細谷功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
問題解決ではなく、「問題発見」。こちらの方が重要、そのためのツールが「Why」と問う思考である。
本書には、その思考習慣を磨くための情報が詰まっている。
具体的な活用法や定義などに紙幅の多くが割かれているため、驚きに満ちているとはいいがたい。
私のこの感想の最初の一文で主張はほぼ完結している。
『具体⇔抽象トレーニング』と『有と無』の2冊を読んでおけばこの内容は充分カバーできるだろう。
一点気になったのは、安宅さんの『ISSUEから始めよ』と同根でありながら、ISSUEの方では「WhyではなくWhatやHowが大事」と述べられているのに対し、本書では徹底的にWhyの方を推していることである -
Posted by ブクログ
前に研修でいただいて未読だった本。今度読もうと掘り出したところ、パラパラめくるうちに面白くて結局そのまま読み切ってしまった。
2020年初版。コロナ渦真っ只中に書かれたものなので今とは状況が少し違うが、今もVUCA(予測困難)の時代というのに変わりはない。それは新型コロナだとか地震のような天変地異よりもむしろ、情報や仕事のスピード・回転数が上がり続けていることによるものなのだと思う。このスピードが落ちることはもうそうそうないのだろう。
さて、本書に書かれている内容そのものでいうと、実際のところそこまで目新しいことはなかった。問題解決だけでなく問題発見型の思考「も」大切にしようという主張に基 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった、文庫本ではあるがなるほどが沢山。
・始まり方が終わり方を決める
➡︎金で繋がった関係は金で終わったりする。
・インプットによる。
➡︎1ページのレポートをつくるのに、1ページ分しか読まないのと、100ページ文読んで1ページにまとめるのでは雲泥の差
・作用反作用の法則
➡︎部下からの報告がないのは、報告しづらい自分のせいもある。ダメ部下はダメ上司による
・人生もドップラー。
➡︎10歳から見ていた二十歳と40歳から見てる二十歳は全然違う
・侵食する、される
➡︎テレビがつまらないのは、わかりやすい流れに乗った。信号機はなくせない
・フラクタルは人にも。
➡︎中小企業の社長と大企業の社