大門剛明のレビュー一覧
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「雪冤」以来の大門作品。
少女時代に何者かに誘拐され、自力で脱出した過去を持つ松岡千紗。
その犯人は捕まっておらず、21年経ち、弁護士となった今も悪夢を見つ続けている。
ある時、千紗は21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。
だがその事件の犯人は、千紗の誘拐事件と同時期に近隣で発生したものー。
自分を誘拐したかもしれない容疑者と向き合った千紗は、同時に自らの誘拐事件とも向き合うことになる。
おもしろくて一気に読みました。
冤罪が証明された容疑者ですが、どこか腹の中が読めず最後の真犯人が分かるまで読み手のこちらも主人公と一緒にドキドキしたり、不安になったりました。
「雪 -
Posted by ブクログ
面白かった
被害者家族の哀しい物語
ストーリとしては、
捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で発見されますが、懸命な捜査にも拘らず、事件は迷宮入りに。
15年後、ある自殺した警察官の遺書から、当時の事件の背景が明らかになります。そこから、後輩の刑事の川澄は容疑者と思われる男の身元を特定しますが、逮捕直前で、その男が殺害されてしまいます。
柴崎の復讐なのか?
柴崎なら、なぜ、その容疑者を知ることが出来たのか?
逮捕された柴崎を取り調べますが、完全黙秘
といった展開です。
これに、川澄の娘の婚約者、刑事の山田も絡んで真相に迫っていきます。
柴崎が守りたかったもの
そして、明らかになる真相、そこ -
Posted by ブクログ
警察庁を退職後、探偵事務所に勤務している黒崎竜司(41)。ハードボイルドな見た目とは裏腹に、今まで女性との関わりがほとんどなかった彼が、意を決して結婚相談所に入会!
相談所のアドバイザーさんの助言を一生懸命に実行していたり、お見合いを重ねるたびに反省と次への試行錯誤を繰り返していたり…不器用ながらに婚活を精一杯頑張っている黒崎おじさんを、ついつい側で応援しているような気分になってしまいます(笑)
婚活とは…理想の結婚相手を探すことが一番の目的ですが、それと同時に自分の欠点や人生観など…あらゆるものと向き合っていかなければなりません。
婚活を頑張っている人たちみんなが、それぞれの幸せを掴め -
Posted by ブクログ
ネタバレ母親の強さと愛情、どうにもならない残酷さが書かれている。小杉優心という男の爆破殺人事件から物語が発展してゆく。相変わらず松岡千紗は強い女性。猪突猛進な所があって、どことなく誉田哲也の警察シリーズに出てくる、姫川に似ている。というか、姫川と松岡のような女性だからこうやって戦っていけるのでは?
最後は涙がほろりと。
「この世は白と黒では割り切れない。全くの白が黒として扱われた場合にのみ、正義感を燃やすのでは半人前だ。弁護士として向き合うの被告人は白と黒が混ざっているのが普通だ。罪人を全て真っ黒だと切り捨ててしまっては、問題がある。どのくらいグレーなのか、正確に判断して刑を与えなければいけない。」