太田忠司のレビュー一覧

  • 上海香炉の謎

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    大切なものを失うことが、人をここまで追い詰めるのか。
    そのことに驚かずにはいられなかった。
    家族を信じることができないのは悲しい。
    信じてもらえないのも悲しい。
    幸せになれる方法もあったのに…。
    と思えてしまった。
    そんな中、軽口を叩いていてもお互いのことを大切に思っているのを感じられる主人公兄妹を見ているのは楽しく、救いになった。
    この兄妹の今後を見てみたいと思った。

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    2010年06月12日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    父親の突然の死によって、天涯孤独になってしまった少年が主人公。全てに対し超クールに対処しつつ、探偵であった父が最後に受けていた少女からの依頼を引き継ぎ、東奔西走するお話です。
    失踪した母親の捜索依頼は、いろいろな因果が絡みつつ、次第に大きな事件に展開します。
    主人公が超クールなので、感情移入しにくい面はありますが、大人と子供の狭間で揺れる葛藤、無力感、そんなところからちらりと熱さが覗き見えたりして、後読感は意外にさわやかでした。

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    2010年06月06日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    ふんわりというか、あったかいというか そんな本の雰囲気に誘われて購入。

    名古屋が舞台のおはなし。
    登場人物はここを通ったのかなぁなんて楽しめて、
    本を読んでいる時は自分も冒険しているみたい。

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    2010年05月02日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    主人公が冷めているというか達観しているというか…
    大人になってからこのころを思い出すと、
    ああああ。黒歴史ぃぃl!!!!とか思いそうな生活をしているなぁと思わなくもない。
    久しぶりに死なないミステリーを読んだけれど、面白かった。
    偶然なのか才能なのか、情報集めがさくさくといく。
    読みやすくて良い。

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    2010年03月27日
  • 甘栗と金貨とエルム

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    カバー買いというかタイトル買いというかあらすじ買いしました。
    要は、衝動買い。
    おそらく自分は「高校生探偵」というフレーズに弱い気がしました。

    人探しものって初めて読んだんですが、面白ですね。
    しかしこの主人公、やる気があるのかないのか……妙に現実的な感じで却って面白いキャラだと思いました。

    名古屋が舞台の話しで、何度か行ったことあるので馴染みがありました。
    ご当地ものの小説って馴染みある場所だと面白いですね。

    続巻の「~と戦車とシロノワール」も読みたい。
    早く文庫化しないかなー。

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    2010年03月17日
  • ミステリなふたり

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    仕事では「鉄女」と言われ、周囲が恐怖するほどの辣腕刑事である景子さんと、家事が得意なフリーのイラストレーターである彼女の年下夫(主夫)景太郎君が事件の謎を解いていく短編集。

    刑事である景子さんが関った事件を、彼女の話を元に景太郎君が謎を解いていくというのが話の流れだ。
    現場では他の警察官や鑑識がもたもたしようものなら冷たい視線や罵声を飛ばし襲いかかってきた犯人を容赦なくプロレス技でKOしてしまう恐怖の女刑事が、家庭では年下夫にべったりの甘えたさんになってしまうという景子さんのギャップが面白い。そんな彼女をしっかりとサポートしてあげてる景太郎君はかなり包容力深いと思う。動の景子さんと静の景太郎

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    2010年01月14日
  • 忌品<新装版>

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    遺品、あるいは忌品
    故人の残した物品に関わった人間が巻き込まれていく恐怖

    延々とある家系に受け継がれていくメガネや、現代ネット上に無数にあるホームページにまつわる話、その他にもモノが織成すホラー

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    2010年01月01日
  • 帰郷

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    デビュー作である「帰郷」を含め、ホラーめいたものからミステリ、SFや「ちょっといい話」まで、なんとも多彩なショートショート。単行本未収録作品がほとんどで、しかも書き下ろしも多い! かなり贅沢な一冊。
    この中では「へい」にやられた。割合に緩やかなオチが多い中、この一作ではストーンと一気に落とされた感じ。あと、「雛の殺人」はもうショートショートというよりも、短編ミステリと言っちゃってもいいかな。

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    2009年12月29日
  • 新宿少年探偵団

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    少年探偵団ってこんなのだ。
    それぞれに特技をもつ少年少女が活躍する。
    カルトな敵に謎の紳士に何でも知っている少年。
    ほんとにお前ら中学生か。
    そして映画がものすごく気になる。
    ジュニア時代・・・・!

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    2009年10月07日
  • 宙 新宿少年探偵団

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    すごい予想外の結末。せつなくて最後泣いちゃいます。でも少し救いも残ってるのがよかったかな。
    2009.4.2

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    2009年10月07日
  • 新宿少年探偵団

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    まぼろし曲馬団の逆襲以降は再文庫化されてないせいで読んでない。
    なんといえばいいのか、乱歩の少年探偵団を新宿のイマドキ少年たちでやるお話?便利道具も出るよ!でも別に探偵ではないよなあ。
    おいおい、となるものの純粋に楽しんで読みました。

    この作品に限らずマッドサイエンティストはほんっと新宿が好きだねえ、と思います。魔新宿。

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    2009年10月04日
  • 百舌姫事件<新装版>

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    貸してくれる人も順番に買っていないので
    貸して貰っている人も順番に読めてない本です(笑)

    町にやってきた魔術団。
    彼らがやってくる町では、宝石店が泥棒に入られるという噂が…。
    その噂により、町の宝石店からやってきた依頼。
    そして盗まれた宝石。
    その事件と一緒に起こった殺人事件。

    普段よりも分厚いため、事件が始まるのも遅かったですが
    始まれば入り乱れてさっぱり…。
    犯人が分からないのはいつもの事ですが
    繋がりひとつ、まったく分かりませんでした。
    最後の展開には「アガサクリスティー!?」とか思いましたがw

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    2009年10月07日
  • 天霧家事件<新装版>

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    狩野俊介シリーズ、でいいんでしょうか?
    このシリーズは毎回出てくる主役2名だけが確定されているので
    周囲の人間関係に疑問を持たずに読めるのでどこから読んでも楽です。
    周囲は出てきてもちらっとですし、話が中心なので
    推理に頭使わなくてもいいですし…w

    ばらばらで読んでいますが、今回初・主人公片方出番なしです。
    いくつかこういう作品があるらしいですが
    次に当たるのは一体何時でしょう?w

    『妻』だと名乗る奇妙な女性から事件が始まりますが
    人間、金と欲が絡むとこうなるのか、という状態がよく分かります。
    悲壮すぎる人間関係は怖いです!

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    2009年10月07日
  • ミステリなふたり

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    ベタな新婚生活コメディを描きながらも、ミステリとしては意外と? 骨太な印象。軽く読みたい時にお勧め。

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    2009年10月04日
  • 幻竜苑事件

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    狩野俊介シリーズ

    石神探偵事務所に自分の叔父夫婦を捕まえてと依頼に来た少女・美樹。幻竜苑を経営する遠島寺からの依頼。美樹の疑いを晴らしてほしい。幻竜苑で起きた過去の火事の謎と消えた男。現在に起きた侵入者消失事件。警戒に当たる高森警部班、野上。幻竜苑で刺された祖母。消えた犯人の謎。

     1997年6月8日購入

     1997年7月8日初読

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    2010年03月01日
  • 伯林水晶の謎

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    霞田兄妹シリーズ(笑) 読みやすくていいんだけど、犯人がちょっと微妙かな。まあちゃんとヒントはだされてるんだけどね。

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    2009年10月07日
  • 倫敦時計の謎

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    霞田兄妹シリーズ。時計による4件の連続殺人事件。真相はなんとなく『Yの悲劇』っぽいかな(笑)いいと思うけど素直な推理小説の方がいいかな&#12316;(笑)新しくダミアンも加入して騒がしい家族になりそうだな(笑)

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    2009年10月07日
  • 百舌姫事件<新装版>

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    長編はなんと!!7年ぶりな新作…。
    学生時代に読み始め、いまや自分は○○才なのに、俊介君は未だ中学生ですか…。

    町に魔術団がやってきた。
    そしてその魔術団が訪れた町では必ず宝石強盗が起きるという噂が…。不安に駆られた宝石店の店長に相談を持ちかけられ、警察と共に情報を集める石神探偵事務所の野上さんと俊介。
    やがて町の古い伝承に沿って「百舌の早贄」を彷彿とさせる陰惨な殺人事件と、宝石泥棒が!
    その事件の関係で、中学2年生になった俊介は、人間離れした美しい女性を知り、初めての感情も得ることになるが…。

    シリーズの中では厚い本…でも事件&捜査はそれほどでもなかったかな、と思った。

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    2009年10月04日
  • 宙 新宿少年探偵団

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    切ないラスト。だけどちゃんと救いを残しているのが良かったです。
    ただひとつだけ願望が。
    今度壮助が美香に会うときには麻里も一緒にいてほしいです。

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    2009年10月04日
  • 大怪樹 新宿少年探偵団

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    ラスト直前の話。
    宿少のメンバーもバラバラになり一気にピンチへ。
    癒しキャラだった美香の言葉が結構痛かったです。

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    2009年10月04日