あらすじ
少年探偵・狩野俊介が
次々に起こる難事件に立ち向かう!
町に須黒魔術団がやってきた。
開幕前の派手なパフォーマンスを街頭でくりひろげる魔術師たちだったが、
宝石店輝美堂の店長・前田達弥は
「須黒魔術団がやってきた町には必ず宝石強盗が起きる」
という噂を聞きつけ、石神探偵事務所に相談に来る。
魔術団は町に伝わる「百舌姫伝説」に材をとったマジックショーを上演するが、
これが後援会社の地元新聞・真実日報社長の逆鱗にふれ、
公演はとりやめになってしまった。
そんな折り、輝美堂からダイヤの指輪が盗まれてしまう。
魔術団のメンバーに容疑がかかるなか、商工会議所会頭の死体が自宅庭の木に串刺し状態で発見された。
それはまるで、百舌姫伝説の“百舌の早贄”と同じ死に方だった。
町を揺るがす怪事件に、狩野俊介と野上探偵が立ち向かう!
書き下ろし560枚の大作ミステリー!
※本作品は、「百舌姫事件」を加筆修正した新装版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
貸してくれる人も順番に買っていないので
貸して貰っている人も順番に読めてない本です(笑)
町にやってきた魔術団。
彼らがやってくる町では、宝石店が泥棒に入られるという噂が…。
その噂により、町の宝石店からやってきた依頼。
そして盗まれた宝石。
その事件と一緒に起こった殺人事件。
普段よりも分厚いため、事件が始まるのも遅かったですが
始まれば入り乱れてさっぱり…。
犯人が分からないのはいつもの事ですが
繋がりひとつ、まったく分かりませんでした。
最後の展開には「アガサクリスティー!?」とか思いましたがw
Posted by ブクログ
長編はなんと!!7年ぶりな新作…。
学生時代に読み始め、いまや自分は○○才なのに、俊介君は未だ中学生ですか…。
町に魔術団がやってきた。
そしてその魔術団が訪れた町では必ず宝石強盗が起きるという噂が…。不安に駆られた宝石店の店長に相談を持ちかけられ、警察と共に情報を集める石神探偵事務所の野上さんと俊介。
やがて町の古い伝承に沿って「百舌の早贄」を彷彿とさせる陰惨な殺人事件と、宝石泥棒が!
その事件の関係で、中学2年生になった俊介は、人間離れした美しい女性を知り、初めての感情も得ることになるが…。
シリーズの中では厚い本…でも事件&捜査はそれほどでもなかったかな、と思った。
とにかく「魔術団」のシーンが多い。俊介の洞察力と記憶力には相変わらずビックリだけど。
そしてジャンヌ(猫)お手柄!!
あの女性はいつかまた回想でも何でも、出てきそうな気がする。
Posted by ブクログ
突然人が消えるなど、町で奇妙な出来事が多発する。
そんな中、石神探偵事務所に宝飾店輝美堂の店長から相談が。町にやってくる須黒魔術団が過去に訪れた町では必ず宝石強盗が起きると言う。町に伝わる「百舌姫伝説」を元にショーを行った須黒魔術団だが、後援団体からの圧力で中止に。そんな折、噂通り輝美堂からダイヤの指輪が盗まれ、須黒魔術団のアシスタントが姿を消す。更に商工会議所の会頭が自宅の庭で木に串刺し状態で発見される。
表紙のイラストが変わってしまった。前作『久遠堂事件』から結構時間が経ってから出た作品なので、冒頭は色々前の作品の話が色々。今回は特に俊介には厳しい結末。