太田忠司のレビュー一覧

  • Jの少女たち

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    社会から距離をとって生活する阿南の元に警察時代に知り合った男子学生の手紙がきっかけである事件へと関わっていく話。別シリーズより藤森涼子さんも登場していて嬉しかったです。そしてまさか前作からの流れでやおい談義になるとは予想外すぎました。この本が最初に刊行されたのが1993年ということを考えると斬新過ぎです。流石にやおいのよさまでは解りませんが、百合なら少しは読んでいる僕としては、おそらく自分の性別への嫌悪感や自分が関わらない世界への憧憬といった要素が多少なりともあるんだろうなと思っています。次巻にも期待。

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    2011年11月21日
  • 刑事失格

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    派出所勤務の巡査だった阿南が管轄内で発生した複数の事件と彼が退職に至るまでの話。自分の定めた常に正しくあろうとする規範に縛られる余り、自分の間違いを認められないでいた阿南がそれを認識することを中心に描かれています。結末は悲しくて虚しいものだったけれど、それでも前進するきっかけを得られたことは救いだったかな。事件もあきさせないつくりとなっていて面白かったです。次巻も期待しています。

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    2011年11月21日
  • Jの少女たち

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    主人公が魅力的すぎます。

    自分のルールを、厳格に守り続ける主人公の、生き方がまっすぐで素敵です!

    主人公の寡黙で不器用な魅力を直接描写することなく、行間で伝えるのは本当に凄い!

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    2011年10月06日
  • 刑事失格

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    「刑事失格」
    生き方が不器用な青年巡査の屈折した心理を軸に、事件が進行していきます。硬派な警察小説ではないですが、しっとりとした味わいがあります。
    クライマックスに向かってのどんでん返しの連続は、唸ります。

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    2011年07月30日
  • 裁く十字架 ――レンテンローズ

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    文庫でも読んでいましたが書き下ろしがあると聞いて再読。シンプルだけど分り易くて王道の謎は俊介シリーズに通じるものがありますが、こちらは妖しげな雰囲気に加えて罪との対峙がテーマ。書き下ろしの「沈む教室」が暗い雰囲気で終わっていたこの作品に少しの温かみを与えて、更に物語の質を向上させていました。次回作も楽しみにしています。

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    2011年04月19日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    文庫化しての再読。前に読んだときの朧げな記憶以上に面白かったです。安心して読めるけど、決して驚きがない展開ではありません。殺人事件とかを追う訳ではない、ある意味本当の高校生探偵小説でした。

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    2011年04月11日
  • 笑う月 ――レンテンローズ

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    レンテンローズシリーズ新装版第二弾。旧版の表題作に加えて、ほぼ同じ長さの書き下ろし「殺す眼鏡」の二部構成でした。どちらの謎もシンプルだけど読み応えのあるものでした。また謎を狩る二人の新たな側面が見えた「殺す眼鏡」も良かったけど、終わり方が穏やかな表題作のほうが好きです。

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    2011年04月05日
  • 銀扇座事件(上)<新装版>

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    ネタバレ

    狩野俊介くんシリーズです。 これは予断のない状態で読もう。というわけで、まだこの本を読んでいない、なおかつこれから読む可能性があるという方はこの先を読まない方がいいと思います。 それと、もしこのシリーズをまだ一冊も読んでいないのでしたら、先に二冊くらいは読んでおくとさらにいいかも。ああ苦しい。 この本の感想をネタばれにならずに書くのは非常に難しいですね。無理です。

    (以下、ネタバレ含む)





    上巻を読み終わった瞬間、あれっと首をひねりました。その疑問は下巻の最初の数頁で解消しましたが、やられたーっと思いました。 仕掛けのある事件なのですが、その仕掛けは多分このシリーズを熟知された方によ

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    2011年03月31日
  • 予告探偵 西郷家の謎

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    これぞまさに‘予想の斜め上を行く’オチ。これを予想できる人はまずいないと思う。このオチをおもいつき、そして書いた大田さんの勇気が凄い。

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    2011年02月12日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    タイトルに惹かれて読んでみました。
    高校生の探偵と小学生の女の子の依頼人。
    面白そうでしょ。

    舞台だけあって名古屋のコトがいろいろとかかれてますよ。

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    2010年08月05日
  • 銀扇座事件(上)<新装版>

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    最初なんで今回の狩野くんはこんなに冷淡で堂々としててるのかと思いきやラストは仰天の結末。え?これ上巻なのと思った。
    にしても狩野くん前はおどおどしてたのに今回は堂々としすぎて逆に引くんですけど・・・
    中学生で野上さんのお陰で捜査に加わってるんだから、もう少しおどおどしてるぐらいのが良かった。警察まで嘗めてそうな感じだし。てか性格変わりすぎーー。最初から上から目線の生意気な餓鬼なら違和感なかったんだけど、どうしたの君ってレベル。
    この違和感が下巻で解消されるのかな~

    アキちゃんはこのシリーズのヒロインだと思ったのに!
    なぜこうなったし。

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    2010年08月02日
  • 月光亭事件

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    コナンくんと毛利小五郎ですね!なかなか可愛い子です。それにしても、今のより昔のイラ担当のが上手ですね~特におっさん。モロ同人絵は少年少女オンリーだといいけど、おっさんもやたら美形になるからびみょー。
    この人の文体やストーリー展開はスピーディーでストレスなくさくさく読めるし、野上と高森の掛け合い漫才が凄く良い。肝心の狩野くんは個性が弱いけど、子供だしね。ぬこ可愛いよぬこ。

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    2010年07月30日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    表紙とタイトルに惹かれて。まさか、名古屋が舞台だったなんて思いもしなかったので、嬉しいです。地元だと、作中に出てくる場所を思い浮かべて読めるのでニヤニヤしてました。『みのりや』ってあそこだな、とか。

    甘栗くんが、半ば強引に人探しをさせられつつも、奮闘する姿は応援したくなります。人探しをさせたエルムちゃんも、幼いながらも強い意志を持った女の子でよかった。

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    最後の残りわずかなページでもやもやが吹っ飛びました。釈然としなかったのは、そういうことだったのかと。

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    2012年09月30日
  • 上海香炉の謎

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    大切なものを失うことが、人をここまで追い詰めるのか。
    そのことに驚かずにはいられなかった。
    家族を信じることができないのは悲しい。
    信じてもらえないのも悲しい。
    幸せになれる方法もあったのに…。
    と思えてしまった。
    そんな中、軽口を叩いていてもお互いのことを大切に思っているのを感じられる主人公兄妹を見ているのは楽しく、救いになった。
    この兄妹の今後を見てみたいと思った。

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    2010年06月12日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    父親の突然の死によって、天涯孤独になってしまった少年が主人公。全てに対し超クールに対処しつつ、探偵であった父が最後に受けていた少女からの依頼を引き継ぎ、東奔西走するお話です。
    失踪した母親の捜索依頼は、いろいろな因果が絡みつつ、次第に大きな事件に展開します。
    主人公が超クールなので、感情移入しにくい面はありますが、大人と子供の狭間で揺れる葛藤、無力感、そんなところからちらりと熱さが覗き見えたりして、後読感は意外にさわやかでした。

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    2010年06月06日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    ふんわりというか、あったかいというか そんな本の雰囲気に誘われて購入。

    名古屋が舞台のおはなし。
    登場人物はここを通ったのかなぁなんて楽しめて、
    本を読んでいる時は自分も冒険しているみたい。

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    2010年05月02日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    主人公が冷めているというか達観しているというか…
    大人になってからこのころを思い出すと、
    ああああ。黒歴史ぃぃl!!!!とか思いそうな生活をしているなぁと思わなくもない。
    久しぶりに死なないミステリーを読んだけれど、面白かった。
    偶然なのか才能なのか、情報集めがさくさくといく。
    読みやすくて良い。

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    2010年03月27日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    カバー買いというかタイトル買いというかあらすじ買いしました。
    要は、衝動買い。
    おそらく自分は「高校生探偵」というフレーズに弱い気がしました。

    人探しものって初めて読んだんですが、面白ですね。
    しかしこの主人公、やる気があるのかないのか……妙に現実的な感じで却って面白いキャラだと思いました。

    名古屋が舞台の話しで、何度か行ったことあるので馴染みがありました。
    ご当地ものの小説って馴染みある場所だと面白いですね。

    続巻の「~と戦車とシロノワール」も読みたい。
    早く文庫化しないかなー。

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    2010年03月17日
  • ミステリなふたり

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    仕事では「鉄女」と言われ、周囲が恐怖するほどの辣腕刑事である景子さんと、家事が得意なフリーのイラストレーターである彼女の年下夫(主夫)景太郎君が事件の謎を解いていく短編集。

    刑事である景子さんが関った事件を、彼女の話を元に景太郎君が謎を解いていくというのが話の流れだ。
    現場では他の警察官や鑑識がもたもたしようものなら冷たい視線や罵声を飛ばし襲いかかってきた犯人を容赦なくプロレス技でKOしてしまう恐怖の女刑事が、家庭では年下夫にべったりの甘えたさんになってしまうという景子さんのギャップが面白い。そんな彼女をしっかりとサポートしてあげてる景太郎君はかなり包容力深いと思う。動の景子さんと静の景太郎

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    2010年01月14日
  • 忌品<新装版>

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    遺品、あるいは忌品
    故人の残した物品に関わった人間が巻き込まれていく恐怖

    延々とある家系に受け継がれていくメガネや、現代ネット上に無数にあるホームページにまつわる話、その他にもモノが織成すホラー

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    2010年01月01日