大門剛明のレビュー一覧

  • 獄の棘

    Posted by ブクログ

    武島良太  弘前刑務所の刑務官、26歳
    武島    良太の父、刑務官看守長
    川岸次道  刑務官看守部長、43歳、元自衛官
    志田幸樹  28歳、飲酒運転で死亡事故、ラーメン店主
    秋村繁晴  刑務官看守部長、禿頭太り体型
          赤落ちギャンブル首謀者
    奥崎潤也  志田の事故で死亡、会社員、ネットに酷評
          褒評を書いて志田の店を潰した
    名久井惣一 刑務所統括矯正処遇官、良太の1歳上
    丸山弘之  志田ラーメン店の常連客
    吉村美菜子 志田の別れた妻
    与田悦子  良太の彼女、元刑務官、北海道でケーキ店
    木原保雄  受刑者、名久井のS、出所し美代子を騙す
    浜崎正樹  受刑者、元ボクサー
    野間勇次  看守部長、白髪パンチパーマ
    沢村一徳  一等級受刑者、散髪係、脱走を企てた
    楠美明人  受刑者、33歳
    竹内美代子 楠美の面会者、楠美と獄中結婚した
    岡田祐作  楠美の弁護士
    河原和雄  受刑者、名久井のS
    子安正則  被害者遺族、12年前9歳の息子を殺された
    中村圭太  子安の息子を殺害、当時22歳
    奈良岡一翔 無期懲役囚、ソフトボールで暴行、24歳
    平沼秀直  刑務所長
    岩本康隆  主任看守、ソフトボールで審判、39歳
    野口元気  小太りの受刑者、22歳、知的障害あり
    石野公博  狐目の受刑者、38歳
    中島辰雄  看守部長。石野が感謝、40代後半で辞職
    小比類巻良行 長身の受刑者、60代、暗号を発信
    須郷悟志  受刑者、昨年弘前刑務所で死亡
    須郷和志  受刑者、悟志の兄、心臓が弱く入院中
    山北惣司  元刑務官、秋村の先輩、肝臓を壊し他界
    名久井景子 名久井の母、山北の妻、離婚、実家は八戸
    田中悠太郎 刑務官、須郷和志担当、平沼のS
    小田龍騎  新人刑務官、22歳
    長谷川義人 団子鼻の受刑者、自殺を計る
    三好初彦  受刑者、長谷川にコップを盗まれたと主張
    村林善之  副看守長

    主人公は武島良太。刑務官になってから3年間のエピソードの連作短編。弘前刑務所を舞台に、信念のある先輩刑務官の秋村と、キャリア刑務官の名久井に良太は影響を受けた。先輩刑務官キャラも魅力的な人物がいる。
    犯罪者が裁かれ、その後を過ごす刑務所が舞台。そこでも様々な事件が起こり、その背景にある人間感情を暴く、興味深いストーリー。

    以下ネタバレ
    名久井は秋村を告発せず。
    名久井は所長の悪事を暴き退職に追い込むも左遷。
    秋村は山形の刑務所に移動
    良太は名久井と秋村の影響受け、刑務官の道を進む

    0
    2021年02月18日
  • 確信犯

    Posted by ブクログ

    中川幹夫  65歳、被告人、吉岡殺害で無罪判決
    吉岡政志  41歳、被害者、吉岡部品会社社長
    吉岡拓実  政志の息子、中川を目撃したと証言、10歳
    穂積直行  未特例判事補、30歳→43歳講師
    正木響子  特例判事補、30歳→43歳法テラス弁護士
    末永六郎  広島高裁判事、元裁判長、中川を無罪判決
    高遠聖人  最高裁判所事務総長、50代半ば
    穂積麻耶  直行の娘、高2
    高遠乃愛  広島大学法科大学院生、裁判官を目指す
          22歳
    中川勲   マツダスタジアム球場で働く、幹夫の弟?
    吉岡拓実  乃愛のバイト仲間、23歳
    吉岡明美  拓実の母、旧姓伊藤
    矢口幸司  広島弁護士会所属弁護士
    竹丸洋   自動車工場勤務、末永殺害の容疑者
    伊藤    拓実の祖父

    ネタバレ‼️
    主役が誰なのか。分かりづらかった。
    最終的に穂積かなと。
    穂積はダメ男でどうしようもない奴だったけど、ラスト、高遠とのシーンで、一目置かれる奴に成長。それは響子の死がキッカケだった。

    物語のスタートは判事の穂積、響子、末永による誤判。
    中川の強盗殺人、子供の証言では証拠不十分で、無罪判決したが誤り。罪を犯していた。死に際に中川が自白。

    高遠に想いを寄せながら、殺されてしまった響子は残念。真面目で賢明な、いいキャラだった。
    穂積は響子に想いを寄せるが受け入れられず。弁護士辞めて、人気講師となり、年頃の可愛い娘がいる。穂積は議員を目指すが、それも響子の気を引く為。

    響子は高遠が好きで、穂積になびかず。だが、響子の想いは高遠に受け入れられない。響子は高遠に想いを伝えるもかなわず、その帰り道に刺殺された。

    末永と響子の連続殺人犯として、吉岡息子の拓実が疑われた。彼は高遠娘の恋人で無実。

    で、末永さんと響子を殺した犯人の矢口が地味。
    矢口は真面目な弁護士だけど、その昔、中川が吉岡邸に侵入するのを幇助した?とか。証拠はなかったけど、穂積と高遠で追い詰め、矢口は白旗。

    一件落着、と思いきや、最後、替玉受験で司法試験に合格し、司法改革の名の下、響子をも切り捨てた高遠に対し、国会議員として圧力をかける穂積が。よかった。
    高遠も穂積も確信犯、それは
    =自身の正義のためなら、罪を罪とも思わない。
    高遠は司法改革のために、吉岡と替え玉受験。
    穂積は替え玉受験で高遠を脅し?自身の地位を高める


     

    0
    2021年02月18日
  • 告解者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鶴来が舞台で方言もあり、親近感。さくらの気持ちが深まるところがもう少し丁寧に書かれてたら、もっとよかったかなぁ。ストーリー展開の中心人物が全部性被害絡みなのがやや気になった。まぁ、それが求心力になっての話なのかも。後半はスピード感あり。

    0
    2021年01月16日
  • 獄の棘

    Posted by ブクログ

    雪冤に続く大門さん2作目。
    星3かな。連短だけど、全体的には良いかな。
    特に『銀の桜』とかは好物です。
    雪冤よりこっちの方が好きかなぁ。


    0
    2020年12月12日
  • 死刑評決

    Posted by ブクログ

    テーマはいいんだけどね...。ホワイダニットでの展開の難しさを痛感させられる一冊。この手の作品を読み慣れている人であれば、ほぼネタバレ。ドキドキ感では前作の方が良かったかな。これ、第三弾、あるのかなぁ...。

    0
    2020年11月18日
  • 正義の天秤

    Posted by ブクログ

    名門法律事務所に赴任した鷹野和也は、前職が医師という型破りな弁護士。ユニークな設定で、一般のリーガルミステリーとは、一線を画すかのような連作短編集。
    反発を受けながら、無能な弁護士を切除し、カンファレンスと称する会議を主導する。
    「俺にとっては、弁護は治療だ」
    「人を治療し、救えなければ正義じゃない。法律は刃物のようなものだ。使いようによっては善にも悪にもなる」
    そう語る鷹野は、単純に弁護側を勝利に導くだけでなく、時には検察以上の調査で真実を暴きだす。
    最終話は、鷹野の過去に絡んだ終わり方をし、続編を読まずにいられない。

    0
    2020年10月02日
  • 婚活探偵

    Posted by ブクログ

    仮面の女と二人の女が面白かった。

    結婚相談所に行くのが恥ずかしくて
    エレベーターで消費者金融の階に降りてから階段で向かうのがハードボイルド黒崎ぽい!

    相談所やお見合いならではの、次から次へと相手が現れてはお断りしたりされたりするのが、
    結婚相手を探すという重要な目的なのに人間関係が簡単に行き交う感じがして不思議だった。
    回転寿司のコンベアみたいな感じ。

    ドラマにしたら面白いのでは?一話完結で。

    0
    2020年08月20日
  • 告解者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何をもって償いというんでしょうね。
    最後の最後に久保島は思い踏みとどまって良かったなとは思うが、私はさくらのように無期懲役の人間を好きになるか?
    ならないだろうな。
    なのであまり共感はできなかった。

    0
    2020年08月14日
  • 婚活探偵

    Posted by ブクログ

    無理に婚活しなくても、本人にその気がないなら。
    でも「*活」とか言われるとやった感が得られるもんなぁ。
    きっとそのうちいい人が現れるって。

    0
    2020年07月24日
  • 不協和音 2 炎の刑事VS.氷の検事

    Posted by ブクログ

    大門剛明『不協和音 2 炎の刑事vs.氷の検事』PHP文芸文庫。

    シリーズ第2弾。文庫書き下ろし。第1弾は非常に面白かったが、第2弾はどうだろうか。

    第1弾の出来が良すぎたのか、イマイチだった。別な人生を歩み、刑事と検事になった兄弟の不協和音。幼児虐待事件、婦女暴行事件、父親による実の子供の殺害事件……

    本体価格720円
    ★★★

    0
    2020年05月30日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

    Posted by ブクログ

    感情的で青臭さのある刑事 川上祐介と
    冷静で論理的な検事 唐沢真佐人
    同じ父親を持つ正反対な兄弟のやりとりのもどかしさ。
    でもそれが良い味を出しています。
    ドラマ化していたことを知っていたというのもあり、唐沢真佐人は完全に中村倫也の顔しか浮かびませんでした(笑)

    京都が舞台になっていることもあり、周りの風景が浮かびやすい表現、季節の描写が印象的でした。

    0
    2020年05月14日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この1冊だけではなんとも。
    ただ兄弟で(結果的には)協力して数件の事件を解決した1冊。
    解決しなかった父の冤罪事件、弟のチート感…
    ぜひ続編が出てもっと味わい深い作品になってほしい。
    でもつい最近スペシャルドラマが田中圭くんと中村倫也くんで放送されたのは知らなかった、見たかった…(笑)

    0
    2020年04月29日
  • 両刃の斧

    Posted by ブクログ

    4月-9。3.0点。
    長女を殺害された元刑事。次女は白血病で死亡。
    あるきっかけで長女を殺害した犯人がわかるが、殺害される。
    犯人を殺害したのは、被害者の父である元刑事なのか。

    二転三転。うーん、ちょっとひねりすぎたかな。
    300ページくらいで読みやすいけど、ここまでひねるなら500頁くらいあった方が。。。

    0
    2020年04月20日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

    Posted by ブクログ

    刑事だった父親が違法捜査で冤罪を生んだと疑われて亡くなった後、別々に育てられた兄弟。兄は刑事に、弟は検事になって再会するが‥
    田中圭と中村倫也のドラマがよかったので原作を読んでみたところ、こちらもいい。
    連作短編集で、さまざまな事件を兄弟がぶつかったり協力したりしながら解決していく。
    父の冤罪事件は未解決だが、5月に続編が出るらしいので楽しみ。

    0
    2020年04月17日
  • 正義の天秤

    Posted by ブクログ

    大門剛明『正義の天秤』角川文庫。

    6話から成るリーガル・ミステリーの連作短編。結論から言えば並の出来。結末からして続きがありそうだ。

    師団坂法律事務所は創業者を喪い、娘の弁護士・芽依が経営を引き継ぐが、業績は下降線を辿る。芽依は元医師で遣り手の弁護士・鷹野和也を海外から招聘するが、鷹野は無能な弁護士をあっさり切り捨てる。

    リーガル・ミステリーという点で言えば、事件全体を俯瞰して真相を見極める鷹野に対して、多の弁護士は事件の細部しか見ていないためになかなか真相に辿り着けないというパターンばかりで飽きて来る。鷹野和也が抱える過去の事件の秘密とは……

    本体価格700円
    ★★★

    0
    2020年03月29日
  • 氷の秒針

    Posted by ブクログ

    3月-15。3.0点。
    妻を殺害された時計店の主人、容疑者はいるが逮捕されず。
    一方、一家が殺害され、一人生き残った女性。被害者の会で知り合う。
    時効撤廃となるが、片方が時効、片方が継続と明暗が。

    双方とも解決とは言い難い結末。重く暗い感じが続くが、ラストに救いが。
    サラッと読める。

    0
    2020年03月27日
  • 獄の棘

    Posted by ブクログ

    22青森県の刑務所を舞台にした連作短編集。新米刑務官を語り手にして、看守業務のなかで起きる謎を解いて行くという形でなかなか面白かったWOWOW連続テレビ化の表紙。

    0
    2020年03月25日
  • 死刑評決

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作が面白かったので購入

    中盤まで、先が気になる展開でとても面白かった。

    終盤、松岡が日下部判事に迫る描写は迫力はあった
    が、弁護士がやることではないのでは…と思いさめてしまった。

    面白かっただけにリアリティがなくなり残念だなと。

    0
    2020年03月25日
  • 反撃のスイッチ

    Posted by ブクログ

    格差社会がテーマ。強者の論理、ノブリス・オブリージュ。持てる者と持たざる者の戦い。自己責任。競争社会が生み出した社会問題を鋭く抉る。鳩尾が痛くなる展開...。本音と建前を赤裸々にした本書は、読後感が不快になること間違いない。このモヤモヤの共有が現代社会に必要なのではないだろうか。

    0
    2020年03月15日
  • 死刑評決

    Posted by ブクログ

    裁判員登録のお知らせが届いた直後に見かけて購入した本。
    裁判員の目線でアレコレが描かれているかと思いきやそうではなく、ストーリーも途中でオチが読めたので、推理ものなのかサスペンスなのかドラマなのかなんとも言えない味だった。
    世の中には自分で思いつかないほど悪いことを考えたりしたりする人がいる。本当の悪は誰なのか、という視点では面白かった。

    0
    2020年02月03日