太田忠司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事では「鉄女」と言われ、周囲が恐怖するほどの辣腕刑事である景子さんと、家事が得意なフリーのイラストレーターである彼女の年下夫(主夫)景太郎君が事件の謎を解いていく短編集。
刑事である景子さんが関った事件を、彼女の話を元に景太郎君が謎を解いていくというのが話の流れだ。
現場では他の警察官や鑑識がもたもたしようものなら冷たい視線や罵声を飛ばし襲いかかってきた犯人を容赦なくプロレス技でKOしてしまう恐怖の女刑事が、家庭では年下夫にべったりの甘えたさんになってしまうという景子さんのギャップが面白い。そんな彼女をしっかりとサポートしてあげてる景太郎君はかなり包容力深いと思う。動の景子さんと静の景太郎 -
Posted by ブクログ
長編はなんと!!7年ぶりな新作…。
学生時代に読み始め、いまや自分は○○才なのに、俊介君は未だ中学生ですか…。
町に魔術団がやってきた。
そしてその魔術団が訪れた町では必ず宝石強盗が起きるという噂が…。不安に駆られた宝石店の店長に相談を持ちかけられ、警察と共に情報を集める石神探偵事務所の野上さんと俊介。
やがて町の古い伝承に沿って「百舌の早贄」を彷彿とさせる陰惨な殺人事件と、宝石泥棒が!
その事件の関係で、中学2年生になった俊介は、人間離れした美しい女性を知り、初めての感情も得ることになるが…。
シリーズの中では厚い本…でも事件&捜査はそれほどでもなかったかな、と思った。
と