出来るというのがまた良いなぁと。

    やっぱり太田さんの作品の雰囲気って好きだなぁ♪

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    2012年09月12日
  • 探偵・藤森涼子の事件簿

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    太田忠司さんが20年前から執筆されている藤森涼子シリーズのオムニバス本。

    この本を編集された方のコメント(はじめに・解説)のおかげで、藤森さんが私たちと同じ時間を共有し、同じ年を召されていることを知りました。
    (主人公が探偵になるまえの20年前には、バブルがはじける前で、冬は毎週末にスキーをしていました。そうです・・・。)

    だいぶ以前に読んだ小説のダイジャストでしたので、今回も楽しめるのか、読む前は不安だったのですが、そして(?)、その不安を後押しするかのように読み出すとストーリーも思い出していったのですが、それでも展開にハラハラして、一気に読んでしまいました。

    今回初めて藤森シリーズを

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    2012年07月28日
  • 天国の破片

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    阿南シリーズ3作目。

    今作の舞台は石川県。阿南の仕事はコンビニ店員に変わっている。自分の勤務先のコンビニに強盗が押し入り、その犯人を諭して自分の金を貸したことから、再び探偵まがいの失踪人調査の依頼を受けることになる。

    相変わらずの、自分をとことんまで律した孤独な生き方の主人公。でも、コンビニの同僚と会話したり、事件で関わった女の子のことが気になってみたりと、前作よりちょっと社会性が出てきたかな。女の子に振り回されている阿南が可愛く思えてきたり。
    最後まで読んで、再び最初のページを読むと、ああ、なるほどと思います。シリーズの中では今作が一番好き。

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    2012年07月28日
  • もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか?

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    文庫にて再読。愛知県警で恐れられる敏腕刑事の景子とその主夫かつ安楽椅子探偵の新太郎が活躍するシリーズ第二弾。久しぶりに読んでも景子さんのデレっぷりが半端ないなあ。もっともこれでも前作よりは抑え目ですが(笑)。この回では景子さんが絡まず、新太郎一人で解決する短編があったりと色々なバリエーションがあったのも楽しめました。解説はなんと西澤保彦さん、はっちゃけて面白かったです。東京創元社のHPで連載中の続編が本になる日も楽しみにしています。

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    2012年07月23日
  • 甘栗と戦車とシロノワール

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    前作が面白かったので、引き続き購入。
    前作より事件性が強い展開でこちらの方がもっと面白かった。甘すぎないクールな高校生・甘栗くんは、内に秘めているものは結構熱くてかっこよかったり、切なかったりで魅力的。そして、今回も名古屋の地名・食べ物満載。シロノワールが食べたくなります。

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    2012年06月28日
  • 甘栗と戦車とシロノワール

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    交通事故で唯一の肉親である父を喪い、天涯孤独となった甘栗は
    父の探偵事務所と共に、父が最後にやり残した探偵の仕事を引き受けることになった
    無事に依頼をこなせてホッとしたのもつかの間
    平穏に日常を過ぎる彼の目の前に、戦車が立ちはだかった……



    甘栗探偵2巻目
    前巻もだけど、タイトルがとても素敵だと思う
    今回も甘栗が引き受ける探偵の依頼は「人探し」
    持ち前の推理力・洞察力を発揮して、
    トントンと手がかりを掴んでいく甘栗だったけど
    事態はシロノワールほど甘くはなかった

    依頼主の関係から幾度となくきな臭い雰囲気になり
    ちょっとハラハラした
    しかし、甘栗のクールで大人びた様子はなんだか見ていて安

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    2012年06月13日
  • 甘栗と戦車とシロノワール

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    ネタバレ

    いろいろうまくことが運びすぎな気はするが、主人公のスタンスは好感が持てる。少々後味の悪いエンディングですが、それもまた本作の味かもしれない。
    シロノワールがなんのかは、名古屋人でない人(私も含めて)には読むまでわからないと思う。食べてみたい。

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    2012年06月07日
  • 大怪樹 新宿少年探偵団

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    いよいよ、後1冊になりました
    新宿少年探偵団の物語も、当初理解した
    怪人VS正義の味方
    という構図にあらず・・・ガンダム世界の
    ように視点を変えて読み解かないとだめか

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    2012年05月06日
  • まぼろし曲馬団の逆襲 新宿少年探偵団

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    新宿少年探偵団 8話

    いよいよ、新しい科学体系が新宿のみならず
    日本を席巻するのか?
    敵味方、伏線本線が複雑に綾なす物語
    (イラストが変わったな)

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    2012年05月06日
  • 怪人大鴉博士 新宿少年探偵団

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    太田忠司先生の遊びまくり作品
    レトロ感を存分に味わえるのは
    太田先生の作品ならでは!

    今回の敵キャラは一筋縄ではいかない
    そして・・・不思議なお嬢ちゃん!!

    物語はどんどん広がりまくる!
    この大風呂敷を作者は回収できる?
    少年探偵団のパトロンになりたい!!

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    2012年05月02日
  • Jの少女たち

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    読みごたえがあった…!
    のにも関わらずすらすら読めてしまうのは、太田さんの文章力!
    「関係」を書く小説って、どうしても感動するほうこいうに持っていきがちだが、この太田忠司の「Jの少女たち」はその手の感動はない。感動して終わり、というのは確かに心に響くかもしれないけれど、その感動が得られた時点で終わってしまうのだ。物語の終わりとともに、共感した部分、突きつけられた自分の甘さも、同時にほとんどの部分が完結してしまうのだと思う。
    「Jの少女たち」ではそうではなくて、もちろんステレオタイプ的な親子関係だったりが登場して、子どもの側から自分が親に抱く不信感や苛立ちなどに共感する場面もあるのだが、もっとこ

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    2012年05月01日