細谷功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【私の人生の教科書 (思考編)】
思考力のヒントが得られる良書でした。
①ゴールから逆算する、②全体像から考える、③簡潔に考える、がキャッチフレーズ。(本書では、結論、全体、単純と書いてありました。)
誰かと話す時にはかなり活かせるなと思いました。例えば、本書の思考が身に付けば、相手目線で考えられ、本質を見抜き、短時間で説明できるなと感じました。
私も自分は何が言いたいか(結論)、相手はどの目線にたって話しているか(全体像)、具体と抽象のバランスを考えてコミュニケーションをはかってみます。まずは友達と会話するなかで養っていこう!
最後に30秒で○○を説明せよ、これは常に考えます。本質を見抜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【持ち家 vs 賃貸の思考】
・「購入して所有する」or「都度払いで利用する」という視点で見れば、サブスク vs パッケージソフトと同じ構造。
例:Netflix(月額)とDVD購入(所有)の違いと同じ。
【優先順位と抽象度】
・優先順位をつけられる人は抽象度の高い視点を持っている。
・すべてを大事にして捨てられない人は、具体的な物事にとらわれすぎている。
例:毎日ToDoが終わらない人は、何が重要かを抽象的に判断できていない。
【抽象化とは】
・共通点を見つけ、ひとつにまとめる「分類」。
・「なぜ(Why)」と問うことで次元を上げる。
例:「会社に遅刻した」→「なぜ遅刻した?」→「 -
Posted by ブクログ
具体化、抽象化について分かりやすくまとめられた本。特にビジネスマンは必読かと。自分は1度読んだだけではきちんと理解できず、再読が必要だった。自分は抽象化が苦手というのはよくわかった。
・抽象化=複数のものをまとめて、一つのものとして扱う。数や言葉が抽象化の代表例。
・抽象と具体は、抽象を頂点としたピラミッド型。階層上位が持っている性質を下位が引き継ぐ。(魚の特徴は鮪も鰹も引き継ぎ、鮪の特徴は本マグロもキハダマグロも引き継ぐ)
・目的と手段も、目的=抽象的、手段=具体的。
・どのレベルの話をしているかの視点を合わせないと、話がかみ合いにくい。
・ビジネスでは変革期や上流の仕事は抽象度の -
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ADHDには新事実ばかりで刺さりました。
内容をしっかり理解するために電子ノートに書き写しながら自分の中に落とし込んでいった。私は抽象化が苦手だった。なんとなく気づいていたけど言語化したことなかった事実。
仕事中でも日常生活でも、とても具体的に「これをここに戻して」「これはこうして」って指示されないとわからない。自分はやっぱり頭が悪いって決めつけてたけど違うのかもって思えたくらい感動した。
本書を読み進めていきながら自分の今までの体験談が自然と思い出され、それらの出来事を具体から抽象、抽象から具体に変換してくなど頭の中で行った。初めてに近い脳の使い方で、自分もこんなふうに考える力があったのかと -
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【概要】
(誰が書いた、概要)
具体と抽象の内容からその違いから、なぜ両方の能力が必要なのか、またこれらを磨く方法について書かれている。
(読むきっかけ)
・自分の日々の仕事をしている中で具体的な指示で仕事ができるのは当たり前で抽象的な指示でその仕事に応えることが必要であると言われたことで興味を持ったため。
(活かしたい内容 ※2点程)
・抽象的な内容で動ける人を目指す。
なぜなら、プロであるとは少ない要望でその人の希望を叶えられる人だから。
また、相手の方も希望や理想は分かっているが、そのプロセスが分かっていない。
だから、そこはプロが叶える。
・自分は抽象的にみて、他人は具体的(個別 -
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「まずい、このままでは…」
本書を読み進めるうちに、私は焦り、思わずそう呟いていた。
年齢を重ねるごとに、私たちは「陳腐化したストック」の中で生きる時間が長くなっていく。学び、経験を重ね、知識を増やせば増やすほど、それらは“正しさ”の名のもとに積み重なり、やがて私たちの視野を狭めてしまう。もちろん、知識は武器であり、ストックの世界で生きることは、決して悪いことではない。むしろ、論理的で素早い判断力を身につけ、知的な成果を出せるようになる点で、現代社会では大いに求められる能力だ。
だが一方で、そうした「ストック思考」が私たちから確実に奪っているものがある。
それは“新鮮さ”だ。
たとえば人