細谷功のレビュー一覧
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タイトルや豪華なメンバーによって書かれているので読んで見た。読みやすくて読んでいて参考になったが、期待していたよりも一つ一つの内容が薄かった。茂木健一郎さんの話の中で24ページの筒井康隆さんの夢のエピソードと26ページのペンギンのエピソードが印象に残った。箭内道彦さんの広告の仕事のエピソードはどれも面白かった。73ページの「やりたいことを実現するための仕事って、何種類もあるんだと思います」という言葉が印象に残った。内田和成さんの130ページ自動車窃盗団の話が面白かった。築山節さんの143ページのコーヒーの話が印象に残った。香山リカさんの鬱病の症状の話が印象に残った。
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今の日本国家や会社の実状を的確に分析したもの。あまりにも図星なので笑ってしまうくらい。一番問題なのは当事者達に全く自覚がないこと。自分達が老化していることに気付いていないし、問題とも思っていない。なにせ昇格するためには、可能な限り老人達に取り入る事が重要なので、その人達を否定するなんていう事は絶対考えない。かくして、老人会は綿々と続いていく。しかし、日本の茹でカエル状態も、もう限界。こんな老人だらけの会社に、やれ正社員を雇用しろだの言ったって、自分達の老後の方が大事なんだから、そんな事を考えもしない。この手の本の常で、現状分析に多くのページか割かれ、これからどうしたら良いの?という所が薄いのだ
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Posted by ブクログ
考える力をつくる?その力とはなんだろう?
自分に向けて、自分から外に発する、場所に存在する、などが挙げられるだろうか?これらからはつくることが出来るということだ。まずは、自分を変えられる、ということ。良いことを考え、方法を考え、習慣としていく、ということだろうか?対極にあるのは心であった。どちらも強くしていくことができる。
図、絵は適切に配置されており、文章の説明を補うために役立っている。キーセンテンス(文章)は、赤いラインで区別されており、目立つ。つまり、よくわかる。
講演要旨なのだろうか?レクチャーと最後のまとめ内容。上手に人に伝えるためには、非常に難しい。あまりに簡略していないか? -
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ネタバレ私自身が結構な大会社に勤めている人間ですが、本書で書かれているアンチイノペーターがのさばり、思考停止や減点主義、増える一方のコンプライアンス面のチェックなど、大会社の困った実態があまりにも鮮やかに表現されていますので読んでいて笑いそうになりました。
逆に言いますと、今日本の多くの大企業が直面しているのが会社が老化している実態であり、老化を食い止めるのが改革者である「イノペーター」であるのですが、大会社でイノペーターになると孤独な闘いを避けざる得ないのは何ともやりきれない状況ですが、これは中田の会社を見ても事実なのだと思います。
本書ではイノベーターが大会社で生き残る道として3つの処方箋が書 -
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Posted by ブクログ
各ジャンルの著名人がいいトコどりで、オムニバス形式で
要所を解説してくれる お得な作品。
イラストも入っていたりするのでとても読みやすい。
印象に残っているのはやはり、タワレコの「NO MUSIC,NO LIFE」を
創りあげた箭内道彦の章だ。
特にあの、矢沢栄吉とのやりとりは興奮を覚える。
「箭内さん、矢沢の船に乗ってくださいますか。」
「箭内さんが、乗ってくれるのなら、ボイラー室で汗かきます。」
矢沢栄吉だからこそ、この言葉の凄味がありありと感じられる。
【ココメモポイント】
・経験や知識がたくさんあるだけでは、創造性は生まれません。
また逆に、意欲がないところに創造性は生まれませ