【感想・ネタバレ】会社の老化は止められない。--宿命にどう立ち向かうかのレビュー

あらすじ

・出世するのは管理・スタッフ部門ばかり
・変わった人は迫害される
・取引先の課長より自社の社長とのアポが重要
・言い出しっぺは損をする
・現場の仕事は外注先。自社の仕事はその管理
・高学歴な勘違い社員が多い
……こんな会社は「立派な老人」です。
人生と同じで会社も後戻りは不可能。この絶望的な老化現象を乗り越える解決策はあるのでしょうか? 本書では多くの事象の分析から、老化の根本原因を考え、どうすればその宿命とうまくつき合って、次の時代を切り拓いていくことができるかについて解き明かします。ベストセラー『地頭力を鍛える』の著者の革命的な組織論です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前半の会社が老化していくプロセスや考え方は胸が締め付けられるようにぐっと来た!100年以上続く大企業にいると、老化に至る不可逆プロセスが、そこかしこで進んでいることを感じる。
まあエントロピー云々の熱力学第2法則を用いた説明は、物理をかじったことがないとしっくりこないでしょう。
さて、「運命を受け入れて丸くなる」か「飛ばされる」ことで新天地で磨くか、それとも「飛び出す」か・・・。

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2019年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

細谷さんの書籍はなかなか着眼点もよくてついつい読んでしまう。
今回の書籍は割とテーマ設定が具体的な内容。

企業におけるゴーイングコンサーン神話がライフサイクルと乖離していき、老化してくというのはまさにと思った。

自分がまさにそんな新たなルールや規則追加などを行っていることもあって、企業における複雑高度化がなぜ老化に繋がるかを簡潔に説明してくれている。
やはりエントロピー増大の法則。
なかなかおすすめですよ。奥さん。

目次
第1章:会社の流れは一方向
第2章:老化した会社の「止められない」症候群
第3章:老化を加速させる大企業のジレンマ
第4章:会社の老化がイノベーターを殺す
第5章:何がパラダイムシフトを阻むのか
第6章:組織の宿命をどう乗り越えるか

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2017年05月03日

Posted by ブクログ

会社が成長していくと同時に、老化が始まる可能性があることを知りました。
人の成長と同じように、会社も現状維持はないんだと感じました。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

会社の成長も人と同じで、不可逆的。
イノベーターとアンチイノベーターは、判断軸が異なるため、理解し合うことは難しい。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

時間の流れには逆らうことはできないのか。

不老不死、アンチエイジングなど、人間は古今東西、時代関係なく年齢を重ねることに抗うことを試み続けてきている。

それが、会社も年を取ると言うのが、著者の論理で有り、私たちも感じるところではないだろうか。

しかし、本書の中で書かれていることと、人間が取り組んでいることは同じなのかもしれない。時の流れを逆さまにする事はできず、時の流れを遅くすることができるというものであり、人間のDNAというレベルで見ると世代交代を行う事で、DNAは生き続けることができるのである。

この本は、誰が読めば良いというのではなく、組織人であれば、組織の持つ良さ、弱さを理解できるということから、誰もが読んだ方が良いと思った。

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2017年02月12日

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