細谷功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「まずい、このままでは…」
本書を読み進めるうちに、私は焦り、思わずそう呟いていた。
年齢を重ねるごとに、私たちは「陳腐化したストック」の中で生きる時間が長くなっていく。学び、経験を重ね、知識を増やせば増やすほど、それらは“正しさ”の名のもとに積み重なり、やがて私たちの視野を狭めてしまう。もちろん、知識は武器であり、ストックの世界で生きることは、決して悪いことではない。むしろ、論理的で素早い判断力を身につけ、知的な成果を出せるようになる点で、現代社会では大いに求められる能力だ。
だが一方で、そうした「ストック思考」が私たちから確実に奪っているものがある。
それは“新鮮さ”だ。
たとえば人 -
Posted by ブクログ
問題解決ではなく、「問題発見」。こちらの方が重要、そのためのツールが「Why」と問う思考である。
本書には、その思考習慣を磨くための情報が詰まっている。
具体的な活用法や定義などに紙幅の多くが割かれているため、驚きに満ちているとはいいがたい。
私のこの感想の最初の一文で主張はほぼ完結している。
『具体⇔抽象トレーニング』と『有と無』の2冊を読んでおけばこの内容は充分カバーできるだろう。
一点気になったのは、安宅さんの『ISSUEから始めよ』と同根でありながら、ISSUEの方では「WhyではなくWhatやHowが大事」と述べられているのに対し、本書では徹底的にWhyの方を推していることである -
Posted by ブクログ
前に研修でいただいて未読だった本。今度読もうと掘り出したところ、パラパラめくるうちに面白くて結局そのまま読み切ってしまった。
2020年初版。コロナ渦真っ只中に書かれたものなので今とは状況が少し違うが、今もVUCA(予測困難)の時代というのに変わりはない。それは新型コロナだとか地震のような天変地異よりもむしろ、情報や仕事のスピード・回転数が上がり続けていることによるものなのだと思う。このスピードが落ちることはもうそうそうないのだろう。
さて、本書に書かれている内容そのものでいうと、実際のところそこまで目新しいことはなかった。問題解決だけでなく問題発見型の思考「も」大切にしようという主張に基