細谷功のレビュー一覧
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『なぜ」という言葉はWhyの世界という物事の理由や背景を垣間見るための扉を開けるパスワード になっていて、たいていの人にはこの扉を開けたいという知的好奇心が多かれ少なかれ必ずあるからです。』
『また、先に「性格悪くなりましょう」と過激なことを言いましたが、これもそのまま表に出すのではなく、頭の中だけで十分性格悪くなって考えるものの、実際に相手に接するときには心に秘めて物事を進めたほうが実際にうまくいくことのほうが多いでしょう。』
色々な視点から"What"と"Why"の違いを示しつつ、実際に考える演習付きで面白かった。こういう癖をつけたいと思う。 -
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ネタバレ頭の良さとは①物知り②機転が効く③地頭力から構成されると書いてて、③について深掘りする内容だった。
まずはじめに地頭力という一見馴染みのある言葉ではあるが、言葉で表現しづらいものを定義付けしてくれるので読者も納得しやすい。③の全体像として土台となるのは知的好奇心からなる。そもそも考えようとしないと頭で考えずにネットで調べたりAIの意見を鵜呑みにする。その上には論理的思考力と直感力の2つからなる。相反するように思うがどちらの視点からも考えることで物事を深く捉えることができる。さらに細分化すると仮設思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力からなっている。仮設思考力ではまず結末を、フレームワーク -
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『具体と抽象』を読んで、コミュニケーション不全の原因について重要な示唆を与えてくれた細谷先生の『メタ認知』に関する本。
「メタ認知」とは、自分の思考や感情の状態を一段上から客観的に捉える力のこと。メタ認知については、細谷先生が紹介されていた、能の世界でいう「離見の見」という説明が印象に残っており、それ以来、私は意識的に「主観的な自分」ではなく「自分も舞台の上の登場人物の一人として見る客観的な自分」を意識するようになりました。
本書では、Why型の思考やアナロジカルな発想法を通じて、目に見える現象をそのまま受け取るのではなく、「構造」や「目的」を捉えることの重要性を取り扱っています。そうした -
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★スマホ・AI時代に必要なのは「地頭力」
★地頭力をわかりやすく解説したベストセラー
最近SNSでも頻繁に使われるようになった「地頭力」。
この本では「地頭力とは何か。」「地頭力の構造」「鍛えるための方法」などをわかりやすく解説している。
特に私が勉強になったのは、簡単に情報や知識が収集できる今の時代に、如何に自分の頭を使って付加価値をつけ、新しい知識を生み出していけばいいのか。
仕事柄アイデアを求められることが多いので、この本を読む前と今で視点が変わった気がする。
一部紹介
・地頭力とは「結論から」「全体から」「単純に」考える力
・大切なことは、子供の時の「これ何?」「どうして?」を