太田忠司のレビュー一覧

  • 目白台サイドキック 女神の手は白い

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    1冊読みきりだと思ったら続き物なんですね。ミステリーとしてふつうに面白かった。少なくとも二人の男を操っている女の正体が暴かれるのが楽しみです。北小路の謎、北小路と南塚の過去の話など気になるところがほかにもたくさんあるので、それが今後どう暴かれるのかも楽しみ。こういう続き方は嫌いじゃない。早く続きが読みたくなります。無藤くんの成長も気になります。

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    2016年03月12日
  • 奇談蒐集家

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    ネタバレ

    自ら体験した不可思議な話、求む。高額報酬進 呈。ただし審査あり。―新聞の募集広告を目にし て酒場を訪れた客は、奇談蒐集家を名乗る男と美 貌の助手に、怪奇と謎に満ちた体験談を披露す る。鏡に宿る美しい姫君との恋、運命を予見でき る魔術師との出会い…。しかし、不可思議な謎 は、助手によって見事なまでに解き明かされてし まう。安楽椅子探偵の推理が冴える、連作短編 集。

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    2016年01月31日
  • クマリの祝福 セクメトII

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    実際に、サイコパスな人は居るわけである意味怖い話し。
    猫を虐待したり殺したりのニュースが最近よく報道されてるしね。

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    2015年10月24日
  • クマリの祝福 セクメトII

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    シリーズ2作目。2年半前に読んだ1作目のことはほとんど覚えてなかったけど、ある程度は話に繋がりがあるので、順番に読んだ方が分かり易いでしょうね。最後が一気に進んじゃったって感じでした。まあ、たらたら引っ張るよりいいかな・・・ 3作目出たら、また読むとは思います。

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    2015年09月19日
  • クマリの祝福 セクメトII

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    誰が犯人なのか、というよりも、誰がシリアルキラーなのか、という話でした。全体としては少しだけ盛り上がりには欠けたかなぁ。終盤一気に物語が動いて解決まで行ってしまうので、少しあれっという感じでした。

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    2015年08月27日
  • 夜想曲

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    「レストア」の続きなので。

    といっても時間がたった設定になっている。
    それもひとつのミステリーになっているのだが、
    時とともに変わっていく主人公に寄り添えなかったのは残念。

    まったりというかゆったりとした雰囲気は、
    相変わらず良いんだけどね。

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    2015年08月12日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    9人の著者による怪獣ものアンソロジー第2弾。ほとんどのお話は「怪獣 vs 人間」的でわかりやすかったのですが、有栖川有栖「怪獣の夢」だけは抽象的で理解に苦しみました。

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    2015年07月31日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    「はじめに」にあるような『「生命」「生命体」としての怪獣と、(中略)同じ生物である人間との、死力を尽くした闘いを描き出すことに主眼が置かれている』というほどに、『今度は戦争だ』のようなバトルものは少なくて、『MM9』をイメージしてるとやや肩透かし(大倉崇裕「怪獣チェイサー」くらいか)。概ね怪獣幻想的ではあったが、それでも怪獣の圧倒的な存在感がページから伝わってきて、引き込まれながら読めた。

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    2015年07月05日
  • 怪獣文藝の逆襲

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    怪獣大好きなおじさんたちが自分の怪獣をふがふが生み出す。和む。
    「大江戸恐龍伝」読まなきゃなのだった。「荒神」も怪獣小説とな!?読むぅ。

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    2015年05月29日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    ネタバレ

    他の幽霊が登場し、変り者超絶優秀刑事と平々凡々刑事のコンビから、
    同じく変り者の幽霊と従者刑事へとコンビへ変更?

    変り者の幽霊の能力がただの封印ではなくて成仏だということが判明したり、
    他の異能をもつ幽霊が登場したりと、
    かなり幽霊話に傾いている。
    でも程よくミステリーがからんでいるので、無理やり感や不快感はない。

    平凡刑事くん、ドメスティック・サーヴァントの麻結さんといい感じになりつつあり、
    そっちに目を奪われているのかもしれないが。

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    2015年05月19日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    今回は無藤君が活躍しました。
    北小路さんと無藤君のコンビは北小路さんが圧倒的に上位なので、完全に無藤君は従者ですね。
    南塚さんには文句を言ったりするけれど、北小路さんに素直に従っている所とかね。
    色んな幽霊が登場し、5色の事件簿の名の通り、色が関わってきますが、章タイトルで若干内容が推測できるのがちょっと面白さ半減です。

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    2016年12月30日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    ネタバレ

    3作目。
    これって雑誌連載を文庫にしたんですね。
    短編連載だったので読みやすかったです。

    ざっくり要約すると・・・
    普通の警官目指してた無藤君がちょっと躓いちゃって、最終的に成長する話。

    個人的に、赤尾さんのおじいさんの言葉が胸に刺さりました。

    この作品は本当にラストに驚かされる。
    この展開だと、ラスボスあの人なんじゃないかなと勘ぐってしまう。
    まだ続くようです。

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    2015年05月07日
  • 目白台サイドキック 魔女の吐息は紅い

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    ネタバレ

    1巻が面白かったので。

    犯人特定→ラストのどんでん返しがすごすぎて・・・

    読み進めるうちにあれ?この人ってこんなキャラだっけ?

    と思ったらきちんと理由があったんですね。わかる人には最初から伏線あるからつまらないかもしれないけど。

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    2015年05月07日
  • 目白台サイドキック 五色の事件簿

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    この世界の幽霊の謎が少しずつ明かされてきました。どうもたくさんいるらしいし、なにやら企んでるし。
    小粒な話が連続する連作短編集の形ですが、話としては大きく動いたような気がします。

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    2015年04月16日
  • 奇談蒐集家

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    ネタバレ

    【求む奇談!自分が体験した不可思議な話をしてくれた方に高額報酬進呈。ただし審査あり】
    この広告を見た人々が自分の奇談を話し、それを聞いた助手(奇談収集家ではないw)がその場でその奇談のタネを解き明かす……という連作短編集。解決はその場で行われるので、安楽探偵椅子ものなのかな?すごく面白かったです。
    だいたい連作短編ってひとつひとつが独立して読んでしまうんですが、これはそうしてはいけない作品なのだと最後を読んで知りました。確かにシャンソン歌手とか、全体的に時代設定はいつなのだろう……結構古いのかな~とぼんやり思っていたはいたんですけれど、甘かったです(笑)それこそがフックだったのですね。お見事で

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    2015年04月05日
  • 幻影のマイコ

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    ちょっとハードルボイルドで、SFで、ミステリーなはずが、
    全く危険な香りがしない。
    主人公からも、ストーリーからも。
    それは多分、主人公に対しても、読者に対しても、裏切りがないからだと思う。

    感じの悪い女は悪者だし、バイクは盗まれし、行方不明の女性は助かるし、少年は活躍する。

    最も残念だったのは、月へのエレベーターが12日もかかること。
    現実問題(?)としてそれくらいかかるのかもしれないが、
    何とも間延びした追跡になってしまった。

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    2015年03月10日
  • 奇談蒐集家

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    ネタバレ

    「奇談蒐集家の元に持ち込まれた奇談を助手の麗人が現実的に解く」というスタンスの話。ざっくり説明するとエピローグがない安楽椅子・化石少女なので、真相ははっきりしないのだけれど、それが今作のテーマ上あるべき姿であり、幻想と現実の境界が判らなくなってしまった人々を書くために必要なのではないかな、とも思った。
     奇談蒐集家というタイトルに恥じず、集められた奇談は魅力的なものばかりでとてもよい。「自分の影に刺された男」「古道具屋の姫君」等タイトルだけでもう素敵。そんでエピローグが今作の連作短編集としての価値を極限まで挙げていて素晴らしい。これぞ百物語の最終話よね。
     ミステリ好きより怪奇・幻想小説好きに

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    2015年02月02日
  • 星町の物語 奇妙で不思議な40の風景

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    ネタバレ

    これも前から読んでみたかった本。
    太田先生は「狩野俊介シリーズ」が気になりながらも
    未読のままだったのですが、こちらはショート・ショート
    集なこともあり即読み。

    全ての作品が架空の町・星町が舞台なのですが、
    ちょっと微妙に世界観にばらつきがあった気がするので
    そこで★-1かなぁでしたが、
    好みのものは超好み!特に、3まであるとあるエピは、
    本の核になってますね。これは凄い好み!

    挿絵というかカットも凄く一体化してて良いです。

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    2015年01月24日
  • 奇談蒐集家

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    個人的には「古道具屋の姫君」と「金眼銀眼邪眼」の二作が頭一つ抜き出て好きでした。
    最後の「全ては奇談のために」はほんとに考えてもいなかった結末で驚かされました。
    全ての話が押し並べて良い完成度であり、それに驚きの秀逸なラスト。短編で読み易さもあり大満足です。

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    2015年01月16日
  • セクメト

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    ミステリーっぽい形をとっていますが、SF的要素も強くかなりエンタメな方向に振られた小説です。素材の1つ1つはそれほど目新しいものではありませんが、テンポ良く物語が進むので楽しく一気読みすることができました。

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    2015年01月11日