細谷功のレビュー一覧
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抽象的にものごとを考えることが苦手であり、管理職に向けて具体と抽象を行き来することが重要であるも指摘を受けたため購入した第三弾。前の2冊と比較しては小難しい本で、前半にアーキテクトの概念、後半に具体例の構成。
アーキテクトとは「抽象化してゼロベースで全体構想を考えること」「共通項を抽象化し、なおかつ他の用途、例えばビジネスと世界にもつかえるように汎用性を上げて抽象度を上げてゼロベースで全体構想すること」。抽象化のフレームワークとして、①バリューチェーン②経営資源③時間軸を組み合わせて考え、As-is(現状)とto be(あるべき姿)ごとにプロットするとわかりやすい。
また、アーキテクトは能動的 -
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抽象的にものごとを考えることが苦手であり、管理職に向けて具体と抽象を行き来することが重要であるも指摘を受けたため購入。細谷さんが綴る同テーマの内容をこれからも読む予定。数や言葉に加えてお金も、異なるもよを1つとしてみなす抽象化の能力てあることについては、なるほどと思とともに、世の中のものは何かしら抽象化できるのだなと思った。また、Whyは抽象化思考、Howは具体化思考、一方で、Whenは答えがあり今後AIに取って代わられるため、具体や抽象化思考が今後大切である。
・横方向である知識の増強と、それを生み出すための思考、つまり縦方向の増強が必要。
・抽象的に考えれば考えるほど全てが同じに見えてく -
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具体⇄抽象の概念において抽象化と具体化の必要性を説いているのだが100ページくらいにまとめられる内容を長々と同じことを繰り返しているような印象を受けた。
本書のメインテーマともいえる「具体→抽象化→抽象→具体化→具体」という流れを上手く説明できているとは言い難く読者が置き去りにされている感があり、抽象化が苦手な人が学びたくても眠たくなるのではないだろうか。
【演習問題】の凶悪事件が起きた後のSNS上でのコミュニケーションの問題は、実際に「一階と二階でお互いの見えない場所での空中戦」となっていて噛み合わないことに疑問に思っていたため興味深い内容であった。
折り曲げの法則で考える「成功と失敗 -
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本書を通じて強く印象に残ったのは、「結論から」「全体から」「単純に」考えるという、シンプルで本質的な思考スタイルの重要性である。複雑に見える問題ほど、仮説思考で答えから逆算し、フレームワーク思考で構造的に整理し、抽象化思考で本質を抜き出す。この3つの思考法が地頭力の柱であり、それぞれを意識的に使い分けることが、問題解決のスピードと質を高める。
仮説思考では、「完全な情報がなくても考え始める勇気」が求められる。まず仮の結論を置き、そこに向けて情報を集めたり検証を繰り返す。フレームワーク思考では、MECEや「分解と分類」によって、漏れやダブりをなくし、複雑な現象を見える化する。抽象化思考では、個 -
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身の回りの「目に見えない構造」を言語化して、少しだけ生きやすくするのを手伝ってくれる本。
色々書きたいことはありますが、特に、「「自分は特殊だ」と思ってしまうという一般性」についてはドキリとさせられました。
みんな自分の経験や感情は唯一無二のもので、他人のことは「よくあること」と一般化してみてしまう傾向がある、というお話です。これは自分にも身に覚えがありまくりで、気を付けなきゃな、と痛感しました。
また、議論の前に「前提条件を確認する・すり合わせる」ことも不必要なもめごとを回避する手段としてとても有効だと気付かされました。仕事や学校など公的な場から夫婦喧嘩まで、この前提条件のズレが原因でもめ事 -
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具体と抽象について考えることは、今までほとんどなかったので、新たな知見が得られたようで、少し賢くなった気がしました(笑)。
今後生かせそうなことは、場面に応じて具体的な言葉と抽象的な言葉を意識的に使い分けることで、効果的なコミュニケーションをとっていくということです。
〈例えば他人をほめるとき、どちらがほめられた方はうれしいか?〉
A「説明するのがうまいね」
B「先週の国語の授業のグループ発表、話し方のスピードを途中で変えているところとか、すごかったね」
Bの方がAよりも効果的にアピールする気がします。Aは抽象的でBは具体的な言葉選び。
〈具体的な表現とは?〉
・その人にしかあて