細谷功のレビュー一覧
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1年ほど前に読んだ時は途中で読み飽きてしまったのだが、今年改めて読んで、納得しながら最後まで順調なペースで読み進めることができた。
おそらく、ここ1年で私自身の仕事観が結構変わっており(案件でのポジションが上がったことで視座が上がってきている気がする)、what型人間からwhy型人間に変化しつつあるからな気がする。今思い返すと、少し前までの私はだいぶwhat型人間だったので、この本を読んでもいまいちピンときていなかった気がする。そういう意味では、あくまでn=1の自分の感想ではあるが、what型人間をwhy型人間にする本、というよりは、why型人間に近い人がよりwhy型人間に近付くのを手助けする、あるいは、完全なるwhy型人間にその人自身がwhy型であることを再確認させる本、という方が近いのかもしれない。 -
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◾️サマリー
・漫画で地頭力の鍛え方を学ぶ
・結論から考える、全体から考える、単純に考える
・公私を問わず生きる上でベースにすべき考え方
◾️所感
ChatGPTやGoogleのGemineがあると、大抵の知らないことを教えてもらえる。何かを学ぶということがコンピュータに置き換わっていて、便利と思う反面、アホになりそうで恐々としている。
仮説を立てて進めたり、物事を抽象化することは、これからの時代を生きて行く上で大切な力だと思う。
それこそ、コンピュータにはできない人間にしか生み出せない付加価値を生むには、本書が掲げる地頭を鍛えることがポイントとなる。
◾️学び
世の中、まだまだ知識や思いつきや慣習など古い体質があり、地頭、抽象化、フレームワークがどうとか言ったところで、古株の方々に一蹴されて、心が折れそうになる。しかし、古い体質から脱する必要がある。徐々に慣習の色を変えて行く、同志を増やしていくことが、地頭力を鍛えることとあわせて実施していくことだと気付いた。
◾️つぶやき
・思い込みが強いから、改めていかないとなー
・65点主義を目指そう -
Posted by ブクログ
ネタバレ私はこれまで「話が抽象的でわかりづらい」と指摘を受けることがあり、この本を読んでみた。
読み終えて、"抽象(的)"の捉え方が変わった。本にも記載があったが、これまで私は 具体=わかりやすい(善)、抽象=わかりにくい(悪)という捉え方をしていた。しかしあくまで具体と抽象の尺度は相対的なモノであり、またどちらかが良い悪いではなく、抽象と具体を往復する思考が大事であるようだ。
関係性や構造の共通項を導き出して単純化するのが抽象化であり、私が指摘を受けていた"抽象(的)"というのは単なる短絡的思考だったのだと気付かされた。
じゃあ具体的にどうやって鍛えるの?という点については、トレーニングの本があるようなのでそちらを読んでみたい(目標設定時に、具合レベルと抽象レベルを階層化させて繋がった目標にする事はさっそくトライしてみよう!と思った)
その他面白かった点
・人によって抽象的思考と具体的思考のどちらが快適に感じるのか?があり、それによって適する仕事が異なる(解釈の自由度が高い抽象的な考えの方が個人的には好き)
・具体は実務家の世界で抽象は学者の世界
・理論や法則のように抽象化されたものは一見"高尚に見える"けれども、あくまで具体的に起こっている事象の"後追い"の知識であり、後付けだったはずの理論や法則に現実を合わせようとするのは完全な本末転倒といえる(例えば文法というのは元々人々が話している言葉の共通ルールを明示的に言語化してまとめたもの、文法に合っていない表現は果たして"間違った使い方"なのか?) -
Posted by ブクログ
論理思考やフレームワーク思考など、思考について分類して関係付けて整理
様々な思考方があり各々解説されている本はあるが、全体的に俯瞰して位置付けることによって、新たな気付きも与えてくれる。
知的能力は、材料となる知識力、調理する思考力、接客する対人感性力からなる。
疑うこと、知的好奇心を基としている。
事実は一つで解釈は人の数。
抽象の上位概念で考えたり、なぜと問う。
論理と直感を、守りと攻め、全体で客観と部分で主観としたり。
問題発見と問題解決、発散と収束は別のスキルであったり。
フレームワークは、数直線型と対立軸型と慣用型があり、抜けモレせずに固定された視点で考えやすい。
他にも、プロセスに分解したり、仮説、フェルミ、アナロジー
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ネタバレ世の中の全ての事象をCAFSマトリックス/サイクルという構造的法則に当てはめて理解する。
①フロー(F)としての具体(C)→ ②フロー(F)としての抽象(A)→③ストック(S)としての抽象(A)→④ストック(S)に縛られた具体(C)
とても明快で納得感があった。
そして、この流れが教師なし学習を行うdeep learningモデルの学習と推論の流れと同じだと気づく。①から②はク特徴量を探し重みづけを行う学習過程、③から④は推論過程といった感じ。
④から①は不連続な変化ではあるが、AIモデルの追加学習が必要なように、人も④から①にサイクルを進める必要性が生じうることを忘れないようにしたい。
人間の思考を構造化するって面白い。 -
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あらゆる全ての事象を「フローとストック」×「具体と抽象」の枠組みに当てはめ構造理解をする。構造理解のための説明があらゆる事例を用いて説明されている。”例えば”の話が大半を占めている印象。
事象を構造に当てはめることで未来を察知したり、発生する歪みを察知し仮設立てすることがイノベーションに繋がるといったことが活用法として書かれている。新しい視点で馴染みがないので読み進める時には難解に感じたが、読み終わるとあらゆる事象がこの本に書かれる構造でなんとなく整理され納得感に包まれる。
本の中身は構造説明が比較的大きい話で書かれているけど、活用するなら日々業務、小さなルールや規定や恒常化した事柄という範囲で見ると自身でも何か活用できそうな気がした。 -
Posted by ブクログ
初めて打合せをするお客さんから関心のあるテーマをいただいて、まずは信頼関係構築だとマジメに応えようとした自分と、いやいやそもそもさ〜と少し引いてディスカッションを組み立てた上司との差を感じて購読。
「この資料、こういうふうに直しておいて」とか…上司からの依頼を「そのまま」聞いてその通りに実行したのに、翌日に「やっぱり違うなあ」と上司に言われて「昨日と言っていることが違います!」と反論する「逆切れ部下」…というのはなかなかグサっと来ました。しかしこれは、指示通りにできてないじゃないか!と言われる問題の裏返しなので、上司側の問題もあるとは思います。 -
Posted by ブクログ
「結論から」
「全体から」
「単純に」
このわかりやすいメッセージとともに、日本式教育から脱却しVUCAの時代にいかに自分の頭で考えられるようになるか、を説いてくれている1冊。
私自身、冒頭のチェックシートにより正解依存症や完璧主義の傾向があることに気付かされ、「結論から」考える仮説思考力の重要性を感じた。
このようにまず自分の思考のクセをチェックシートにより理解し、どの思考、どの視点から離れてどこを見ればいいのかを丁寧に教えてくれている。
特に日本で顕著である暗記型の教育や正解主義による頭の硬さや行動できないデメリットを認識できたことがよかった。