あらすじ
――知識とは過去に(自分自身を含む)「誰かがやったこと」や誰かがまとめて形に残したものであり、「過去の集大成」といえます。これに対して思考力は、新しいものや自分なりのもの、つまり「違うもの」を生み出すための能力であり、変化が激しい時に特に重要になるのです。(第1章より抜粋)
【目次例】
なぜ思考力が重要なのか―知的能力を構成する要素
イエスマンではもはや通用しない―思考力が足りないと?
問題解決から問題発見へ―思考力が有効になる場面
思考力とは何で構成されているのか―思考力の地図
「常識を疑う」ことから始める―疑う心
「そもそもの問題」を疑ってみる―事実と解釈
「考える」とは「上位概念でつなぐ」こと―上位概念・下位概念
「なぜ?」だけが土俵を変えることができる―「なぜ」の特性
「具体と抽象の往復」で応用範囲を広げる―抽象化思考
守りと攻めを使いこなす―論理と直観の関係
「思考のクセ」を自覚する―論理的思考力
一般則と個別の知識―演繹的推論と帰納的推論
相反する2つの世界をうまく扱う―論理と感情
圧倒的な知識と経験で決定する―直観力
「上空の視点」から考える―フレームワーク思考
「モレなくダブリなく」考える―MECE
視野の狭さを克服する―ロジックツリーの活用
まず結論から考えてみる―仮説思考
仮説は「思考のプロトタイプ」―フェルミ推定
類推で新しいアイデアに変える―アナロジー思考
問題解決は「広げて狭める」―発散思考と収束思考
思考力を鍛えるためには?―日常トレーニング
思考とは自由度を上げること―見える世界と見えない世界
※本書は2015年9月に当社から刊行された『ロジカルシンキングを鍛える』の書名を変更し、大幅に加筆のうえで再構成・再編集したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
事実や一般的な法則に推論があり、結論が出てくる
ビジネスにおいては何らかのアクションが結論となる
前提と結論を正しくつなぐものが、論理的思考となる
思考力という数学のように世界で普遍的な学問の一つである
それを具体と抽象やMECEのようなフレームワークなど網羅的に説明されており、体系的な理解に非常に役に立った
ある程度フレームワークや具体と抽象のような本を読んできたからすっと入ったのかな
1つずつのフレームワーク等も簡潔に記載されているので、非常に読みやすかった
Posted by ブクログ
知識力、対人感性力、思考力、これらを磨く必要があり、思考力を基本とした展開されていた。この本に書いていることを一つひとつ実行すること、そして、内省することが、自分の業務を円滑にしてくれることだろう。
Posted by ブクログ
物事の善悪の基準は個人によって違う
→ニーチェが言ってたけど、世の中で良しされていることは実は弱者を正当化させるためのもの
だからこそ、言われたこと教えられたことが自分にとって合ってるかどうかを判断する必要がある
演繹と帰納が理解できた:具体的な前提から抽象的な結論を出す方法と抽象的な前提から具体的な結論をだす2パターンの思考が必要
物を考える時は発散から収束に向かう→いつもやってること
多くのエッセンスあったけどそれについては繰り返し読んで浸透させたい
今日はとりあえず疑う心を持つことと論理的に考えることも大事だけど最強の一部分であることを忘れない、時には感情的に話すことも限定的なタイマンとかでは大切だよね
論理思考ないとビジネスシーン複数の人を動かせないけど、性格悪くなることは学んだ
Posted by ブクログ
論理思考やフレームワーク思考など、思考について分類して関係付けて整理
様々な思考方があり各々解説されている本はあるが、全体的に俯瞰して位置付けることによって、新たな気付きも与えてくれる。
知的能力は、材料となる知識力、調理する思考力、接客する対人感性力からなる。
疑うこと、知的好奇心を基としている。
事実は一つで解釈は人の数。
抽象の上位概念で考えたり、なぜと問う。
論理と直感を、守りと攻め、全体で客観と部分で主観としたり。
問題発見と問題解決、発散と収束は別のスキルであったり。
フレームワークは、数直線型と対立軸型と慣用型があり、抜けモレせずに固定された視点で考えやすい。
他にも、プロセスに分解したり、仮説、フェルミ、アナロジー
Posted by ブクログ
たまたま細谷先生の講義を聞く機会があり、その中で本書の内容を聞いていたので、理解が深まり良かった。
純粋に思考力を高める方法や考え方について、これだけ言語化して、図解してまとめられているのは凄いなと感じました!
本書だけだと少し難しい気がするので、他の本やYouTubeの解説などを見るとより理解が深まるかと思いました!!
Posted by ブクログ
帯をつけるなら…
作中から引用すると、思考力/論理力とはあれば何でも出来るわけではないが、今や「持っていなきゃいけないベースの部分」。読み書きそろばんの次に必要なスキルである。と言える。
①疑い
②抽象化⇔具体化
③論理と直感を使い分け
④仮説思考orフレームワークorアナロジー思考
流れに任せていたら、やり過ごせるが、進歩はない
Posted by ブクログ
良書。
普段なんとなく思考していたことやこうあるべきだと感じていたあるべき姿が丁寧に言語化されているなと、改めて気づきを与えてくれる一冊。
デザイン的にも読みやすくなっているため、社会人全般におすすめできる。
Posted by ブクログ
思考力について触れたことがない人にとってはいい本だと思う。基本どの思考法も「〇〇という考え方はこういうものだ。」という感じで「紹介」されていることが多い。具体的にその思考法をどう応用して活かすかといった深掘りはほぼ無いように感じた。この項ここで終わりなの?って思うことが多く少し物足りなかった。
Posted by ブクログ
報告書の書き方で指摘を受け、上司に勧められたので読んだ。
思考力とは、論理的思考とは何なのかという部分について紐解き、さまざまなタイプのフレームワークという視点での思考法、ロジカルツリーやマトリックスの活用について解説されている。
実際に使ってみなければ実感が得られないものであると感じた。今後の仕事で活用して自分なりに評価していきたい。
MECEという単語は初めて触れたが、自然と使っているカテゴライズの方法だった。今後意識的に使うことで書類作成で応用できそう。
今後はすんなりと書類に判をいただけるように活用していきたい。げんなり。
Posted by ブクログ
課題探索・解決における様々なレイヤーでの思考の中身を言語化してくれている書籍
思考するとは常識を疑うことであり、抽象化することであり、視野を広げることであり、遠くのものをつなげること
という最終章の一文に思考についての本書の記載が凝縮されていると感じた
Posted by ブクログ
この本を読む理由、得たいものは題名の通り
「思考力」。
まず、
人間の知的能力を構成する要素
=知識力×対人感性力×思考力
この式の思考力を伸ばす為の本。
そもそも思考力とは、「自分なりのもの」を生み出す能力。
思考は、①「常識を疑う心」②「具体と抽象」から始まる。
①そもそも事実と解釈が混ざっていないか
上位概念 下位概念を考えているか
②具体とは直接目に見えるもの。
⇒固有名詞と数字
逆に、抽象は解釈の自由度が高く、応用を効かせられるもの。
この具体と抽象の往復で思考していく。
よく言われるロジカルシンキングとは、
前提と推論から結論を導く事。
これをする為に、全体像を掴む必要がある。
更に、全体像を掴む手段としてフレームワーク思考が使える、というもの。
この本が1番伝えたい事は、
①「常識を疑う心」②「具体と抽象」を使い、思考していく事の大切さ、だと思う。
これからビジネスシーンで活用していきながら身に付けていきたい。
Posted by ブクログ
特に真新しい情報を得られたという訳ではなかったし、本文中の図表はかえってよく分からんみたいな感じも強かったが、情報として整理されて分かりやすくまとまっていた印象。これができたら苦労しないんだけど、、というようなことももちろんあるけれど(笑)
Posted by ブクログ
前半に思考力、思考するとはどういうことかについての説明と解説。後半はフレームワークの方法を中心に書かれています。
思考力とは、自分なりのものを生み出す力であり、それは論理的であり直感的なものでどちらの属性を含む。
思考力を高める上で一つの考え、方法として本書ではMECE(漏れなくダブりなく)という考えが用いられ、それをベースとしたロジックツリーやマトリックス、フレームワークを使って実行していく。
感想としては、後半のフレームワークの手法が印象に残っており、実際に使ってみることでしかこの手法に対する評価はできないと感じた。
今回は自分でうまく理解できているのかよくわからない部分があり、ピンと来てない部分あるので、もう一度読み直す必要がある。
Posted by ブクログ
タイトルから興味をもって読んだ。
変化の激しい時代に対応するために、思考力が重要という内容だった。
論理的思考の仕方や実践方法などがあった。思考のためのフレームとツールの説明があったが、具体的な実践方法の説明というよりは、考え方の説明が多く、読んだ後の身についた感じは、あまり無かった。
内容は面白かった。
Posted by ブクログ
小説以外の本に苦手意識があったが、タイトルに惹かれて読み始めた。小説ほどすらすら読めないが仕事に活用できる考え方がつまっていた。良く言うと素直すぎる面があるので、物事を疑ってみることは普段から実践したいと思った。