細谷功のレビュー一覧
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【メタ思考のための2つの方法】
「上位目的を考える」
「抽象化する」
5W1Hの中でWhyだけが「関係性」を表す疑問詞。
【Whyは土俵を変える】
「戦略」と「戦術」。
戦略とはメタ作戦。そもそもどの土俵で戦うのかいかに自分の得意な領域に勝負を持ち込むのかと言うもの。
それに対して「戦術」は決められた土俵の中で、いかに勝つかの作戦と言う違い。
【アナロジー】
パターン認識の能力。複数の個別事象に共通点を見出すこと(抽象化)とその共通点から過去の経験や知識とを結びつけて新しい分野における知見を得る(具体化)ことを意味する。
これによって人間は限られた過去の知識からこれから起こりうることを予測 -
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「具体」と「抽象」を行き来することの大切さについて語られた一冊。読んでみて、改めて「たしかに」と腑に落ちた。特に印象に残ったのは、誰かと話が噛み合わないと感じたとき、「この人とは分かり合えない」とすぐに切り捨てるのではなく、もしかしたら具体レベルと抽象レベルのズレがあるだけかもしれない、と立ち止まって考える姿勢が大事だという点。そうした視点がもっと多くの人に共有されれば、SNS上の言い争いもずいぶん減るのではないかと思った。
また、「具体の真似はNGだけど、抽象の真似はOK」という話に、わたしが今もっとも敬愛している漫才師・令和ロマンのことを思い出した。彼らが何かのインタビューで、若手の頃、M -
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受けたことを一度自分で考える人をwhy型、そのまま受け入れる人をwhat型と称し、それぞれの違いとともにwhy型となるには、ということを論じて問いかけられている。
以下抜粋
Why型思考を一言で言えば、「考えること」によって表面に見えない物事の本質に迫る思考のことを指し、What型思考とは、深く考えずに表面に見えている物事のみを捉えて思考停止している状態のことを指します。
疑ってかかる、ということではあるが時と場合によりひとまずは自分の中で考えて人にはすぐにぶつけないという注意点はあるものの方法的懐疑の精神のもと、表面にあるものだけでなくその裏に何があるのかを考えてみることが大事。 -
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考えるの頭に付く言葉としてよく耳にする「具体」「抽象」。その考え方が私たち全員の、生き方であったり、関わり方であったりの大きな要素であることを知ることが出来ます。学校に限らず、学ぶという行為のなかで、具体的と抽象的とを分けてカテゴリーしていくことが、無意識にもされていることで、それ故に意識的に気を付けることでさらに得るものが多いことが理解できます。いまの人々に足りていないと言われている要素、考える力やコミュニケーション力といったものの基礎となるものの考え方、そしてその鍛え方が書かれています。13歳からとあるように、学校が主な学び場となっている子供たちに、その学びが重要であること、その重要性に気
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再読です。
頭の良さは
1物知りタイプ→知識、記憶力
2機転が利くタイプ→対人間力
3考える力→地頭力
2021年に読んだのだがその時よりもChatGPTなどの発達でますます考える力が重要になっていると感じる。
地頭力を鍛える為に
フェルミ推定→荒唐無稽な数量、例えば東京都内に信号機はいくつあるか?などを推定する事で短時間で算出する、予測する。
結論から考える仮説思考。
全体から→高所から俯瞰する。
単純に考える→抽象化する。
知識好奇心として→why型、問題解決型の思考を持つ。
前回はただ読み終えて満足していたが、
今回はちょっとでもアウトプットしていこうと思っている。
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ネタバレ話が抽象的すぎる。
犬が話せても多分人とは意思疎通できない、おそらくこんな感じ。
根拠のない内容すぎてイライラする。
エネルギー保存の法則が発電を作った?いや、そんな事無いだろ。
作ったのは原子爆弾で、それを応用して原子力発電を作ったんやろ?
他の発電が発明された時にエネルギー保存の法則か念頭にあったとは到底思えない。
エネルギー保存の法則は1847年で発電(誘電効果)は1831年ですね。
「俳句は具体的な中に深い抽象的なメッセージがある」……例えばどれだよ!
なんで例え話の途中で俳句が出てくるんだ!?著者の中では繋がっている内容かもしれないけど、読者に納得させるだけの説明がない。
リ -
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同じ主題で似たような本が幾つかあるので、この手の本をよく読む人には目新しさがない感じだ。よく言えば普遍的だが、悪く言えば斬新さもないし、刷り直しという印象。後半は行動経済学の用語解説的なおさらいであり、尚、この著者であり、この本である意義が問われる。優しい解説で学ぶには良いと思うので、読書量によって人を選ぶという事かなと、偉そうに感じた次第。
自己奉仕バイアス。自分の成功は自分の努力のたまものであるが、自分の失敗は他人や環境のせいであるというバイアス。人は成功談を語る時には自分がいかに努力したか、どんな戦略をとったかといったことを誇らしく、それがあたかも必然であったかのように語るが、失敗談に -
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ネタバレ地頭力と聞くと、元来の頭の良さというイメージが湧きますが、本書に書かれていたことは「論理的」「俯瞰的」「抽象的」に物事を考えることの必要性とそのハウツーがフェルミ推定を通じて、書かれていました。
V UCA・正解なき答えを導く昨今のビジネスでは、こうした思考法とスピードの二刀流を兼ね揃えることで、どんな仕事にも汎用できます。
書かれたいたことのうち、できていない部分は振り返って習得していきたいですね。
・昨今のネット社会により、得られる情報量は平等化している。そこから差別化して力を発揮するために情報を駆使して考える力(=地頭力)を身に着けた人が活躍できる。「結論から」「全体から」「単純に