細谷功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
堅苦しいビジネス本ではなく、細かく簡潔に刻まれた章立て、アリさんとキリギリスさんの会話風のテンポ良い文章構成で、サクサクと一気に読めた。(流し読みになってしまったけど)
「川上と川下」という考え方が印象的だった。川上では創造性重視、抽象的思考、属人的、非分業の”質”勝負。川下では効率性重視、具体的行動、組織、分業の”量”勝負。
企業で研究職に就いている私は、どちらかというか川上で働いている。創造性や抽象的思考が求められているけど、それが難しくて、うまく物事を前に進められなくて、もどかしい。それはきっと、わたしがアリ的思考をしているからだ、と感じた。
出来ない理由を連発する・他と違うことを非難するのではなく、
どうしたら出来るか考える・他と違うところを探し際立たせる・面白いし自由でいいじゃん!と捉えてみる。
そんなマインドセットで仕事に向かいたいと思った。
人事評価を気にして人と比べて、わかりやすい具体的な成果を出そうと意識すると、創造的な・抽象的な、型にハマらない仕事ができなくなっている自分に気づいた。仕事を楽しめない自分に気づいた。
でも、いい評価をもらって給料上げたい気持ちは真だし…。サラリーマン、世知辛いなあ。
大多数の人は、年齢を重ねるにしたがってキリギリス→アリへと不可逆変態をする。あるいは、アリと協力するためにアリの仮面を被ってアリ集団に潜入したキリギリスがいつの間にか本物のアリになって一生を終える。という文章、ゾッとした。
そして、このアリがこれからはAIに置き換わり、どんどん川上側へ侵食してくる…
こわすぎ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ物事の善悪の基準は個人によって違う
→ニーチェが言ってたけど、世の中で良しされていることは実は弱者を正当化させるためのもの
だからこそ、言われたこと教えられたことが自分にとって合ってるかどうかを判断する必要がある
演繹と帰納が理解できた:具体的な前提から抽象的な結論を出す方法と抽象的な前提から具体的な結論をだす2パターンの思考が必要
物を考える時は発散から収束に向かう→いつもやってること
多くのエッセンスあったけどそれについては繰り返し読んで浸透させたい
今日はとりあえず疑う心を持つことと論理的に考えることも大事だけど最強の一部分であることを忘れない、時には感情的に話すことも限定的なタイマンとかでは大切だよね
論理思考ないとビジネスシーン複数の人を動かせないけど、性格悪くなることは学んだ -
Posted by ブクログ
具体と抽象
「具体」とは、五感で感じられ、直接目に見えるもの
「抽象」とは、実態とは剥離した概念のような人間が頭の中で生み出したもの
この本の中で特に刺激的だった一文。してはいけないことは、顧客に「どんな○○が欲しいのか?」を質問すること。
→自動車を普及させたヘンリーフォード
もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。」と。
交通手段が馬車だった時代、自動車を知らない人々は、早い馬を求め、「自動車をつくってくれ」とは言わない。お客さんが欲しいと言う物ではなく、自分が欲しい物、お客さんに欲しいと思わせるものを自分で考えることが重要だと考えます。
映画監督の小津安二郎氏の言葉に「どうでもいいことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術は自分に従う。」
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Posted by ブクログ
【書評】会社の老化は止められない
エンタープライズ企業へのアプローチに対しても非常に有効な考え方。
- [ ] 「全体最適を考えよう」というのは、口では簡単だが、一度部分最適の味を知ってしまった人の後戻りは難しい。全体最適とは一般に部分最適の積み上げではなく、「部分非最適」とセットのものだからである。
- [ ] 「データに基づく分析」というのも取り扱いに注意が必要な曲者。データが取れるのは基本的に「すでに起こったこと」でしか無いからである。当初の目的が「過去のデータから将来を予測する」ものであっても、世の(そして老化した会社の)圧倒的多数を占めるアンチイノベーターはそうは考えずに「過去のデータ」にとらわれてしまう。
- [ ] 世の中の人を「知識・経験の有無」と「創造性の有無」で4象限に分類。イノベーターの足を引っ張るのは、必ずしも発言力の弱い人ばかりではなく、むしろエスタブリッシュメントに所属している、「知識と経験はある創造性の無い人」であることが多い。