大門剛明のレビュー一覧

  • 完全無罪

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    物語の序盤の流れが、中盤辺りで大きくかわり、後半はややサスペンス調?に。
    この作品の主題を描いていくと、避けては通れないシリアスな問題と、さらにその裏にある問題と絡めて、上手く纏まっている佳作だと感じた。

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    2022年12月12日
  • 罪人に手向ける花

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    あらすじに「癒し系女性検事・黒木二千花、登場!」とあるのですが、主人公が誰なのか分からなくなるほど、登場人物たちがしっかり印象付けられていて、色々な人に感情移入してしまった。

    25年前の事件と、現在の殺人事件。
    それに関わる検事、事務官、容疑者、弁護士、それぞれの思いを想像しながら、ミステリーを満喫できる、とても良い作品だと思う。
    この作品のスピンオフ的でもいいので、続編を描いてほしい。

    そして、ドラマにするなら癒し系女性検事は誰が良いか、くせ者の弁護士は、など考えるのも楽しめた。

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    2022年11月08日
  • 両刃の斧

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    まもなく(2022年11月)からWOWOWで連ドラ化されると云うので読んでみた。重い話だが、うまく組み立てられていて面白かった。文章も読み易い。ドラマは井浦新さんと柴田恭兵さんだが、なかなかいいキャスティングだね。楽しみ。あと、この話に限ったことではないが、父親と年ごろの娘の関係がよくこんな描写されるが、実際にそんな父娘がいるのかなんか信じられない。私にも娘はいるが、こんな変な関係は全くなかったなあ・・・。作家さんって結構ステレオタイプ好きだよね

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    2022年11月03日
  • 両刃の斧

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    刑事ものはやっぱり面白いね!
    内容としては悲しくて重いものだけれど、徐々に真実が解き明かされてくると先が気になりどんどん読み進めてしまいました。
    他の作品も読みます!

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    2022年10月08日
  • 完全無罪

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    「雪冤」以来の大門作品。

    少女時代に何者かに誘拐され、自力で脱出した過去を持つ松岡千紗。
    その犯人は捕まっておらず、21年経ち、弁護士となった今も悪夢を見つ続けている。
    ある時、千紗は21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。
    だがその事件の犯人は、千紗の誘拐事件と同時期に近隣で発生したものー。
    自分を誘拐したかもしれない容疑者と向き合った千紗は、同時に自らの誘拐事件とも向き合うことになる。

    おもしろくて一気に読みました。
    冤罪が証明された容疑者ですが、どこか腹の中が読めず最後の真犯人が分かるまで読み手のこちらも主人公と一緒にドキドキしたり、不安になったりました。

    「雪

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    2022年09月10日
  • 完全無罪

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    ページにして僅か335
    その中に、人のもつ全ての情を盛り込まれた秀作であった。
    雪冤を手にする日が待ち遠しい。

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    2022年09月02日
  • 完全無罪

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    ネタバレ

    面白かった
    ハラハラできて中盤からは一気読み
    犯人は登場してすぐにわかっちゃうけど

    そんなことよりハラハラが楽しめたー
    久々に先の展開が気になった!

    けど、すぐ内容忘れそうw

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    2022年08月30日
  • 両刃の斧

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    面白かった
    被害者家族の哀しい物語

    ストーリとしては、
    捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で発見されますが、懸命な捜査にも拘らず、事件は迷宮入りに。

    15年後、ある自殺した警察官の遺書から、当時の事件の背景が明らかになります。そこから、後輩の刑事の川澄は容疑者と思われる男の身元を特定しますが、逮捕直前で、その男が殺害されてしまいます。
    柴崎の復讐なのか?
    柴崎なら、なぜ、その容疑者を知ることが出来たのか?
    逮捕された柴崎を取り調べますが、完全黙秘

    といった展開です。
    これに、川澄の娘の婚約者、刑事の山田も絡んで真相に迫っていきます。

    柴崎が守りたかったもの
    そして、明らかになる真相、そこ

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    2022年08月29日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    読みやすい長さだけど読み応えがある。初めて読んだ作家もいたが好きな作風だったので、長編も読んでみたい。特定の作家に偏りがちなのでオムニバスは新境地を見つけるのに役立つ。

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    2022年08月03日
  • 完全無罪

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    まず逃げるシーンで始まる。
    そして本章。
    21年前の事件、冤罪は証明できるのか。本当に「冤罪」なのか。
    冤罪の判断に揺らぐ弁護士と、正義を信じて追う元刑事。
    それぞれの視線から後半の二転三転まで、テンポよく進む。
    真山の人物像が後を引く。続編ってあるのかな。

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    2022年07月13日
  • 正義の天秤

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    ドラマを観て原作を読む。元医師のやり手弁護士、鷹野が非合理的な弁護士団を立て直す。死刑になりそうだった被疑者を無実にしたところから始まる名推理。古い知人の弁護を曲げずに行った彼の正義。裁判官から転職した桐生。有罪を無罪にしながらの正義。冤罪刑事から弁護士になった梅津。冤罪と悪魔の代弁者。鷹野不在時の復讐殺人の弁護公判。残酷な真実を明らかにする検事、一ノ瀬。元ニートの若手弁護士、杉村が化けた。有期懲役を勝ち取った難事件。正義とは何か。続編でその答えが出るのか。読みたい。

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    2026年01月12日
  • テミスの求刑

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    ネタバレ

    他の方のレビューでも書かれていたが1つの事件だけでなく過去の事件や色々な登場人物の犯した罪が立体的に繋がっているのが見事であった。大きなどんでん返しはないもののしっかり1つ1つの真実が明らかになっていったと思う。
    途中で過去の事件の真犯人があっさり判明したので、この後どのように終結していくのか楽しみでもあった。
    検察事務官と被害者家族として揺れ動く星利菜の心情もよく表現されていたと思う。

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    2022年06月19日
  • 正義の天秤 アイギスの盾

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    ネタバレ

    中々面白かった。
    大門氏の作品で初読したものの印象がイマイチだったのであまり期待せずに読んだが、短編集でありながらルーム1メンバーの個性がしっかり書かれており、縦軸の鷹野の恋人殺害事件も最後までどんな結末になるのか興味深く読めた。
    是非シリーズ化して今後も楽しみたい作品である

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    2022年06月19日
  • 正義の天秤

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    ネタバレ

    この作者の『雪冤』を読んだ時にかなり重い気分にな今回は今回は思っていたよりも軽い気持ちで読めた。
    個性的な弁護士チームの話であり、鷹野の思惑が若干都合が良すぎる展開ではあるものの縦軸に彼の過去が存在しているので興味は続く。

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    2022年06月19日
  • 正義の天秤 アイギスの盾

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    今回は師団坂法律事務所、刑事事件を担当する弁護士それぞれの活躍の話と、リーダーである鷹野が追っている事件を絡めての連作短編といった感じ。
    加害者を弁護することは、とても大変で難しい。そして因果な職業です。
    考えるだけでも震えます。

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    2022年05月01日
  • 罪人に手向ける花

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    癒し系女性検事・黒木二千花。
    見た目はゆるふわでも、その深根は元検事であった父親の、決して悪を許さないと言う信念が生きていた。

    担当した被疑者は、かつて父が起訴を見送った男であった。果たして、今度も男は無罪なのか?

    最後の真実は、驚きの展開です。そう来たか〜
    全く予想出来ませんでした。
    タイトルの『罪人』とは、そう言う意味なんですね。

    【追記】
    表紙のデザインがスッキリして、綺麗ですね。
    まるで、女性誌のようです。

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    2022年04月23日
  • 婚活探偵

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    警察庁を退職後、探偵事務所に勤務している黒崎竜司(41)。ハードボイルドな見た目とは裏腹に、今まで女性との関わりがほとんどなかった彼が、意を決して結婚相談所に入会!

    相談所のアドバイザーさんの助言を一生懸命に実行していたり、お見合いを重ねるたびに反省と次への試行錯誤を繰り返していたり…不器用ながらに婚活を精一杯頑張っている黒崎おじさんを、ついつい側で応援しているような気分になってしまいます(笑)

    婚活とは…理想の結婚相手を探すことが一番の目的ですが、それと同時に自分の欠点や人生観など…あらゆるものと向き合っていかなければなりません。

    婚活を頑張っている人たちみんなが、それぞれの幸せを掴め

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    2022年04月04日
  • 完全無罪

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    ネタバレ

    正義って何なんですかね。

    千紗が無罪にした男が実は連れ子を殺していた。
    「こいつが絶対犯人だ‼︎」そう思い証拠を捏造した警察官。
    暴露本を出して金儲け出来ると知恵を貸した千紗の上司。

    どこに正義があるんですかね。
    正義と悪は表裏一体なんですかね。

    無実の罪で21年間刑務所に居た男。
    罪を擦りつけて寿命を全うした男。

    正義なんてあったもんじゃないですね。



    【無罪であって無実ではない】

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    2022年03月25日
  • 完全無罪

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    題名通り、無罪判決が出たとしても「完全無罪」になるのは不可能に近いほど難しいことが分かりました。
    自分の立場でも、怖れを抱くと思います。

    そんな中、過去と闘い被害者を救うために事件の影に怯えながら奮闘した主人公を尊敬します。

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    2022年03月13日
  • 死刑評決

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    ネタバレ

    母親の強さと愛情、どうにもならない残酷さが書かれている。小杉優心という男の爆破殺人事件から物語が発展してゆく。相変わらず松岡千紗は強い女性。猪突猛進な所があって、どことなく誉田哲也の警察シリーズに出てくる、姫川に似ている。というか、姫川と松岡のような女性だからこうやって戦っていけるのでは?
    最後は涙がほろりと。

    「この世は白と黒では割り切れない。全くの白が黒として扱われた場合にのみ、正義感を燃やすのでは半人前だ。弁護士として向き合うの被告人は白と黒が混ざっているのが普通だ。罪人を全て真っ黒だと切り捨ててしまっては、問題がある。どのくらいグレーなのか、正確に判断して刑を与えなければいけない。」

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    2022年02月24日