あらすじ
東京生まれの鏡味龍は名古屋大医学部に今春から通う大学生。喫茶店を営む祖父母宅に下宿した龍は、店の常連客から、家にピンポンダッシュをされ、外に出ると家の前に手羽先の骨が置かれ困っていると相談を受ける。龍は友人と先輩の助けを借りて、謎に挑む。手羽先唐揚げ、寿がき屋ラーメン、味噌おでん……名古屋めしの魅力が満載の連作ミステリー。書き下ろし!
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東京生まれの龍くん。祖父母の経営する名古屋らしい(?)喫茶店、ユトリロに下宿中。さぞかし「なごやめし」は不思議なものであるだろう。謎解きがちょっと強引なところもあるけど、面白かった。えびふりゃあの語源はあの人だったのか。
正直さんのように「悔いのない人生を過ごせた」って思える一生になるだろうか。
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探したら本当に見つかりそうなお店、喫茶ユトリロ。
個性豊かな常連客達の会話が楽しい
喫茶ユトリロは架空だけれどそれ以外のお店は実在しているものばかりっぽいから探して行ってみたい
読んでいたらスガキヤ食べたくなった・・
そして鬼まんじゅうが実はローカルフードだと知って衝撃を受けている
龍くんの恋はどんまいとしか言いようがない
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名古屋の人は“名古屋の話”をされるのが好き。
そこをうまくついた作品。名古屋人にはたまらない。
毎回必ず名古屋の料理が出てきて、実在する店舗・商品を絡めて紹介。
そしてそれが事件のカギになっていく…という内容。
謎解きとかミステリーとかではなく、「名古屋小説」だと感じた。
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作者お得意の名古屋もんのライノベ。寿がきやは関西にも多いし、一時よく食べてた時期もあったので懐かしい。殺人とか警察が絡まない話なのでそれもいい
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母が名古屋育ちで名大卒の私には
色々懐かしく嬉しくなる一冊。
主人公可愛い。
手羽先や寿がきやが食べたくなるな〜。
実際在学中は全然行かなかったんだけど
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名古屋めしと名古屋人の人情を扱った、日常ミステリーの青春風味。主人公が名古屋の外から来ているので、名古屋について教える人がいるのはごく自然。取り上げている名古屋めしが描かれているとおりなのか、確かめに行きたくなる。
最後まで読むと、そうかーという気持ちになって、ちょっと確認したくなった。
あと、どうして名古屋駅西に喫茶ユトリロがないのか…玉子サンド食べたい。
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海外駐在中の自分に友人が置いて行ってくれた。名古屋育ちの自分には書かれた街の風景が手に取るようにわかる。名古屋の喫茶店や居酒屋に行きたくなった。
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名古屋「賑わっていない方の口」に存在する昭和レトロな喫茶店『ユトリロ』にはユトリロの絵(伝・複製画)が飾ってある。
東京生まれの鏡味龍(かがみ とおる)は、祖父母が経営する住居兼喫茶店「ユトリロ」の住居部分にこの春から下宿している。
個性豊かな常連さんたちは、おおむね高齢。
にぎやかなおしゃべりの中から、龍はたびたび「謎解き」を持ちかけられる。
いろいろ中途半端な気もしないでもないが、ゆるく楽しめる。
とくに、名古屋の食文化が謎に絡めて紹介されており、これは、一度まとめて食べにいかないといかん!という気になる。
明壁麻衣先輩の個性が際立っていて、「さし色」的存在。
オチはやられたわ~
第一話 手羽先唐揚げと奇妙なイタズラ
可愛いお話。
骨は分かるが、ピンポンしなければいけない訳が謎。
第二話 カレーうどんとおかしなアフロ
向かい合ったそっくりなアフロの若者がカレーうどんをすする。シャツの染みまでそっくり?
第三話 海老フライ(えびふりゃー)と弱気な泥棒
警備員を務める常連さんが夜警で泥棒を捕まえた。
泥棒は「あんたはえびふりゃーだ」と言う謎の言葉を残す。
ネタにされる名古屋人の気持ち、埼玉県民としてはちょっと分かります(笑)
第四話 寿がきやラーメンと家族の思い出
小さな事件に絡めて、龍の事情が語られ始める。
第五話 鬼まんじゅうと縁結びの神
常連さんの中では珍しく(!)若い、本間さんの恋の悩み。
こういう男、多いーーー!
第六話 味噌おでんとユトリロが似合う店
紳士さんの謎が解ける。
続編あったら読みたいですが…この流れは…どちらともいえない。
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名古屋人ではないが、行った事のあるお店の名が出ると嬉しい。それがお気に入りの店だとなおさらに(^^)。ちようど「ユトリロ展」を見たことと重なり、紳士さんだけでなく、誰にとっても飽きることのない作品であり、それがお店の雰囲気なんだなと感じた。
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名古屋といえばの喫茶店文化
ユトリロの卵サンドを是非食べてみたい!
名古屋グルメ、名古屋弁
名古屋文化は独特と感じるけど、どこか心地いい。
20代を名古屋で過ごしたので、とても懐かしい気持ちになった。
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明壁さんいいね。ドラキチだけど。
まぁ、とにかく名古屋弁やら名古屋名物やら、名古屋かいっぱい詰まっとる。
スガキヤラーメンも食べたくなる。
日常ミステリー要素があって、なかなか楽しめた。
身近なものがあると余計に親しみが沸いて入り込むね。
ユリトロに行ってみたい。
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名古屋めしがでてきて食べたくなる。
名古屋にいったことないがないが、いってみたくなるかも。連作日常系短編ミステリ。生き死ににかかわる話もないので気楽に読める。暇潰しによむのに丁度良かった。
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地元特設コーナーで購入
ライトなミステリーですっきり
ちょこっとお腹が空く
読み終わってから和菓子迷宮と同じ作者と気付いた
隙間時間にさらっと読むのに丁度いい
Posted by ブクログ
第1弾
久しぶりの著者だったけど、読みやすくて面白かった。 事件もごっつりしたものじゃなく、日常の謎という感じ。 ただ、出てくる食べ物が美味しそうですっかりお腹がすいた。コーヒーを飲みたくなるので、電車では読めない。 医学生の龍と祖父母の営む喫茶店の常連客や学校の友人たちと喋るところも軽快で楽しめる。常連客は個性的だけど、龍のお節介さもイライラするほどじゃないし、優しさが出てるなって思う。医者もいいけど、喫茶店もいいのでは。シリーズ読み続けたくなった。
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名駅西にある老舗喫茶店という設定のユトリロに集う人々を中心とした連作ミステリー。作中の舞台となる飲食店はどれも実在の場所。名古屋の町を歩き回りながら登場人物たちと一緒に外食したり謎解きしたりしている気分になりました。
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名古屋めしがひたすら食べたくなる連作ミステリー。
日常の謎×名古屋めしを組み合わせた6篇が楽しめる。
手羽先唐揚げ、カレーうどん、海老フライ、寿がきやラーメン、鬼まんじゅう、味噌おでん。
それぞれの描写が美味しそうで今すぐ名古屋にすっ飛んで行きたくなる。
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大学に通うため、祖父母の所に同居している主人公。
祖父母が経営する喫茶には常連さんがいて
小さな事件がやってくる。
日常ミステリーでいいのか分かりませんが、その方向。
しかも主人公が解決しているわけではなくて
巻き込まれて大学の先輩が解決してくれるという。
そして作中が名古屋のため、名古屋名物が
毎回でてきます。
お腹が空いている時にはつらい話です(笑)
第2話のエビフライですが、情報ってすごいな、と。
それをいうなら5話目も、ですが。
薀蓄を喋って楽しめる場所もありますが
確実に料理ではないかと。
美味しければそれでいい、と思います。
男のようにかっこいい先輩ですが、最後の最後に
驚きの事実が! という展開。
する前でよかったね、と主人公に同情しそうになる
そんな最後でした。
Posted by ブクログ
【収録作品】手羽先唐揚げと奇妙なイタズラ/カレーうどんとおかしなアフロ/海老フライと弱気な泥棒/寿がきやラーメンと家族の思い出/鬼まんじゅうと縁結びの神/味噌おでんとユトリロが似合う店