細谷功のレビュー一覧
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◾️概要
地頭力の本質は「結論から」「全体から」「単純に」考えること。突き詰めると「離れて考えること」である。
フェルミ推定推定は、具体的な訓練のツールになり得る。地頭力は、結論から考える仮説思考力、全体から考えるフレームワーク思考力、単純に考える抽象化思考力からなる。このベースになるのは、論理思考力、直感力、知的好奇心である。
◾️所感
考える力のベースとなる「地頭力」を上げるため読みました。地頭力を鍛えるには、フェルミ推定が有効です。つかみどころのない物理量を短時間で概算することをフェルミ推定と呼びます。フェルミ推定の解答プロセスは問題解決一般のプロセスの縮図そのものであり、地頭力の3つの構成要素を駆使する必要があり、地頭力をフル動員することでトレーニングできます。考える力を持っていれば、知識や経験が陳腐化すること自体は少しも恐るるに足らないという言葉には納得感があったので、継続的に取り組みたいです。地頭力に固執することで陥りがちな弊害にも言及されており、感化されやすい私の戒めになりそうです。例えば、仮説思考は分析が浅くなりがち、フレームワークはフレームワークに思考が制約される、抽象化し過ぎて過度な一般化がが起きる、などです。 -
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コンサルで10年、その後事業会社(大手企業)に転職して5年になる。周りを見ても、コンサルから大手企業に転職した人(特に責任者以外のポジションで転職した人)があまり活躍できずに、比較的早期に辞めてしまう理由の1つが「アリの巣では跳べないキリギリス」なのだと腹落ちした。
大企業がコンサル頼みをやめられない理由の1つも、川上と川下が不逆性であることと、アリとキリギリスの特性で説明がつくし、コンサルが去った後、うまくいかなくなるのも、アリとキリギリスのバトンを渡すのは難しい、ということで説明がつく。
社会には両方必要で、お互いがお互いの特性を理解し、補完し合うのが良いと理解はしたが、難易度はかなり高いなと。
まずは自分からアリとキリギリスの両方の価値観を理解し、うまく役割分担できるように努めてみようと思った。 -
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アナロジー思考とはできる人はでき、できない人はできない。
自分のようなできない人が、できるようになりたいと本書を読んでもできるようにはならない。
もともと(少しだけでも)できる人が読んでこそ、意味がある。なぜならもともとできることを本によってフィードバックされるから次のステップに行けるのだ。
もともと何もできない人が読んだってなんのフィードバック本から得られないので何も変わらない。
これはすべてのハウツー本に共通する誤謬である。
しかし、ここがミソだと思うが、できない者にとっても、たとえできなくても 少しでもやろうとしていれば本から何かしらのフィードバックが得られる可能性があるということだ。
つまり、ハウツー本とは、ただ変わりたいとおもっているだけではなく、何かしら行動している者にとってしか有用ではない。
で、この本は最終章が最も大事。
アナロジー思考についての方法論などがずっと書かれているが、それよりも、最終章の「結局は自分でいろいろやってみるしかない」というメッセージが最も響く。 -
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会社組織を生き物のアナロジーで分析するのは、よくあるアプローチだと思いますが、本著では、「エントロピーは増大する」という自然科学の大原則から演繹的に組織論を考察する様が、知的で面白いです。ちょっと前に読んだ、福岡博士の模式図『ベルクソンの弧』をイメージすると分かりやすかった。
P196
また商談の「手離れのよさ」についても発想が正反対である。物売り的な発想では、商談の手離れをよくして効率的に数を多くこなしたいと考えるのに対して、ソリューションビジネスにおける「手離れのよさ」というのは「顧客接点が少ない」ことを意味し、むしろ「手離れが悪く」いつまでも顧客接点が残ることを歓迎する。 -
購入済み
思考の体系が把握できる本
自分の頭で考える為に鍛えておくべき32の項目について書かれている。1項目ごとの内容は深くなく、別の本で深掘りする必要はあるが、まだ鍛えられていない項目をチェックしていくのにとても参考になる本である。
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無知の知
知らないことを自覚
問題に無自覚な人は問題の解決策も考えられない
非常識
すぐには否定しない
なぜその行動をとるのか
常識を疑う
どういう条件のときに成立するのか
環境の変化や技術革新で前提条件が変わらないか
なぜ
過去
原因
未来
目的
問題
変数の集合
問題発見とは新しい変数を見つけること
問題解決とは各変数を最適化すること
変数が少ない方が問題は単純
現状とのギャップ
マイナス面は目に見える
プラス面は想像が必要
理想的な状態とは何か
感じ方は相対的
顧客の期待値をコントロール
一度受け入れられるとあとは楽
偏在/差の解消
季節や曜日毎の稼働率の偏在等
アナロジー
別のサービスの特徴を流用して当てはめる
遠いところからパクる
意外な領域からアイデアを流用
抽象度を上げて捉える
抽象化
カテゴライズして考える
分類しようとするとしきい値の問題で歪みが発生
歪みに着目
コミュニケーションの問題
抽象化レベルのミスマッチ
認知の癖
レッテルとは抽象化の一例
知識がある領域は細かく、ない部分は大雑把に
認知のバイアスを意識することで歪みを発見
生存者バイアス
上手くできたことを都合よく解釈
自分だけが~
ダニング・クルーガー効果
能力が低い人ほど自分の能力を過大評価
無知の知の重要性
確証バイアス
金槌を持っている人には全てが釘に見える
見たいものだけが見える
主観と客観を意識
フレームワークを用いて問題を発見
QCD
4P
メタ認知
バイアスの逆方向に意識を向ける
自分は特別だ→共通点は何か
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ネタバレ◆こんな人におすすめ
・地頭力って何か知りたい!
・地頭力を付けたい!
・少しでも仕事力を上げたい!
◆読んだ目的
地頭力を鍛えるには?
◆自分なりの答え
仮説を立て、時間内に思考する。
◆③つの学びとTODO
①そもそも地頭力とは?
"知識力”の対義語。
1番の違いは、正解があるかないか。
正解があるのが知識、正解が無いのが地頭力。
②地頭力を鍛える方法は?
制限時間を設けて、自分の持っている情報の中で最大限の仮説を立てる。
正解が無いからこそ、時間を制限し、その中で考え抜く。
仮説は、"正解”を出すためではなく、"課題”や”疑問”を抽出するためのもの。
TODO:これからは、考える時間を15分に制限して、課題に挑戦しようと思います!
③地頭力を+α鍛える方法は?
紙に書きだす。
自分の考えを客観視することで、自分の思考の偏りに気づくことができる。
考えを共有する場面では、さらに相手への伝達も容易になる。
TODO:困ったら、マインドマップに書きだし、思考の整理を行います! -
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ネタバレヨシタケシンスケのイラストが素敵
目に見えない構造を明らかにして、やわらかく生きるための思考のヒントを与えてくれる良著
物理法則は人にも当てはまるという発想面白かった。
メモ
・あえて知っていることを全て語らずに究極にシンプルに表現してみる
・自分は特殊だと考えてしまう一般性の存在。それを意識して一般化と特殊化をつかいわけていくべき。
・作用反作用の法則
・心のドップラー効果 近づいてくるものと過ぎ去ったものは見え方が違う
・資産はいずれ重荷となる
・数字はアイデア貧者の最後の拠り所であることを肝に銘じる。最後の最後まで数字を頼りにすることはやめること。または新たな物差しを考える
・決定論と確率論
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会社の老化現象
・ルールや規則の増加
・部門と階層の増殖
・手段の目的化
・顧客意識の希薄化と社内志向化
・社内政治家の増殖
・人材の均質化、凡庸化
人間の心理の非対称性
・変化に抵抗し、それまでの習慣に固執する
・一度得たものは簡単に手放せない
・期待値ではなく、リスクの大きさに反応する
・縄張り意識をもつ
・知れば知るほど近視眼的になる
・自分中心に考える
老化が進むのは、同じパラダイムの組織が生き続けている場合だけである。
老化した組織においては、イノベーターは存在しても活用されないばかりか、異端児として迫害され、行き着く先は牙を抜かれた普通の人になって埋没するか、転職するか
「敵を作りたいと思うなら、何かを変えようとすることだ」byウィルソン米大統領
会社の成長につれて仕事は標準化され、属人化した仕事は悪とされるようになり、誰がやってもほとんど同じ結果になるような仕事のやり方が推奨される
イノベーターは常に孤独と戦わなければならない
世界を変えるのは未熟と非常識