細谷功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
連載を書籍化したものということで、これまでの著者の書籍の内容をまとめたような内容になっていた。
ちょうどコロナ禍の連載ということで、当時の社会の変化を織り交ぜた話が多い。
現在の社会には問題解決型の思考を求めているものが多いが、問題発見のための思考とは大きく考え方が異なっている。
常識を疑ったり懐疑的にものを見ることで、要求とのギャップを見出し、どういった問題なのかを明らかにしよう、という展開だった。
終盤、社会において問題発見型の思考を持つ人は少なく、多数派は問題解決型の人である。生得的に問題発見型の思考だが多数派に合わせている人がいたら、こういうアプローチもある!みたいな章があり、「鍛える」ことを目的にして手に取ったのに終章がこれなのか…?とは思った -
Posted by ブクログ
AI時代に汎用的に役立つ大きな武器の1つ
AIを利用しながら
65%主義
限られた時間と情報で最善の答えを出す
100%の準備が整う日など永遠に訪れることはない
頭の良さ3つ
物知り
機転が利く
地頭がいい
知識だけで乗り切るのは困難な理由
誰でもネットで得れる
世の中の動きが速く陳腐化しやすい
過去の成功体験や法則そのものが未来の成功に役立つとは限らなくなっている
ベースとなる3つの力
知的好奇心
その上に
論理的思考力 守り
直感力 攻め
その上に
抽象化思考力 単純に考える
フレームワーク思考力 全体から考える
仮説思考力 結論から考える
仕事の生産性が上がる
推定ロジックで短時間で求める
フェルミ推定
自分の頭で考える力が地頭力
見た目に相当する
プレゼンテーションや対人関係の基礎としての対人関係力
人間ならではの価値を出せる仕事の比重が考える力に移っていく
正解病から脱出
知識力とは対極
自分の中での成長度、伸びしろ
白紙の企画書がたたき台になって
どんどん形が見えてくる
⇒仮説思考で進める
仮説思考
最初のうちは20点で
最後に近づくにつれて80点型の仕事のやり方が求められるようになるといえる
仮説を立てる目的は、
答えを出すことではなく、課題や疑問を抽出すること
仮説らファイナルアンサーではないので
つねにアップデートし修整していく
フレームワーク思考
高いところから全体を見れば
目的地に迷いなく進むことができる
思考のクセをとりはらうのに有効
フレームワークで思い込みから解放される
思考のクセがわかれば問題は半分は解決している
優先順位をつけるたった1つのポイント
個人の思考の範囲がフレームワークを適用することで、思考の盲点がみえてくる
3つめ
単純に考える、抽象化力
エレベーターテスト
全体を表現する
その方法
1
全体として何点か表現
2
相手にどうしてほしいのか明確化
単純に考えることは新しいアイデアの源
⇒アナロジー
その2つには共通点として当てはまるが他には当てはまらないものを探すのがコツ
白か黒かで正解が得られなかったら
諦めるのではなく
少しずつ灰色に持っていくというのが
頭の使い所
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Posted by ブクログ
以前夢の中で、小学生になった息子から「抽象って何?」と尋ねられて、どう説明するか考えた。夢の中で。
抽象という概念自体が抽象的なので、抽象を分からない人に抽象を教えるのは難しい。
特にそれが、一般的に抽象的に考えられるようになるとされる13歳以下だとさらにハードルが上がる。
書店にやけに「13歳から○○」という本が氾濫するのはそうした理由からだ。
ポイントは「具体例で説明する」ことだ。
具体例を複数挙げると、それを取りまとめて昇華したものが抽象になる。
本書で特に良いなと思う点は、学生をターゲットにしているため、学校の教科・授業を例にしていることだ。自分の身近な例を挙げられた方がイメージしやすい。
さらに、その教科の例が、数学だったり、国語だったり、歴史だったりと、それぞれに当てはまってゆく。
私は当時、学校が大好きだった。毎日学校に行くのが楽しみで、授業も好きだった。家には帰りたくなかった。
授業の楽しみの一つは、全く別の教科で学んだことがふと繋がるところにある。
生物と家庭科が繋がり、地学と歴史が繋がり、古典と日本史が繋がり、数学と技術が繋がり、英語と地理が繋がり、体育と物理が繋がる。
個別具体で学んでいたことがそれぞれリンクしていって、世界を形作っていくところが、とても面白かった。
抽象を高めていくと、「世界」とか「宇宙」とか「全」とか、そういうクラスになっていく。全部ひっくるめられる。
子供の内は目の前のことしか見えないものだが、少しずつ具体を積み上げて、生活を送っていくうちに、徐々に世界が見えてくる。
そして見通しが良くなるほどに、世界は輝いてくる。
抽象は世界を輝かせる。
今度から13歳になった子供と出逢ったらこの本を贈ろう。 -
Posted by ブクログ
【学びたいこと】
最近、言語化ノートをつけ、具体的な感情の変化を抽象化して言葉にしている。
よりうまく抽象化をできるよう、その基礎を学びたい。
【質問】
Q1具体と抽象を往復するメリットは?
Q2具体的な出来事を抽象化する最初のステップは?
Q3具体と抽象をコミニュケーションで活かすには?
【本書の答え】
A1
・具体=知識、抽象=思考。往復により知が拡大する。
・具体(HOW)と抽象(WHY)に面白さがある
A2
具体を観察→共通点を抽出→名前をつける
A3
抽象:伝えたいメッセージ
具体:褒める、共感を得る、指示する
※場面によって使い分ける
※受け手も、具体と抽象の2つのレベルで考える
※抽象化しすぎるとディスコミニュケーションにもなる
【本の概要】
本書は、「具体と抽象」を磨くことで、勉強やコミュニケーションの土台と自由度を高められることを、中学生にもわかりやすく説いた一冊。
著者は外資などを経て、「具体と抽象」をテーマに講演活動を行っている細谷功。
・頭の中の「見えない世界」を、「具体と抽象」や「具体から抽象を見るための抽象化」で視点を広げる。
・抽象化により、要点を簡潔に説明できる
・本を読むべき理由は、構成やストーリーが抽象度の高いメッセージを含んでいるから
・SNSやネット記事は断片的(単語や文)だが、本は具体と抽象を行き来するツール。
・業務も抽象レベルで捉え直せば、不要な仕事が見えてくる
・ことわざは教訓の抽象的な表現
・抽象レベルが広がると、見える世界が飛躍的に広がる。
【感想】
・知識を増やす行為を「具体」、思考する行為を「抽象」と表現し、それらを往復することで賢くなるという考え方が非常にわかりやすく、面白かった。
・抽象化が上達するには、前提として知識と経験が必要であると理解した。本の多読は知識を増やすだけでなく、メッセージを読み解く抽象力を高める行為でもあると学んだ。
・具体を細分化することで他との共通点が浮かび上がり、抽象化の精度も高まるのではないかと推察した。
【実践すること】
・具体的な経験を増やす。
・言語化ノートで抽象化の練習を継続する。