細谷功のレビュー一覧
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きっかけ:抽象と具体、アーキテクトという言葉に漠然と興味を持って
読後の感想:求めていた内容と異なっていた。本書は事業をアーキテクト思考として考えることを説いている。私の期待はもう少し問題発見・問題解決に重きを置いた仕事術だった。ビジネスモデルを考える人には後半の第二部は参考になるのかもしれないが、特に私は事業には関わりがない社内ITのため、余り熱心には読めなかった。
前半第一部はより抽象的な話が多いが、新鮮な視点あり参考になった。個別の事象を観察し、軸をいくつも見つけることから問題発見をするという話にはなるほどと膝を打った。問題解決と問題発見の話を具体例を説明していただくと私の関心に近い内 -
Posted by ブクログ
およそ10年程前に書かれた本。アナロジー思考をトレーニングする応用問題が難しく、自分の頭の硬さに悲しくなった。
「おわりに」で筆者が「万一近い将来、人間が一切働く必要がない時代がやってきたとしても、「上位目的を考えてよりよい手段を考え出す能力」が必要なくなることは考えにくい」とおっしゃられていましたが、AIエージェント(自律的AI)が出てきた今、筆者が想像していなかった将来が想定以上の早さでやってきていると思います。
そうなると今後ビジネスパーソンに真に求められるスキルとは何なのか。。。完全AI、ロボディクス時代がやってくるまでの今の時代がビジネスパーソンとして真価が問われる気がする。 -
Posted by ブクログ
抽象化がうまくできるようになると、
要点を簡潔に説明できる人になれる。
読書とは、 具体と抽象を行き来する繰り返しだ。
本を読む意味は、具体と抽象の“ピラミッド”を横にも縦にも広げることにある。
単なる知識の収集ではなく「具体⇔抽象のトレーニング」「思考力の強化」
多くのすれ違いは、この具体と抽象のレベルの違いから生まれる。
AIは4W的な知識に強く、 Who / What / When / Where といった
「答えのある問い」に正確かつ大量に応えることが得意だ。
一方で、人間は Why や How といった 「答えのない問い」に力を発揮する。 「なぜそうなるのか」どうすればいいのか -
Posted by ブクログ
地頭力には『結論』、『全体』、『単純に』考える思考法が大切。この中で大きく3つのことが勉強になった。
1つ目は、結論から考える時に『WHY型思考』を取り入れる。相手が言っていることをそのまま実行する(What型)を取り入れるのではなく、なぜそれが必要かを考える(Why型)思考法は勉強になった。
2つ目は3つの座標系(Me座標、You座標、絶対座標)を取り入れて、自分視点ではなく、相手の視点も想像して絶対座標で説明することを意識する。
3つ目はフェルミ推定のように限りある情報から概算値を算出する思考法が自分には弱い。想定されるQ&Aやそれに必要な情報は何かを考える想像力をもっとトレーニングして養